二週目凛ルートの九日目から。
●2/8
[遠坂邸]
・夢に見るのは、英雄の座に祭り上げられた男の記憶。自分の為でなく誰かの為だけに生きたそいつは、利用されて裏切られ、救った誰かの手で殺された。(頑張って頑張って、凡人のくせに努力して、血を流しながら成し得た奇跡があった。その報酬が裏切られて死んだ、なんて笑い話にもならない事だったのに、そいつは満足して死んだのだ。他人の人生に口をはさむ気はないけど。わたし、その一点だけは絶対に認められない。)と夢の中で独白する凛。(→士郎の夢じゃなかったのか。^^; )
・続く夢は、地獄のような事故現場に立つそいつが「契約しよう。我が死後を預ける。その報酬を、ここに貰い受けたい」と英霊契約、様変わりして救えるはずのない人々を救う様子。百人に満たない少数であれ、本来死ぬべき定めにある命を救ったことで人間を越えた英雄の資格を得たそいつは、代償として死後英霊となり、同じ事を繰り返す。
・英霊は人間から輩出された優れた霊格、人類の守護精霊だが、自由意志など持たず、人の世を守るため『世界を滅ぼす要因』が発生した場合に呼び出され、これを消滅させる殲滅兵器。そうした守護者はあらゆる時代に呼び出され、人間にとって破滅的な現象を排除した後、この世から消滅する。
・そいつは死後も英霊の力で生前より多くの命を救い、あらゆる悲劇を打破できると信じて契約したものの、人間は自らの業によって滅びる生き物であるため、英霊が出現するのは世界が人の手により滅びる地獄の光景のみ。故にそいつは、人間のあらゆる醜さを見せつけられつつ、全人類を救う為その場にいる人間全て殺し尽くす義務を無限に果たし続ける。いろいろなものに裏切られて来たそいつは、結局最後に、唯一信じた理想にさえ裏切られた・・・(T^T)
・自室で目覚めた凛、夢で垣間みたアーチャーの悲劇の記憶を無理矢理笑い飛ばす。そこへ現れたアーチャー、士郎をパートナーとして不適と断じ、むしろキャスターと組む方がまだしもましと主張。外道とは組めないと言い張る凛と平行線。非合理な判断と責められた凛、士郎への複雑な想いを押し隠し、「私は衛宮士郎ほど甘くはないけど、それでも譲れないものがある。」と強攻に主張して押し切る。
[衛宮邸]
・目覚めた士郎、最近夢に見る剣のイメージ、特に頻繁に現れるアーチャーの双剣を想起。
[学校]
・士郎、生徒会室で一成から、葛木先生も柳洞寺に居候してること、見慣れない女とやらは葛木先生の許嫁であることを聞いて愕然。
・凛に相談すると、学校に手を回して葛木先生を夜勤にした上、下校時に仕掛けてマスターかどうか確認すると決断。凛の身を案じる士郎が止めても聞く耳持たず。(^^;
[衛宮邸]
・士郎、セイバーに状況説明し、夜の襲撃に備つつ、アーチャーの夫婦剣をイメージして手元にあれば、とないものねだり。
[交差点]
・待ち合わせた凛は、今キャスターとアーチャーを会わせたくない、とアーチャー同伴せず。やがて下校する葛木先生が現れる。
選択肢:
今はそれしかない
→手加減して放ったガンドは、あたる直前で宙から出現したローブに阻止され、見る見るうちにキャスターの姿へ。
・葛木とキャスターの前に歩み出た士郎、キャスターの非道な魂集めを葛木に明かして問いつめたものの、葛木は「他人が何人死のうが私には関わりのない事だ。」と言い放ち、自分はただの殺人鬼で聖杯戦争に興味はない、己を阻むものは殺すだけと言い捨て、キャスターの背後へ。
・愕然とする士郎達の背後から、セイバーが疾風の如く詰め寄り、迎え撃つキャスターの呪言と激突!瞬く間に放たれた5発の光弾を睨むだけで無効化したセイバー、無防備な葛木に必殺の一撃!
[Interlude]
・まっ二つにされたかと思われた葛木、なんと肘と膝でセイバーの斬撃を白刃取り、魔力強化された拳で鬼神の如き連撃を放ちセイバーを圧倒。(@_@;
・想像を絶する未知の武術に戸惑いつつ、直感で致命打だけは躱し続けるセイバーに、葛木「・・・なるほど。眼がいいのではなく、勘がいいという事か」と看破して拳技を変化させ、千変万化の拳はセイバーの左肩を破砕、首を握り潰し、相打ち覚悟の反撃さえ放擲して躱し、遂にセイバーを地に這わせる。
[交差点]
・士郎と凛、サーヴァントを肉弾戦で圧倒する葛木の武術に呆然。キャスターは何か企んでセイバーに自らとどめをさそうと近づき、葛木は飛び道具を警戒しつつ凛と士郎へ。
選択肢:
セイバーの助けに入る
→葛木の脇をすり抜けようとした士郎、一撃で足を止められ、次の瞬間には凛が懐に飛び込まれて顔を潰され即死、続けて士郎も胸を打ち抜かれて即死。
→タイガー道場;飛頭蛮RIN、セイバー優先したシロウ殺しに飛び去ったり。(^^;
遠坂を守りきる
→凛を守ろうと決意した士郎だが、割って入る間もなく葛木の一撃で凛は呼吸を阻害され無力化。遅れて割り込んだ士郎の木刀は、鋼並みに強化されているにも関わらず葛木の一撃で砕かれ、とどめの一撃が士郎に迫る!
