第2次SRWZ破界篇(2周目:CBルート:34話〜41話)
●ルート分岐
・クロウの選択はソレスタル・ビーイングに同行。
●第34話:メモリアル・デビュー
・トリニティの行動の陰に営利を求める個人の意図を感じるスメラギさん、CB離反者の可能性を懸念。
・ローマでデビューライブ前の最後のオフを過ごすランカ、エイーダに連れ出され、ジョニーが連れてきたアルト君と図らずもデートに。「『BIRD-HUMAN』、観たぜ。悪くなかった」「演技はまだまだだが、気持ちが乗ってた」と褒めるアルト君。
・そこへ兄弟子の早乙女矢三郎と遭遇、「まだ芝居を忘れてなかった事は嬉しかったです」と『BIRD-HUMAN』でのスタントを評され、仕方なしにやっただけと不貞腐れるアルト。パイロットを「俺が自分で望んだ道だ」と言い張るアルトに、「嘘はおやめなさい」と険しい顔で一刀両断する矢三郎、「あの映画を観て、私は確信しました。あなたは演じる事をやめられない」と断言、今も親に反発してパイロットを目指すという役柄を演じていると指摘、「あなたは私がどれだけ精進しても得られない血を受け継いでいるんです。呪いにも似た役者の血を」と言い募り、「嵐蔵先生はお身体の具合が最近、よろしくありません。落ち着いたら、一度、船団のご自宅に顔を出して下さいな」とやんわり微笑み立ち去る。
・一方、シェリルからのご指名でライブでのボディガードを依頼されたアルト、死んだら悲しむ人がいると指摘され、「せっかく幸運のお守りを借りてるんだ。死ぬわけにはいかないな」とシェリルのイヤリングを手に微笑む。そこへ「う・・・」とフラつくシェリルだが、案じるアルトに立ちくらみと誤摩化し、「それよりちゃんとエスコート頼むわよ。国連ガリア基地の慰問コンサート、絶対に成功させたいから」と強調。
・国連ガリア基地にはフロンティア船団から国際協力で部隊が派遣されているものの、悪名高い第33海兵部隊。クラン曰く、ゼントラーディ主体の部隊ながら、第一次星間大戦直後に人類に味方した一派と後から仕方なく下った一派が常にいがみ合、部隊として機能しない鼻つまみ者だとか。そんな部隊を派遣したフロンティア船団政府の真意を訝しむキャシー、リモネシアの時空震動にもフロンティア船団のフォールド技術が応用されていた可能性を懸念。
・オズマ少佐とキャシーの関係を勘ぐるミシェルだが、プライベートを一緒に過ごしていないとルカに指摘されて「俺の勘違いなのかな・・・」と戸惑う。そこへ「甘いな、少年達。付き合っているようで付き合っていない。だけど、他人ではない微妙な距離間・・・」「と割り込む桂、「答えは一つ・・・。あれはかつての恋人同士だ」とズバリ言い当て、ミーナ「ご名答・・・!」、ラム「こんな短時間の間で、よくわかりましたね」とブリッジスタッフが感心。
・アルトのエスコートでガリア基地に着いたシェリル、海兵部隊隊長のオゴタイ少佐には好意的に迎えられたものの、突然の頭痛に倒れる。付け込む隙をうかがっていたテムジンの一派が侮辱と言い立てて武装蜂起、シェリル一行を捕らえて人質にとり、基地を制圧した上でフロンティア政府に艦を要求。
・救助策を相談するマクロス・クォーターのブリーフィングルームに、「方法はあります・・・!」とランカが乱入、止めるオズマ少佐に「私、行きたい!行かないと・・・伝えないと、きっと後悔する。だから・・・」と言い募り、今度は自分がアルトを助けると強く決意。
・囚われのシェリル、数日前から体調を崩していたのを強行したと明かし、もう歌ってどうこうなる状況じゃないと言うアルトに「だって・・・あたし・・・歌うしか・・・ないから・・・あなたが・・・飛ぶように・・・あたし・・・には・・・歌しか・・・ない・・・から・・・」と息も絶え絶えに告げる。シェリルが無茶しないよう見張っていろとグレイスに頼むアルト、「・・・こいつに歌しかないなら、俺は飛ぶしかないんだ・・・!」と宣言。
