第2次SRWZ再世篇(2周目:フロンティア船団ルート:41〜49話)
●ルート分岐
・クロウの選択肢は「フロンティア船団に向かう」で、トゥウィンクルプロジェクトに金の匂いを嗅ぎ取ったクロウはフロンティア船団ルートへ。
●第41話:トライアングラー
・スメラギさんとカナリア中尉、ミシェルとクランを秘かに呼び寄せ、シェリルがただの過労でなく末期のV型感染症と明かし、既に治療不可能、薬で症状を抑えているだけと推測。アルト達のプライベートなので「ミシェル・・・。あとはお前に任せる」と判断を委ねるカナリア中尉。
・すぐアルトに知らせよう!と逸るクランだが、「いや・・・」と制するミシェル、「本当に想っているからこそ言えない事もある」と諭し、「しかし、出来る事はあるさ・・・」と不敵に笑う。
・アイランド1市街でキャシーと密会するオズマ少佐、サンクキングダムに仕掛けられた次元兵器にはフォールドクォーツが使用されているとの推測を口から、フロンティア船団の誰かが関わっていると断定、「やはり、奴・・・レオン・三島が臭いか」と疑う。
・「・・・今さらだが、いいのか?仮にも婚約者だろ、お前の・・・」と気遣うオズマ少佐、「野心家だもの・・・。そこがいいかもと思ったんだけど・・・」とボヤくキャシーに、「誰かと違って?」と失言炸裂。「そうよ・・・。飛行機、飛ばすしか能のない誰かさんと違ってね・・・」と皮肉るキャシーに、ランカを三島の野望の道具にはさせないと覚悟を語るオズマ少佐。
・熱気バサラの大ファンであるオズマ少佐、実は秘かにZEXISを何度も訪れているものの、今の所バサラには会えず。隠していてもお見通しと明かしたキャシー、「ふふ・・・会いたくても会えないなんて伝説の花束の少女みたいね」と微笑、「ファンの間で噂されている都市伝説なのによく知ってたな」と感心するオズマ少佐に、「・・・あなたに聞いたのよ」と憮然。
・ランカの母校、美星学園でコンサート準備中のランカの楽屋に、独りグレイスを尋ねたシェリル、「エイーダは卒業・・・。ファイアーボンバーは戦場ライブという名目でほとんど野放し・・・そして、あたしは病気療養を名目に事実上の活動休止・・・。あなたが必要としたのは、あの子だけなのね」と口火を切るシェリル、韜晦するグレイスに「・・・あたしが聞きたいのは一つだけ・・・。何故・・・?」「何故ランカのマネージャーになったの?何故あたしをベッドに縛りつけようとするの?何故あの子の歌はバジュラに通じるの?何故・・・何故よ!?何故あたしじゃなく、あの子なの・・・!」と食ってかかる。
・「・・・惨めなものよね」と悪意を剥き出すグレイス、「アーティスト、シンガー・・・。どれだけ言葉を飾っても、あなたの本質は所詮アイドル・・・作られた偶像よ」と断じ、「違う!あたしは自分の力で・・・あたし自身の力でここまで来たわ!」と抗弁するシェリルに、「・・・もしあの時、私があなたを拾わなければ、あなたは誰にも知られぬまま、ギャラクシーのスラムで今でもゴミにまみれていたはず・・・でも、それもお仕舞・・・。シェリル・ノームは、もう死ぬのよ」と宣告、その身を蝕むV型感染症で余命幾ばくもないと決めつけて冷笑。
・ランカの歌の軍事利用を「・・・それが彼女の意志なのであれば、いいのですが・・・」と危惧するラクス様が見守る中、「みんな、抱きしめて!銀河の果てまで!」とランカのコンサート開幕。これがバジュラと戦う力になるのか、と感心するヒイロと刹那に、「いいえ、歌は想いです」と諭すラクス様、「誰かに対する気持ちや自分の中の感情・・・。それを形にしたものが歌です。だから、それは戦う力ではなく、戦いを止める想いになるのです」と説き、「力だけでも、想いだけでも、世界は成り立ちません。私達が力であるのなら、同時に想いとなるべき人達がいるのを忘れてはいけないでしょう」と語る。それぞれにリリーナとマリナを想起するヒイロと刹那。
・「ラクスの言葉の意味をわかったようだな、刹那」と声をかけるアムロ、「今は何となくでいい。きっといつか君は、全てを理解する日が来るだろうから」と告げる。「ケンカの仲裁役から人生のガイドまで引率役は大変だな、ガンダム先輩」とビール飲みつつ揶揄するクロウだが、ノーマネー・ノーライフとロックオンに突っ込まれて酔いが一気に醒め、更にアムロから引率役も押し付けられ、「そして、いつもの貧乏クジ・・・」とがっかり。(^^;
・一方、アルトを教室に呼び出したミシェル、「なあ、アルト・・・。そろそろ答えを出さないか?」と告げ、「いくらお前でも、さすがに気付いてんだろ?この歌も、さっきの歌も、ランカちゃんがお前に向けて、お前のためだけに歌っているんだ」「シェリルもだ。今あの子はとてもつらい状況にある。それでもあの子はお前に心配かけまいと必死で頑張っている」と諭す。
・「お前、何を知っている!?あいつに何が・・・!?」と気色ばむアルト、「お前みたいな三股四股野郎に女の事で説教されるとはな・・・!」と苛立つものの、「俺は億病なんでね」「付き合うのは割り切った相手だけさ。本気になるのも、させるのも、おっかなくてな・・・」とあっさりいなすミシェル、「でも、お前は違うだろ?」と言いながらシェリルを招き入れ、「後は任せたぞ、アルト」と席を外す。
・「お前も歌いたくなったか?」と問われて「私は・・・もう・・・いいの・・・」と応じるシェリル、「少し・・・疲れちゃったし・・・。これからは・・・」と口にするものの、「嘘をつくなよ、シェリル。お前が歌を捨てられるはずがない」と言い切るアルト、「じゃなきゃ、お前の歌があんなにたくさんの人間に届くもんかよ。俺だって舞台に立ってた人間の端くれだ。本物と偽物の違いぐらいわかる」と断言。
・そこへコンサートを終えたランカが勢い込んで乱入、ただならぬ様子のアルトとシェリルに立ちすくみ、「ご、ごめんなさい・・・。わ、私・・・私・・・二人の邪魔をするつもりじゃ・・・私・・・これから・・・歌っていくためにも・・・私の気持ち・・・アルト君に・・・伝えようと・・・ごめんなさい!私・・・!」と走り去る。
・シェリルを連れてきたクランを労うミシェル、いいのか悪いのか・・・と迷うクランに「いいのさ、多分・・・。みんな、誰かを好きでいたいんだ」と微笑。「・・・お前はどうなんだ、ミシェル?」「お前の恋はどこにある!?」と問うクランだが、突然アイランド1内にバジュラが侵入して無差別攻撃開始。