・間近に迫る死を直感した士郎、自分では太刀打ちできないと悟り、(こいつに壊されない武器、木刀なんて急造のものじゃなく鍛え上げられた強い武器がいる。それも極上、俺には不相応の剣、そうだ、あいつが持っていた武器でなら、きっと・・・)と瞬時に想いを巡らせ、「・・・投影、開始(トレース、オン)」と魔術回路起動。(*^-^*)
・背後の遠坂を守るため、身体を損なってでもやり遂げる覚悟で強引に投影魔術開始した士郎、五感に異常を生じながらも陽剣干将&陰剣莫耶を手にし、凛「え、うそ・・・!?」と呆然。ただし不完全な投影のため士郎がイメージ維持しきれず、葛木の拳を30合あまり受けたところで双剣は自壊。
・葛木が投影された双剣を警戒して躊躇する間にセイバー復活。また葛木がセイバーを倒せばよいと言い張るキャスターだが、引け時と見切った葛木が「二度通じる相手ではない。侮ったのは私の方だったな。あと一芸、手をこらすべきだった」と自嘲、キャスターの空間転移で撤退。
・セイバー、柳洞寺はサーヴァントにとって鬼門と指摘、凛も同意して強硬策は断念、仕切り直し。
・強化しか出来ないと言ってた士郎の投影にお冠の凛、士郎を問いつめる。そもそも士郎は最初、投影しかできず、しかも中身のない外形のみの役立たずだったため、切嗣の指導により少しでも役立ちそうな強化に路線変更。凛、それなのにアーチャーの剣を長時間複製できた?と訝しみ、「・・・属性が限られているのかな。汎用性はないけど、ある事柄に関してのみ優れた魔術師ってのもいるし・・・」と独語して解散。
[衛宮邸]
・聴覚異常と手足の麻痺が残る士郎、やせ我慢して就寝するも、夜半に無理な魔術の代償である体内からの激痛に苦悶。
[Interlude]
・間洞邸地下の虫蔵でアーチャーに話しかける慎二、言峰神父から黙認の約束を取り付けたと上機嫌。金アーチャー「言峰は随分とオマエを買っているようだな」とコメント、わかってない慎二は言峰のヨイショを真に受けて増長し、金アーチャーの肩に手をかけて士郎ら討伐を促す。
・金アーチャー「シンジ。おまえは聖杯というものを理解していない」と忠告、生け贄に過ぎない他のマスターなど放置し、押さえておくべきモノがあると指導。
・前回の聖杯戦争から留まり続ける第8のサーヴァント、不老不死でこの世のあらゆる財宝を得た最強の英雄王である金アーチャーに、聖杯に何を望むか問う慎二。金アーチャー、昔10人の奴隷の内余分なモノを殺そうとしたら一人もいなかった、と答え、今は人間が増え過ぎて余分なモノだらけと仄めかし、「簡単な話だ。多いという事は、それだけで気色が悪い」(-_-;;
●2/9
[衛宮邸]
・目覚めた士郎、左半身は動くものの感覚麻痺状態。やせ我慢して登校し、帰宅して昼食準備。
・定時連絡サボった!と怒り心頭の凛が衛宮邸急襲、そのまま作戦会議に。
・柳洞寺の対霊体の強力な結界のため、セイバーは正門からしか入れない。単独行動スキル有するアーチャーなら多少無理は利くはずだが、不利は否めず。
・士郎の麻痺は治らず、薄々察したらしい凛が夕食の片付けを買って出る。
選択肢:
いや、遠坂と話をつけないと
→土蔵を勝手に覗いてた凛を発見。
・土蔵に散乱する『中身のない複製品』即ち士郎の投影の練習結果を確認した凛、士郎が強化の基礎として手順や略式もなく行う投影がいかに常軌を逸してるか力説、ただし手順を変えればあっさり使いモノになるかもと示唆。アーチャーの剣をさえ複製し得た投影なら即戦力と持ち上げる凛に、偶然だから再現できないと言い返す士郎。凛、士郎の魔術は全て内界から生じてるので、生きてる限り再現できないはずはないと反論。
・凛、柳洞寺攻略はあっさり諦め、罠でキャスターおびき寄せると方針宣言、方法は心当たりあると凛に一任。
・衛宮邸の結界に人の情を感じると評した凛、「この屋敷はすごく自然なのよ。魔術師の工房のくせに開けてる。」と言って、切嗣の遺した「魔術師じゃなくて魔術使い」との言葉は血脈と秘識を守ることに縛られない自由を指すのでは、と示唆。遠坂家の血脈の重みを案ずる士郎に、学校も魔術師も聖杯戦争も楽しいからやっていると笑う凛。
・魔術修行は楽しかったでしょ?と問われた士郎、魔術は自身を脅かす試練でしかなく楽しかった事はない、と自覚し回答。「俺は切嗣のような正義の味方になりたかった。その為に魔術を習ってきた。」と明かし、誰かのためになれれば自分が嬉しいから、と言う士郎に、凛「ああもう、似てる似てるって思ってたけど、まさかここまで一緒とは思わなかった!」と激昂、「明日、アンタに参ったって言わせてやるから」と宣言。
・凛、藤ねえをあっさり丸め込み独断で宿泊決定、「泊まるコトにしたから、アーチャーに言って宿泊道具一式を持ってこさせたの。」(→結局パシリか、アーチャー?^^; )
・深夜、土蔵で独り「・・・同調、開始(トレース・オン)」と魔術鍛錬に励む士郎、アーチャーの双剣、剣技、息遣いさえ真似る事で強化の魔術も容易に行えている自身を意識し、「・・・偽物だ。」と自己嫌悪しつつも、「・・・強化と似て非なるもの。始まりと終わりを入れて、ちょうど八節に分ければいいんだよな・・・」と双剣の投影が可能である事を確信。ただし左半身麻痺がその代償だとすれば、次こそ自滅するかも、と自嘲する士郎。
・鍛錬を終えた士郎、静かに訪れたセイバーと穏やかに会話し、時に子供のようだった切嗣との楽しかった5年間を振り返る。「私にも魔術師(メイガス)はいたが、そいつも子供のような人物だった」と共感してマーリンとの思い出を語るセイバーだが、静かに士郎の左半身麻痺を指摘。