・インペリウムへの寝返りを示唆するテムジン、戦い奪えと叛乱部隊を煽動し、「フフ・・・。これでプロデューサー様もご満足だろうな」とほくそ笑むと、「そいつからネズミが逃げたとの連絡が入った。・・・そこ!見えてるぜ!」と脱出したアルトを威嚇。発見されたアルト、何とか愛機ヴァルキリーに搭乗し、「俺一人で奴等と戦う!」と決意して単騎戦闘開始。・・・仕組んだのグレイスかよ・・・(-_-#
・2EP、突貫したアルトが敵4機撃墜してイベント発生。ぞろぞろ現れる反乱部隊主力に焦るアルト。そこへ「アルト!お前にプレゼントの配達だーっ!」とミシェルが乱入、「みんな!抱きしめて!銀河の果てまで!!」とステージに降り立ったランカが『星間飛行』を熱唱。「彼女こそ・・・代役からチャンスをつかみ、スターの座を駆け上がっている超時空シンデレラ、ランカちゃんです!!」「デビューライブ・・・絶対行けないと思ったのに・・・」「ヤック・デカルチャー・・・!」とゼントラーディ兵が盛り上がり、(アルトくん・・・!私・・・歌う・・・!力の限りに!だから、アルト君・・・頑張って!)と想いを込めて「キラッ!」を決めるランカ。(*´Д`*)
・続けて到着したZEXIS出撃。ランカの歌に魅了された反乱部隊の半分が武器を捨てて戦闘放棄、「伝説のリン・ミンメイの再来か・・・」と感心するジェフリー艦長、「ランカ・・・いつの間にか一丁前の女の目をするようになりやがって・・・」と苦笑するオズマ少佐。
・独り気炎をあげるテムジンが反乱部隊残兵に戦闘を強要、戦闘再開。歌うランカの護衛でミシェルは動けず。
・3PP雑魚殲滅後、テムジン撃破してイベント発生。危険をおかしたランカに怒るアルトだが、「アルト君に歌を届けたかったの」と微笑まれて絶句、「その・・・ランカ・・・ありがとな」と労う。「あんな歌を聴かせてもらったら、寝てなんていられないわよ」とシェリルも復調してランカを労う。
・(すごいわね、彼女・・・でも、私の筋書きを台無しにしてくれたのはいただけないわね・・・)と冷笑するグレイス。そこへトリニティ出現、「元々このクーデターは我々が鎮圧するために起こされたものだ」と戦意喪失した反乱軍に攻撃加えるヨハン達。更に暴走したネーナ、チャラチャラしてムカつくとランカとシェリルに矛先を向ける。
・危うい所で、R-ダイガンが「逃げて、ランカ・・・!」と割り込んでランカ達を庇い被弾、「それに乗ってるのって、まさか・・・!」と戸惑うランカ。
・続けて上空からバジュラが襲来、無差別攻撃。「あ・・・」「このバジュラって生物・・・何なの・・・」と戸惑うティファ、(一つが全て・・・全てが一つ・・・。心が・・・つながっている・・・?)と感じ取る。トリニティは邪魔が入ったと撤退、R-ダイガンも「・・・いい歌だったよ」と言い置いて撤退。
・アルトとミシェルがシェリルとランカを同乗させて守る事に。アルト君の選択肢は「シェリルを乗せる」で、必ず守ってやると宣言して戦闘再開。
・6PP敵全滅して戦闘終了、SRポイントget。
・アイテム:補助ISCget。
・(覚醒したのね、リトルクィーン・・・!これでバジュラは彼女を中心に動く!思わぬ所で私の計画は進む事になった。お礼にあなたの夢を叶えてあげる・・・そう・・・あなたの歌を世界に広げてあげるわ)と独りほくそ笑むグレイス。
・自身の不調からステージに穴を空け皆に迷惑をかけたと歯嚙みするシェリルに、気にするなと慰めるアルト、「それより見ろよ。綺麗な空だ」と声をかけ、映画のロケではシェリルのおかげで空を飛ぶ意味を思い出せたから今日お前を守って飛べた、と微笑む。
・シェリルとランカの二股疑惑で揶揄われるアルトだが、シェリルとは腐れ縁、ランカは兄が忙しいので自分に甘えてるだけ、と本気で否定し、「顔がいいバカって犯罪スレスレだな・・・」と呆れ返るエイジ。(^^;