・軍の出撃が遅れる中、歌でバジュラを鎮めてくれとランカに頼むアルトだが、「やだ・・・。歌え・・・ないよ・・・!こんなんじゃ、歌えないよ!私・・・私・・・。もうやだ、こんなの!私はバジュラと戦うための道具じゃない!こんなのもう、いやだよ!!」と混乱するランカはパニック。
・ランカを平手打ちで黙らせたシェリル、「落ち着いて。歌うのに気持ちがいるのは、よくわかるわ。でも、あなたはプロなのよ。出来る事をなさい」と諭し、「あなたの歌声には力があるの。あたしには望んでも得られない力が・・・!」と告げて、アルトと共にランカを勇気づける。
・"アイモ"を歌い始めたランカだが、それを耳にしたバサラは「駄目だ!」「それじゃ駄目なんだよ、ランカ!!」と歯嚙みする。
・(胸が・・・痛いよ・・・!痛いよ・・・!痛いよ・・・!痛いよ・・・!)と惑いつつ歌うランカに、バジュラの攻撃は激しさを増し、(感情レベル、マイナス7.3・・・)とほくそ笑むグレイス。
・バジュラの攻撃に巻き込まれてナナセが負傷。シェリルがナナセを与り、アルト達はバジュラに対すべくS.M.S.基地へ。
・基地には機体がないものの、「いや、上等だ。ここにはゼントラン化装置がある」と不敵に笑うクラン、「・・・なあ、ミシェル・・・さっきの答えを教えてくれないか?」「お前の恋はどこにある?」と問いかける。「・・・フ・・・行方不明で現在捜索中さ。そんなもんあったか、どうか・・・俺自身、忘れちまったがね」とニヒルに笑ってみせるミシェルに、「なるほど・・・。確かにお前は臆病者だ!」といきなりグーパンチかますクラン、「・・・私はお前が好きだ、ミシェル」と大告白、「死ぬのが怖くて恋が出来るかぁぁぁっ!!」と叫ぶやミシェルに強引に口づけ、そのままゼントラン化装置に駆け込む。
・「なあ、アルト・・・」「人を本気で好きになるのは命懸けなんだな・・・」と微笑むミシェルだが、基地にバジュラが侵入、ゼントラン化の途中で無防備なクランに迫る。「やらせるかよ!!」と立ちはだかるミシェル、「この蟲ケラめ!このぉぉぉぉぉぉぉっ!!」と負傷しながらも、ありあわせの小火器で撃退。
・「へ・・・へへ・・・守ったぜ、クラン・・・。ちょっと・・・ドジったけどよ・・・」と微笑むミシェル、「ごめんな・・・クラン・・・。今まで・・・言えなくて・・・俺も・・・俺も・・・お前の事・・・」と呟き、宇宙空間へ放り出される。(;_;)
・ゼントラン化を終えたクラン、「許さない・・・!許さないぞ、バジュラ!!ミシェルの仇だ!一匹たりとも逃がすものか!!」と激怒、ヴァルキリー用スーパーパックを背負って、バジュラと前半戦開始。
・アーマードクランがヴァジュラと戦闘時セリフイベント、「馬鹿だ、ミシェル・・・!お前は大馬鹿だ!!あんな事をして私が喜ぶと思ったのか!私は・・・私は・・・!!うわあああああっ!ミシェルゥゥゥゥゥッ!!」と絶叫。(;д;)
・2PP敵全滅して前半戦終了。
・ルカから「奴等を一網打尽にする作戦を開始します。大尉もZEXISに合流してください」と通信が入り、「・・・了解した」と応じるクラン、(ミシェル・・・。く・・・うう・・・ミシェル・・・)と内心慟哭しつつZEXIS合流。
・想い人ナナセを傷つけられ怒り心頭のルカ、アイランド3にバジュラをおびき寄せ、L.A.I.技研の新兵器フォールド爆弾で半径50kmの空間を切り取り食い尽くして消し去る容赦ない作戦を提案。(サンクキングダムの次元兵器と同じもの・・・)と内心で思い当たるキャシー。
・バジュラのおびき寄せにランカの歌を用いようとするルカ、アルトの怒りを買っても一顧だにせず、「僕は・・・絶対にあの人を守るって決めたのに・・・。なのに・・・」「死んだんですよ、ミシェル先輩が!」「ナナセさんも意識不明の重態・・・このままバジュラの攻撃が続けば、フロンティアはお仕舞なんです!これはもう生存を懸けた戦いなんですよ!僕等か、バジュラかの!」と怒鳴り返す。
・「歌うよ、私・・・」「みんなの・・・ために・・・!」と決意を込めて答えるランカ。
・アイランド3特設ステージ前で護りを固めるZEXISだが、バサラは不本意そうに歯嚙みして沈黙。
・ステージにアルトと共に立ったランカ、「・・・そのギリギリの瞬間まで私はここで歌い続ければいいんだね?」と確認、「それまで絶対にバジュラを近寄らせない。脱出も必ず成功させる・・・。だから・・・!だから、安心して歌え」と告げるアルトに、「うん・・・。今度はちゃんと出来ると思う」と微笑。
・アルトを見送ったランカに「歌いたくないなら、歌わなくていいんだぞ、ランカ」と声をかけるブレラ、「歌はお前の心だ。それも、お前だけのものだから」と告げる。「ありがとう、ブレラさん。・・・でも、いいの」と答えたランカ、(伝えたかった、たった一人の人・・・。その人には届かなかった歌だけど、これがそのたった一人の望みだから・・・)と健気に独白。
・険しい顔で押し黙るラクス様に、「驚いたわ、ラクスさん。あなたがZEXISの一員になっていたなんて」と声をかけるグレイス、「あなたの歌を初めて聴いたときの衝撃は忘れられないわ。悲しさと強さ・・・。それを併せ持ったあなたの歌はきっと多くの人を魅了したでしょうに・・・」と絶賛するグレイス、以前断られたトゥウィンクルプロジェクトへの勧誘を再度試みる。
・「歌は・・・あなたの道具ではありません」と答えるラクス様、知らばっくれるグレイスに「あなたはいつか・・・歌の本当の力をランカさんやシェリルさんによって思い知らされるでしょう」と宣告。「その言葉・・・覚えておくわ」と動じず嗤笑するグレイス。
・ZEXISに合流したアルトに、オズマ少佐からもランカを守ってくれと通信が入り、いよいよバジュラ迎撃に臨むZEXIS。「・・・ホレた女のために死ぬとはよ・・・。最高にお前らしくなく、最高にお前らしいぜ・・・!」とクロウもミシェルを悼み、5分間特設ステージのランカを守って、後半戦開始。
・バサラがバジュラと戦闘時セリフイベント。「くそっ・・・!何だよ、この気持ち悪さはよ!」と苛立つバサラ、「お前等!俺の歌を聴けぇぇぇぇぇっ!!」と絶叫。(^^;
・バサラの歌でバジュラが撤退してセリフイベント。おびき寄せてるのに後退させてどうする!?とガムリン大尉とアルトがツッコむものの、「うるせえ!俺は俺の歌を歌うだけだ!!」と言い返すバサラ。
