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第2次SRWZ破界篇(3周目:エリア11ルート:24話〜最終話+α)

●第24話:ナリタ攻防戦
・クロウの選択肢は「エリア11へ行く」で、激動のエリア11へ。
・久々にアッシュフォード学園のクラブハウスに帰ったルルーシュ、最愛の妹ナナリーと再会を喜び、「俺が留守の間、ナナリーの警護、ご苦労だった」とC.C.を労う。「黒の騎士団の活動よりもそちらの方の労をねぎらうか」と呆れるC.C.、わるびれないルルーシュに「そういうお前も嫌いではない」と苦笑しつつ、ナナリーに過保護すぎると苦言を呈し、姓は偽名に変えてもルルーシュという名は捨てられない甘さを指摘、「お前の方が、お守りを必要としているように見えるがな」と揶揄。
・C.C.だって人間らしい名前じゃないと反撃するルルーシュに、「雪がどうして白いか知っているか?」と問い返すC.C.、「雪が白いのは自分がどんな色だったか、忘れてしまったからさ・・・」と煙に巻く。
・黒の騎士団アジトに帰還したキリコ、ココナとバニラの熱烈な出迎えには無言でスルー、気を利かせたゴウトがとっておきの豆でコーヒーを勧めると「もらおう」と受け入れる。
・「わかんねえもんだな。あんたらのキリコへのゾッコンぶりは」と呆れる玉城とデュオに、「へへ・・・俺も自分がわからねえよ。・・・だがな、穴倉みたいなゲットーに住んでると色々とたまってくるもんがあるんだ」とゴウトが照れ笑い、「キリコはね、そういうのを全部ぶっ壊してくれる何かを持ってるような気がするのさ」とココナが想いを明かし、「そうそう。こいつは巨大な不発弾みたいなもんよ。自爆、誘爆、ご用心ってな!」とバニラが聞いたような台詞でキメるものの、当のキリコはやっぱり完全スルー。(^^;
・一方、ゼロをペテン師の類と評する五飛、エリア11の弱者を自分の目的のため駒にしようとしていると疑い、根拠を問われると「直感だ。本能が奴の危険さを告げている」と断言。タイミング良く出てきたゼロが「そこまでだ」と制し、真に日本解放のため戦っていると断言、証明する術はないので行動を見て判断してほしいと告げ、疑念が本当だったら?と問い返されたヒイロが「お前を殺す」と即答すると、「・・・迷いのない瞳だな。では、君に殺されないように気をつけるとしよう」と韜晦、五飛も自分の目で見届けると納得。
・参謀格のディートハルトが現状説明。総督コーネリア指揮下で静かな戒厳令下にあるエリア11は、国内のレジスタンスグループを秘密裏に一斉取り締まり、市民に不安を与えずにほぼ壊滅させたため、黒の騎士団の他には「奇跡の藤堂」を擁する日本解放戦線が残るのみ。「奇跡の藤堂・・・。7年前の極東事変において日本が唯一勝利した厳島の戦いの立役者か」と五飛が納得。
・コーネリアがプライドを曲げて本国から招請した増援に、追い詰められた日本解放戦線はナリタ連山に篭城して苦戦。「我々もナリタへ向かう!コーネリアを討ち、藤堂を黒の騎士団に加えるぞ!」と檄を飛ばすゼロ、インペリウムの脅威を考えれば戦力の消耗は危険と異を唱えるカトルやデュオらに、「日本人を守るのは日本人だ。それなくして日本の独立はありえない。そして、その先頭に立つのは黒の騎士団でなくてはならない」と説くゼロ、戦力の消耗を避ける必勝の策があると豪語。
・アッシュフォード学園生徒会室で、ユーフェミア皇女に会って助けられたお礼を言いたいと駄々をこねるニーナに、「って言ってもさぁ、相手わかってる?」「向こうは皇女様・・・こっちは庶民。」「いや・・・うちも昔ならそれくらい出来たんだけど・・・」と苦笑いするミレイ会長。見かねたリリーナが「あの・・・ニーナさん・・・。もし、よろしければ・・・」と助け舟を出しかけたところへ、「久しぶりだな、みんな」とルルーシュが突然入ってきてシャーリー歓喜。(^^;
・勇気を振り絞ってデートを持ちかけたシャーリーだが、留学成果の発表会で多忙とルルーシュに謝絶されがっかり。
・バイトに精出す沙慈はクラブハウスにピザ配達して、注文主のC.C.と遭遇、ポイントが貯まったとチーズちゃんぬいぐるみ交換を要求され、彼女とのペアリングのため稼いでいると見抜かれてびっくり。
・ ナリタで日本解放戦線を追い詰めたダールトン将軍らは雑兵一掃して藤堂を孤立させ、本国から参加したグラハム上級大尉の尽力を労う。実はコーネリア総督が援軍要請したのではなく、グラハムが個人的にエリア11のサムライ藤堂との戦いを求めて参戦を願い出たらしい。
・いよいよ追い詰められた藤堂、「仙波、卜部、朝比奈、千葉・・・今日までよく戦ってくれた」と側近たる四聖剣を労い、「ここを我等の死に場所とする!」と宣言、単騎で戦闘開始。
・2PPイベント発生。戦闘に巻き込まれたバトレーと研究員達、「ここで研究していたコードRのデータは軍に渡してはならん!」と脱出を指示。一方、ゼロ率いる黒の騎士団が北東に登場、「共にブリタニアの支配を打ち破ろうぞ」と藤堂に呼びかける。
・「・・・お前も私に奇跡を望むのか」と問う藤堂に、「あれは奇跡ではない。情報収集を踏まえた戦術的成功だ。だから、お前が欲しい」と答えるゼロ。「・・・もういい。主君と定めた者も部下も、この地で果てた。私も・・・」と諦念を示す藤堂に、「甘えるな!」と一喝するゼロ、「お前は責任を取らなければならない。奇跡の責任を!」と糾弾、厳島の奇跡という夢の続きを見せないまま余力を残して降伏したため、奇跡という幻想を抱いたエリア11の抵抗運動は激しいと説き、「足掻け、藤堂!最後までみっともなく足掻いて、そして死んでいけ!奇跡の藤堂という名前がズタボロになるまで!」と叱咤。
・「そうして初めて日本人は敗戦を受け入れられると?」と問い返す藤堂に、「民衆のためにこそ、それが必要だ。・・・もっとも私は正夢にしてしまうだろうがな」と豪語するゼロ。「ふ・・・」と不敵に笑った藤堂、「やるぞ・・・!彼等と共に、この状況を打破するぞ!」と四聖剣に檄を飛ばす。
・ブリタニア先遣隊を叩いてコーネリア総督の本隊を引きずり出すべく戦闘再開。ゼロの別命によりカレンは出撃せず。
・1PP敵3機撃墜してイベント発生、コーネリア率いる本隊が南西の台地に出現。圧倒的な戦力差に勝利を確信するコーネリアだが、「さすが常勝を謳われた皇女殿下。最も効果的な位置に部隊を配置する」と冷やかすゼロ、多勢に無勢と動揺する扇や玉城に「フ・・・これで圧勝できれば、それは奇跡だな」とほくそ笑み、「メシアでさえ奇跡を起こさなければ、認めてもらえなかった。だとすれば、我々にも奇跡が必要だろう」と嘯く。
・奇跡を演出するためわざと不利な戦局を誘導したのか、と気色ばむ五飛やクロウに、「黒の騎士団に参加したからには選択肢は二つしかない。私と生きるか、私と死ぬかだ!」と豪語するゼロ、「全ての準備は整った!カレン、やれ!」と号令。
・潜んでいたカレン、「輻射波動機構、最大出力!いっけぇぇぇぇぇっ!!」と咆哮、地面に撃ち込んだ輻射波動が地震を誘発し、コーネリア驚愕。「紅蓮弐式の輻射波動機構は対象に高周波を照射する。そして、それは今、このナリタ連山の地下水脈を直撃した」「罠にかかったな、コーネリア!お前が部隊を配置した地点は地下水脈が合流する地点だ!」と明かすゼロ。
・慌てて退避を命じるコーネリアだが、「もう遅い!!」とゼロが一喝、「地下水脈で発生した水蒸気は地上にある物全てを根こそぎ破壊する!」と勝ち誇り、コーネリアの本隊は瞬時に壊滅状態に。
・「奇跡が起きた・・・!いや、あのゼロが起こしたのか!」と唸る藤堂。(フフ・・・予想以上の破壊力だ。周辺にも被害が出ただろうが、まあ良しとしよう)と仮面の下で嗤笑するゼロ、コーネリアを討てと檄を飛ばして戦闘再開。
・3PPジェレミア撃破。死んだ・・・と見せて実は・・・(-_-;
・3PPダールトン、ギルフォード撃破、いずれも撤退。
・4PPキューエル撃破。死んだかな・・・?