・ランカの歌を撮影していた何者かがネットに動画を流し、デビュー前ながら爆発的に人気上昇するランカ。・・・グレイスの仕業ね。(-_-#
・マネージャーのエルモに独断専行を窘められたランカ、「アルト君・・・やっぱり、シェリルさんの事、好きなのかな・・・」と独り懊悩。そこへ謎の小動物が迷い込み、思わず微笑むランカ。・・・いや、それバジュラなんですケド。(;゚∇゚)
・ボーナス強化パーツ:シェリルのディスクget。
●第35話:悪意の矛先
・スペインにルイス・ハレヴィを見舞う沙慈、以前ルイスが欲しがっていたペアリングをプレゼントして想いを告白しようとするものの、「ゴメンね、沙慈。・・・せっかく買ってもらったのに、すごく綺麗なのに。もうはめられないの・・・。はめられないよ・・・」と左手をなくした己に涙するルイス、「夢をかなえて・・・。それが私の夢なの」と微笑んでエリア11に帰るよう促す。
・パリでトリニティの陰を追うジャーナリストの絹江、イザベルに現状報告。ZEXIS同行のガンダムは世界の現状を考慮して活動の方向性を変えていると見たイザベル、トリニティを追う事でCBの核心に近づけるかもと指摘しつつ、無理はしないよう警告。絹江、ガンダムと交戦した兵士から聞き出した、トリニティのパイロットの口からリニアトレイン事業総裁のラグナ・ハーヴェイの名が出た事実を追求。
・アレハンドロ、サーシェスにラグナ・ハーヴェイの切り捨てを命じ、追求している絹江の始末も示唆し、各国家への太陽炉提供と最強の国連軍による人類共通の敵の排除というシナリオを描き、リボンズがグレイスと接触したことでフロンティア船団ともコネクションを得て優位に。更に最終段階へ進むべく、リボンズの案内でCBの根幹を成す量子型演算処理システム・ヴェーダの入手を目論むアレハンドロ。
・プトレマイオスでヴェーダにアクセスするティエリア、レベル7の一部データ改ざんに気づき驚愕、更にヴェーダからアクセス拒否されて困惑。
・イアン、トリニティのスローネ解析結果から、システムや装甲はCBガンダムと同系列技術ながら、GNドライヴの炉心部にはTDブランケットが使用されていないため、活動時間が有限の疑似太陽炉と分析。更に、そこから生成されるGN粒子は細胞障害を起こす毒性を帯びているため、スローネの兵器による負傷は治療不能、下手をすれば細胞障害に全身を蝕まれると警告。疑似太陽炉の存在からヴェーダへのハッキングを警戒するスメラギさん。
・CBメンバのみのミーティングに「邪魔するぜ」と割り込んだクロウ、「そのトリニティの居場所を俺が知ってたら、どうする?」とMD追跡用マーカーをトリニティの機体に打ち込んだ事を明かし、現在地を確認できると告げる。
・幾ら欲しいの?とスメラギさんに問われ、「売値はゼロ・・・。情報はロハ・・・無料で提供するぜ」と答えるクロウに、CBの面々が口々に驚愕、「おいおい・・・!俺をどれだけの守銭奴だと思ってんだよ!?」とクロウ憤慨。(^^;
・情報提供の代わりにCBメンバのみでなく、自分やS.M.S.、チームD、ZEUTHにもトリニティを討たせろと条件を付けるクロウ、「民間人を巻き込むような連中を放置するわけにはいかないんでな」と断言。
・エリア11に一時戻った刹那、マンションのエントランスで沙慈と再会。左手を失ったルイスについて「駄目なんだ・・・。ガンダムの攻撃で怪我をすると、細胞がおかしくなっちゃうんだって・・・」と再生治療の可能性を否定し嗚咽を堪える沙慈。更に知らせが入り、「姉さんが・・・殺された・・・」「姉さん・・・ずっとソレスタルビーイングを追っていて・・・この間のパーティー襲撃の黒幕をつかんだって言ってて・・・」と呆然と呟く沙慈、「どうなってんだよ・・・。ガンダムって・・・戦争に関わっている人間を攻撃するんじゃなかったのかよ・・・何なんだよ・・・ガンダムって!?」と憤慨。衝撃を受けた刹那、「違う・・・!」「奴等はガンダムではない!」と思わず反論。
