京都三泊四日・二日目(2)
京都の旅二日目、実相院に続いて下鴨神社へ。晴明様と直接つながりはないものの、晴明様の師匠筋にあたる賀茂氏と縁深い神社なので、やっぱり下鴨と上賀茂は外せないでしょ。 ちなみに下鴨神社への移動でちょっとしたトラブルがあった。2千円で二日間バス・電車乗り放題の観光チケット使ってバスやら電車やら乗り継いでたんだけど、バス乗り換えポイントでの降車時、チケットを機械に通したらエラーではじかれる。「ちょっと貸して」と言われて運転手さんに渡すと、ひっくり返して裏見たりしてる運転手さん、ポロリ・・・と落とした先が料金放り込むベルトコンベア。(@o@; 料金ボックスは車庫戻らないと開かない、と言われ、仕方なく終点までつきあって客全員降りてから、更に車庫まで同乗。事務所に持ち込んだ料金ボックスから観光チケット回収したものの、お昼時の貴重な時間を30分以上浪費。おまけに事務所で応対した上司らしきおじさん、一応口では謝りながらも横柄というかぞんざいというか・・・「まだ何か?」みたいな態度で、ちょっとムッときた。まさか運転手さんが落っことしてくれちゃったチケット、こっちが自分で落としたと思ってたんじゃないでしょうね?(-_-; |
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トラブったバスの車庫から、別のバスで停留所2つほど移動して、首尾よく下鴨神社へ。 |
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着いたと言っても糺の森を抜ける参道が長いので、いまだ本社は見えず。参道に沿って流れてるのが瀬見の小川らしい。 |
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鬱蒼と茂る糺の森に包まれた静謐な参道を抜けて行くうちに、何やら浮き世のあれこれが縁遠くなっていくような・・・派手に目をひかれるようなものはなかったけど、とても良い雰囲気でした。 |
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正式名称は賀茂御祖神社。ご祭神は八咫烏に化身したこともあるらしい賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)と、娘の玉依媛命(たまよりひめのみこと)。玉依媛命は更に、上賀茂神社のご祭神の別雷神を生んだので「御祖神社」なんだとのこと。親子3代に渡って上下の賀茂神社に祭られてるわけね・・・ |
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流石に由緒ある神社だけに、落ち着いた雰囲気ながら立派な構え。糺の森の静寂に囲まれてるせいか、後で訪れた上賀茂よりも、もっと自然に根ざしたというか、原初的な威を感じたり。まさしく天津神に対する国津神のイメージ。 |
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中をうろついてると大好きな須佐之男命を祭った社が!こういうのは本社と末社の間で摂社というらしい。神話的に直接建角身命と関係してる訳じゃないようだけど。「何でも柊」の伝承があるとか。 |
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ところ変わって、今度は上賀茂神社。移動はバスで、さして不自由も無し。意外と動き易い街だなぁ・・・まぁ紅葉のシーズンだとこうはいかないんだろうけど。(^^; 鬱蒼と茂る森に囲まれてた下鴨とは異なり、上賀茂の参道はきれいに整備されただだっ広いオープンスペース。空が広くて開放感が素晴らしい。その分、人工的な空気ではあるけど、決して安っぽくはなく、やっぱしそこはかとなく神域の静謐。 |
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なんか歌が刻んであったり。・・・読めませんケド。f(^_^; 公式サイトの説明によると、百人一首に入ってる歌らしい。 |
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玉依媛命が川を流れて来た白羽の矢に感応して生まれた子が、天に昇って天津神となり、別雷神として祀られたのだそうな。下鴨と並んで洒落にならず由緒正しい神社らしい。 |
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細殿と立砂。何でも神が降臨された神山を象徴するものだとか。きれいに整形された三角錐を依り代としてる辺りも、何となく天津神がもたらした秩序的雰囲気を感じたり。 |
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立砂の由来を説明。神籬(ひもろぎ)と言うのですね・・・結構デカい砂の三角錐で、手入れが大変そう。(^^; |
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気のはやい紅葉が赤く色づいてくれてた!おかげさまで混雑必至の観光シーズン避けつつ、少しだけ秋の京都を先取りできた気分。v(^o^) |
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同じく、一足先に色づいた紅葉。夏の名残の緑と相まって、何とも言えない風情。(^-^) |
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本殿に続く楼門。中へ入ってみると、たまたま本殿・権殿に納められてる剣などの入れ替え時で、役目を終えた神具を見学できる本殿解説ツアーをやってたので参加。神主さんからご祭神・賀茂別雷大神のお話をうかがった後にお祓いを受け、本殿・権殿の目前まで入れてもらっていろいろ解説。その後、こじんまりした展示スペースへ移動して、先まで本殿内に納められてた剣や衣などが見学できた。今回の京都旅行はいろいろタイミングよくていい感じ。(^_^ |
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化石化した樟にちなんで長寿になろう、という長寿橋。箸は買いませんでしたが。 |
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境内あちこちに小さなお社が点在してたので、お参りしながらのんびり散策。穏やかな日差しの中で水と緑が綺麗でした。紅葉の季節は凄いだろうな、この辺・・・(*^_^*) |
この日の観光はこの辺で切り上げ、四条方面へバスで移動後、のんびり河原町辺りを散策。夕食は、ぶらりと入った鰻屋さん「きっしょう」。とても美味しくいただけて、大満足でホテルへ。 |
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