・4PP雑魚殲滅後、ゼロでコーネリア撃破して戦闘終了、SRポイントget。
・後退したコーネリアを追撃するゼロ、「聞こえているか、コーネリアよ。既にチェックメイトだ」と宣言して投降勧告、ギアスで母の死の真相を聞き出す算段。ところがコーネリアは腹心ギルフォードに「ダールトンと共にユフィを補佐してほしい」と通信、「イレヴンの手に落ち、辱めを受けるぐらいならば・・・!」と自決の覚悟。
・そこへブリタニアの白兜ことスザクのランスロットが「ユーフェミア殿下の命を受け、救援に参りました!」と駆けつけ、「ユフィが特派に許可を・・・!」と驚くコーネリア。「また、あいつが我々の邪魔をするか!」と苛立つゼロだが、雄叫びと共に突貫するランスロットが瞬時に戦場を駆け抜けゼロの無頼を瞬殺。
・(ゼロ・・・君には恩がある。君の行動のおかげで救われた人がいて、多くのイレヴンが協力している事も知っている。でも、君のやり方は・・・間違っている!)と独白するスザク。(やられる・・・!俺のここまでの完璧な戦略がこいつによって覆されるのか!?)と機体を失い絶望するゼロだが、生身で割り込んだC.C.が「やめろ!この男には手を出すな!」と立ちはだかり、「お前に死なれては困る。間接接触だが試す価値はある」とランスロットに触れると、何故かスザクが絶叫。
・戸惑うゼロに「ショックイメージを見せているだけだ。何を見ているかは知らないがな。」と明かすC.C.、この隙に離脱するよう促すものの、「冗談じゃない!お前に借りを作ったままで・・・!」と意地をはるゼロがC.C.につかみかかる。「私に触れるな!」とC.C.が警告するも時既に遅く、ショックイメージに巻き込まれるゼロ、(何だ、これは!?俺の中にイメージが流れ込んでくる!罰・・・傷・・・悪意・・・憎悪・・・孤独・・・)と混乱。そこへ「父さん・・・!俺は!俺はぁぁぁっ!!」と惑乱するスザクが手当たり次第周囲を攻撃、脆い地盤が崩れてゼロとC.C.は地下に落下。
・コーネリア総督を討つよりゼロの捜索優先と五飛が説き、黒の騎士団は急ぎ撤退。
・何とか逃げ延びたルルーシュ、落下時のC.C.の負傷が再生するのを見て(この女・・・やはり、人間じゃないのか?)と黙考、うなされるC.C.が口にした名前を聞き、目覚めたC.C.に「いい名前じゃないか。C.C.より、ずっと人間らしい」と揶揄う。ところがC.C.は「馬鹿馬鹿しい。私に人間らしさなど・・・どうせ私は・・・私には・・・」「・・・忘れたんだ。全部・・・何もかも・・・今さら名前なんて・・・名前・・・なん・・・か・・・」と切れ切れに呟く。
・(こいつに触れた時のイメージ・・・そして、こいつの胸の傷・・・。背負っているものがあるという事か・・・)と黙考するルルーシュ、「・・・いい機会だから言っておく。そう・・・さっきは助かった・・・今までも。それから、ギアスの事も。だから・・・一度しか言わないぞ。」「ありがとう」と告げる。
・「感謝されたのは初めてだよ・・・。では、お礼を返してもらうか」といつもの無表情で応じるC.C.、「私の名前を呼べ」と告げ、「一度だけだ。大切に・・・優しく心を込めてな」と注文。「仕方ないな・・・」と微笑み、その名を優しく口にするルルーシュ。
・「駄目だな・・・全然駄目だ」と評するC.C.、「優しさが足りない。素直さといたわりの心も。発音も怪しいし、何より暖かみに欠ける」と酷評し、「・・・わがままな女だ」と憮然とするルルーシュに「そうとも。私はC.C.だからな」と言い放つ。
・「俺はどうして雪が白いのか知らない」「しかし、白い雪は綺麗だと思う。俺は嫌いではない」と慰めるルルーシュ、そろそろカレンが迎えにくると告げ、「俺はゼロ・・・奇跡を生み出す男だからな」と宣言。
・翌朝、アッシュフォード学園でクラブハウスを訪れたシャーリー、「ねえ、ルル・・・ゼロって弱い者の味方なんだよね・・・?」「なら、何で私のお父さんを殺したんだろ・・・」とうなだれ、「何も悪い事・・・してないのに・・・なのに・・・埋められて・・・息・・・苦しかっただろうに・・・」と嗚咽をもらす。鉱山技術者だったシャーリーの父親をナリタで戦いに巻き込んでしまったと悟り愕然とするルルーシュ。

●第25話:絆
・エルガン代表、秘密結社キョウトの首魁であり日本のレジスタンス活動の影の指導者でもある桐原泰三、表向きは旧日本財閥の一門にしてブリタニア政府公認のイレヴン自治組織代表でもある人物と通信で密談。「・・・ゼロが、あの少年であるならば、奴が人質として日本に来た時から知っている」と応じる桐原、「奴がブリタニアを憎むのも当然だろう。その存在を父親に抹殺されたに等しいからな」と納得し、引き続き黒の騎士団の支援を約束しつつ、エルガン代表が何故日本解放に協力するのかと問う。
・「・・・私が望むのは人類全体の利益だ。そのためにはゼロの力も必要なのだ」と答えるエルガン代表に、私心がないことは確信する桐原、(故に気になる。奴が見据える先に何があるかが・・・)と黙考。そこへ「桐原様はゼロ様の正体をご存知で?」と問いかける神楽耶、盟約故口外できないと答える桐原に「構いませんわ。私が興味あるのは、あの方の向かう先です」と告げ、ゼロを気に入ったと明言して「仮面の下で、あの方は何を思うのでしょうか・・・」と微笑む。
・シャーリーの父親の葬儀に出た生徒会の面々、シャーリーの心痛を慮り声をかける。黒の騎士団とゼロが卑怯だと糾弾するスザク、「自分で仕掛けるのでもなく、ただ人の尻馬に乗って、事態をかき回しては審判者を気取って、勝ち誇る・・・!あれじゃ何も変えられない・・・!間違ったやり方で得た結果なんて意味はないのに・・・!」と憤る。
・墓地に一人残ったルルーシュ、「シャーリー・・・俺は・・・」と独り呟く。そこへ「悔いているのか、友人の父親を巻き込んだ事を」と現れたC.C.、これまでルルーシュが殺してきた多くの人間にも家族や恋人や友人がいたと指摘、激高するルルーシュを口先だけの頭でっかちな童貞坊やと嘲り、「お前にはもう動揺したり、立ち止まる権利などない。生きるために必要なのだろう?私を失望させるな」と告げる。
・黒の騎士団アジトのカトル、ナリタ連山での民間人の犠牲に懊悩。「次からは無しだ。」「奇跡も結構だが、あんな無茶に加担するのは、あれっきりだ」と断言するクロウに、「あの男は奇跡を演出するために兵士の生命を犠牲にした」と糾弾してまたやるだろうと断言する五飛。一方で奇跡の勝利を手にしたため抵抗運動も盛り返しているとトロワが冷静に指摘。
・「カトル・・・俺達に出来る事は一つだけだ。俺達が奴のストッパーになる」と言い切るクロウ、ゼロの知略は日本解放にもZEXISの戦いにも必要だと説き、「ゼロが正義をやるってのは、奴の真の目的を隠すための方便かも知れない。だが、奴が俺達を利用するってんなら、俺達も奴を利用してやろうぜ」と不敵に笑い、「奴に本当の正義の味方をやらせるのさ。ナリタみたいな真似はもうさせない。正面から戦っての消耗を避けるためにあんな手を使ったって言い訳するなら、次は正面から無傷で勝利してやるまでだ」と宣言。
・ゼロが止まらなかったら?と問うトロワに、「その時の答えは決まっている」と断じるヒイロ。「・・・なるべく、そんな事はしたくないがな」と苦笑するクロウ。
・一方「俺は兵士だ。目の前の敵を倒すだけだ」と言い切るキリコ、戦う理由を問われて無言ながら、(奴等の言葉を聞きながら、俺は部隊を脱走してからの自分の戦いを振り返っていた。戦いの意味など考えた事のない俺の中でかすかな光のように、それはいた。小惑星リドでの出会い、そして、戦場で再会したあの女・・・いつの間にかそれは、俺にとって唯一の意味のある存在となっていた)と独白。
・ブリタニア・ユニオン政府からゲットーの黒の騎士団掃討を命じられた治安警察では、秘密結社のボローがファンタムレディにキリコ討伐を命令するも、「・・・嫌です」と拒絶され、やむなく機体の破壊と生け捕りを命令。
・人間の限界を超えた反射神経と身体能力を付与された完璧なる兵士、ギルガメス軍の最高機密パーフェクトソルジャーであるファンタムレディを小惑星リドから奪取し秘密結社で教育したにも関わらず、命令に従わないことを訝しむイスクイ署長。ボロー、プロトワンことファンタムレディの脳波を調査した結果、PSとして教育を受ける前の空白状態でキリコと遭遇し、そのイメージが刷り込まれてしまったと推測し、PSとして完成させるためにキリコを捕らえて処刑すると宣言。
・シンジュクゲットー戦場跡にシャーリーを呼び出したヴィレッタ、黒の騎士団の首領ゼロについて調査し、その行動に符合する人物に目星を付けたとして、「ルルーシュ・ランペルージ。アッシュフォード学園の生徒。君の友人だ」と告げる。「ルルが・・・ゼロ・・・」と呆然と呟くシャーリーに、「断定は出来ない。この件は私が独自に調査を進めたもので、まだ軍でも知る者はいない」とことわった上で、ルルーシュの身辺調査を命じ、念のためと護身用の銃も手渡す。
・(この女が動けば、ルルーシュという学生も何らかのアクションを起こすはずだ。奴が何らかの人間の記憶を操作できる手段を持っているなら、なおの事・・・)と黙考するヴィレッタ、(私はジェレミアのように地位も名誉も失って死んだりはしない。いや、逆に手に入れてみせる!そのためにもゼロにつながる手がかりを・・・私一人で・・・!)と独白。
・ディートハルトの情報で治安警察のゲットー焼き討ちを察知した黒の騎士団は迎撃準備。迷いを見せるカレンに個人回線で「迷っているのか?」と声をかけるゼロ。「本当にあたし達のやり方で世界が変えられるのでしょうか!?」と問うカレンに、「変えられる。いや、変えねばならない」と断言するゼロ、民間人の犠牲が出るからこそ立ち止まる事は出来ないと告げ、「たとえ、どんな手段を使っても、卑怯だと罵られようとも、勝つしかないんだ。・・・そのためなら修羅になるべきだ。流した血を無駄にしないためにもさらなる血を流してみせる」と説く。
・「・・・だが、強制はしない。カレン、引き返すなら今だ」と告げるゼロに、「共に進みます。あたしは、あなたと共に」と健気に微笑むカレン。一方(さあ、ゼロ・・・見せてもらいますよ。あなたの戦いを)と見守るディートハルト、(役立たずの解放戦線の生き残りを勝つためのトラップとして使用したあなた・・・フフ・・・やはりあなたは素晴らしき素材・・・カオスの権化だ!もっと・・・もっと見せてくれ、私に!あなたの主観に満ちた世界を!)と独白。
・現れた治安警察を迎え撃つ黒の騎士団。ナリタの戦いのためガンダムパイロット達が自分と距離を置いていると感じ取ったゼロ、キリコに自分の直衛を命じ、「各機、攻撃開始!ゲットーに市民を守るために戦え!」と命じて戦闘開始。
・1PP敵3機撃破してイベント発生。南にファンタムレディのブルーティッシュドッグが出現。戦意を示すキリコに、あくまで自分の直衛を命じるゼロだが、かえって巻き込むと正論で返され渋々同意して戦闘再開。