・突然「・・・体の大部分が麻痺したままか。当然と言えば当然だな」と声をかけ現れたアーチャー、殺気立つセイバーを意に介さず土蔵に踏み込み、「・・・ふん。投影をしたと凛から聞いていたが、やはりそうか。半身の感覚がなく、動作が中よりに7センチほどずれているのだろう?」と正確に指摘。息を呑んだ士郎、力になると言われて背中をアーチャーに預け、警戒するセイバーを制止。
・士郎の身体を確認したアーチャー、「・・・運のいい男だ。壊死していると思ったが、閉じていたモノを開いただけか。これならば数日もすれば回復しよう」と呟き、士郎の勘違いを指摘。曰く、魔術回路は毎回作るものでなく、一度作ってしまえば後は必要な時に表すものであり、その勘違い故に本来使われるはずの回路が放棄され眠っていた。麻痺はそこに全開で魔力を通したための一時的なもので、治れば少しはまともに魔術が使えるはず。
・アーチャー「お前の師や凛には考えられない盲点だろうよ。真っ当な魔術師ならば、通常の神経そのものが回路になっている異端など知りもしまい」とコメントし、士郎の左半身に処置して痛覚復活、「俺の刀を作るなど初めにしては欲張り過ぎだ」と揶揄しつつ、明日一日は魔術を使うなと警告。
・「理想を抱いて溺死しろ」との言葉の真意を問う士郎に、アーチャーは言葉通りの意味と言い切って取り合わず。士郎が業を煮やしてアーチャーの戦う意義を問いつめると、「・・・知れた事。私の戦う意義は、ただ己の為のみだ。」と断言、更に「おまえの欲望が”誰も傷つけない”という理想であるのなら好きにするがいい。そんなに他人を救いたければ救えば良かろう。ただし・・・それが、本当におまえ自身の欲望ならばな」と指摘、「自分の意志で戦うのならば、その罪も罰も全て自分が生み出したもの。背負う事すら理想のうちだ。だがそれが借り物の意思であるなら、おまえの唱える理想は空想に堕ちるだろう」と士郎を糾弾。
・反論の言葉もない士郎に、「理想の為に戦うのなら、救えるのは理想だけだ。そこに、人を助ける道はない」と重い言葉を突きつけるアーチャー、他人による救いなど無意味と説き、「だから無意味なんだ、おまえの理想は。確かに”誰かを救う”などというおまえの望みは達成できるだろう。だがそこにはおまえ自身を救う、という望みがない。おまえは、おまえのものではない理想を抱いて、おそらくは死ぬまで繰り返す。・・・私が言いたかった事はそれだけだ。人助けの果てには何もない。結局、他人も自分も救えない、偽りのような人生だ」と言い置いて立ち去る。士郎とセイバー共に一言もなく立ち尽くすのみ。
●2/10
[衛宮邸]
・夢の中で(・・・何の為に、何を求めたのか)と自問する士郎、かつて大火の中、多くの人を見捨てて独り歩き、全てを失って生きたいという願いさえ折れかけた時、養父切嗣に救われた自身を想う。(何もなかったから、それしかなかった。自分には出来なかったから、痛烈に憧れた。)と独白する士郎、借り物の理想と報われない末路を突きつけられ、("正義の味方になりたかった”そういい残したのは俺ではなく、たしか・・・)
・代金300円残して食パン消失。(^^;
選択肢:
パンがないのは今朝は和風で。というか犯人をとっちめに行く
→中の様子を見る
→思いがけず凛の寝顔を目撃、焦って退散する士郎。(→青春だねぇ・・・^^; )
[新都]
・凛に強引にデートに連れ出され、戸惑いながらもセイバーと共に新都でショッピングやお茶。
・もう少し背が伸びないと困ると言う士郎に、うっかり「だから心配ないってば。まだまだ大きくなるもの、あなた」と口を滑らせた凛、慌てて誤摩化す。(→あぁ、もう気づいてるんだ?アーチャーの真名。流石は遠坂のご当主。)
・凛のペースで引き回されていつの間にか緊張が解け楽しんでいた士郎だが、ふと分不相応と感じる自分自身に気づく。
・川辺で凛の手作りサンドイッチのお弁当。士郎、強引に泊まったりデートに連れ出したりした凛が、士郎を気遣っていたと思い当たり、ストレートに感謝を告げる。
・帰り際、楽しかったかと聞く凛、士郎が楽しむことに無意識にブレーキかけてると看破し、「前に何があったか知らないけど。そんなに辛い事だったら、いっそ忘れた方が楽じゃないの」と鋭い洞察。
[衛宮邸]
・帰宅すると衛宮邸の結界消失、愕然とする士郎達。
・侵入したキャスター、意識のない藤ねえを抱えて人質にとり、士郎に配下に下るよう再度要求、「貴方は面白いわ坊や。聖杯戦争は今回で五回目。そのいずれも貴方のようなケースはなかったでしょう。殺してしまうのは簡単。けれどせっかくの貴重なサンプルだもの、出来れば殺さずに手に入れたい。」
・勝手な言い草を責める凛に、「私が欲しいのは完成した万能ではなく、不完全な特異能力だけ。」と言い放つキャスター、士郎なら魔術師として未熟なので御しやすいと勝ち誇る。
・街中から魂を吸い上げ無尽蔵の魔力を得られる自分にはセイバーでさえ敵し得ないと言い放つキャスター。藤ねえはじめ無関係な人間を犠牲にして勝ち誇るキャスターに、かつての大火の惨状がフラッシュバックし激怒する士郎、降伏勧告無視して藤ねえ解放を要求。
・聖杯を手中にするのは自分だけと言い募るキャスターに、聖杯など関係ないとつっぱねる士郎。キャスター嘲笑し、「知ってるわよ、衛宮士郎。前回の戦いは十年前だったんですって?そのときに貴方は全てを失った。炎の中に一人取り残され、死を待つだけだった貴方は衛宮切嗣に拾われた。」と暴露、凛は愕然、セイバーは辛そうに眼を伏せる。(→セイバー当事者だしネ。-_-; )