・1PPおよび1EPおよび2PP、敵撃ち減らしてイベント発生、南側に広くバジュラ増援出現。
・2PP敵全滅して戦闘終了、SRポイントget。
・作戦通りバジュラ集結を見計らってアイランド3からの撤退を目論むZEXISだが、突然ステージ間近にバジュラが出現。「やらせるか!ミシェルのためにも!」とクランが単騎突貫して立ちはだかったところへ、超遠距離狙撃でバジュラを撃ち抜いて「待たせたな、クラン」とミシェルのヴァルキリー登場!(*´v゚*)
・驚くクランやアルトに話は後と告げるミシェルが離脱を促し、ランカもラクス様達が保護して、アイランド3から速やかに離脱するZEXIS。そしてフォールド爆弾起動。
・秘かにランカを守るべく動いていたオズマ少佐に救助されたと明かすミシェル、「あ、あの・・・お前がバジュラから私を守ってくれた時の事だが・・・」と恥じらいながら話すクランに、「・・・悪いな。俺・・・怪我のせいか、あの時の前後の事、よく覚えていないんだ。お前、俺に何か言わなかったか?」「何か大事な事を言ったような・・・」とニヤニヤ。(^^;
・「う、うるさい!忘れたというなら、そのまま忘れてろ!!」と照れ隠しに怒鳴るクランに、「じゃあ、そういう事にさせてもらうさ」と言いつつ、(もう少しだけ、今のもどかしい関係を楽しみたいしな・・・)と微笑むミシェル。
・無理をしていた様子のランカを案じるアルトに、「どうだろうな。あんな事をさせてたら、あいつ・・・本当に潰されちまうぜ」とズケズケ指摘するバサラ、作戦の邪魔をしたと咎められても「勝手に俺を頭数に数えるんじゃねえよ。俺は俺の感じるままに歌うだけだぜ」と言い返し、どちらが滅びるかの生存競争だと怒るアルトにも「下らねえぜ!誰が、そんな事を決めたんだよ!」「バジュラが俺達を滅ぼしたいって言ったのか!勝手に他人の気持ちを決めるんじゃねえよ!」と怒鳴り返す。「軍人には軍人のやり方もある。お前がお前のやり方をやるようにだ」とガムリン大尉がバサラを諭して仲裁。
・バサラの言葉に自身の内の迷いを自覚したアルト、「悩むだけ悩めばいい。」「だが忘れないでくれ、アルト。我々には守らなければならない人がいる。そして、そのために戦っている事を」とガムリン大尉に諭され、(俺の守らなければならない人・・・。それは・・・)と独白。
・ネオ・プラネッツでギルガメス・バララント両軍に大きな動きが認められ、急遽調査に向かうZEXIS。アッルト達のヴァルキリーには反応弾の使用許可が出され、VF-25にはマイクロ・ディメンション・イーターこと新兵器MDE弾も支給。
・アイランド1市街地の瓦礫に独り佇むシェリル、「・・・さよなら、アルト・・・。・・・私に残された時間が少ないのだとしても・・・ううん・・・。残された時間が少ないのだからこそ、私は歌うわ。ランカちゃん・・・。あなたが希望の歌姫なら、私は絶望の中で歌ってみせる・・・」と呟く。(;ω;)
●第42話:異能者
・ネオ・プラネッツにワイズマンの本拠地があると判断したリボンズは、燻り出す目的で部隊を派遣。アロウズを離脱した秘密結社や情報部のジャン・ポール・ロッチナ大佐がワイズマンに関わっていると見るリボンズだが、ロッチナ大佐のアロウズ将官にまで至るコネクションはたどれていないとか。
・ワイズマンの目的を訝しむリジェネに、「神にでもなったつもりなんじゃないかな」と嗤うリボンズ、「無論そんな事は、この僕が許さないけどね」と冷笑しつつ、「・・・これは直感的な予想だけど、彼は僕の欲するものを持っていると思うんだ」「クロノエイチ・・・ヴェーダの奥底に眠ると思われるあれを彼は持っている・・・ヴェーダの最後のプロテクトが破れない今、別方面からのアプローチが必要とされる」と目的を明かす。・・・それにしてもこいつ、自分を客観視できずに同類のワイズマンを嘲ったり、自力で入手できないものを恥ずかしげもなく人から横取りしようとしたり・・・羞恥心欠片もねぇな・・・(´д`)
・一方、ネオ・プラネッツの惑星クエントにキリコを送り届けたロッチナ大佐、「・・・キリコが惑星クエントに降り立ってから既に72時間が経過した」「そろそろ奴も何らかの情報を得て、この宙域に現れるだろう」と告げ、同道させたゴウト達とフィアナは人質だと言い放ちつつ、「・・・だが、それ相応の見返りはあるぞ」「お前達は想像も出来なかったような偉大な存在を目の当たりにする事になるだろう」と告げる。
・「あなたは何を知っているのです?」と問うフィアナに、「私は長い間、ある意志のために働いてきた。」と語るロッチナ、「私の支配者は85000年のクエント文明が生み出した謎の意志だ」と明かし、その命によりギルガメス軍でもペールゼン配下でもアロウズ配下でもキリコを監視してきたと告げる。(キリコ・・・。私は怖い・・・あなたは生まれながらのPS・・・。もしかすると、それ以上の存在であり、その生命は何者かに監視されていた・・・そして、今もあなたの運命はその者によって捻じ曲げられている・・・)と秘かに怯えるフィアナ。
・無秩序な混乱を引き起こすワイズマンを掣肘すべくネオ・プラネッツへ向かうZEXIS、ワイズマンの目的がわからないと首をひねる中、キリコの身を案じるカレンは「・・・きっとキリコは来るよ」「キリコは誰にも従わない・・・。自分を支配しようとする者がいるなら、キリコは必ずそいつと戦うよ」と断言し、「ワイズマンがトラウマを刺激する事で奴の心を支配しようとしたのなら、あいつはそれを許さないだろうな・・・」とクロウも同意。
・ネオ・プラネッツにステルスで隠されていた人工天体が出現し、ワイズマンを制圧すべく迫るアロウズ艦隊。そこへ単騎で現れたキリコ、(惑星クエントで俺は道の巨大な意志に遭遇した。そして、そいつは俺にここに来いと言った。あの人工天体に奴はいるのか・・・)と独白。更にZEXISも到着して、キリコに呼びかけるものの、キリコは無言のまま答えず。
・無差別攻撃を命じるアロウズ指揮官グッドマン准将は後退。迎撃を指示したゼロ、キリコについては「彼には彼の考えがあるのだろう。ならば、我々はそれを尊重する」と援護を指示して、人工天体へ向かうNPCキリコをサポートすべく戦闘開始。