・1EP反撃でキリコがファンタムレディを撃破してイベント発生。撤退するファンタムレディを追うキリコ、脆い足場が崩れて共に地下へ転落。更に、北東にスザク率いるブリタニア・ユニオン増援が出現。ナンバーズ出身の自分に黒の騎士団を相手にさせると憤るスザクだが、「踏み絵かな・・・。どうする・・・試されてるよ、君」と揶揄するロイド伯に、「やります・・・!僕はゼロのやり方を許せませんから!」と即答。
・「・・・スザク君、こんな時に何だけど、一つ聞くよ。君は人が死ぬのを極端に嫌うねぇ。なのに軍隊にいる。な〜ぜだ〜い?」と飄々と問うロイド伯、「死なせたくないから軍隊にいるんです」と答えるスザクに、「その矛盾はさ・・・いつか君を殺すよ」と捉えどころのない微笑で指摘。「・・・ランスロット、行きます!」と応じるスザクを迎え撃つべく戦闘再開。
・3PP雑魚掃滅後、最後にスザクを撃破して戦闘終了、SRポイントget。「ゼロ!お前だけは、この手で!」と吠えるスザクが決死の突貫でゼロに痛撃、コントロールを失って墜落するゼロ。「あいつ・・・あの白兜とはとことん相性が悪いな!」と呆れるデュオ。(^^;
・スザクはそのまま撤退し、ブリタニア・ユニオン増援が出現。止むなく迎撃する黒の騎士団、ゼロ救助には杉山達を向かわせる。
・ゲットーの一角で見ていた少年、(無様なものだね、ゼロ・・・。君にC.C.は不釣り合いだよ)と冷笑。
・一方、ゲットー地下で擱座したATから出て対峙するキリコとファンタムレディは、互いに戦意のないことを確認。プロトワンと名乗るファンタムレディに「そいつは名前なんかじゃない」とぶっきらぼうに告げるキリコ、「・・・ずっとプロトワンと呼ばれてきました・・・」と俯くファンタムレディ。
・「いつもあなたを見ていました」「そう・・・いつも・・・」と告げるファンタムレディ、イスクイ署長とボロー司祭からキリコを狙うよう命じられていると明かし、「でも、あなたとは戦いたくなかった・・・」と告白し、プロトワンという記号以外、自分でも何もわからないと語る。そこへ治安警察が突入、「また会おう」と告げて逃走するキリコ。
・(俺の運命を歪ませた神尾序はもう敵ではなかった。ますます泥沼に引きずり込まれるような予感に怯えながら、一方、俺は驚いていた。自分がこれ程までに願った事があるだろうか?もっと生きたいと・・・)とキリコ独白。
・シンジュクゲットーに墜落した無頼から辛うじて脱出したゼロはシャーリーと遭遇。「今なら・・・お父さんの仇が・・・討てる・・・!と近付いたシャーリー、気絶したゼロの仮面を外し、ルルーシュと知って驚愕。さらにヴィレッタがやってきて「これは驚きだな。何らかの関係はあると思ったが、学生自身がゼロだったとは」とコメント、「こいつをコーネリア総督に差し出せば、私は貴族になれる・・・!」と野心を燃やす。
・「ル、ルルから離れて・・・!」とヴィレッタに銃を向けるシャーリー、動揺しつつもヴィレッタを撃ち、「迂闊・・・。こいつ・・・お前の・・・男・・・だったな・・・」と苦く呟くヴィレッタ。シャーリーは怯えて逃走。

●第26話:ギアス対ギアス
・出血で気を失ったヴィレッタを保護した扇、ゼロの正体とうわ言を呟いていたので極秘裏に自室へ運んだものの、意識を取り戻したヴィレッタは記憶喪失。「とりあえず、いい人に拾ってもらったみたい」と無邪気に微笑むヴィレッタに、困惑する扇。
・自室に籠っているシャーリーを案じるアッシュフォード学園生徒会の面々。黒の騎士団は無駄に血を流すだけと憤るスザクに、「では、どうすればいいのでしょうか・・・?」と問いかけるリリーナ、「勝つとか、負けるとか・・・支配するとか、されるとか・・・。それは世界に必要な事なのでしょうか・・・」と憂い顔。
・C.C.に救助されたルルーシュは仮面が外れており、側には何者かの血痕が残されていたため、誰かにゼロの正体を知られたと危ぶむルルーシュ。学園でのスザクの様子から軍には知られていないと判断、シャーリーを見た気がすると懸念し、ナリタへ向かった彼女を単身追跡。「本当に失いたくないものは、遠ざけておくものだ」と苦言を呈するC.C.だが、「好きにしろ・・・」と送り出す。
・ナリタの戦没者慰霊碑を独り尋ねたシャーリー、父の仇ゼロであったルルーシュをかばった己に困惑。そこへ「立派な慰霊碑だね、シャーリー・フェネットさん」と声をかけるマオ、目隠しのまま「ひどい男だねぇ、ルルーシュは」「騙していたんだろう?ほんとはゼロなのに」と快活に話しかけ、シャーリーの秘めた心中を次々暴露、ゼロと同じ殺人者であり父の死と引換に想い人の口づけをねだった醜悪な魔女などとにこやかに糾弾、「罪を償い、心を解き放たないと君もルルーシュもあまりにかわいそうだよ」と追い詰める。
・「シャーリーから離れろ!」と駆けつけたルルーシュ、考える事を次々言い当てられ、「聞いてないの、C.C.に?」と言われて「ギアス能力者・・・!」と思い当たる。「君のギアスは相手の目を直接見なければ使えない。そういうルールも全部わかっちゃうんだよねぇ」と冷笑するマオに、「思考を読むギアス・・・」と呟くルルーシュ。
・「君の罪を償おう」とシャーリーを誘導するマオ、持っている銃でルルーシュを殺して自殺するよう誘い、ゼロの正体を隠し通すためその銃で目撃者を撃った事も暴露、活路を求めて黙考するルルーシュに「泥棒猫には、こういう死に方が相応しい」と糾弾。
・心の傷を暴き立てられ追い詰められたシャーリー、マオの誘導に操られて「ルル、死んで・・・罪を償おう。私も一緒に死んであげるから・・・」とルルーシュに銃を向けるものの、「でも・・・」「私・・・わたしは・・・」と躊躇。
・そこへC.C.が割り込み、「ようやく会えた、君に!」「C.C.・・・僕はずっと君を捜していた。あの日・・・僕の前から君が姿を消した日から」とマオ驚喜。
・11年前にギアスをマオに与えたと明かすC.C.、「そして、マオは使う内に増大していくギアスの力に呑み込まれた」「ギアスは力を増していく・・・。克服できない者は自らの力そのものに飲み込まれて行く」と告げ、500m以内の他人の思考を読み取るマオのギアスは最早オフにできず、常に周囲の心の声に晒されることを暴露。「僕は絶えず近くにいる奴等の思考に押し潰されそうになっているのさ!」と認めるマオ、「でも、C.C.は違う!C.C.だけが僕に静寂を・・・安らぎをくれる!」と笑い、ギアスが通じず思考が読めないからか、と納得するルルーシュ。
・ギアスが増大し持ち主を飲み込む事を知りながら伏せて契約を持ちかけたC.C.に、「お前は卑劣だ!」と責めるルルーシュ。一方、「君が帰ってくるなら、もうどうでもいい」とC.C.への執着を露にして泥棒猫ことルルーシュへの復讐を放棄するマオだが、「マオ・・・前にも言ったはずだ。私はお前とは・・・」と言葉を濁すC.C.に気色ばみ、「あいつがいなければ、君は・・・」とルルーシュへの殺意を抱く。
・「・・・最初から、こうしておくべきだった・・・」とマオに銃を向けるC.C.だが、遂に引き金を引く事なく、逆にマオに撃たれて負傷。僕が好きだから撃てなかったと哄笑するマオ、「君には、もっと別のお仕置きが必要だ」とC.C.に迫り、ルルーシュを人質に同行を強要。
・やむなくマオ達を見送ったルルーシュ、自失状態のシャーリーを「シャーリーは悪くない」「俺が許す・・・君の罪は全部、俺が・・・」と慰め、「嫌な事は全て忘れてしまえばいい」「俺が全部、忘れさせてやる・・・」と宣言、「お父さんの事、すまなかった。もし生まれ変わる事が出来たら、君に・・・」と告げてギアス発動・・・(T^T)
・一方、シンジュクゲットーではスザク率いるブリタニア・ユニオン軍を黒の騎士団が迎撃、ゼロ抜きで戦闘開始。
・2PPイベント発生。ようやく無頼で到着したゼロだが、マオから携帯に着信。C.C.にお仕置きをくわえると告げるマオ、1時間後にC.C.の両手両足を切り落とし、目とノドも潰すと宣告、それまでに自分達を見つけて止めろと挑戦、「じゃあね、ルルーシュ。戦場で集中力を失えば、死ぬ事になるよ」と揶揄して通話終了。
・(奴は俺が戦場にいる事を知っている。だが、俺の思考を読まなかったという事は500メートル以内にはいない・・・)と黙考するゼロ、周囲の思考に煩わされず戦闘が確認できる場所にマオが居ると推測、戦場の真ん中に単騎突貫して(この位置なら周辺500メートル全てが戦場だ。マオは近付く事は出来ない。後は・・・!)と黙考、「これより私は5分間、一切の行動をとらない!」と宣言、理由は言えないと告げて「お前達は5分の間、私を守り、敵を殲滅しろ!」と命令。
・無茶な命令に従う義理はないと拒絶するデュオ達だが、「・・・頼む・・・」「頼む・・・。力を貸してくれ」と懇願するゼロにカレン達驚愕、「了解だ」とクロウが快諾して「俺は頼まれたら嫌とは言えない性分なんだ」と韜晦し、「命令じゃない・・・。彼は僕達の力を必要としている」と悟ったカトルも同意、「仕方ねえな・・・」とデュオも賛同、五飛も「俺は奴の言う事など聞く気はない!だが、敵は殲滅する!可能な限り、早くな!」と言い張り、「素直じゃないね、まったく・・・」と苦笑するクロウ。
・藤堂が「各機はゼロを守れ!奴が5分で片をつけろと言った以上、やってみせるぞ!」と発破をかけて、カレンも「ゼロ・・・!守ってみせる!」と気合入れ、戦闘再開。(この5分は奴を追い詰める仕掛けを作るのに専念する・・・!そして、5分で戦いを終わらせて、次の準備に入らなければならない・・・!)と決意するゼロ、(今は信じるしかない・・・!黒の騎士団を・・・みんなを・・・!)と独白。
・藤堂の戦闘時セリフイベント。「人に頭を下げる事を知っているとはな・・・。ゼロ・・・どうやら私はお前を見くびっていたようだ」と一人ごちる藤堂、「確かめさせてもらうぞ。お前が真に仕えるべき将の器であるかを!」と宣言。
・3PP雑魚殲滅後、最後にスザクを撃破して戦闘終了、SRポイントget。前面装甲を破損したランスロットのコクピットから、デヴァイサーのスザクが露出。カレン驚愕、ヒイロ「やはり、そうか・・・」と納得し、「枢木スザク・・・。日本最後の首相、枢木ゲンブの遺児・・・。彼が・・・」と呟く藤堂。(・・・嘘だ・・・今までのは全部・・・スザク・・・。俺の前に立ち塞がっていたのはスザクだったのか・・・!)と驚愕するゼロ。
・「同門として共に武を学んだ君を殺したくはない!」と投降勧告する藤堂だが、スザクはきっぱり拒絶、「今の社会を否定しても意味はありません!認められて、変えていける力を持つ事こそが唯一の道です!」と力説。「ならば、君はその道を行け」とその意志を認めた藤堂、「勝つにしろ負けるにしろ、全てを出し切らなければ、何も獲得できはしない!それは国でも個人でも同じ事!」とエール。
・「でも、僕のやるべき事は今・・・!」とゼロに急迫するスザク、「僕の生命で・・・ゼロを・・・!この国の戦いを止める!」と刺し違える覚悟を示すものの、「特攻なんて許さない!」と呼びかけるロイド伯が「だ〜め〜!君のわがままでランスロットを失う事は絶対に許さないよ!」と言い聞かせ、やむなくスザク撤退。表面は取り繕うゼロだが、(スザク・・・どうして、お前が俺の敵にならなければならないんだ・・・!)と呆然。