・独断でトリニティの前に現れた刹那、「3機のガンダムスローネを紛争幇助対象と断定し、武力介入を開始する」と宣告、「エクシア、目標を駆逐する・・・!」と攻撃開始。「あたしら、味方よ!」と抗弁するネーナを「違う」と切り捨てる刹那、「お前達が・・・その機体が・・・ガンダムであるものか!」と吐き捨て、説得を試みるヨハンにも「違う!貴様はガンダムではない!」と拒絶、なし崩しに戦闘突入。更にティエリアも現れて「ヴァーチェ、目標を破壊する!」と宣告。
・追ってきたロックオンが「ちょっと待てって、お前等!」と割り込み、態勢立て直しを提案。スメラギさんの指示も出来る事なら戦いを止める、ただし現場の状況次第で自身の判断を尊重、ということらしく、「ぶっちゃけ、撃つ気満々だ!」と明かすロックオン、「刹那、ティエリア!やるからには、確実に仕留めるぞ!」と檄を飛ばし、3対3で戦闘開始。
・1PP、ティエリアと刹那でヨハン瞬殺、イベント発生。後退して合体攻撃を目論むトリニティに、追いすがるティエリアが自ら装甲パージしてナドレに変形、「使うぞ、ナドレの力を!」とトリニティの機体制御を奪い、驚愕するヨハン達に「ヴェーダとリンクする機体を全て制御下に置く。これがガンダムナンドレの真の能力!ティエリア・アーデにのみ与えられたガンダムマイスターへのトライアルシステム!」と明かす。
・「君達はガンダムマイスターに相応しくない。そうとも・・・万死に値する!」と宣告するティエリアだが、直後にトリニティが機体制御を取り戻し、「トライアルシステムが強制解除された?」と困惑。
・ガンダム同士の潰し合いは計画に支障を来す、とネーナらに後退を指示するヨハン、「君は私達より先に戦うべき相手がいる。そうだろう、ロックオン・ストラトス?いや、ニール・ディランディ」とロックオンの本名を暴露し、ヴェーダのレベル7に属するマイスターの情報をひけらかすと、「君がガンダムマイスターになってまで復讐を成し遂げたい者の一人は君のすぐ側にいるぞ」「クルジス共和国の反政府ゲリラ組織KPSA・・・。その構成員の中にソラン・イブラヒムがいた」「ソラン・イブラヒム・・・。コードネーム、刹那・F・セイエイ」と暴露、刹那こそロックオンの両親と妹を殺した組織の一員だと明かす。
・その隙にトリニティは撤退。更にトリニティを追ってきたサーシェス率いるPMCトラストが出現し、止むなく迎え撃って戦闘再開。
・2EP敵撃ち減らしてイベント発生。北にZEXIS本隊が到着して戦闘再開。
・5PP雑魚殲滅後、最後にサーシェス撃墜して戦闘終了。
・パーツ:高性能レーダー、クエント製センサーget。
・ロックオン、ティエリアとアレルヤを見届け人に指名し、刹那と話を付けるべく本隊を離れる。刹那がクルジス出身でKPSAに所属していた事を確認するロックオン、問い返す刹那に「俺の両親と妹はKPSAの自爆テロに巻き込まれて死亡した!」と答え、太陽光発電計画に伴う石油輸出規制に反発した中東諸国の貧しき民が神を騙る浅ましい者達に踊らされ太陽光発電紛争を起こしたと糾弾。
・神や宗教やKPSAに利用されたゲリラ兵達が悪い訳じゃない、と言うロックオン、「だが、その歪みに巻き込まれ、俺は家族を失った!失ったんだよ・・・」と嘆き、悲劇を二度と起こさないため圧倒的な力で世界を根本的に変えるべくCBに加わったと明かす。
・刹那に銃を突きつけたロックオン、「俺は今、無性にお前を狙い撃ちたい」「家族の仇を討たせろ・・・!恨みを晴らさせろ・・・!」と迫る。「・・・俺は神を信じていた」と口にする刹那、「この世界に神はいない」「神を信じ、神がいない事を知った。あの男がそうした」と元KPSAリーダー、現PMCトラストのアリー・アル・サーシェスとの再会を明かす。