・復讐の資格があるから士郎が気に入ったと傲岸に言い放つキャスター、最後のサーヴァントが倒れるまで聖杯は現れないと抗弁するセイバーに、キャスターの魔術に加えてセイバーの膨大な魔力出力があれば今すぐにでも聖杯召還可能と断言、聖杯の共用を提案。
選択肢:
従う
→士郎、協力の代償として凛を無傷で立ち去らせるよう要求、キャスター嘲笑して了承。
→キャスターの手で意識を奪われた士郎、標本として闇に閉ざされ朦朧
→やがて現れた凛、残された唯一の救いである死を・・・
→タイガー道場・・・は藤ねえ誘拐中のためお休み。(^^;
断る
→士郎、キャスターの言い分に利を認めつつも「人を無差別に襲っている魔女には協力しない。」ときっぱり拒絶。
・キャスター、人質を楯に、士郎の令呪を皮膚ごとはぎ取り渡すよう要求。業を煮やした凛とセイバーの制止を振り切った士郎、左手の令呪をさらして無防備にキャスターへと歩み寄る。
・耐えかねて割って入ったセイバーがキャスターの奇怪な短剣を弾いたところで、藤ねえを救いたい一心の士郎が「止めてくれセイバー・・・!!!!」と左手をあげて願い、結果として令呪発動、セイバー呪縛により制止。その瞬間、無防備なセイバーの胸にキャスターの短剣が突き立てられる!(→やっぱし士郎の馬鹿さ加減、すごくムカつく・・・凸(-_-# )
・キャスター「これが私の宝具よセイバー。何の殺傷能力もない、儀礼用の鍵に過ぎない。けれど・・・これはね、あらゆる契約を覆す裏切りの刃。貴方もこれで私と同じ。主を裏切り、その剣を私に預けなさい」と勝利宣言、禍々しい魔力の奔流がセイバーを律する法式を破壊し尽くし、キャスターの腕に3つの令呪が出現。
・キャスター「これが私の宝具、”破戒すべき全ての符”(ルールブレイカー)。この世界にかけられたあらゆる魔術を無効化する、裏切りと否定の剣」と明かし、自身がセイバーのマスターとなった以上、バーサーカー含めて恐れるものはないと勝ち誇り、令呪でセイバーに凛の排除を命令。
・なす術無く凛に切り掛かるセイバーに、士郎が捨て身で割って入り肩で斬撃を受け止める。そのまま士郎もろとも凛を殺すよう命じるキャスターだが、セイバー渾身の抵抗で剣を止め、「・・・げ、て。・・・逃げて、シロウ・・・・・・!!!!」(T^T)
・出血で朦朧とする士郎を凛が促し、藤ねえ抱えたまま遠坂邸まで逃走。
[遠坂邸]
・凛、応急手当てした士郎を休ませ、もう戦わなくてよいと宣告。
[interlude]
・凛、キャスターにセイバーが奪われたことをアーチャーに告げ、敢えて感情を殺した反応に「貴方、セイバーに肩入れしてたんじゃないの?」と突っ込み。理由として初回の手合わせで手を抜いたこと、ライダーが死んだ際に挑発と見せてセイバーを叱責していたことを挙げる凛に、図星らしく黙り込むアーチャー。
・凛、アーチャーの正体について「セイバーと関係があるなら、セイバーに近い時代の英雄なんでしょ?」とかまかけ発言。未だ自身の正体を思い出せないと答えたアーチャー、セイバーには覚えがあるが深い関係ではなかったらしいとコメント。凛はとって付けたような返答でスルー。(→やっぱし凛、既に気づいてるらしい・・・)
・士郎は戦線離脱したので仲間扱いも解除、と主張するアーチャーだが、士郎自身がギブアップ認めるまでは継続と言い張る凛。
・キャスターの魔術で眠らされてる藤ねえの安否を気遣ったアーチャー、速攻を提案。セイバー完全支配の前にキャスターを捕捉して倒すべく、凛とアーチャーの主従出陣。
[遠坂邸]
・目覚めた士郎、激痛に呻きながら無理矢理起き上がり、朦朧として化粧台ひっくり返す。そこから転がり出た巨大な赤い宝石に見覚えある士郎、学校でランサーに殺された自分を蘇らせたのが凛とようやく気づく。
[新都]
・朦朧としながら凛を探す士郎、何故か迷わず、かつて凛を見た高層ビル屋上へ。
・屋上で凛&アーチャーと再会。凛、セイバーを失いマスターでなくなった士郎には戦う必要がないので教会で保護してもらえと告げる。セイバーをあのままにできないと言い張る士郎に、凛は冷徹に「今の貴方じゃ、セイバーを助ける事なんて出来ない」と断言、(これ以上関わると死ぬわよ)と目線だけで告げ、アーチャーお供に屋上から飛び降りて去る。
[interlude]
・柳洞寺参道はバーサーカー、ランサー、ライダー、セイバー、アーチャーの襲撃を悉く撃退した魔人故、未だ静謐を保つ。凛の放った紫水晶の梟を一刀両断したアサシン、減らず口でキャスターを揶揄し、懲罰としてキャスターの植えた腫瘍が爆裂。(-_-;
・「女と小人は手におえんというが、おまえは些か行き過ぎだ」とボヤきつつ立ち上がるアサシン、懲りずに「わかっている、おまえのマスターには全て内密に行うのだろう。セイバーを捕らえた事も、私という門番がいる事も隠し通す。良い美談ではないか。主人を思うその心意気、あの男に通じるといいのだが」と重ねて揶揄。(^.^;
・セイバーを得て攻勢に転じるキャスター、柳洞寺死守をアサシンに命じ、自身は聖杯入手と陣地替えを兼ねて打って出る決意を示し、そこまで揃えば消極的な葛木も動くだろう、と哄笑。
[衛宮邸]
・どうにか帰り着き休息する士郎、他者には負けても自分には負けられない、と10年前の惨事と養父の言葉を思い返し、(・・・自分が初めから間違いであったとしても、この道に間違いはない。あの出来事をただの悲しい過去にしない為に、正義の味方になろうと思った。)と振り返り、正しいと信じた道を最後まで信じ抜く決意を固める。
●2/11
[interlude]