・スザクが白兜に乗っていたことに、(フ・・・今日という日、俺は大切なものを次々に失っていく・・・)と自嘲するゼロだが、志を果たすためC.C.を救出することを改めて決意し、黒の騎士団メンバーを一人呼ぶよう扇に指示。
・一方シンジュクゲットー地下のマオ、「君の手足を切り落とすのは、罰なんかじゃない。感謝の気持ちさ」と告げ、結局見つけられなかったルルーシュを嘲弄、「さあ、時間だ・・・。C.C.・・・君への限りない感謝を・・・」とC.C.に迫る。そこへ電話をかけてきたルルーシュ、「待ってくれ、マオ・・・!」と必至で制止、「俺の負けだ。・・・頼む、C.C.を返してくれ」と懇願。
・無様と嘲笑するマオに、「・・・お前、まさかC.C.というのが本当の名前だと思っているんじゃないだろうな?」と問いかけるルルーシュ、「俺は知っている。本当の名前をな」と明かし、愕然として目隠しをとり「僕には教えてくれなかったのに・・・どうしてあんな奴に!?」とC.C.に迫るマオ。
・「わかっただろう?C.C.は、この俺のものだ。C.C.はな・・・俺のものなんだよ、マオ」と嗤笑するルルーシュ、動揺するマオに自分はC.C.の全てを手に入れたと言い募って追い詰め、「ルルーシュゥゥゥゥゥ!」と狂乱するマオ。
・(そこまでだ、マオ!)と思考をマオに読ませつつ現れたルルーシュ、(俺の思考が読めるな?・・・チェックメイトだ)と告げつつ、ギアスで従えた治安警察を引き連れて近付き、逆上して接近に気がつけなかったようだなと揶揄。
・他人の思考を嫌うマオが一般市民の近付かない毒ガス騒ぎの跡地にいると読んだルルーシュ、(ちなみにここは、俺がC.C.と契約した場所でもある)と嗤笑、「この電話は戦場からかけてるんじゃないのかよ!」と困惑するマオに(お前、馬鹿か?録画だよ、その電話は。あらかじめ録った動画を黒の騎士団の団員に転送させているのさ)とギアスで仕込んだことを明かし、(お前の思考はシンプル過ぎる。心を読めるのが仇になったな)と反応を予想しきって会話を組み立てたことを示唆。
・怒りに駆られて「知っているぞ!お前が今日、友人を二人失ったのを!」と迫るマオ、「そして、枢木スザクは生命を懸けて、ゼロを殺そうとする!奴は死にたがりだからな!」と言い募り、(どういう事だ!?)と問うルルーシュを「ハハハ!教えてやるもんか!親友と信じていた男に殺されろ!」と嘲り、「罰が欲しいだけの甘えん坊は生命を捨てて、ゼロを殺そうとする!奴の善意は自己満足なんだよ!」とスザクを糾弾。
・(俺の友を愚弄するな!)と激高したルルーシュ、治安警察に発砲を促してマオを射殺。
・地上に戻ったゼロ、マオを油断させるため戦闘継続を偽装させた黒の騎士団を労い撤収指示、事情を問うデュオには「それについては話す事は出来ない」と回答拒否。「貴様は、またそれか・・・!?」と怒る五飛をカトルがなだめ、「友達じゃないさ。だが、俺達は仲間だ」とクロウも諌める。その言葉に(俺は何かを失い、何かを得たのかもな・・・)と独白するゼロ。
・地下で無茶を窘めるC.C.に、「お前は俺の共犯者だ。勝手に降りる事は許さん」と憮然と答えるルルーシュ、「それに・・・」「お前に借りがあるのも事実だ」と言い訳。人にものを頼んだと揶揄われて、駒扱いでない事を証明するためと言い訳するルルーシュに、虚勢を張るなと窘めるC.C.、「それに心地良かっただろう?ギアスの力でも、ゼロの指揮でもなく、誰かが力を貸してくれるのは?」と指摘。
・マオについて問いつめられたC.C.、「・・・契約した時、マオはたった6歳で孤児だった。読み書きも、親の愛情も、善悪も何も知らなかった・・・」と語り、ギアスの力がマオから人を遠ざけたため、自分はマオの親友で恋人で他人で世界の全てだった、と沈痛な面持ちで明かす。
・自分はギアスに負けず使いこなしてみせると宣言するルルーシュ、「この世界を変えてみせる。俺の願いもお前の願いも、まとめて叶えてみせる。奴に果たせなかった契約を俺は実現してやる。だから・・・」と告げ、「慰めか?哀れみか?それとも・・・執着か?」と問うC.C.に、「・・・契約だ。今度は俺からお前への」と応じ、「いいだろう。結ぼう、その契約・・・」と答えるC.C.。
・再びナリタの慰霊碑を訪れるルルーシュ、「・・・あの・・・あなたもご家族を亡くされたんですか?」とシャーリーに聞かれて、「いえ、家族ではなく・・・友達を。そう・・・多分、大事な・・・」と答え、「なくしてから、初めてわかる事ってあるんですね。自分がどれだけ彼女の笑顔に救われてきたかって・・・」と述懐。
・全て忘れさせられたシャーリーだが、「・・・朝は来ますよ」とルルーシュを慰め、「そうですね・・・。俺もそう思っています」と寂しげに微笑むルルーシュ、「今まで、ありがとう・・・」と別れを告げる。そこへミレイから電話が入り、スザクがユーフェミア皇女専属の騎士になったと告げられて驚くルルーシュ、(スザク・・・お前は自分の道を行くのか・・・だったら、俺も進む・・・。友達を失おうと、俺には仲間がいる・・・そして、仲間を失おうとも俺にはやらなければならない事があるんだ・・・)と独白。
・ユーフェミア副総督の私的なお茶会に招かれたリリーナはニーナを帯同、同席したマリナ皇女とユーフェミアに「平和とは・・・いったい何でしょうか?」と問いかける。

●第27話:神の島
・遠征先のキュウシュウ地区からユーフェミア副総督と通話するコーネリア総督、スザク登用の翻意を試みたものの、「私の騎士は枢木スザク、只一人です」ときっぱり言い切られ、「騎士の任命は皇族の特権だ。総督といえど、これ以上は口を出すつもりはない・・・」と言葉を濁したものの、スザクの能力は騎士に相応しいと主張するユーフェミアに「ナンバーズを区別するのはブリタニア・ユニオンの国是だ」と指摘、「・・・では、私が変えてみせます」と言い切るユーフェミアに「わかっているのか、副総督・・・!それは皇帝になるという事だぞ!」と窘める。
・式根島での出迎えの任を命じられたユーフェミア副総督、どなたがいらっしゃるのか?と訝しむ。
・お茶会でユーフェミア、マリナと話したリリーナは迷いが晴れ、(私もお二人と同じように誰かに教えてもらうのではなく、自分自身で平和というものを考えてみます)と決意。
・久々に生徒会室へ来たシャーリー、ギアスでルルーシュの記憶をなくしたため他人として接し、訝しむミレイ会長には「ちょっとケンカして・・・」と誤摩化すルルーシュ。
・黒の騎士団アジトで、インペリウムの気まぐれな戦いで戦力を失った国家が次々と隣国に侵攻され地図が書き換えられている、と現状を憂うカトル、「世界のパワーバランスをも変える強大な存在を前にして、人のエゴがむき出しになっていく・・・」と嘆く。
・他のZEXISはインペリウムと対決するつもりらしいと告げるクロウ、次元境界線の揺らぎから異世界のZEUTHメンバーが転移して来ているらしいと情報共有、ZEXIS再編成を示唆。やってきたゼロ、「だが、黒の騎士団がそれに応じる事はないだろう」と宣言、正義を示すのは既に十分なので日本解放に専念すると告げ、日本解放の後には国を挙げて巨悪インペリウムに立ち向かうとクロウやコロニーエージェントの面々に協力要請。(次から次へと、よくでまかせが言えるものだ。本当はインペリウムの混乱に乗じて、ブリタニア打倒を狙っているくせにな・・・)と内心呆れるC.C.。
・スザク暗殺を提案するディートハルト、彼はイレヴンのブリタニア恭順派の旗印になりかねないと指摘し、反対する藤堂らに綺麗事では世界はつかめないと反論。ゼロに目的を問われたディートハルト、「私はあなたを撮りたい。たった一人の男が組織を作り、国家を打倒し、いずれ世界に君臨する。私にはソレスタルビーイングの宣言や破界の王の降臨よりも、あなたの存在が魅力なのです」と熱く語る。
・スザク暗殺を拒絶したゼロ、同志としてとりこむよう再度説得を試みると宣言し、ブリタニア本国から来訪する貴族の出迎えにユーフェミアが式根島に向かうと告げ、スザク生け捕りを宣言、その切り札として紅蓮弐式や月下を作ったラクシャータ・チャウラー博士を紹介。
・式根島で紅蓮弐式を囮にスザクを誘き寄せるゼロ。ギアスで仲間にすればいいと揶揄するC.C.に
駄目だ」と即答、「何故だ?意地か、それとも友情か?プライドか?」と聞かれて「・・・全部だ」と答え、単身誘き出されたスザクのランスロットと対峙。
・迫るスザクに「今だ!ゲフィオンディスターバー作動!」と指示するゼロ、突如停止したランスロットに向かって「KMFのサクラダイトの磁場に干渉し、ユグドラシルドライブを停止させる装置がその地点に設置されている」と明かし、機体を降りての交渉を要求。
・「私の仲間になって欲しい」と単刀直入に切り出すゼロに、間違った方法で手に入れた結果は無意味と拒絶するスザク。説得を試みるゼロだが、ブリタニアがここへミサイルを撃ち込んだらしいと通信傍受で判明。動揺した隙にゼロに肉迫したスザク、「僕も本部からの通信は聞いた!そして、君を拘束しろとの命令が出た!」と道連れに死ぬ覚悟を示す。
・そこへ、スザクを救うべく単身駆けつけたユーフェミア副総督が「スザク!死んではなりません!」と呼びかけ、カレンも「ゼロ!あなたを死なせはしない!!」と迫る。ルールを破るより死んだ方がましと言い張るスザクに、(これがマオの言っていた死にたがりの意味か・・・!)と独白したゼロ、「このわからず屋が!」と罵しるや「生きろ!」とスザクにギアス発動。そしてミサイル着弾・・・
・神根島の海岸で意識を取り戻したゼロに、同じく流されたユーフェミアが歩み寄り、「ルルーシュ・・・?」「ルルーシュなのでしょう?」と呼びかけ、「誰にも言っていません、本当です。だから、私を撃つ前にせめて・・・!」と懇願。遂に仮面をとり素顔を晒すルルーシュ。
・一方、輸送機でシュナイゼル殿下に報告するロイド伯、時空震動の類により神根島にゼロやスザクらが飛ばされた可能性を指摘。かつてクロヴィスの下にいたバトレー将軍を麾下に加えたシュナイゼル殿下、スザクを巻き込んだことを脱出の隙を作るためとセシルに釈明、結果的には妹ユーフェミアまで巻き込んだと悔いてみせつつ飄々と微笑む。
・神根島の森林ではスザクとカレンが遂に対面。カレンにかまをかけてゼロの正体を知らない事を確認したスザク、テロリストの末路は悲惨と脱退を促すものの、「あたしはゼロの親衛隊長よ。」「刺し違えても、いつかあんたを仕留める。あんたがゼロを狙う限り」と拒絶。「・・・彼のやり方では未来はないよ」と諭すスザクだが、「なら、あんたの未来は?支配体制の犬になって、ただ生きてるだけ。名誉ブリタニア人?第三皇女のナイト様?ハ・・・最後のサムライ、枢木ゲンブの名が泣くね!」と糾弾するカレン、「あたしは違う。この間違った世界を変えてみせる!じゃないと・・・そうじゃなきゃ、兄さんが浮かばれない」と悲痛に訴え、勝つためなら手段は選ばないと宣言。