・キリコが戦闘時セリフイベント。(この先に俺が求めている答えがあるのか・・・ワイズマン・・・。お前は俺の何を知っている・・・)とと独白するキリコ。
・2PP敵全滅してイベント発生、SRポイントget。人工天体に到達したキリコは機体ごと転移、(俺が神根島やギアス嚮団で跳ばされた時と同じだ・・・!もし、あの人工天体にいるのが例のワイズマンだとしたら、いったい奴は何者なんだ・・・!?)と秘かに衝撃を受けるゼロ。
・西にリヴァイヴ&ヒリング率いるアロウズ増援出現、ルイスもいると緊張する沙慈。更に、南にはエピオンを駆るミリアルド率いるホワイトファング部隊も出現、「我々の目的は宇宙の平穏だ。それを乱す者であるアロウズ、ワイズマンはここで討つ」と宣告するミリアルド、邪魔するならZEXISも粛正すると告げ、三つ巴で戦闘再開。
・3PP、リヴァイヴ、ヒリング撃破、両者とも負け惜しみ言って撤退。
・3PP、ブシドー、アンドレイ少尉、ルイス撃破、いずれも撤退。
・4PP雑魚殲滅後にミリアルド撃破して戦闘終了。
・外には更にアロウズ増援が出現する中、人工天体内部に転移させられたキリコは、同じく呼ばれたと称するロッチナ大佐、同道していたフィアナやゴウト達と再会。
・「その様子では、お前もまだあの御方の真意をつかんでいるわけではないようだな」「だが、この宙域に来たという事はクエントであの御方の意志に触れたのだろう」とキリコに告げるロッチナ大佐、あの御方とやらの命令でキリコを見張り導いてきたと説明、「あの御方はクエントに生まれた異能者と呼ばれる存在だ」と明かす。
・ロッチナ大佐曰く、かつてアストラギウス銀河に栄えたクエント文明は3000年ほど昔にテクノロジーの極限に達し、新人類と呼ぶべき異能者達を輩出するに至ったものの、その能力故に異能者達はクエントから追放の憂き目にあった。それでも銀河の支配を目指して暗躍した異能者達はワイズマンを自称し、アストラギウス銀河をギルガメスとバララントに分けて陰からそれぞれ支配した。
・そこへ、ロッチナ同様ワイズマンに使えていた秘密結社の首領、元ギルガメス軍少将アルベルト・キリィが、アロンとグランを伴い転移出現。
・「さすがは、あの御方が選んだ男だ」とキリコを賞賛するキリィ。そこへ謎の雑音が響き、キリコとロッチナ、キリィにのみワイズマンの声として認識され、キリコだけに伝えたい事があると呼び出す。嫉妬に動揺するキリィをよそに奥へ進むキリコだが、「怖い・・・。あなたの身に何かが起きるような気がして・・・何故か、あなたが遠くへ行ってしまうよう・・・。まるで私を離れて・・・」とフィアナが怯えてすがりつく。「全てが今、わかる・・・。俺もそれが知りたいだけだ」と告げてフィアナと共に進むキリコ。
・人工天体中枢に至ったキリコ、「何故、俺を選んだ」と問いかけ、ワイズマンの答えを聞いて「・・・神の子・・・不死の存在・・・。250億分の1の遺伝確率の異能生存体・・・。俺がか?生まれながらのPS・・・異能者・・・?あんたと同じだというのか?アストラギウスの歴史が生み出したというのか、この俺を?」と復唱、「それがあんたの望みか・・・わかった。喜んで、あんたの後継者になろう」と首肯。
・驚愕して「キリコッ!!」と叫ぶフィアナだが、「今、この瞬間から俺はあんたの後継者だ。その役目を果たそう」とキリコは一顧だにせず。狼狽えたキリィは役目が終わったと一方的に処断され、慌てるアロン&グランに「これよりお前達は俺の手足となって動け」と冷たく告げるキリコ、「俺はワイズマンの後継者・・・神の子だ」と傲慢に冷笑・・・(゚д゚;)
・フィアナを置いて人工天体を出たキリコ、クエントに向かうと宣言し、「そこで俺はワイズマンに会う。後継者として、彼に招待されている」と告げ、驚くZEXISの面々に「もうすぐ、あの人工天体はワイズマンの手により爆破される。ワイズマンの力を手に入れようとした者とワイズマンの意志を止めようとした者はその爆発で宇宙のチリとなるだろう」と言い放つ。
・「最後にお前達の死が無駄でない事を教えよう。アストラギウス銀河を陰から支配してきたワイズマンの下へ俺は向かう。彼は、異能者として生まれた俺を後継者に選んだのだ。彼はクエントの地底で俺を待っている。そう・・・3000年前、クエントを追われたと信じられてきた神の子達・・・。ワイズマンはずっとクエントに潜んでいたのだ」と告げるキリコ、「キリコ!!」と必死で呼びかけるフィアナに、「俺は神の子だ」と冷笑して突き放し、秘密結社の船で離脱。
・人工天体を中心に次元境界線が歪曲、イカルガがフィアナ達の救助に突貫し、ZEXISは全力離脱。そして裏切られたフィアナの悲痛な叫びが・・・「キリコォォォォッ!!」(;д;)
・イカルガに救助されて一命を取り留めたゴウト達、経緯を説明しつつ、「キリコが・・・あたい達を見捨てるなんて・・・」と消沈するココナ。「現実を見ろよ、お前等!キリコは、神の座とかいうのに目がくらんで変わっちまったんだ!」と玉城が怒鳴りつける。ロッチナ大佐は独り姿をくらまし、人工天体は完全に消滅。
・ワイズマンの真意を訝る藤堂やゼロだが、「見逃せないのはキリコもだよ・・・!絶対に捕まえて、フィアナさんに謝らせてやる!」とカレンが憤り、(キリコ・キュービィー・・・。いったいお前は何を考えている・・・お前ほどの男にも神の座は抗えない魅力を以って映ったのか・・・)とゼロ黙考。
・そこへ旧知の傭兵ル・シャッコが、クエントから通信してきて、「お前達もすぐにクエントに来い」「俺と俺の部族が知る全てを話す。俺達は奴を・・・キリコを止めなくてはならない」と告げる。
・秘密結社の戦艦からフィアナ用の機体を回収したとカレンが告げ、「一緒にキリコを追うよ。あいつの真意を確かめるためにもね」と激励、「はい・・・」と決意を込めてうなづくフィアナ。
・一方「・・・ワイズマンの後継者だと抜かした時のキリコの面・・・まるで昔のようだったな」と述懐するゴウト、ワイズマンの毒気に当てられ操り人形に堕したかとバニラと話す。「そうじゃないよ・・・!あいつは誰にも操られるもんか・・・!きっと、余程大事な事を抱え込んじまったのさ、あの顔は」とココナが弁護し、(そう・・・。キリコは確かに何かの信念に取り憑かれているんだわ。でも、それはいったい・・・」とフィアナ独白。
●第43話:修羅