・教会を襲ったキャスター、言峰綺礼を倒して地下聖堂を奪ったものの、目当ての聖杯の”器”は手に入らず。セイバーも未だ令呪の支配に抗い続け、魔術で拘束されたまま苦悶。
・突如現れた葛木にキャスター驚愕、問われて状況説明、独断で事を運んだのは葛木を勝利させるためと告げるも、葛木は無言。
・聖杯の"器"が見つかるまで教会に留まると宣言した葛木、危険だからと柳洞寺に戻るよう説くキャスターに、「正論だ。だが、それでは私の目的が果たせなくなる」と謎のコメント。
[衛宮邸]
・一晩休んでどうにか容態持ち直した士郎、木刀持って外へ。
選択肢:
教会へ相談に行く
→何とかたどり着いた教会でキャスターと遭遇
→抗う術無く翻弄され、キャスター「安心なさい、殺しはしないわ。貴方には希少価値があるもの。適当に刈り込んで、投影用の魔杖として使ってあげる」
→タイガー道場魔法少女版f(^^;
遠坂と合流する
→序盤で命を救われてた借りを返す為にも、遠坂との合流を決意する士郎。
[新都]
・新都を彷徨う士郎だが凛は見つけられず、最後の手段として自分を囮に他のマスターを引き寄せることさえ叶わず。
・アーチャーの存在を感じ取ってるらしい士郎、往生際悪く新都を彷徨。
[interlude]
・無数の剣が突き立つ荒野はアーチャーの心象風景と気づいていた凛、正しい在り方で英霊になった正英霊の他に、逆しまの運命によって英霊の座におち、人を恨み恨まれながら英雄に祭り上げられた黒い念の反英雄(アヴェンジャー)さえ人間達は守護者として使役する、と自嘲。裏切られて終わりながら人を恨まなかったアーチャーはどっちつかず、と考えつつ、(・・・けど、それも摩耗した。そう、きっと摩耗したんだ。)と確信。
・英霊の中でも『守護者』に位置づけられる霊長の抑止力は、世界の抑止力が解決すべき自然あるいは外的要因による破滅でなく、人間の手による破滅に対してのみ召還される。故に、人間を救うため世界と取引して英雄となったそいつは、人間の欲望による不始末の処理を押し付けられ続け、いつしかそれを虚しいと思い、遂には人の世を侮蔑せずにいられなくなるはず・・・
・凛、(そいつは、結局。死んだ後さえ、守った筈の理想に裏切られ続けたんだ・・・)と独白。
・ふと気づくと立ったまま居眠ってた凛、教会を占拠したキャスターを捕捉し、墓地でアーチャーと張り込み中。
・物騒な寝言を言ってたとアーチャーに揶揄された凛、突入直前に、「ねえアーチャー。自分のやって来た事を、後悔した事ってある?」と質問、自分は出来れば最後まで歯を食いしばって意地を張り続けたいが難しいだろう、とかまかけ。アーチャー、出来る者も出来ない者も居るが凛は間違いなく前者と私見を披露。僅かに緊張しつつ、アーチャーは?と重ねて問う凛に、「最後まで、という質問が無意味だ。忘れたのかマスター。・・・私の最期は、とうの昔に終わっている」と乾いた声でアーチャー返答。(→なんて緊張感のある主従だか・・・-_-; )
[新都]
・凛を探す士郎、藁にすがる想いで教会の言峰綺礼神父を頼る決意。
[教会]
・士郎、教会に近づくと強い直感に由来する頭痛を覚え、凛がここにいることを確信。
・礼拝堂には大量出血した誰かがそとへ逃走した形跡。(→言峰綺礼かな?キャスターが取り逃がしたと言ってたような・・・)
・気配を殺して地下聖堂に降りた士郎、キャスター&葛木と対峙する凛&アーチャー発見。
選択肢:
いける。今ならキャスターに隙を作れる
→これで3対3だから、と葛木がキャスターにセイバー投入命令。キャスターは渋々ながら令呪2個目を消費してセイバー戦線投入、聖杯を永久にしようという自身の算段はご破算と嘆く。
→アーチャー、士郎の愚かさを罵りつつ、凛を守りきれないと悟ってなお凛を守って立ちはだかる
→タイガー道場:初期段階では「キャスターハイパー化でロリっ娘に」なんて落書きがあったらしい(^^;
まだだ。そんな安易な真似はできない
→アーチャーの双剣を投影したい衝動に駆られつつ、身の丈を越えた魔術は己を破滅させるだけ、と自重して機会をうかがう士郎。
・言峰綺礼を殺したと言うキャスターに、死体を確認してないなら綺礼のことだから生きのびただろう、と不満げに舌打ちする凛。葛木の相手をアーチャーに命じ、自らはキャスターを倒してセイバーを解放すると言う凛に、キャスターを倒すのは困難と警告するアーチャー、「逃げるだけならば彼女は当代一だ。何しろ逃亡の為に、実の弟すら八つ裂きにする女だからな」
・当惑する凛をよそに、気色ばむキャスターと対峙するアーチャー、「竜の歯を依り代とした人型はコルキス王の魔術と聞く。その娘、王女メディアは稀代の魔女と謳われたそうだが?」と暴露。正体見抜かれ激怒したキャスター、抵抗は無駄と嘯いて凛と舌戦。
・アーチャー、キャスターをここで斬っても影なので本体健在と指摘、その後キャスターに加えて不完全なマスターの制約から解き放たれた最強サーヴァントたるセイバーをも敵に回すので勝算無し、とあっさり断言。そのままキャスターの側に歩み寄り、「・・・恨むなよ小僧。こうなっては、こうする以外に道はなかろう?」と士郎が潜む方を見て冷笑し、キャスターへの寝返り宣言。(-_-;
・キャスターはアーチャーの言動を警戒して逡巡したものの、結局アーチャーの思惑に乗ってやると宣言、ルールブレイカー使って凛とアーチャーとの契約破棄。信じたサーヴァントに離反される痛みを堪えて事態を冷徹に見守る凛、最後まで令呪は使わず静観。
・隠れて見守る士郎が逃走の可能性さえない絶対の死地に惑う内に、突如無言で離脱を試みる凛、その背後に瞬時に詰め寄る葛木!