・ホテルジャックの事件でゼロの正体に思い当たったと明かすユーフェミア、ナナリーの様子を気にかけ、「憎んでいるんでしょうね・・・」と顔を曇らせる。母の暗殺について問うルルーシュに、「ごめんなさい・・・。でも、お姉様は色々と調べているみたい。マリアンヌ様はお姉様の憧れだったから・・・」と答えるユーフェミア。
・「あなたはゼロ・・・?それとも・・・」と問い返すユーフェミアに、「今ここにいるのは、幼い頃に一緒に遊んだ君の知っているルルーシュだ、ユフィ」と微笑むルルーシュだが、「でも、エリア11に帰ったら、俺はゼロに戻らなければならない」と告げる。
・「ブリタニアが変わってもですか?」と問いかけるユーフェミア、ナンバーズへの差別故に今のエリア11は平和とは思えないと語り、「私は平和とは、事なかれの平穏でも、不満を力で黙らせる事とも違うと思っています。」と相互理解の必要性を説き、自分とルルーシュのように互いを信じる事が出来れば実現できるはずと微笑む。
・日本に送られた時スザクは唯一の友達だったと明かすルルーシュだが、「俺と奴は、今は敵同士だ」と宣言。そこへカレンを捕らえたスザクと遭遇、咄嗟に仮面を被ったゼロはユーフェミアを人質と装って対峙。
・一方、かつてクロヴィスがバトレー将軍に発掘調査させていた神根島の地下遺跡を訪れたシュナイゼル殿下、「ふむ・・・やはりクロヴィスはこういった学術的なものに向いていたんだな・・・」と感心、「思考エレベーターねぇ・・・。考古学は得意じゃないんですが・・・特に超が付きそうなのは」と呆れるロイド伯。
・バトレー将軍曰く、同様のものが世界の数カ所で発見され、ここ以外は皇帝シャルルの直轄領だとかで、そもそも各国への侵攻計画はこれら遺跡のためと推測。「そんなオカルトのデータ解析にガウェインのドルイドシステムを使うんですか?まだ未調整の試作機を」と嫌がるロイド伯。
・そこへ「・・・それは君達が触れるべきものではないよ」と現れたアサキム、「アサキム・ドーウィン・・・呪われし放浪者だよ」と名乗り、「うわ!オカルトに引かれて、何だかすごい人が来ちゃったよ!」とロイド伯ドン引き。(^^;
・外の警備を抜けてきたことに驚愕するバトレー将軍だが、自分にとっては雑作ないと言い放つアサキム、「・・・そんな僕を縛る唯一の力・・・それを破る鍵が、ここにはある」と告げる。これが何か知っているのかと問いかけるシュナイゼル殿下に「無論だ」と答えるアサキムだが、更にアイムが現れて「だが、あなたはその力に触れる事は許されません」と告げ、「その様・・・既に目覚めているか・・・。では、僕が君の生命を欲している事もわかっているな。偽りの黒羊・・・」と挑戦的に笑うアサキム。
・勝手に話を進められても・・・とボヤくロイド伯、「ちょ・・・!各センサーが異常な数値を示している!どうなってんのさ、これ!?」と更なる異常事態に困惑。そして時空を歪めてゼロ達が転移出現、こちらも状況が把握できず困惑。
・「王の力を持つ者か・・・」とゼロに呟くアサキム、「呪われし放浪者だよ・・・。君に力を授けた者と同じくね」と告げる。気色ばむゼロだが、「あそこにKMFがあります!」とカレンが指摘、ガウェイン強奪を目論み、第二公子シュナイゼル・エル・ブリタニアに「あなたとは、いずれ決着をつける・・・!」と言い置いて行動開始。
・地上に出てシュロウガを召喚するアサキムに、「黒き魔神シュロウガ・・・。ならば、私も手駒を呼びましょう」と次元獣を召喚するアイム、「哀れな亡者達では、僕を止める事は出来ない。偽りの黒羊・・・僕が欲するのは君の魂だ」と言い放つアサキムに、「では、私はあなたを無限獄に再び落としてさしあげましょう。そして、太極に近付こうとする身の程知らず達も・・・」と応戦。
・そこへガウェインを奪って地上に離脱したゼロも乱入、「飛行可能なKMF・・・。そして、このシステム・・・フフ・・・俺はついている!このKMFは、まさに俺のために用意されたようなものだ!」と勝ち誇るものの、「だが、こいつを使いこなすためには・・・」と逡巡。そこへ突然現れたC.C.が「新しいオモチャを手に入れて、ご機嫌のようだな」と揶揄、驚くゼロに「呼ばれたのさ」とだけ答える。
・ガウェインにC.C.を乗り込ませたゼロが「俺は火器管制に専念するから、操縦は任せる!出来ないなどというなよ!」と操縦を押しつけ、「二人乗りか。ますます共犯者らしくなってきたな」と飄々と応じるC.C.だが、「無限獄を彷徨う罪人・・・。君に会えて嬉しいよ」と呼びかけるアサキムには険しい顔で無言。
・機体を回収したカレンとスザクも合流、次元獣はユーフェミアのいる洞窟を狙っていると指摘するゼロがスザクにも共闘を要請、アサキムとも成り行きで協力して戦闘開始。
・1PP、敵2機撃破してイベント発生、西に黒の騎士団本隊が登場、宿敵MDと決着つけるべくクロウが気合入れて戦闘再開。
・アサキム戦闘時セリフイベント、「呪われし放浪者・・・。だが、その無限獄を破る鍵は存在する。そして、この世界には全ての元凶・・・太極の手がかりがある。僕は求める・・・因果の鎖を引き千切る力を・・・!」と呟くアサキム。
・3PP雑魚殲滅後、最後にMD撃破してイベント発生、SRポイントget。敵増援としてマルグリットのパールネイル出現、奇襲されたクロウのブラスタはHP半減。アイムにMD撤退を願い出るマルグリット、「我が名はインサラウムの騎士、アークセイバーのナンバー7!マルグリット・ピステール!いざ尋常に勝負!」と名乗りを上げる。アイムはMDを撤退させて戦闘再開。
・3PPマルグリット撃墜して戦闘終了。
・僕はZEUTHにとって許されない存在、と言い置いて立ち去ろうとするアサキム、まだ聞きたい事があると呼び止めるクロウに「自分の中の恐怖と後悔に揺れながらか?」と冷笑、「揺れる天秤・・・。僕は君の目覚めを待とう。僕は行く・・・。偽りの黒羊は僕の獲物だ」と言い置いて撤収。
・撤退指示するゼロ、「枢木スザク・・・ユーフェミアに伝えるがいい」「お前を信じよう・・・とな」と伝言。
・遺跡から出てきたユーフェミアがスザクの労をねぎらうものの、シュナイゼル殿下は第2級軍規違反としてスザクを拘束。
・ユーフェミアを信じてしばし希望を託すゼロ、インペリウムの脅威故に世界の平和なくして日本の平和もないとし、黒の騎士団にZEXIS合流を命令、日本での指揮はディートハルトに託す。
・シュナイゼル殿下、ギアスにより生存を強いられたスザクの音声記録を証拠として、ミサイル着弾直前の命令違反の咎でスザクを拘束させたものの、判例から危険な最前線送りが打倒と告げ、黒の騎士団主力のZEXIS合流も示唆。これを受けたユーフェミア、ゼロがいるZEXISへのスザク派遣を決意。

●第34話:囚われの心
・ルート分岐はエリア11。
・エリア11に向かったゼロはミウラ海岸でスザクに最後の説得を試みるも、「僕は君のやり方を否定する」ときっぱり拒むスザク、逆にユーフェミア皇女への協力をゼロに要請、黒の騎士団を解散して人々を導いて欲しいと依頼するものの、ゼロも自分のやり方こそ最善と信じ拒絶。
・「君、特派でパイロットをやらない?」とスカウトするロイド伯に、「支度金はいかほど?」と即答するクロウだが、カレンに睨まれて「俺は俺の義理を通す」と謝絶。
・スザク達を見送ったゼロに、「最近、我々の活動計画が敵に察知されているらしいのです」と報告するディートハルト、黒の騎士団に内通者がいるとの推測を告げる。
・ゼロに協力を請われて同行したロジャー、「ここには大国に支配された人達が自分達の国を奪われたまま暮らしている。過去を忘れ、ただ生きるために。記憶を失ったパラダイムシティのようだと思わないか?」とドロシーに問うものの、「思わない」と即答され、「・・・どうも君は私の中のロマンチシズムを解さないようだ」と憮然。
・そこへ「へえ・・・あんた、黒の騎士団の関係者なんだ?」と声をかけたマオ、ドロシーに「君・・・ステキだよ。その空っぽの心・・・まるで人形だ」と告げ、ロジャーの心中を次々言い当てて驚かせる、「自分では気づいてないだろうけど、随分と大それた運命を背負わされているんだね」と仄めかし、標的はあんたじゃないと言い捨てて立ち去る。
・留学先から急遽帰国したと偽り学園祭間近のアッシュフォード学園に現れたルルーシュ、未だゼロの正体を知らないスザクと再会したものの、マオから「君の妹について話があるんだ」と電話されて急ぎ立ち去る。
・見送るスザクの前に、カレンのボディガードと称して物見遊山に来たクロウ、デュオ、ヒイロらが現れる。良い機会と「何故、黒の騎士団に手を貸す?ゼロのやり方に正義があると思うのか?」と問いかけるスザク。答えるデュオ、手を貸すのはギブ&テイク、正義はないが戦争なのでどっちもどっちと告げ、同意するクロウ「だから、お前も相手を非難するよりも自分の信じた道を進めよ。」と助言。スザクはルルーシュのただならぬ様子に「・・・僕は行かなくちゃならないんだ。友達を助けるために」と立ち去り、気になると言ってヒイロも後を追う。
・学園生活に未練がありながら意地を張っていたカレン、クロウに焚き付けられて生徒会の手伝いに駆り出され、(いい笑顔だな)と満足げに見守るデュオとクロウ。お互い貧乏クジと苦笑しつつピザでも食うかと提案するデュオ、「おごりならいいぜ」と応じるクロウに「・・・年下にたかるなよな・・・」と呆れ顔。(^^;
・ナナリーを拉致して学園に潜むマオ、「あの時のギアスは『撃て』じゃなくて、『殺せ』とするべきだったんだよ」と嘲笑しつつ、5時間のタイムリミットで自分達を見つけてみろとゲームを宣言。更に、思考を読むギアスで秘密結社のエージェントに成りすましたと明かすマオ、黒の騎士団の活動状況もギアスで読み取り、治安警察を手駒にしつつ、既にゲットー焼き討ちを命じたと告げて「妹の生命を取る?それとも部下達を取る?タイムリミットは5時間・・・。ゆっくり考えなよ」と嘲弄。
・(俺抜きで戦う事になったら、黒の騎士団は壊滅的打撃を受ける可能性もある・・・!だが、ナナリーを失う事になったら、黒の騎士団も何も意味はない!)と独り苦悩するルルーシュ。そこへ駆けつけたスザクが「君がそこまで取り乱すって事はナナリーの身に何かあったんだね?」と指摘、拉致されたと聞いて助力を約束、電話で水音が聞こえたとの手がかりから、地下の循環システムと目星を付ける。
・そこへ、リリーナとヒイロも行き会い、事情を察したリリーナがヒイロに助力を懇願、スザクも手を貸してくれと頼む。スザクとヒイロの実力ならば、と信頼するルルーシュ、自身は賊の心当たりを探すと言い置いて単身別行動。
・ゲットーで治安警察を迎え撃つ黒の騎士団、遅れて出てきたゼロは内通者をあぶりだす秘策を実行中と告げ、民間人救出のため遅れると連絡してきたヒイロにはそちらに集中するよう指示。そこへ通話してきたマオ、「信用できる友達に妹を託したってわけか。だったら、僕は戦場で君の部下を一人ずつ潰してやるよ。次にどう動くかが読めれば、歴戦の兵士も赤子のようなものだからね」と宣告。