・「刹那、これだけは聞かせろ!お前はエクシアで何をする!」と迫るロックオンに、「戦争の根絶」ときっぱり答える刹那、撃てば出来なくなると言われても「構わない、代わりにお前がやってくれれば。この歪んだ世界を変えてくれ。だが、生きているのなら俺は戦う。ソラン・イブラヒムとしてではなく、ソレスタルビーイングのガンダムマイスター、刹那・F・セイエイとして」と答え、「ガンダムに乗ってか?」と問うロックオンに「そうだ。俺がガンダムだ」と断言。
・しばし睨み合う二人だが、「ハ・・・!アホらしくて撃つ気にもなんねえ。まったくお前はとんでもねえガンダムバカだ」と苦笑するロックオン、「ありがとう」「最高の褒め言葉だ」と真顔で答える刹那に「!ハ・・・ハハハハ!」と爆笑。
・二人を案じてやってきたZEXISの面々に迎え入れられる刹那達。「・・・よく吹っ切れたな」とロックオンを労うクロウ、立ち聞きを責められてもお互い様とスルーし、「ファイアバグ・・・。お前も因果な部隊にいたもんだな」とコメントするロックオンに「俺の事も撃とうとするか?」と問い返す。「いや・・・俺はバカは的にしないのさ」と答えるロックオン、「最低の褒め言葉だ」と返すクロウに、「相変わらずキレてるぜ。お前の下らない冗談はよ!」と苦笑。
・ブリタニア・ユニオン軍の墓地で、亡き部下ハワード・メイスンの墓前に佇むグラハム、フラッグを駆ってガンダムを倒す事を宣誓。歩み寄った僚友ビリー・カタギリも協力を申し出、「三大国家に何者かから、ソレスタルビーイングの技術がもたらされるそうだ」と明かす。
●第36話:託される意志
・スメラギさんの指示でキラとアスラン、カミーユら技術に明るいZEUTHメンバーも巻き込み、クリス達が突貫作業でCBガンダムからヴェーダのバックアップを切り離すシステムを構築中。(ソレスタルビーイングの離反者・・・。もし、彼等がヴェーダを手に入れるような事があったら、世界は・・・)と危惧するティエリアだが、キラ達への距離感は縮まった様子。
・ジョニーやハリー大尉、ガンダムで全ての武力を駆逐するというCBの戦略はあまりに無謀と訝しみ、(ソレスタルビーイングの平和実現への計画・・・。もっと別の所に意味があるのかも知れんな・・・)と黙考するハリー大尉。
・一方、月面ではリボンズの案内でアレハンドロがヴェーダ本体に踏み込んで、「コーナー一族の長きに渡る悲願が今、成就の時を迎えるか」と感慨に耽る。リボンズがシステム掌握につとめる間、リンクした機体等からリアルタイムで入ってくるデータを眺めて悦に入るアレハンドロ。
・地上で王留美と接触したトリニティ、宇宙に出るための援助を要求。ところが通信直後にサーシェスが現れ、ラグナ・ハーヴェイは殺したと告げるやミハエルを射殺、生身ではお粗末すぎて面白くないと言い放ち、ヨハンとネーナにガンダム搭乗を促す。
・データ書き換えてミハエルのガンダムスローネツヴァイを奪ったサーシェス、「用済みなんだとよ!」と言い放ちヨハン瞬殺。そこへZEXIS登場、ネーナは仇討ちを誓って逃走し、「俺の受けた依頼はトリニティの始末だけだが、ちょいと食い足りねえな」と言い放つサーシェスがPMCトラスト部隊を召喚、戦闘開始。
・2PP、雑魚殲滅後にサーシェス撃墜してイベント発生、SRポイントget。止めをさそうとした刹那だが、突如CBガンダムのみ機体トラブル発生。ヴェーダのバックアップが切断されたと察したティエリア、「僕は・・・ヴェーダに見捨てられたのか・・・」と呆然、刹那も「同じだ・・・あの時と・・・クルジスの時と・・・エクシアに・・・乗っているのに・・・。ガンダムにもなれず・・・俺は・・・!」と無力感に苛まれる。更にアイムが現れて絶望を煽り立てる。