・「初めてキリコを見た時、どう思った?」とフィアナに問いかけるカレン。「え・・・え・・・それは・・・」と戸惑うフィアナをよそに、「俺が言うのも何だけど、死神かと思ったぜ」とデュオ、戦場から血と硝煙の匂いを引っさげてきた狼とゴウト、「巨大な不発弾・・・心臓に向かう折れた針・・・歴史の裂け目に打ち込まれた楔・・・。そんな言葉が似合う」とトロワ、「あの男は純粋な兵士だった。それ以外には何もない程にな」とヒイロが即答。
・そんなキリコがフィアナの存在で変わったと続けるカレン、クメンで再会した時には素直に喜んでたみたいと回想。「でも、あのレッドショルダーのマーチが彼の心を荒ませていった・・・」とアレルヤが指摘するものの、「だがよ、キリコには悪いが、俺はあれでますますあいつを近くに感じたぜ」「呵責する良心がある奴を嫌いにはなれねえからな」とクロウが発現、ロックオンや五飛らも同意。
・「あいつ・・・。このままワイズマンの後継者になるのかな・・・」と案じるカレンに、「あの様子では、その座を手に入れれば、奴と同じく世界に混乱を引き起こす存在になるだろう」とゼロが危ぶむものの、「だからこそ、あたし達の手でキリコを止めなきゃならない!」とカレンが気炎を上げ、「あいつが好きだからだよ!」と断言、誤解したフィアナに慌てて言い訳。(^^;
・真っ先に同意したココナに続き、「俺だってキリコの事が好きだぜ」とクロウも表明、「あんた達だって同じだろ?」」とゴウトらに水を向け、「・・・違いねえ。俺もあいつの事が好きだから、こんな地獄の果てまで付き合ったようなもんだ」と海千山千のゴウトやバニラが苦笑い。
・「不思議な人ですね・・・。あまり話した事もないのに、確かにあの人から目が離せない」とカトルも賛同、「ま・・・世話のかかる奴ほど放っとけないってもんだ」とデュオが苦笑し、「そういうものか」と納得するヒイロに「お前が言う台詞じゃねえ!」とツッコむデュオ。(^^;
・「私も・・・きっと皆さんと同じです。初めて見た時から、私の心はずっと彼を求めてましたから」と微笑むフィアナ。
・惑星クエントでシャッコ、グレゴルーらと合流したZEXIS、これまでの経緯をヒアリング。ギアス嚮団との戦いの後、クエントに来たキリコは、異変を察知した長老達に呼び戻されていたシャッコと再会して村へ案内され、朽ち果てた先クエント文明の遺跡でキリコはワイズマンの意志に接触。
・「異能者とは、コンピュータとその意識を一体化させる力を持った突然変異種だ」と説明するシャッコに、それでワイズマンはヴェーダに侵入できたと納得するゼロ。強大な先クエント文明を作り上げた異能者をクエント人は忌むべきものとして追放し、機械文明を捨てたものの、クエントに潜んだ異能者達は野望のままに銀河を戦いに包んでいた。
・200歳を超えるクエントの最長老メジに引き合わされたZEXIS。「・・・メジはこう言っている。歴史の陰に潜みし異能者が姿を現したのには理由があると」「全ては黒の英知に記されている・・・と」とシャッコが通訳し、(何だ・・・この妙な感覚は・・・)と「黒の英知」なる言葉に戸惑うクロウ。
・「黒の英知とは何だ?それとワイズマンに何の関係がある?」と問うゼロだが、「王の力を持つ者よ・・・。全ては自分の力で確かめるがいい・・・」と告げられ、(この老人・・・。ギアスの事を言っているのか・・・だが、何故だ?アストラギウス銀河の人間が何故ギアスの存在を知っているんだ・・・)と愕然。
・「全ては動き始めた・・・。バアルの目覚めに呼応してい納車は新たな次元に進む・・・そのために奴は神の子を求める・・・。宇宙の運命を定めるために・・・と」とシャッコを介して伝えるメジ、自分も全てを理解しているわけではなく、瞑想により頭に浮かぶイメージを伝えていると告げ、キリコの行き先が先クエント文明の遺跡を擁する砂漠地帯ゴモルだと知らせる。
・そこへ駆けつけたゴウト達、再びのワイズマンショックで地球の全通信網が大混乱と報告し、戦火の火種になりかねないと危惧するゼロ達はゴモルへ急行。
・一方、イカルガ内のゼロの私室で主人の帰りを待つC.C.、ぶったり痛い事をされたりしないゼロに(私・・・あの人に拾われて良かった・・・)と独白。そこへワイズマンの謎の音声が響き、記憶を取り戻したC.C.、「そうか・・・宿命から逃れる事は出来ないのかも知れないな。キリコも、私も・・・そして、ルルーシュも・・・」と呟く。
・ゴモルの砂漠でATを駆るキリコ、「邪魔だ」と呟いてAT部隊を一掃、「俺の行く手を阻む者は全て排除する」と冷酷に宣言し、こちらの行動を先読みしたアロウズ部隊から内通者の存在を断言、「あの程度の部隊で俺が止められると思ったのか、アロン?」と静かに糾弾。
・「・・・全てお見通しというわけね」と開き直ったアロン、ワイズマンが神だからこそ使い捨ての道具である自分を恥じなかったと告げ、「その権力が、キリコの手に渡る!それでいいの!?」とグランに訴える。
・「・・・やれ」と命じるキリコに答え、ブラッドサッカー部隊がアロンを処刑。「言っておこう。こいつの企みを暴き、処刑を決めたのはワイズマンだ」とグランに明かすキリコ、「俺はまだ彼の道具に過ぎない。俺は欺いてもワイズマンの目はごまかせない」「そして、俺が彼の後継者となるための最大の試練が来た」と告げ、東現れたフィアナ達を見やる。
・「あの爆発の中、よく生きていたな」と告げるキリコ、「おあいにくさま!不死身なのは、あんただけじゃないんだよ!」と毒づくココナをスルーして、「・・・お前達クエント人は追い払ったはずの神が足元にいたのに3000年も気付かずにいたのだ」とシャッコに告げる。
「ワイズマンの後を継いで、何の意味がある?」と問うシャッコに、「わからないのか?全宇宙は支配されなければならないという事が・・・!」と答えるキリコ、「戦争こそ歴史の創造主だ。進歩・・・進化の動力源だ。戦争は人間にとって、なくてはならない。だからこそ、コントロールされるべきなのだ。一人の神によってな」と断言、異能者に生まれつき戦争で鍛え上げられた自分こそ後継者に適任と言い放つ。
・「変わっちまったな、キリコ」と吐き捨てるグレゴルー達、「やめて・・・!もうやめて、キリコ!」と悲痛に叫ぶフィアナに目もくれないキリコ、「クエント人として・・・!お前を止める!」と宣言するシャッコに、「俺は神に守られている」と傲岸に嗤い、モビルドール増援出現、「世界の全てを司るワイズマンにとってこの程度の戦力を用意する事など造作もない事だ」と冷笑。