・何故知らせなかったと気色ばむC.C.に、これは自分とマオの問題とつっぱねるルルーシュ、「今はスザクとヒイロを信じるしかない・・・」と苦渋の決断、「各機へ!内通者をあぶりだすためにこの戦闘、私からは一切指示を出さない!」と告げ、戸惑うクロウらに一切説明せず、不利な状況で戦闘開始。
・1PP敵6機撃破してイベント発生。行動の先手先手をおさえられると戸惑うトロワ達に、心を読まれているみたいとドロシーが評し、「まさか、あの男が敵に・・・!」と思い当たるロジャー。そこへリリーナから通話があり、スザクとヒイロがナナリーを見つけたと知らせる。すぐに向かうと南へ移動するゼロ、「状況を打開するためだ!」と言い置き、ガウェインをC.C.に任せて単独行動。
・学園地下の循環システムで拘束されているナナリーを発見したスザク、ヒイロ、リリーナに合流するルルーシュ、ナナリーの頭上には動き続ける振り子爆弾。切断すべきラインの割り出しをヒイロが買って出て、揺れ続ける爆弾のライン切断をスザクが志願、「ルルーシュは僕の大事な友達で、ナナリーはその妹だからだ」と危険を顧みず。リリーナもスザクとヒイロを信じるとその場に留まる一方、ヒイロが監視カメラの送信先に犯人がいるはずと示唆し、「決着は俺の手でつけてくる」とマオを追うルルーシュ。
・「武器も作戦もなく、爆弾もそのまま・・・。さっきの友達も連れずに独りで来るとはね」と嘲笑するマオ、爆弾起爆をかけたチェス勝負を持ちかける。「趣味が悪いな。C.C.に捨てられるわけだ」と吐き捨てるルルーシュ、孤独な真剣勝負開始。
・取られた駒を乗せた天秤がマオに傾き起爆が近付く中、万策尽きたルルーシュは「もう十分だろう!ナナリーを助けてくれ!」「俺の・・・俺の負けだ」と呻き、「よっく言えました!ようやく君の心の底からの声を聞かせてもらいましたねえ。気持ちいい!最っ高!」と嘲笑うマオ、「でも、ダメ」と拒絶し、「これでチェックだ・・・!」と勝ち誇る。
・「やめろぉぉぉぉぉぉっ!!」と絶叫するルルーシュ、「・・・ナナリー・・・!」とうなだれるものの、爆発は起こらず、「どうなってんだ、これは!?爆発してないじゃないか!」と苛立つマオ。その隙に突入したスザクの鉄拳炸裂、「自分はブリタニア・ユニオン軍少佐、枢木スザクだ。治安維持法に基づき、君を拘束する」と宣言。
・スザクの思考を読んだマオ、「爆弾を解体しただと!そんな・・・振り子とスピードを合わせて!?」と驚愕。「どのラインを切ればいいかはルルーシュとヒイロが教えてくれたからね」と謙遜するスザク、「俺が教えた・・・?」と戸惑うルルーシュに、「何言ってるんだい、君の指示だろ?叫び声が聞こえたら、突入しろって事も」と告げ、「君がそんな風に呆けた顔をするなんて。鏡を見せてやりたいよ」とほがらかに笑うスザク。
・「鏡・・・そうか・・・!」と思い当たったルルーシュ、「マオ、これでチェックメイトだよ」と嗤笑、(俺はスザクに指示した事を自分にギアスをかけて忘れさせた。心の声が絶対的な情報だと信じたお前の負けだ)と思考でマオに勝利宣言。
・「馬鹿な・・・!こいつが失敗したらどうするつもりだった!?」と驚くマオに、(そうだな。これはスザクを信じていないと取れない作戦だ。道が分かれようと、俺の心の中ではやはり奴を頼っているのだろうな)と自嘲するルルーシュ。
・「これで勝ったつもりか!?」と憤るマオ、「放せよ!この父親殺しが!」とスザクを罵倒、7年前に徹底抗戦を唱えた父親を戦争回避のためと信じてスザクが殺してしまったことを暴露し、更に「人を救いたいって?救われたいのは自分の心だろう?それに殉じて死にたいんだよねえ!だから、いつもいつも自分を死に追い込む!」と糾弾。(それがスザクの死にたがりの真相・・・。そのスザクに俺は『生きろ』とギアスをかけてしまった・・・)と悔やむルルーシュ。
・動揺したスザクを振り切ったマオ、「お前の善意は全部自己満足なんだよ!罰が欲しいだけの甘えん坊め!」と罵って逃走。呆然と立ちすくむスザクを見て、(マオ・・・俺は貴様を許さない!)と決意するルルーシュ。
・戦場にヒイロが駆けつけ、ゼロもガウェインに戻って立て直しを指示、内通者は片付けたと断じ、「そして、私の指示に従えば、必ず勝つ事が出来る!」と断言。治安警察側に駆け込んだマオ、「今度はチェスではなく、この戦場でお前を叩き潰してやる!」と挑戦。(貴様に出来るかな、マオ・・・!)とゼロが受けて立ち、戦闘再開。
・ヒイロ戦闘時セリフイベント。(あのルルーシュ・ランペルージなる男・・・ただの学生とは思えない。俺に指示を出した決断力と知略・・・。まさか・・・)と黙考するヒイロ。
・1PP、更に敵3機撃破してイベント発生。ゼロの指揮通り動けば勝てると確信して気炎を上げる扇と玉城に、藤堂も「ゼロ・・・やはり、奴が神風を起こすか」と瞠目。
・「どうなってるんだよ、これは!何故、僕が勝てない!?」と驚き焦るマオに、(ク・・・ククク・・・当然だ、マオ!)と勝ち誇るゼロ、(互いが交互に思考するチェスと異なり、戦場は全てがリアルタイムだ。そして、お前は戦術指揮においては素人に過ぎない)と指摘、(そのお前がどれだけ俺の手を読んで対処をしようと、俺は即座に次の手を打つだけだ)と豪語し、(それについてこようとしてもお前の指揮では現場は混乱するだけで指示通りに動く事は出来ない!)と断じる。
・愕然とするマオに、(フフ・・・俺には思考を読むギアスはないが、今のお前の心が手に取るようにわかるぞ。怒り、憎悪・・・そして、屈辱)と挑発するゼロ、(どのようなギアスを持っていようとも貴様ごときでは俺には勝てないんだよ)と宣告、逆上するマオに(そして、俺の仲間達は百戦錬磨だ。戦術指揮が同レベルなら、治安警察ごときに負けるはずがない)と追い討ちかけて、各機に攻勢を指示、戦闘再開。
・2PP雑魚掃滅後、最後にブルーティッシュドッグ撃破して戦闘終了、SRポイントget、イベント発生。撤退するブルーティッシュドッグを追ってキリコも姿を消す。やがてバニラから、キリコがファンタムレディを捕捉したと連絡。
・復讐を誓って逃走するマオの前に、追いついたC.C.が現れ、「好きだったよ、マオ・・・」と沈痛な面持ちで銃を向け、「嘘・・・嘘だよね、C.C.!と縋るマオに「先に行って待っていろ、Cの世界で」と宣告して射殺、「さよなら、マオ・・・」と別れを告げる。追いついてきたルルーシュに「これで私も前に進むしかなくなった・・・。お前と同じだよ」と告げるC.C.。
・(スザク・・・俺はお前の過去を知った・・・。そして、お前の唯一の願いを俺のギアスが奪ってしまった事も・・・すまん・・・。今の俺には心で詫びるしか出来ない・・・)と友を想うルルーシュだが、(それでも俺はお前が欲しい・・・。ナナリーのために・・・)と独白。
・マオが秘密結社のエージェントでなかったと知ったボローとイスクイは困惑、行方知れずのプロトワンはキリコに捕らえられたと推測し、治安警察の総力でキリコを討つと決断。

●第35話:炎
・記憶を失ったヴィレッタに千草と名付けて部屋に匿う扇は新婚さん状態。(^^;
・スザクは極度の精神疲労による過労で入院。見舞いのロイド伯、ミレイ会長の見合いの相手が自分だと明かし、ニーナの研究は面白いとコメントしつつ、学園祭当日のスザクの行動を質問するも、誤摩化して答えないスザク。
・更に見舞いに訪れたユーフェミア皇女に、「自分には・・・あなたの騎士たる資格がありません」と告げるスザク、「自分は・・・父を殺したんです」と告白し、一人罰せられる事もなくのうのうと生きていると自嘲。
・「私を好きになりなさい!」といきなり命じるユーフェミア皇女、「その代わり、私があなたを大好きになります!」と宣言。ニーナを引き合いに「その時に私・・・知ったのです。自分の事が嫌いな人は、自分の事を駄目だと思ってしまうって」と告げ、「だから、自分を嫌わないで」と穏やかに諭す。
・「そうか・・・かえって心配させちゃったんですね」と微笑むスザク、あなたはいつもいきなりだと苦笑しつつ、「でも、そのいきなりの度に僕は扉を開けられた気がする」と吐露。「・・・私・・・あなたをZEXISに送った時からずっと考えていたんです。理想の国家とか大義とか、そういう難しい事はなくて、ただ私は笑顔が見たいんだって。今大好きな人と、かつて大好きだったひとの笑顔が」と笑って答えるユーフェミア皇女、「私を・・・手伝ってくれますか?」と問いかけ、「イエス、ユア・ハイネス」と答えるスザク。
・クラブハウスにナナリーを尋ねたスザク、ユーフェミア皇女とのいきさつを報告し、一瞬顔をしかめたものの微笑んで祝福するナナリー。スザクが立ち去った後、帰ってきたルルーシュに「スザクさん・・・ユフィ姉様とうまくいったんですって」と告げるナナリー、「お似合いですよね、お二人なら・・・」と顔を曇らせる。自分達兄妹にはスザクが必要と再認識したルルーシュだったが、「スザクがユーフェミアにとって騎士以上の存在に・・・」と衝撃。
・黒の騎士団アジトにファンタムレディを匿うキリコ、「お前を自由にするためだ」と告げ、「・・・話してくれ。お前の事を」と求める。小惑星リドで目覚めた時に生まれて初めて見たのがキリコだったと明かすファンタムレディ、「私は素体・・・プロトワン・・・私はギルガメス軍が研究していた完全なる兵士パーフェクトソルジャー・・・PSです」と告白。
・通信でイスクイ&ボローに事情を聞く???こと秘密結社のペールゼン、「キリコ・キュービィー・・・。PSでも奴を倒せないのか?」と問いかけ、素体に予期せぬ異常発生と聞くと「異常・・・。それも奴の招いたものかも知れん・・・」と呟きつつ、増援を約束してキリコ抹殺と素体の本部移送を命令。(キリコを小惑星リドに派遣したのは他ならぬ閣下だったと聞く・・・閣下にとって、キリコ・キュービィーとは特別な存在なのか・・・)と秘かに訝しむボロー。
・黒の騎士団アジトの五飛、ファンタムレディの反射神経と反応速度は人間業ではないと指摘、人革連のように生体改造による兵士の類かもと推測するクロウ。「うわ〜ん!キリコが改造人間にたぶらかされた〜!」とココナが騒いでると、ネゴシエイターの仕事がないロジャーが黒の騎士団の外部アドバイザーと称して、キリコ自身が狙われる事情があるのではと示唆。
・ゼロやココナからも促され、「・・・どうやら言っておいた方がよさそうだ」と応じたキリコ、小惑星リドのギルガメス基地襲撃時に見た女がファンタムレディーであり、その正体は人間の神経組織を改造して作り上げられた戦いのためにのみ生きる兵士、パーフェクトソルジャーだと明かす。ファンタムレディーの身の上に「縛られた運命か・・・」と呟くC.C.、(そして、それに抗う者・・・)と自分達と重ねるゼロ。