・スメラギさんやシン、カミーユらが口々に刹那を叱咤し、クロウも「一人で何でも背負い込むんじゃねえ!お前だけがガンダムじゃねえんだ!」と叱咤。「・・・俺は・・・まだ生きている!」と呟く刹那、「生きているんだ!動け、エクシア1動いてくれ!ガンダァァァァム!」と絶叫。
・スメラギさんが「キラ!お願い!」と促し、「キャリブレーションを取りつつ、ゼロ・モーメント・ポイント及び、CPGを再設定・・・FSCリンクを再構築しつつ、コントロールをサブ・サーキットに退避・・・!これで!!」とキラがリアルタイムで作業して、CBガンダムがシステム復旧。スメラギさん「うまくいったようね。ヴェーダから独立した戦闘OSの設定」と安堵し、「リアルタイムの最終調整も問題はないようです」と応じるキラ。
・ところが、アイムからヴェーダに見捨てられただの用済みだの吹き込まれたティエリアが立ち直れず、システム変更にエラー発生。「ノロマを見つけたぜ!」と嬉々としてヴァーチェに襲いかかるサーシェス、割って入ったロックオンに痛撃を加え、余勢を駆って刹那に肉迫。
・月面のヴェーダ本体で状況を秘かにモニターするアレハンドロ、「・・・さすがはスメラギ・李・ノリエガだ。ヴェーダのバックアップがない状態での戦闘を想定していたか」と感心するものの、「だが、私の放った猟犬は優秀だ。ガンダム撃墜も時間の問題かな」とご満悦。そこへリボンズが「レベル7をクリア。ヴェーダを完全掌握しました」と報告、最深部の封印も解除。「では、あの男と対面しよう」とイオリア・シュヘンベルグの冷凍睡眠装置に対峙するアレハンドロ。
・「あなたの求めた統一世界も、その抑止力たるソレスタルビーイングも、この私が引き継がせてもらう」と宣言するアレハンドロ、世界を変えるのは自分だと高笑い。そこへ「・・・この場所に悪意を以って現れたという事は残念ながら、私の求めていた世界にはならなかったようだ・・・」とイオリアのメッセージが再生され、「システムトラップ・・・!?誰かがヴェーダを掌握した場合に起動するようになっていたのか!」とリボンズ驚愕。
・多元世界とやらになろうとも愚かな人間は変わらないと告げるイオリア、「だが、私はまだ人類を信じ、力を託してみようと思う。世界は・・・人類は・・・変わらなければならないのだから」と続ける。「馬鹿な!イオリアは200年前に大時空震動さえも予見していたのか!?」とアレハンドロ驚愕。
・ガンダムは所詮戦争のための兵器と嘲笑するサーシェスに、「違う・・・!」と否定した刹那、トランザム発動して深紅に輝くエクシアで「絶対に違う・・・!俺のガンダムは!」と咆哮しつつサーシェス瞬殺。
・「GNドライヴを有する者達よ」と刹那達に呼びかけるイオリアのメッセージ、「君達が私の意志を継ぐ者なのかはわからない。だが私は最後の希望を・・・GNドライヴの全能力を君達に託したいと思う。君達が真の平和を勝ち取るため、戦争根絶のために戦い続ける事を祈る。ソレスタルビーイングのためではなく、君達自身の意志で、ガンダムと共に」と告げる。
・スメラギさん「機体に蓄積した高濃度圧縮粒子を全面開放し、一定時間、スペックの3倍に相当する出力を得る・・・」、アレルヤ「オリジナルの太陽炉のみに与えられた機能・・・トランザムシステム・・・!」とそれぞれ呟き、刹那「トランザム・・・!俺は託された!」と快哉。
・ティファ(あの人は・・・ありがとう・・・。あなたがガロードに・・・サテライトキャノンに力を貸してくれたのですね・・・)と微笑む。
・仲間の心を殺してクロウの動揺を誘おうと思った、と言い放つアイム、「心が砕けなかった以上、やはり、力を使うしかありませんね」と嘯き、次元獣召喚。傷ついたロックオンをティエリアが後退させ撤退。仲間を狙わず自分を狙えと憤るクロウに、「それでは意味がないのですよ。あなたの心がもっと揺さぶられないと。あなたの生きようとする心と死んだ方がましだと思う心のせめぎあい・・・。私はそれが見たいのです」とほくそ笑むアイム、マルグリットをけしかけて戦闘再開。