・追いついてきたZEXIS出撃、「キリコ・・・!お前はワイズマンの後継者になり、戦火で世界を包む気か!」とゼロが糾弾。「その通りだ」と首肯するキリコ、ワイズマンショックによる混乱についても「全てはワイズマンの意志だ。彼は言った。イノベイターなどに世界の未来を決める力はないと」と宣告、「彼の望む世界ではお前達に勝利は来ない・・・。だが、同時にアロウズにも勝利はない。そして、誰もが来るはずのない勝利を求め、戦火を広げるためだけに戦う」と言い放つ。
・「友の言葉も、恋人の願いも届かないのなら、力でお前を止めるまでだ・・・!」とゼロが最後通牒、「やってみるがいい。俺にはワイズマンに与えられた力がある。この最新式のATも、秘密結社も、モビルドールも、今では神の子である俺の力の一端だ」と傲岸に嘯くキリコ。「・・・もう黙れよ。これ以上、俺達を幻滅させるな」とクロウが呻き、ゼロの号令一下、前半戦開始。フィアナも「キリコ・・・!あなたをこれ以上、進ませはしない!」と決意を示すものの、「来い。お前達は神の力の前にひれ伏す事になる」と傲岸に嗤うキリコ・・・(;;;´Д`)
・シャッコが初期位置からN8E1に移動してイベント発生、「これは・・・!クエントの伝承に残る宝か・・・。こんな所にあったとは・・・その力、使わせてもらうぞ。キリコを止めるためにも・・・!」と勇者の印get。
・フィアナがキリコと戦闘時セリフイベント。「キリコ・・・!返事をして、キリコ!」と必死に呼びかけるフィアナだが、「来るな、フィアナ」「もう会いたくない。俺は全てを捨てたんだ」とにべもなく拒むキリコ、「嘘よ!嘘!」と悲痛に叫ぶフィアナに「俺の邪魔をするならば、お前だろうと・・・!」と迫る。
・2PP雑魚殲滅後、フィアナでキリコを撃破して前半戦終了、SRポイントget。
・「この程度では俺は止まらない・・・!」と復活するキリコに、「マジで不死身なのかよ!」と焦るクロウ達。「その通りだ」と割り込むワイズマンの声が、「キリコよ、私の所までもう少しだ。急ぐがいい」と催促し、「長い間、待った。私の後継者よ。全世界を敵にして、かつ自分自身の力で私の下へたどり着くがいい。それが私の後を継ぐ真の後継者だ」と告げる。
・「あんたの力が欲しい。異能者として痛めつけられてきたこの俺に・・・!」と叫んで包囲を突破するキリコに、単騎で追いすがるフィアナ、「本当にあなたはそれほどまでにワイズマンの力が欲しいの!?無意味だわ!そんな力を手に入れて、どうしようって言うの!?」と呼びかけ、「あんなものが望みだとしたら、あなたを殺して、私も死ぬわ・・・!」と迫る。
・「死ぬのはお前だけだ!」とフィアナを撃つキリコ、「キリ・・・コ・・・」とフィアナ愕然、「ついにやりやがったな!!」と激怒するクロウ達。そこへC.C.の暁が現れて「キリコの邪魔をするな」と割り込み、フィアナのブルーティッシュドッグに追い討ち。「やはり、あの女は・・・!」と歯嚙みするシャッコ。
・「お前、記憶が戻ったのか!」と驚くゼロに、「私に構っている暇があるのか」とC.C.がすげなく応じ、今度はサーシェス率いるアロウズ部隊が出現。
・「うちの大将がどうしてもワイズマンってのが欲しいらしくてな。お前達を片付けて、アストラギウスの謎の支配者をいただかせてもらうぜ!」と宣言するサーシェスをよそに、隙を突いて独り離脱するキリコ。
・サーシェスの無差別砲撃に巻き込まれるグランに、「立派な最後だな、グラン。お前のワイズマンに対する忠誠に敬意を示そう」と告げるロッチナ大佐、ワイズマンの後継者となるキリコは自分が見届けると宣言し、「それが私の使命・・・。お前がワイズマンの手足であったように私は彼の目なのだ」と明かして、「さあ見せてもらうぞ、キリコ。お前が神の座に上り詰める瞬間を」と呟く。
・立ちはだかるAT群を瞬殺して「これで追っ手は全て片付けた・・・」と呟くキリコ、「俺は来た・・・。来たぞ、ワイズマン!万能の力を・・・その力を俺は存分に試したい!全宇宙の全ての奴等に復讐するんだ!果てしのない戦争と混乱・・・地獄を与えてやるんだ!この銀河の絶対支配・・・!それが俺の望みだ!生きたまま神となってやる!」と叫ぶ。
・「よくやった、キリコ。お前の固い意志がよくわかった、後継者よ」「では進め。この先に私の全てがある」と応じるワイズマン、「お前を導く光だ」と光球を出現させ、「真実の私の肉体は、とうに滅んだ」「肉体は滅んだが、意識・・・私の意志は完全に保存されている」と明かし、「記憶装置か?」と問うキリコに「違う。私は生きている。そして、今もお前を見ている」と告げて先導。
・原形質保存装置中枢にキリコを迎え入れたワイズマン、「このユニットが私そのものだ」と明かし、「よく来た、キリコ。お前は私と同じ異能者だ。全世界を敵にして私の後を継ぐためにここへ来た。お前に渡したい力は、すぐ近くにある」と労う。
・「この原形質保存装置には我等の意識が集められている。そう・・・ワイズマンとは全ての異能者が統合された存在なのだ」と明かすワイズマン、装置に3000年間蓄えられた知識と力を一瞬で与える事が出来ると告げ、「我等の文明は時空さえも超える。お前もその力の一端を見たはずだ、惑星モナドで」「あの星を次元の狭間に消滅させたのは我等の文明の力・・・あの時の次元境界線の歪曲がアストラギウス銀河の一部をこの世界に転移させる契機となったのだ」と明かす。
・「その力を受け継ぐ事になるお前は世界を導く・・・。戦争という手段によって」と宣告するワイズマン、「それは人に絶え間ない緊張と欲望の乾きを与え、それによって人類は未来へと進む・・・。進化という名の道を通り。誤解なき相互理解、進化の光、螺旋の力・・・。いずれは全てをねじ伏せ、源理の力すら使いこなす日が来る。その日こそが人類の夜明け。黒の英知に記された絶望を越える時なのだ」と高らかに宣言。
・「キリコよ!お前こそが新たな神だ!。さあ、手を伸ばせ!私の全てが今、お前に!」と告げるワイズマンだが、キリコは「断る」と言い放つやアーママグナムを抜き撃ち、「伝達装置を撃ち抜いた。やはり、ここには何の防御装置もないようだな」と嘯く。