選択肢:
助ける
→階段から5mを飛んで凛の背後に着地した士郎、強化した木刀を初撃で粉砕され、(防ぐ手段などない)と次の攻撃での絶命確信。
・絶体絶命の士郎、(・・・却下。手段ならば初めから持っている。防ぐ手段などそれこそ無数に用意できる。この体が魔術師ならば。戦うのは体ではなく、魔術によって創り出したモノに他ならない・・・!)と思念を迸らせて「・・・投影、開始(トレース、オン)」
・基本骨子からの復元ではなく、概念や起源そのものから読み込んで真物より落ちる同一の影を投影する士郎、体が保たない危険を脳裏にスパークさせつつも、創造における理念、基本となる骨子、構成する材質、製作の為の技術、憑依された経験、蓄積した年月、その手順を一息に省略して干将莫耶を投影!
・規格外の魔術行使に死を確信する士郎だが、剣の荒野のイメージと共に内から沸き上がる確信により(・・・剣製を行えば死ぬ?まさか。この体は、その点においてのみ特化した魔術回路。剣に助けられ、剣と融合(とも)に生きてきた。故に・・・他の人間ならいざ知らず、こと剣製で、衛宮士郎が自滅する事などあり得ない・・・!)と独白、干将莫耶で葛木と数合打ち合いしのぎきる。
・一旦間合いを取って葛木と対峙する士郎&凛だが、たった数合で士郎の負傷は悪化、勝算はなし。そこへアーチャーが突然、裏切ってすぐマスター殺しは寝覚めが悪いと嘯き、寝返りの条件として士郎達をこの場は見逃すよう、キャスターに要求。実害なしと踏んだかキャスター同意し、士郎と凛は撤退へ。
・凛、最後にアーチャーを凝視。「優劣が明確ならば、私は強い方をとる」と言い放つアーチャーに、凛「いい、キャスターを倒してあんたを取り戻す。その時になって謝っても許さないんだから」と宣言して撤退。
[外人墓地]
・なかなか弱音吐けない凛だが、重傷の士郎と外人墓地で休憩し、後悔したくないが失敗した、と珍しく弱音。
・凛は失敗しても道を間違ってないので問題なし、とアーチャー同様の論法で力づける士郎、なぜ助けたと聞かれて化粧台から出てきたペンダントを見せ、死にかけた時に同じ物を拾った、と告げる。すると「・・・そっちにも、同じ物がある・・・?」と息を呑む凛。
・士郎、どさくさまぎれに憧れてたし好きだ、と告げて凛ドギマギ。
[衛宮邸]
・凛が士郎の傷を手当して夕食。
・士郎「俺は正義の味方が好きなんだ。だから、みんなを守らないと。」と身も蓋もなく決意表明。食べながら生返事の凛だが、士郎がツッこむと「聞いてるわよ。士郎は一人でも戦うのよね。死ぬような目に遭うより、死ぬような目に遭ってしまう人がいるって言う事実が耐えられない。だから、どんなに自分が弱くても戦う事に決めたんでしょ」と、士郎自身も知らない部分を見抜くようなコメント。(→その成れの果てを知ってなお言うところが流石。^^; )
・凛、照れながら「嫌いじゃない」と認め、改めて共闘成立。
・食後に凛の魔術講義、投影魔術の産物は現実とイメージのギャップを埋められなくなった時、術者自身により消去される。士郎が投影は設計図以前に発端となった意思から、とか、所詮自分の投影は役に立ったためしがない、とか言うと、いちいち凛がヘンな顔に。(^^;
・作戦会議で現状の打開策を模索。
選択肢:
俺たちだけでは無理だ。他のマスターと協力する
→凛、イリヤは士郎しか見てなかったので無茶な要求されるかも、と警告しつつ、他に手がないと同意。アーチャーの見立てではバーサーカーの正体がヘラクレスなので、アルゴー船つながりでキャスターには優位かも。
・明日のイリヤ接触に備えて就眠する士郎、これまで否定しつつも認めざるを得なかったアーチャーの言葉を想い、今日の裏切りだけは絶対に認められないと意識、「・・・だから。おまえには、負けられない」と呟いて眠りに。
●2/12
[interlude]
・教会のキャスター、結局聖杯は発見できず。復讐のため英霊となったキャスターは、不利な立場を覆すため、信条に反して禁忌の術さえ行使。聖杯の正体と聖杯戦争の仕組みにさえ気づいているキャスターにとって、聖杯のために戦うとは自己欺瞞でしかない。
・かつて神に選ばれた英雄イアソンのため心を壊された幼い王女は、知りもしない男を愛するよう呪いをかけられ、父と国を裏切らされて異国へ漂着、その男からも魔女として捨てられた。何ら咎を持たない彼女に悪と迷信を押し付けるため不当に"魔女"として祭り上げ、全ての咎を押し付けた人々に対して、復讐することだけが彼女の存在理由となった。