・3PPマルグリット集中攻撃、クロウで撃墜してパールネイル加入フラグget。
・5PP敵全滅して戦闘終了。
・「天秤は揺れながらも支点はぶれず・・・。嬉しくなりますよ」と言い置いてアイム撤退、その目的を訝しむクロウ。
・エリア11のフジから、行政特区法案成立式典の中継を受信するマクロス・クォーター。ユーフェミア総督の行政特区構想で、限定された地域内ながら日本の存在が認められるはずだったが、式典に集まった多くのイレブンはユーフェミア副総督の突然の処刑命令で虐殺され、黒の騎士団が突入してブリタニア・ユニオン軍と戦闘となり、更にインペリウムの介入でなし崩しに戦闘終了。
・フジで起きた虐殺の報に、ブリタニア・ユニオンの植民地での混乱を予想するトレーズ閣下、「あなたは、それをコントロールするだけの力があるはずだ」と責めるアムロに買いかぶりと答え、「君が私の立場なら、犠牲を払わずに世界を変える事が出来るのかな?」と反問、「批判を述べる事は誰でも出来るよ、アムロ・レイ」と微笑む。
・「あなたの言う通りだ。ならば、俺は俺の出来る事をする」と言い切ったアムロ、ZEUTHメンバーへの合流を宣言し、「トレーズ・クシュリナーダ。俺はあなたを信じたかった・・・」と告げる。「では、私は君を信じさせてもらおう。君も敗者になってくれると」と応じたトレーズ閣下、クワトロ大尉にも去就を問う。
・エルガン代表がZEXISを再招集して各地の混乱に対処することに。スメラギさん、ソレスタルビーイング内の離反者がヴェーダを掌握したと判断、ヴェーダのバックアップなしで活動する覚悟を固める。
・ロックオンは幸い生命に別状なく、片目となったものの戦線復帰、狙撃能力への影響を案じるフェルト達に「俺とハロのコンビを甘く見んなよ」と軽くいなし、(俺が寝てると気にする奴がいる・・・。)とティエリアの心中を慮る。
・ロックオンの負傷に自分を責めるティエリア、「マイスターとしての資質を失ってしまった・・・ヴェーダと直接リンクが出来なければ、僕はもう・・・」と呟く。(・・・新システム変更時にエラーが出たのは、錯乱状態だったティエリア自身が障害となったためなの・・・でも、そんな事が人間に・・・?)と秘かに戸惑うフェルト。
・単にリンクできなくなっただけ、自分達と同じになったと慰めるロックオン、ヴェーダなしでは計画実現が困難と後ろ向きなティエリアに「出来るだろ!」と一喝、「四の五の言わずにやりゃいいんだよ。お手本になる奴が、すぐ側にいるじゃねえか。自分の思った事をガムシャラにやるバカがな」と刹那をあげつらい、ZEXISの連中も似たようなものと微笑。その言葉に立ち直ったティエリア、「悪かった」と素直にミスを謝罪。
・月面ヴェーダ本体では、思惑を外されたアレハンドロが逆上してイオリアの冷凍睡眠装置を銃撃、「200年の時を経て、それでもなお、私の邪魔をするか!」とヒステリックに叫ぶ。CBガンダムのトランザムはヴェーダにもデータなし、GNドライヴのブラックボックスにあらかじめ組み込まれていたと推測するリボンズ。更にヴェーダ内のマイスター達の情報も完全消去され、計画変更すら予測していたイオリアに戦慄するアレハンドロ。
・アレハンドロの狂奔を静かに見守るリボンズ、イオリア・シュヘンベルグは神と呼ばれるに相応しいかも、と思いつつ、(だが、ヴェーダの最深部のデータからその神の盟友を知る事が出来たのは大きな収穫だったよ)と秘かにほくそ笑む。
●第37話:雄々しく・・・そして美しく
・アルト君の選択肢は「シェリルの歌をリクエスト」。「あたしの歌を聴けぇっ!」とシェリルが「What 'bout my star?」熱唱。
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