・「お前は・・・神の座を拒絶するのか・・・!?」と驚愕するワイズマンに、「そんなものに興味などない」と吐き捨てるキリコ、「闇に潜む神・・・。その懐に入り込むのは容易ではなかった。だが、いくら用心深いお前でもむき出しの心臓を守る術はない」と告げ、必死で説得を試みるワイズマンに「黙れ」と駄目押しの銃撃。
・慌てて駆け込んできたロッチナ大佐が「お前は自分が何をしているのか、わかっているのか!?」と立ちはだかるものの、「そこをどけ」とキリコは一顧だにせず、駆けつけたフィアナが「キリコの邪魔はさせない!」とロッチナ大佐を牽制して「さあキリコ、やって」と促す。
・「・・・許してくれ。最後までワイズマンを騙すためにああするしかなかった」と詫びるキリコに、「あなたも、あのC.C.さんもコックピットを外して攻撃したのはわかったわ。そして、今ならわかる。あなたがZEXISの皆さんを信じて、私達を人工天体に置いていったのも」と微笑むフィアナ、「さあ、キリコ!」ととどめを促す。
・原形質保存装置を完全に破壊したキリコとフィアナ、ATで施設を完全破壊しようとするものの、「逃がさんぞ、キリコ!」とブラッドサッカーを出して追撃するワイズマン。「無様だな、ワイズマン。神を自称するお前も今では防衛用のATを出すのが精一杯か」と嘲るキリコに、「私の3000年の知識と力は失われた。この地を失おうとお前だけは生かして帰すわけにはいかぬ・・・!」と怨嗟の声を投げかけるワイズマン。
・更に「あたし達も来たよ、キリコ!」とカレン、「後はこいつ等を片付ければいいんだな」とデュオが声をかけつつZEXISも駆けつけ、「お前達も気付いていたか・・・」と呟くキリコに、「嘘つきの相手は慣れっこなんでな」と苦笑するクロウ。フィアナを紙一重で殺さなかった事で確信したとゼロが明かす。
・キリコに加担したC.C.に対して「コードを引き継いだ魔女め・・・。キリコの片棒を担ぎ、この私を騙すとは・・・!」と毒づくワイズマン、レッドショルダーマーチを流して悪あがき、「かつてお前が戦場で生死をさまよった時、私はいくつかの操作をお前に施した。その意識の底に。例えば、フィアナもその一つだ。彼女との出会いは私によって運命づけられた」「何故お前がフィアナの名を知っていたか・・・。それは私が教えてやったからだ。希望のなかったお前に初めて生きる意味が生まれ、愛と共に力と支配に対する認識が芽生えた。私はお前をまず当たり前の人間にしてやったのだ」と明かす。
・支配への欲求を強めて遂にワイズマンまで殺そうとしているとキリコを糾弾するワイズマン、恋人や友を騙し危険に晒したと非難し、「その罪の意識はお前を永遠に苛む。永遠にだ!」と脅しつつ、「罪に耐える事はない。むしろ誇るべきなのだ!このレッドショルダーのマーチはお前の誇るべき過去だ!私の後を継いで、戦争を司れ!」と誘うものの、聞く耳もたないキリコは無言で拒絶。「私の支配を拒む世界など滅びればいいのだ!進化も、可能性も、未来も・・・!全ては絶望の中に消えよ、この私の・・・ワイズマンの名の下に!」と呪うワイズマン、完全な支配により神だけが罪を超越すると驕る。
・「黙れ」と言い放つキリコ、「俺の運命を決めるのは俺だ。それが炎の中にあろうと。ワイズマン。俺は誰の支配も受けない。たとえ、相手が神だろうと」と宣告して、後半戦開始。(´ε`*)
・キリコとフィアナに突貫させて敵3機以上撃破させた上で、2PP敵全滅して戦闘終了。
・再び現れた光球に、「ワイズマンの欠片だ。もっとも・・・もう断末魔も同然だがな」と指摘するC.C.。
・「お前は・・・私にとっての夢だった」とキリコに語りかけるワイズマン、「わずか3000年前に始まったささやかな支配も遥かな時の彼方にいつしか人知を超えた人生を、絶対と永遠を獲得できるのではないかと思った・・・だが、悲しい事にそこへ到達するのは私ではない・・・私は・・・不完全な神だった・・・。だから、お前に全てを託そうとした。黒の英知の語る絶望の未来を越えるために」と告げ、「終末の時を知り、バアル共ももうすぐ動き始める・・・それを越えるためには人間は進化しなければならなかった。その萌芽を私は、この世界で感じ・・・かねてからの計画・・・お前への全ての継承を実行に移そうとした。世界に私という影の支配者の存在を明かす事で人類は恐怖と不安に苛まれる。そして、それは戦争へとつながっていく。絶え間ない戦争は人類に進化を促す・・・。それが奴等の襲来とどちらが早いかは私にとっても賭けだった。たとえ間に合わなかったとしても私の知識と力はお前が受け継ぐ・・・因果律を越えた不死の力を持つ異能生存体であるお前ならば・・・きっと・・・生き残ってくれる・・・」と語る。
・「異能生存体・・・。そのくだらない幻想に翻弄されて運命を歪ませられた者達がいた」と吐き捨てるキリコだが、「全ては黒の英知が示す未来から人間と我が意志を生き残らせるため・・・神を気取る変革の導き手達がその過酷な未来を知らず、箱庭の世界に満足しつつある今・・・世界は炎に包まれる必要がある・・・。生き・・・残る・・・ために・・・生きる・・・。それが・・・黒の・・・英知の・・・継承者に・・・科せられた・・・使命・・・」と語り続けるワイズマン。
・「待てよ、おい!その黒の英知ってのは・・・」とクロウが割り込むものの、限界に達したワイズマンの欠片は「キリコ・・・。愚か・・・で・・・小さな・・・生命・・・よ・・・。お前は・・・取り返しの・・・つかない・・・罪を・・・わた・・・し・・・は・・・こわ・・・い・・・こ・・・わ・・・い・・・」と遂に沈黙。
・「消えろ」と光球を撃ち抜きとどめを刺すキリコ、「たとえ神だろうと俺は従わない」と言い放ち、「終わったのね」と微笑むフィアナ。
・(さらばだ、ワイズマン。お前は黒の英知を継承する者として務めを果たそうとしたのだろう。だが、相手が悪かったな。お前の選んだ男には、神の座よりももっと大切なものがあったんだよ)とワイズマンの死を悼むC.C.、太平洋上に真ドラゴン出現との別働隊からの報を知らせる。
・遺跡に触れるなとヒステリックに叫ぶロッチナ大佐、「何故、用意された支配者の座を受け取ろうとしなかったんだ!お前は神を殺したんだぞ!!」「せっかくの権利を捨てて卑しい道を選んだのは恐怖からだ!支配する事のあまりの大きな重さに!お前は怯えたからだ!」とキリコを糾弾。