・キャスターとして召還されてなお不当に扱われたキャスターは、マスターに媚びて安心させ、令呪を使い切らせて即殺害。魔力が尽きかけて消滅寸前のまま雨の中を彷徨うキャスターが、たまたま葛木宗一郎と出会い、倒れたところを柳洞寺に運び込まれた。万事を誠実に受け入れる葛木と出会えた偶然こそが、キャスターにとって最高の奇蹟だったが、望みらしい望みを持たない葛木とはかみ合わず、戦いが終われば関係も終わってしまうと苦悩するキャスター。
・突然現れたアーチャーが悩むキャスターを揶揄、自分はキャスター優位だから寝返ったのでなく凛との契約を切りたかっただけ、とほのめかし、凛は召還者として完璧だったが少し狂いが生じたと評価。続けてアーチャー、あらゆるサーヴァントが自分と同じと思うなとキャスターに忠告、セイバーやバーサーカーのような正しい英雄は正しい人間にしか使役できないと指摘。
・キャスター、ライダーや自身のような英霊に敵対するモノは本来召還されないが、3度目の聖杯戦争からおかしくなった、と告げる。
[衛宮邸]
・夢の中の士郎、惨劇の中で全てを無くし、ただ何もかもを救えたら・・・と願って正義の味方を志した。道を間違え続けても、諦めようとする自分にだけは負けず走り続けた士郎、(たとえ、俺自身が間違っていたとしても。それを信じた事に、後悔だけはしないように。)と独白。
・士郎、珍しく眼鏡の凛に動揺しつつ、イリヤと交渉するためアインツベルンの別荘目指す。
[森]
・タクシーで1時間ほど移動して森に到着。アインツベルンの結界は士郎にはやんわり、凛には強烈に反応し、伝わってたきたイリヤの笑い声に凛激怒。(^^;
・アインツベルンがまるごと移築した城を発見。近づいて異常を察した凛と共に上階の窓から侵入、激しい剣戟の音を聞いて広間へ。凛、何があっても手は出さず最悪自分だけでも逃げろ、と士郎に忠告。(→そもそも士郎にそれが出来るなら、藤ねえ人質にされた時にセイバー奪われずに済んだはずだけど。-_-; )
・正面ロビー吹き抜けテラスから覗き見た士郎と凛、リタイヤしたはずの慎二を見つけて驚愕。鬼気迫る勢いで戦うバーサーカーの背後には、泣き叫ぶ一歩手前まで追い詰められたイリヤスフィールが目前の絶望を必死で否定しつつ、誰か助けて、と声にならない呟き。
・瓦礫の玉座に君臨する8人目のサーヴァント、黒服の金アーチャーは、背後から無数の剣を呼び出して乱舞させ、バーサーカーの前進を阻みつつ既に8回殺害。士郎、無数の宝具があらゆる宝具の原典、伝説になる前の最初の一と看破。
・勝機の無いことを自覚してなお愚直に前進し続けるバーサーカーに、金アーチャー「・・・フ。所詮は暗愚の輩、戦うだけのモノであったか。同じ半神として期待していたが、よもやそこまで阿呆とはな!」と嘲笑、引導を渡そうと魔弾斉射!ところが無数の致命傷を負ってなおバーサーカーは歩みを止めず、金アーチャーの驚きの声を他所に10度目の死を越えてなお前進、遂に金アーチャーに肉薄!
・その身に振り下ろされた斧剣の一閃に、金アーチャー、「・・・天の鎖よ・・・!」とエルキドゥを放ち、無数の鎖が空間ごとバーサーカーを拘束!そのまま縊り殺そうとするも果たせず、金アーチャー「・・・ち、これでも死なぬか。かつて天の雄牛すら束縛した鎖だが、おまえを仕留めるには至らぬらしい」と舌打ち。
・令呪で強制退去を命じたイリヤ、効かない事に愕然。金アーチャー「無駄だ人形。この鎖に繋がれた物は、たとえ神であろうと逃れる事は出来ん。否、神性が高ければ高いほど餌食となる。元より神を律する為だけに作られたもの。令呪による空間転移など、この我が許すものか」と勝ち誇り、とどめとばかり22回の宝具直撃、ついに原型とどめないバーサーカー沈黙。
・英霊には生前苦手とした因縁があるため、英雄殺しの全ての宝具を所有するモノには勝てない、と士郎黙考。
・悲鳴をあげてバーサーカーに駆け寄ったイリヤ、金アーチャーに両目を断ち割られ、肺を貫かれ、血を吐いて倒れ伏す。怒りの咆哮とともに天の鎖を断ち切ったバーサーカーだが、ゲイボルクの原型たる槍に心臓を貫かれて即死。剣を捨てた金アーチャーは、素手でイリヤにとどめをさしに・・・
選択肢:
自分を押し留める
→心臓だか抉りだされてイリヤ惨殺。
→金アーチャーに気づかれた士郎、命乞い要求した慎二に「断る」と即答。
→慎二にガンド撃ち照準した凛が割って入り、慎二を人質に金アーチャーと交渉。
→金アーチャー「彼女ならば器としては文句無しだ」と憤る慎二を制止し、抉りとった心臓が腐ってしまう、と時間切れ宣言して撤退。
→2/13、無策のまま教会に向かった士郎と凛、教会前でアーチャーと対峙。
→士郎が捨て石としてアーチャー足止め、凛は教会へ突入。
→士郎がアーチャーに倒されてDEAD END
→タイガー道場:第2部タイガー道場は番外のぞいてこれで最後。イリヤは第3部出番増えるのでタイガー道場離脱。
男を止める・・・!
