ユンディ・リ@サントリーホール
久々のサントリーホールでユンディ・リのピアノリサイタル。
とりあえず夕方地元でお茶して軽く腹ごしらえしてから六本木へ。
席はLAブロック、ちょうど演奏中のユンディの左後ろから手元が見やすい席でラッキー。(^-^
でも音は正面とかの方が良いのカナ・・・('_' )
直前で曲順に変更があり、曲目は以下。
・ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番 「熱情」
(休憩)
・シューマン:幻想曲 ハ長調 op.17
・リスト:タランテラ 巡礼の年第2年補遺『ヴェネツィアとナポリ』から
(アンコール)
・任光:彩雲追月
・ショパン:夜想曲第2番
・ベートーヴェン:ソナタ第8番「悲愴」~第2楽章
・青海民謡:遥か遠くのそのまた彼方
まずは練達のショパン、相変わらず端正で華やかな旋律に陶然・・・(*´Д`*)
そして三大ソナタの「熱情」。毎度の事ながらベートーヴェンはクドい・・・これでもかとばかりにしつこく執念深く繰り返すので、ピアニストによっては食傷気味になったりするのだけど。さすがユンディの繊細なタッチだけあって旋律の美しさが際立ち、加えて以前より重厚になり迫力も増した感じ。(^.^
休憩20分を挟んでシューマン。あまり馴染みがないのだけど、第2楽章は元気で華やか。続く第3楽章はやけに静かで、ちょっとトランス入ったかも。(^-^;
続くリストは個人的に一番の目玉、初の生タランテラ。のっけから圧倒的な超絶技巧の嵐が吹き荒れ、ユンディの正確かつ繊細なタッチで次々派手なメロディが紡がれる。リストってホンットに巧かったんだなぁ・・・と痛感しつつ、嫌味なく美麗に弾きこなすユンディの技量と感性に感涙。(*´д`*)
翌日は札幌公演というハードスケジュールなので、アンコールはあまり期待していなかったのだけど。蓋を開けたら4曲も弾いてくれて感激。
2曲はお馴染みの中国系、どことなくメランコリックな異国の旋律に聞き惚れる。
3曲目は綺麗だけどクドい・・・と思ったら、やっぱりベートーヴェンか。(^^;
そして定番のノクターン2番に相方が感激。ユンディのショパンは別格に美しい。
夕食は地元に戻ってからトラットリア・チッチョに初トライ。朝方までやってるので時間遅くても大丈夫。
人気店なので夕食時は凄く混むようだけど、流石に平日のこの時間だと予約なしでも余裕で入れた。(^-^
まずワイン。丁寧な接客に頼り「辛口過ぎない白ある?」と相談、仏ポール・ブルケールのリースリングをグラスでいただくと、これがスッキリ呑みやすくて大当たり。(´ε`*)
ワイン2杯目は料理に合わせて赤。自分は飲みやすそうな伊チエロ・エ・テッラのテッレ・アレグレ サンジョベーゼ、相方は仏CH.キルヴァン&CH.レオヴィル・バルトンのラ・クロワ・バルトン・ルージュ。前者は期待通りフルーティで飲みやすく、渋みが苦手な自分にはありがたい。(^o^
時間遅いので料理は控えめに、ルッコラのサラダとポルチーニ茸の手打ちパスタ、子羊の炭火焼とか頼んで、相方と二人でシェア。シンプルなサラダは食べ応えあり、もっちり手打ちパスタは絶品だし、子羊もジューシーでマスタードソースが美味。ルッコラが無農薬だったり、食材のこだわりも抜群で、アレルギー持ちの相方も全品問題なくいただけた。(*^_^*)
パスタは予め取り分けて持ってきてくれたり、フレンドリーかつさり気ない気配りもいい感じで、新興でも人気店になってるのが納得。
ちなみに、生パスタと肉を味わってもらうため、お腹ふくれちゃうピザは敢えて出さないのだとか。一理ある・・・
くつろぎながらのんびり美味しくいただいて、結局2時間くらいで夕食完了。次々持ってこられる訳じゃないので、ゆったり食事できる反面、短時間で急いで食事って時には向かないかも。
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