・治安警察は黒幕の指示で目撃者である自分を亡き者にしようとしていると推測するキリコ、「俺は、あの女とこの街を出る」と宣言。独り立ち去ろうとしたキリコを呼び止めたゼロ、「あの女のATを修理してやれ」とゴウトに指示、協力を申し出たクロウ達と共に自身もソフト調整を買って出る。(フ・・・キリコとあの女に自らを重ねたか・・・)と見守るC.C.。
・(仲間か・・・。何やら照れくさい・・・だが、久しぶりに俺の胸は温かいものに満たされていた・・・)と独白するキリコ。
・修理されたブルーティッシュドッグのファンタムレディと共にゲットーに出たキリコ、(このタイプ20・・・ターボカスタム仕様もかつて、あの男が好んで使用していたものだ。もう会う事もない仲間が・・・)と出会いと別れに想いを馳せる。立ちはだかる治安警察に対し、南の脱出地点を目指して戦闘開始。
・南に突貫して3PPキリコが目的地到着、イベント発生。離脱を図るファンタムレディの側に伏兵が出現、思わず「フィアナ!」と叫んで伏兵を退けるキリコ。「さっき・・・フィアナって呼んだわね」「あれ・・・私につけてくれた名前ね?」と問うファンタムレディ、「あれは・・・」と戸惑うキリコに、「ね、そうでしょう?」と微笑む。
・そこへリーマン率いるレッドショルダー増援が出現、瞬く間にファンタムレディを包囲。「報告ではお前がキリコに捕獲されてから既に48時間以上が経過している。ヂヂリウムが補給されねば、PSとしての力を完全に発揮する事も出来まい」と呼びかけるリーマン、ファンタムレディを連行させ、「キリコ・キュービィー、貴様が全てを歪ませたのだ。完全なる兵士・・・。お前という存在が、あの方にPSなどという者を求めさせた」と糾弾、「タイプ20か・・・。グレゴルー・ガロッシュが好んで使っていた仕様だな」と指摘しつつ、「だが、貴様がその赤い肩を持つ事は認めん!」と抹殺宣言。
・「そうはさせるかよ!」とヘリで飛び立つバニラ達、そして黒の騎士団も駆けつける。「その位置では何も出来まい!」とたかをくくるリーマンに、「確かに我々では遠過ぎる。だが、お前の周辺には何がいる?」と指摘するゼロ。ロジャーがバニラに指示を出し、バニラとココナ、ゴウトの乗ったヘリがリーマン近辺に群れる野次馬に接近。
・「なあ・・・本当にやるのか?」とバニラが、そして「ゼロが払った30万Gの金・・・。これがありゃ、ゲットーを出て、どこでも暮らしていけるんだぞ」とゴウトが躊躇うものの、「その金はキリコの金でもあるんだ!ATの改造代の残り全額をキリコはあたいらにくれたじゃないか!」とココナが食ってかかり、夢を見させてくれた仲間を見殺しにするなんて本物のろくでなしと発破をかけ、「行くよ!30万Gの大判振る舞いだ!」と上空から金貨を撒き始める。
・「空から金貨が降ってきたぞ!!」と金の亡者達が殺到、レッドショルダーは動けず。更に「ぬおああああああああっ!!」と奇声を上げてクロウが突進、「お、俺にも金を撒かせろ!!」とバニラに迫り、盛大にバラまいて「金だ!金だーっ!ひゃっはああああああああああっ!!」と哄笑。「いい笑顔だな」とC.C.が呆れ、「余程鬱屈していたようだ」と五飛が納得。(^^;
・その隙にキリコは包囲を脱してマップ中央に移動、クロウが続き、「こっちは有り金をはたいたんだ!死ぬんじゃねえぞ、キリコ!」と告げてバニラ達は撤退。
・(レッドショルダー・・・。俺の忌まわしい過去とフィアナが一つの糸で結ばれていた。その糸を断ち切るために俺に出来るのは戦う事だけだ)とキリコが独白して戦闘再開。
・3PP敵3機撃破してイベント発生。今度は北東にダールトン率いるブリタニア・ユニオン軍グラストンナイツが出現、無断で傭兵風情を入国させたと治安警察を非難しつつ戦闘再開。
・4PPリーマン撃破。リーマンは撤退。
・4PP雑魚殲滅後、最後にダールトン撃破して戦闘終了、SRポイントget。
・クロヴィス記念美術館の落成式でユーフェミア副総督が爆弾発言、「私、ユーフェミア・リ・ブリタニアはフジサン周辺に行政特区日本を設立する事を宣言いたします。この行政特区日本では、イレヴンは日本人という名前を取り戻す事になります」と宣言し、イレヴンへの規制もブリタニア・ユニオン人の特権もこの特区には存在しないと明言。更に「聞こえていますか、ゼロ。あなたの過去も、その仮面の下も私は問いません。ですから、あなたも特区日本に参加して下さい。ゼロ・・・私と一緒にブリタニア・ユニオンの中に新しい未来を作りましょう!」と放送で呼びかけ、(ルルーシュ・・・これが私の答えです。私を信じてくれたあなたと私を好きになってくれた彼と共に私は進みます)と独白。
・黒の騎士団アジトでは、領土をもぎ取ったと喜ぶ玉城をゼロが叱りつけ、(やられた・・・。行政特区に賛成しても、反対しても黒の騎士団は潰される・・・)と歯嚙みし、賛成すれば武力闘争は断念せざるを得ず解散、反対すれば求心力をなくし存在意義を失う、と懊悩し、(まさか、こんな手でいとも簡単に・・・!ユフィ・・・そうやって君は何もかも手に入れる気か。俺達の居場所すらまとめて・・・!ならば、君は何も見えていない、聞こえていない!俺は顔を隠したテロリストで、君は・・・!違うんだ、もう昔とは・・・!ユーフェミア!)と激しく独白。
・一方、イレヴンは特区に行けてもアストラギウスの人間にはゲットー以外生きる場はないとボヤくバニラ達、キリコと付き合ってると銭と生命がいくらあっても足りないとか言い合ってると、「・・・おかげで助かった」とキリコがぼそりと呟き、「キリコが礼を言うとはな」とデュオやクロウが驚愕。
・更に、ココナが「どさくさに紛れて、金貨をポケットに突っ込んでたのは見たんだよ!」とバニラ達を糾弾すると、「す、すまん・・・つい出来心で・・・」とクロウまで謝罪、「あんたもかよ!」とすかさずツッコむデュオ、思わず苦笑を漏らすキリコ。(^^;
・(フィアナ・・・。何故か俺は彼女の事をそう呼んでいた・・・そして、フィアナは炎の中に消えた。彼女を取り戻すには、俺はあの忌まわしき過去と向き合わなくてはならないのだろう・・・レッドショルダー・・・。そして、その創始者ヨラン・ペールゼン・・・俺の戦いは奴へと続いているのか・・・)とキリコ独白。

●第36話:血染めのユフィ
・帝都ペンドラゴンのシュナイゼル殿下、「・・・大したものだね、ユフィは」「これでエリア11のテロ組織は民衆の支持を失い、瓦解する。治安も安定するよ」と賞賛、「彼女の投じた一手が世界を変えると私は信じたいよ」と期待を表明。コーネリア総督も、副総督の独断と断じて個人的には反対と言いつつ、公表されたからには公の政策として軌道に乗せなければと腹心ダールトンを補佐に付け支持。
・おかげで実験適合体をエリア11に投入しなくて済んだと喜ぶシュナイゼル殿下、「彼はローゼンバーグ研究所へ送ろう。実験機とセットでね」とバトレー将軍に指示、神根島の遺跡の件はエリア11の治安が安定してからと先送り。
・千草ことヴィレッタといい感じの扇、「少しだけ待ってくれ、千草。俺は必ず君と一緒に行く」と特区へ向かうことを約束。
・団員からも特区行きを希望する者が現れて動揺する黒の騎士団、レジスタンスを陰から支援するキョウトも特区に協力する姿勢。五飛に意見を求められたロジャー、「自由、平等、約束・・・美しい言葉だ。だからこそ、そういった言葉を口にする人間には注意しなければならない」と警句を口にするものの、「だが、これには例外がある」「その言葉を使う者がそれに足るだけの高潔な人間であった場合だ。私の観察眼では、あのユーフェミアなる少女・・・それに当てはまるだけの器量の持ち主だな」とユーフェミア支持。
・決断を求められ「フジサンへ・・・!黒の騎士団は行政特区へ向かうぞ!」と宣言するゼロ。
・フジサンの行政特区日本開設記念式典会場は多くの日本人に埋め尽くされ盛況。そこへ姿を現したゼロ、ユーフェミアに歩み寄ると、式典に先立ち二人だけで話したいと要請。警戒するスザクを制して、ユーフェミアは快く了承。スザクがいるから人々は行政特区を信じられると指摘するゼロ、(それはお前を取り込む事が出来なかった俺のミスでもある・・・)と内心で自嘲。
・指揮用陸戦艇G1ブリッジでユーフェミアと対峙するゼロ、求められて素顔をさらしつつ、セラミックと竹製のニードルガンを取り出して自分を撃てと迫り、「騙し討ちされたとなれば、ゼロは殉教者となり、君の信望は地に落ちる」「ゼロは生死をさまよい、奇跡の復活を遂げ讃えられる」「メシアは一人でなければならない。君が偽物だとわかれば、民衆は・・・」と言い張るものの、不意にギアスを宿した右目に激痛を覚えて
呻く。
・「これ以上、俺を哀れむな!施しは受けない!」とムキになるルルーシュだが、皇位継承権を放棄したと明かすユーフェミアに驚愕。ルルーシュがエリア11を離れている間にナナリーに会ったと明かすユーフェミア、「あの子、言ったの。お兄様と一緒にいられれば、他に何もいらないって」と告げ、アザディスタンのマリナ皇女やドーリアン外務次官の娘リリーナと同様、自分の大切なもののため平和への道を模索したいと決意を表明。
・毒気を抜かれたルルーシュ、「バカだよ、君は。大バカだ」と微笑みつつ、「しかし、無茶なやり方なのに結局、全てを手に入れてしまう・・・」と苦笑し、「・・・君は俺にとって最悪の敵だったよ」「君の勝ちだ」と敗北宣言、行政特区を活かす形で策を練ると宣言。
・「でも、部下になるわけじゃないからな」と混ぜっ返すルルーシュ、「脅されたからって、私がルルーシュを撃つと思ったの?」と怒ってみせるユーフェミアに、「ああ、違うんだよ。俺が本気で命令したら、誰だって逆らえないんだ。俺を撃て・・・スザクを解任しろ・・・。どんな命令でも」と冗談めかして告げる。
・「本当だよ。例えば、日本人を殺せって言ったら、君の意志とは関係なく・・・」とルルーシュが口にした時、意図せずギアスが暴発!「わかったわ」と答えるユーフェミア、「・・・あ!・・・嫌・・・私は・・・嫌!殺したくない・・・!いや・・・う・・・うう・・・!」と瞬時抗ったものの、絶対遵守の力に屈して「・・・そうね。日本人は殺さなきゃ・・・」と微笑。
・「・・・まさか!ギアスが発動したのか!?」と驚愕するルルーシュ、(俺もマオと同じようにギアスのオンオフが出来ない・・・!?)と戸惑いつつ、「く・・・!今の命令は忘れろ、ユフィ!」と焦って制するものの最早効果なく、「日本人は殺さなきゃ!」と駆け出していくユーフェミア。
・「やらなきゃ・・・私がやらなきゃ・・・」と式典会場に向かったユーフェミア、「日本人を名乗る皆さん!お願いがあります。死んでいただけないでしょうか?」と集まった群衆に銃を向け、「自殺して欲しかったんですけど、ダメですか?じゃあ、兵士の方々・・・皆殺しにして下さい!虐殺です!」と朗らかに命令し、「私、ユーフェミア・リ・ブリタニアの名の下に命じさせていただきます。日本人を名乗る人々は全て殺して下さい!一人たりとも残してはなりません!」と宣告。命に従うブリタニア騎士達が虐殺開始・・・orz