→死を確信しつつ(俺には、あの子を放っておけない。)と飛び降りた士郎、決死の覚悟で金アーチャーに制止の絶叫。
[interlude]
・冬に閉ざされた山間の城で聖杯探求に打ち込んだアインツベルンは、聖杯の器の錬鉄に成功したものの、更に中身を神秘で満たすため外部と協力した結果、他の魔術師達同様の"提供者"に成り下がった。
・千年前に聖杯をつかみかけて以来狂気に憑かれたアインツベルンは、二度目の聖杯戦争でルールの綻びを発見、三度目に呼んではならぬモノを呼び、四度目には最強のカードと操り手を得て勝利を確信しながら、切嗣の裏切りにより聖杯は破壊、切嗣の娘が城に残された。
・聖杯戦争の2ヶ月前にルール違反で召還されたバーサーカーは、イリヤの全身に刻まれた令呪とイリヤ自身の魔力のみで支えられ、バーサーカーの一挙手一投足に負荷で悲鳴を上げつつイリヤは過酷な特訓を生き延びた。聖杯出現前後、苦しみを憤りにすり替えたイリヤはバーサーカーを憎んで狂化し理性剥奪。
・いつしか唯一の味方であるバーサーカーとの絆を育んでいたイリヤ、冬の森で獣に囲まれた際、まずバーサーカーに襲いかかった獣達を迎え撃つよう命令、負荷で自身の肉体が弾ける苦痛に耐えて二人で生き延び、「・・・バーサーカーは強いね」(;_;)
・そして聖杯戦争、金アーチャーに襲撃された城で、イリヤは両目を奪われ肺を貫かれ、血を吐きながらなお、動かぬバーサーカーに這って近づく。死力を尽くして鎖を断ち切ったバーサーカーに魔槍でとどめの一撃、バーサーカー即死。
・全ての力を失い現界不能となったバーサーカーだが、光を無くしてなお這い寄るイリヤのため、意思の力だけで肉体の消滅を阻止、イリヤの言葉を思い起こしながら世を去る意識・・・
・バーサーカーの躯にたどりついたイリヤ、その鋼の肉体に触れて「こうしていてくれれば、わたしはあんしんできるから・・・」と呟き、力つきて意識を失う。(T^T)
[アインツベルン城]
・「止めろ、テメェ・・・!」と制止の絶叫を振り絞ったのも束の間、躊躇なく腕を振るった金アーチャーはイリヤの心臓を素手で抉り出し、あまりの怒りに士郎絶句。
・士郎、命乞いするよう要求する慎二に「断る」と即答。金アーチャーの剣が振り下ろされる直前、慎二にガンド撃ち照準した凛が割って入り、慎二を人質に金アーチャーと交渉。
・「君がいればキャスター達にも負けないモノが作れるよ」と凛に共闘持ちかけた慎二、誰かに利用されてるだけと凛に糾弾されて共闘拒絶され、激高して「やれギルガメッシュ、衛宮も遠坂も皆殺しだ・・・!」(→馬鹿かコイツ?いきなり真名バラしてどーする?^^; )
・ギルガメッシュは動かず、抉りとった心臓が腐ってしまう、と時間切れ宣言。慎二「もう仲間にしてやらないからな・・・!」と捨て台詞吐き、ギルガメッシュ「だそうだ。よい友人を持ったな」と皮肉残して撤退。
・イリヤの亡骸に涙する士郎、どうして出て行ったと凛に問いただされ、助けたいと思ったからと即答。凛「・・・そう。前から異常だと思ってたけど、今ので確信したわ。士郎。貴方の生き方は、ひどく歪よ」と泣きそうな目で静かに糾弾、あたかもその行く末が報われないと知っているかのような懸命さで、10年前に何があったのか問いただす。
・10年前の災厄の中で全てを無くした士郎、心も無くして空っぽの状態で何か尊いものに憧れた、と自覚。助けてくれる者がいるという奇蹟に触れて憧れ、それ以外の感情を作り得なかった士郎、「その時に思ったんだ。・・・この次があるのなら。助けられなかった人の代わりに、全ての人を助けなくちゃいけないんだって」と凛に答え、「確かに俺は何か間違えている。けどいいんだ。だって、誰かのためになりたいって言う思いが、間違えのはずがないんだからな」と感謝を籠めて告げる。
・凛、そんな顔されたら何も言えない、と文句言いつつ、「・・・ま、仕方ないか。こうなったらもう、わたしがなんとかしてあげるわよ」と愚痴。
・士郎と凛、バーサーカーが風化した名残と共にイリヤを埋葬し、ロビーに戻って作戦会議。
・ギルガメッシュ自身はバーサーカーやセイバーより強くないものの、あらゆる宝具の原典を所蔵する"蔵"を自身の宝具とするため、あらゆる英霊の弱点を突ける優位を持つ反則野郎、と分析した士郎と凛、"担い手"として武器を究極まで使いこなしていないところに勝機があると推定。
・ギルガメッシュを「金ピカ」と評した凛、高価そうな宝具を大量に持ってたからと恥ずかしげに説明、"お金持ちっぽい"でギルガメッシュの強さの本質を見抜いた凛に士郎慄然。f(^^;
・なんとか二人だけで・・・と話してる士郎と凛に、突如現れたランサー「そんなの通用するワケねえだろ、間抜け」(→うわアニキ、美味しいトコ持ってくなぁ。(^^; )
・互いをかばい合う士郎と凛、ランサーそっちのけで言い争う事数分、ニヤニヤ見てたランサー「・・・お、もう終わりか?別に急がねえから最後まですましちまいな。」と揶揄し、見るに見かねて手助けに来てやったと言い放つ。
・キャスター一党に対抗する共同戦線をマスターに指示された、と説明するランサーに、「それならわたしたちよりもっと頼りがいのあるヤツがいるでしょう」と凛がかまをかけると、ランサー「いや、ありゃあ駄目だ。とてもじゃないが性に合わん。戦力的には申し分ないが、いちいち背中の心配をするのも面倒だろう」と即答。ただしその選択はマスターの指示でなく、美人で強情で肝が据わっている凛が気に入ったからランサー自身の意思で選んでやった、とあっけらかんと言い放つ。(^^;
・凛は共同戦線に同意して士郎に判断を促し、器を試されてるぞ、とからかうランサー。
選択肢:
構わないが、一つ条件がある
→信用して協力するが凛にちょっかい出すな、と条件付けた士郎に、マスターが誰かよりそっちが重要か!?と面白がるランサー、照れて激昂する凛。
[森]
・教会に向けて移動する士郎達、役割分担を確認。士郎と凛がキャスターとそのマスターを倒す間、ランサーはアーチャーとセイバーを抑える、と恐れ気なく明言。それを聞いた士郎、卓越した敏捷性と豊富な戦闘経験故に守りに徹すれば鉄壁、とセイバーがランサーを評していたことを思い出し、(飄々としたこの男は、幾度の死地を豹のように駆け抜け、生き延び続けた英霊なのだ。)と独白。
・アサシンも相手どることになるかも、と警告する士郎に、アサシンは苦手で一対一でもやりあいたくないが教会には現れないはず、とランサー断言、キャスターがマスターに無断であの土地自体に召還したので教会に呼び寄せないはずだし柳洞寺から動かせもしないはず、と説明。ついでに、今回5回目の聖杯戦争において、聖杯召還の特異点は4カ所あり、3回目は教会、4回目はどこぞの平地、残り2カ所は柳洞寺と教会、と明かすランサー。
Recent Comments