・「行くぞ」と聞く耳もたないキリコ、「いいのか?」と確認するゼロに「放っておけばいい。後始末は奴がするだろう」と言い放つ。(ワイズマン・・・。あのシステムはシャルルの持つあれと同じ意味か・・・)と独白しつつ、ZEXISは撤収。
・「キリコ!私があれほど望んだ力を!お前は殺したのだ!」「私が!私が異能者であったならぁぁぁっ!!」とロッチナ大佐が絶叫しつつ、遺跡爆発・・・
・イカルガに帰還したキリコ、「何も言う必要はない。お前の行動が全てだ」とゼロに迎えられ、「それでも礼を言わせてもらう。・・・みんなには感謝している」と告げる。「感謝って言葉・・・ちゃんと知ってたんだな」と揶揄するデュオに、「まぜっかえすなよ。たまにしか聞けないから、まさに値千金の言葉なんだ。本当に金に換えれるなら、なお良しだがな」とクロウも守銭奴ジョークを口にして、仄かに微笑むキリコ、喜ぶカレンやココナ達。
・ワイズマンの遺跡は謎の爆発により消滅。グレゴルー達はキリコと共にZEXISに協力。
・地球のどこか片隅で生きてくと嘯くゴウト達。「達者でな、キリコ。お別れの記念にお前のスコープドッグ、組み直しておいてやったぜ」とバニラ、「ギルガメス軍との戦いでいいパーツも手に入ったからな。特殊部隊用のターボカスタムと特製ミサイルポッド付きも組み上げといたぜ」とゴウトが告げる。
・一方、C.C.に「お前は異能者だ」と険しい目を向けるシャッコだが、「・・・お前達の言葉で言えば、そうなるだろうな」と肯定するC.C.に、「だが、どうやらお前はワイズマンとは異なる道を進んでいるようだ」と告げる。「どうだろうな・・・。私の生き方を決めるのは私ではないのでな」と韜晦するC.C.に、「いいだろう。ならば、それを見させてもらおう」と応じるシャッコ。「キリコと共に戦いたいと思うのなら、本人にそう言えばいい」と窘めるC.C.だが、「面と向かうと照れくさくて言えない事もある」と素直に吐露するシャッコに、「改めて気に入ったよ、ル・シャッコ。お前はいい奴だ」と告げる。
・記憶を取り戻したC.C.、早速ゼロと皮肉の応酬に興じるものの、(そうだな、ルルーシュ・・・。このまま何も前と変わらないのなら、それはそれで幸せだろう・・・だが、ワイズマンとの感応によって記憶を取り戻した代償として私もその一端を見てしまったよ・・・黒の英知の示す未来をな・・・)と秘かに独白。
・「戦争がある限り、俺達はきっとそれに翻弄される生き方しか出来ないだろう」とフィアナに告げるきりこ、「ならば、俺は戦争を終わらせる。お前と共に生きるために」と宣言。「私もあなたと・・・皆さんと共に戦います。あなたと共に生きるために」と答えるフィアナ。(;д;)
・「俺の旅は一つの終わりを迎えた。神の死んだ世界・・・。そこが俺とフィアナの生きる場所だ。その先に待つのがワイズマンの言うように絶望だとしても、俺はこの選択を悔いる事はないだろう。運命を決めるのは自分だ。そして、フィアナと仲間がいる。宿命が炎の中にあるのなら、俺は戦い続ける。今日も・・・そして、明日も・・・」とキリコ独白。
●第49話:ゼロとルルーシュ
・戦闘終了後、単身乗り込んできたシュナイゼル殿下が巧みな話術で黒の騎士団を手玉に取り、ブリタニア皇子でありギアスで人を操っていたゼロを弾劾するようたたみかける。
・勢い込んでゼロを吊るし上げようとする黒の騎士団に、「何故、騙されていたと決めつける?」とロジャー、「互いの事情については最大限に尊重するのがZEXISのルールだったはずよ」とスメラギさんが冷静に指摘、「奴が本当に平和の敵となったのなら、俺が止めればいいだけの話だ」とヒイロが断言し、「奴の過去は知った事ではない。だが、俺もお前達も奴に借りがあるはずだ」とキリコも指摘。
・「俺は、もっととんでもない嘘つき・・・それも悪意の塊みたいな奴を知ってるんでな」と苦笑するクロウ、まず話を聞いてみるべきと主張。「アニキが言ってたよ。あいつには命懸けの覚悟があるって・・・」とカミナの言に触れるシモンも、ゼロの真意を知りたいと主張、ヴィラルも「フン・・・悔しいが、俺もカミナの見立てに同意する」と肯定。
・「扇君・・・。黒の騎士団の副司令であるあなたが決めなさい」とスメラギさんが提案、「ゼロを信じないか、信じてみようとするか・・・。その横で彼を見てきた君の答えに我々も従おう」とジェフリー艦長も同調。「俺が・・・ゼロを・・・」と逡巡する扇。選択肢は「ゼロを信じてみる」。
・「俺は・・・ゼロを・・・信じ・・・たい・・・」と呻く扇、「最初にゼロにリーダーを頼んだ時から俺はずっと彼を信じてきたんだ・・・!」と想いを吐露し、トウキョウ決戦で見捨てられかけたと指摘されても「それでもだ・・・!ゼロと戦ってきた日々の全てが嘘だったなんて俺は認めない!馬鹿だ、お人好しだ、風見鶏だと言いたければ言え!だが、俺は納得がいくまでゼロと話をする!それでもゼロが許せないなら、俺がこの手でゼロを倒す!それが副司令の・・・ゼロを最初に信じた俺の務めだ!」と断言。
・「扇・・・」と息を呑むゼロをよそに、「ここからの話は長くなりそうです。今日のところは、お引取を願いましょう」とF.S.がシュナイゼル殿下に退出を促し、「・・・君達は、きっとこの選択を後悔する事になるだろう」と微笑むシュナイゼル殿下に、「あなたにとって、この結果は想定外だったようですね。ですが、ご心配なく。あなたには理解できない何かがこのZEXISにはあるのです」とロジャーが反論。
・「・・・自分もこの目で真実を確かめたいと思います。彼と共に」と扇に寄り添って残留宣言するヴィレッタに、「私が言うのも何だが、世の中は爵位だけではないという事か・・・」と苦笑するコーネリア、「この瞬間から私と君達の本当の戦いが始まったと言えよう」と言い置いて立ち去るシュナイゼル殿下に同行。
・シュナイゼル殿下達を見送ったゼロ、「・・・もうこの仮面にも意味はないのだな」と素顔を晒し、「何も隠すな。それがお前の義務だ」とヒイロが告げる。「・・・長い話になるぞ」と応じるルルーシュ、(ナナリー・・・。俺は最愛のお前を失った・・・そして、C.C.を失い、スザクを失い、俺を守る仮面をも失った・・・もう俺には失うものなど何もない・・・)と独白。
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