・ゼロの真意は聞かされぬまま式典会場近くに潜んで待機する黒の騎士団。「ゼロは、おそらくユーフェミアを・・・」と呟く藤堂に、「行くは険しき道ね・・・。まったく・・・潔癖な男だよ」と苦笑するクロウ。そこへ「王の力を持つ者の宿命でしょうかね・・・」とアイムが現れ、日本独立運動の成功を祝いにきたと韜晦、「そろそろ式典会場は大イベントが起きる頃でしょうしね」とほくそ笑む。そこへ会場からディートハルトがユーフェミア副総督による日本人虐殺を報告。
・ユーフェミアに自分を撃たせると聞かされて会場に潜伏していたディートハルト、「どうやって、この状況を作ったのかはわかりませんが、計画以上の策略です、ゼロ!」とはしゃぎ、「これだけの騒動を前にしてよくはしゃげるもんだよ、あんた」と呆れるラクシャータ。持ち込んだ機材で虐殺を全世界に発信するディートハルト、「これで全世界の植民地で反ブリタニア・ユニオンの気運が高まる!そして、その中心はゼロだ!」と気炎を上げつつ、ラクシャータに今後の去就を問う。「さあねぇ・・・。開発データが欲しかっただけなんだけど、あんたら、見捨てるのも気持ち悪いし・・・ゼロは面白い男だしねぇ・・・」と迷うラクシャータ。
・(この地獄絵図は・・・俺のギアスの暴走が招いたもの・・・)と歯嚙みするゼロ、(・・・もう戻れないのなら、俺はこの状況を最大限に利用する・・・!)と決意。
・一方「ユーフェミア様が・・・ユフィがそんな命令を出すはずが・・・!」と戸惑うスザクの前に、「枢木スザク君、君は皇女殿下を捜して、すぐにこの命令を止めさせるんだ」と告げる謎の快男児が登場、「市民の避難は僕に任せてくれ」と受け合う。
・自分はただの観客と言うアイム、「どう考えても、これはあなた方のリーダーの力でしょう」と韜晦、思い惑う黒の騎士団の面々。狙うなら仲間でなく俺を狙えと怒るクロウに、「それでは意味がないのですよ。あなたの心がもっと揺さぶられないと。あなたの生きようとする心と死んだ方がましだと思う心のせめぎ合い・・・。私はそれが見たいのです」と言い放つアイム、とりあえず虐殺を止めに向かうクロウ達を見送ってもう遅いと冷笑。
・日本人を避難させるべく出撃した黒の騎士団の前に立ちはだかるブリタニア騎士達。そして会場では「ダイターン・カムヒア!」と快男児・破嵐万丈が登場し、会場の一角を破壊して脱出口を開き、日本人達を誘導。「世のため、人のため、悪の野望を打ち砕くダイターン3!この日輪の輝きを恐れぬのならかかってこいっ!!」とブリタニア騎士に万丈が見栄を切り、「快男児、破嵐万丈とダイターン3。心強い仲間だ」とロジャーが紹介。卑劣な裏切りに憤るカレン達に、「・・・憎しみと怒りの連鎖が戦いを広げる・・・」と万丈が眉をひそめつつ戦闘開始。
・2PP敵殲滅してイベント発生。式典会場で「虐殺です・・・!日本人は全て、皆殺しです!」と朗らかに笑うユーフェミア、歩み寄ったゼロに「あら、日本人かと思っちゃった。ねえ・・・考えたんだけど、一緒に行政特区日本の宣言を・・・あら、日本?」とギアスの呪縛と本来の思考が混線。「出来れば、そうしたかった・・・君と共に」と沈痛に告げるゼロ、「さらばだ」とユーフェミアを射殺。
・「・・・どうして・・・ルルー・・・」と呟いて倒れるユーフェミアに、(さようなら、ユフィ・・・。多分・・・初恋だった・・・)と仮面の下で顔を歪めるゼロ。そこへ、ようやくスザクが絶叫しつつ駆け寄り、瀕死のユーフェミアに縋って慟哭。
・C.C.に促されてガウェインに乗り会場を出るゼロ、「驚いたぞ、あそこまでするとは」と言われて「俺じゃない・・・」「俺はギアスをかけていない・・・いや、かけたつもりはなかった・・・!」と答える。「ギアスの暴走・・・。始まったか・・・」と納得するC.C.に、「わかっていて、俺は契約した・・・。これがヤバい力だという事くらい・・・。なのに!!」と歯嚙みするゼロ。
・「ゼロ・・・あの騒ぎはお前が首謀者か」と問いつめるクロウに、「・・・答えようがない。まさか、あのようにユーフェミアが乱心するとは思わなかった」と誤摩化すゼロ、「お前がユーフェミアを誘導したんじゃないんだな?」と問いつめられて「・・・ああ・・・」と偽り、「もういい・・・。ユーフェミアは私の手で討った」と宣言。
・そこへ「罪に罪を重ねるとは魔王の名に相応しいですね」とツッコむアイム、マルグリットと次元獣を東側に召喚。「この地に集い、絶望に打ちひしがれた日本人達に我々が希望を示すのだ!」と檄を飛ばすゼロ、「攻撃開始!この国のためにインペリウムを討て!」と命じて戦闘再開。
・マルグリットとクロウ戦闘時セリフイベント。「お前は私から最後の大事なものを奪った・・・!その報いを受けてもらう!」と殺気を剥き出しにするマルグリットに、戦場に私情を持ち込むんじゃねえと言い返すクロウ、「やるか、やられるかしかねえんなら、俺は自分が生きるために戦う・・・!容赦はしねえ・・・!」と宣告。
・3PPクロウでマルグリット撃破。弟の仇も討てないと嘆きつつマルグリット撤退、インペリウムには次元獣しかいないはずと訝しむクロウ達。
・次元獣殲滅して戦闘終了。「アイム・・・俺達はお前の思い通りにはならねえ・・・!」と啖呵を切るクロウに、「・・・天秤は揺れながらも支点はぶれず・・・。嬉しくなりますよ」と冷笑するアイム、またの機会を楽しみにすると言い置いて撤退。
・ゲットーへ帰還すると宣言するゼロ、(ユフィ・・・この手で俺は君を撃った・・・俺はもう・・・本当に前へ進むしかないんだな・・・)と独白。
・「あやつ、やりおったか!」と哄笑する皇帝シャルル、「我が息子、ルルーシュ・・・いや、ゼロよ!足掻くがいい!お前が持つギアスは王の力・・・!それがどのような結果をもたらすかはお前自身にかかっておる!足掻け!そして、戦え!この世界が一つになるその日まで力の限りに!」と宣告。
・医療施設に収容されたユーフェミア、「君はどうしてあんな命令を・・・?」とスザクに問われて「命令・・・何の事・・・?」と戸惑うものの、「そんな事より・・・スザクは・・・日本人・・・でした・・・よね・・・?」と呟き、またもギアスに支配されかけ「違う・・・スザクを・・・殺す・・・駄目・・・違う・・・。そんな事・・・考えちゃ・・・いけない・・・」と抗う。
・記憶にも混乱を来したユーフェミア、式典で日本人は喜んでくれた?とスザクに問いかけ、「覚えていないのか・・・?」と呆然とするスザクだが、「・・・大成功だ・・・。みんな、とても喜んでいたよ・・・日本に・・・」と無理矢理微笑む。「よかった・・・」と安堵するユーフェミア、自分の分までちゃんと学校に言って欲しいと言い残し、「ああ・・・スザク・・・あなたに・・・会え・・・て・・・」と息を引き取る。
・(どうしてなんだ・・・!?どうして君が、あんな事を・・・!?)と思いまどうスザクの前に、「教えてあげようか?」と姿を現すV.V.、「全ての元凶はあいつだよ。ユーフェミアがおかしくなっちゃったのはゼロのせいだ」と弾劾し、「ゼロの正体・・・それは君も知る人間だよ」と仄めかして、「答えを知りたければ、君は戦うんだ。この世界を変えるためにね」と唆す。
・黒の騎士団アジトに同行した万丈、F.S.の依頼でインペリウムの動向を探っていたと明かす。日和った日本人は虐殺された方が役に立ったと避難誘導を責めるディートハルトだが、ゼロは「君の適切な行動に感謝している」と万丈に賛同、(ユーフェミアの意志に反する事態を少しでも止めてくれたのだからな・・・)と仮面の下で顔を歪めつつ、「この世界に無為な血などない・・・!」とディートハルトを窘める。
・そこへ「・・・さすがです、ゼロ様」と現れた皇神楽耶、お付きを外に置き去りにしてゼロに会いにきたと告げ、「皇って・・・キョウト六家の最高位の・・・」と驚く扇。「私・・・ずっとファンだったんですよ、あなたのデビューから」と微笑む神楽耶、将来の夫に会いにきたと爆弾宣言。
・「お戯れを」とかわすゼロに、「日本を取り戻した暁にはいずれ妻が必要になりましょう?あなたが姿を見せられない身の上なら、それを補う者がいると思いますが」と食い下がる神楽耶、自分は勝利の女神とアピールするものの、「それは頼もしい。しかし残念ながら、私は既に悪魔と契約してしまった」「今さら神とは仲良く出来ませんよ」とあくまで拒むゼロ。
・神楽耶を加え虐殺への怒りと憎しみを反ブリタニアの機運に繋げれば一気に決戦に持ち込める、と反論するディートハルトだが、「いや・・・私はZEXISへ戻る」と宣言するゼロに絶句。「黒の騎士団は正義を成すためにある。インペリウムを討たずして日本の解放はない」と宣言するゼロ、クロウやデュオ、ロジャーらの賛同も得て、決戦に向けた各地レジスタンスの統合を命令しつつ、不必要な混乱はインペリウムに付け入らせるだけと虐殺を利用したプロパガンダを禁止し、神楽耶にもキョウトとの連絡役を依頼。
・「ゼロ・・・あなたは最大のチャンスを逃がした事をいずれ後悔するでしょう」と不満を示すディートハルト。(後悔だと・・・?そんな感情は、とっくに捨てている・・・)と独白するゼロ、(ユフィ・・・インペリウムを討つのは君が望んだ平和を踏みにじった償いだ・・・許しは請わない・・・だから、せめて・・・君の願いの一つを叶えてみせる・・)と決意。・・・どこまでも私情で動くヒトだこと。f(^.^;
・アッシュフォード学園で再び留学先に出ると告げたルルーシュ、「君は殺したいと思うほど、憎い人がいるかい?」とスザクに問われて「・・・ああ、いる」と首肯。「そんな風に考えていはいけないと思っていた」と言うスザク、「でも、今・・・僕は憎しみに支配されている。人を殺すために戦おうとしている」とゼロへの殺意を明かす。
・「憎めばいい」と肯定したルルーシュ、「ユフィのためだろう。それに・・・俺はもうとっくに決めたよ。引き返すつもりはない」と告げ、互いの友情を確認しつつ別れを告げる。その一方で(スザク・・・心のどこかで俺の事を疑っているのか・・・)と疑心暗鬼に陥るルルーシュだが、(それでもいいさ・・・。もう俺に失うものなど何もないのだから・・・)と開き直り、(スザク・・・俺の手はとっくに汚れているんだよ。それでも向かって来るなら構わない・・・。歓迎してやるさ。俺達は友達だからな・・・。フフフハハ、ハハハハハハハ、アハハハハハ、ハハハハハハハ!)と独り邪悪に嗤笑、(あの日から俺はずっと望んでいたのかも知れない・・・。あらゆる破壊と喪失を・・・そう・・・創造の前には破壊が必要だ。そのために心が邪魔になるのなら、消し去ってしまえばいい)と決意。(;_;)
・「行くか、ルルーシュ」と歩み寄ったC.C.、「ああ・・・俺はもう進むしかないんだ」と嗤うルルーシュに、(悲しいな、ルルーシュ・・・。それがお前の償いか・・・)と独白。

後は差分もなく3周目クリア。
ついでに、再世篇への引き継ぎ特典のため、4周目の日本ルート→CB追跡ルート→暗黒大陸ルートで第9話までクリアしてシナリオコンプリートして、とりあえず破界篇は完了。
次はいよいよ再世篇・・・(^-^

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