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第3次SRWZ天獄篇(1周目:ゲッタードラゴンルート:51話〜56話)

●第51話:運命への出航
・ELSとの戦いから1ヶ月後、銀河中心部に巣をかまえるバアルを次なる敵と見定めた地球圏では、銀河中心部へ艦隊を派遣すべく地球絶対防衛計画を急ピッチで推進、大きく貢献したとある並行世界への敬意を込めて、その艦隊は銀河殴り込み艦隊と命名・・・(T^T)o
・相互理解できたELSからの情報提供で、ELS母星をも滅ぼした銀河中心部のバアル異常発生が判明、いよいよ1億2000万年に一度の宇宙大崩壊の兆候と判断するZ-BLUE。
・カミナシティでロシウに挨拶したシモン、同道するニアに帰ったら結婚式を挙げようと遂に約束。万一に備え、コロニーと翠の地球、火星の住民達は青の地球へ避難し、防衛力を結集。ロシウが仕切る新世界大陸ではプラント、残されの海の住人を受け入れ。「・・・勝てますよね、シモンさん?」と問うロシウ、「俺を誰だと思ってやがる?」と不敵に微笑むシモンに「あなたはシモンさんだ。どこへ行こうと、誰が相手でも」と告げ、「勝利を手土産に必ず帰ってくる」と誓うシモン。
・外宇宙航行母艦ソレスタルビーイング号に集うZ-BLUE。スーパーロボットは計画準備の各種作業に駆り出されて多忙を極めたものの、ディアナ様やミネバ殿下、ドーリアン外務次官らの橋渡しで地球と宇宙の融和も実現、人類の全てを結集した艦隊の出港が迫る。
・「しかし、相手が相手だからってこの一ヶ月で、あんなものを造っちまうとはな」と新バスターマシン3号に呆れる桂に、「元々は時獄戦役の頃から進められていた地球防衛計画の一環であり・・・ノリコのガンバスターの中にあったデータをベースに設計が進められていたそうだ」とオルソンが補足、オリジナルに比べて独自の小型化にも成功したと言うシャアに「あのサイズでですか・・・!?」と驚くアスラン達。
・レナード・テスタロッサの遺したデータも貢献、太陽系の外れの移籍についてもデータを残しており、次元の歪みに古代文明の艦隊がそのまま残されていたとかで、テッサやトライア博士達も総出で解析、人類の英知の結晶として銀河殴り込み艦隊にフィードバック。
・独り黙考するキリコ、「予感めいたものを感じているようだな」と水を向けるゼロに「それはお前も同じだろう」と応じ、「ワイズマンとの接触、神根島の遺跡・・・。そして、根源的災厄・・・」「そこに常に付きまとうのは、神・・・高次元生命体の存在・・・」と互いに呟いて、「俺たちはきっと、この戦いでその真実に触れる」と告げる。「それは新しい時代を迎える人類に何をもたらすのだろうな・・・」と慨嘆するゼロ。
・宗介達ボランティア部の面々は陣代高校3年4組の学友達宛にビデオレター作成を企画したものの、宗介の笑顔が固いとミシェル&クランにダメ出しされまくり。「こんな面倒な事になるんだったら、無理してでも甚大高校に顔出しとけばよかった・・・」とうんざりするかなめが「もう面倒だから、あんた・・・ボン太くん着ぐるみでも着込んだら」と口走ると、「いい考えだ。それならクラン大尉も納得してくれるだろう」と宗介が応じ、「って、あんた!アレを持ち込んでるの!?」と驚愕するかなめ。
・サックス中尉とアルが敵の意表をつく戦術としての有効性を議論していたらしく、疑問を呈するスズネ先生だが、「お言葉ですが、スズネ先生。自分はこの一ヶ月のほとんどを、あれの改修に費やしてきました。残念ながら、試作の一体しか完成しませんでしたが、ルカのRVF−25を参考に無人随伴機による対象への連携攻撃を完成させた事は・・・」と爽やかに微笑む宗介。「その無駄な努力を省いていれば、十分に陣代高校に行く時間があっただろうに・・・!」とキレたかなめが激しくツッコむ。(^^;
・「OK!いい画が撮れた!」と撮影していたクラン、「うんうん!やっぱり、お前達は自然体の方がいい!」と称賛、「あ、あたし達のテイク27までの頑張りって一体何だったの・・・」とかなめが愕然としつつ、続けて他のメンバーも騒々しくメッセージ撮影。
・ボランティア部の馬鹿騒ぎを黙念と眺めるシンジ、「未練たらしく見てるぐらいなら、あんたもボランティア部の連中と遊んでくればいいじゃない」とツッコむアスカに、「もう僕は・・・あの中には戻れないよ・・・」と呟き、きづかうアヤナミレイに「ただちょっと・・・寂しいだけだから」と告げる。(シンジ君・・・。いつかきっと、君の想いが報われる日が来る事を僕は信じてるよ・・・)と独白しつつ見守るカヲル君。
・ラルクが見当たらないと戸惑うノノに、「ラルクなら、来ないわ」と告げるカズミ、嫌われたかと狼狽えるノノに「そうじゃないわ、ノノ・・・。でも今、ラルクに必要なのは、一人で考える時間なの。そして、ラルクは決めたの。自分の力を生かす道を」と微笑み、「詳しい事は私も聞いていない・・・。でも彼女は、この艦隊の要となる・・・」と告げて、自分たちより出発が遅れるらしいと明かす。(でも、ノノは信じています・・・。必ず銀河の海でお姉さまと再会できる事を・・・)と微笑むノノ。
・新バスターマシン3号の巨大さに驚くワッ太達、カズミ達の世界のオリジナルは圧縮された木星を内包して超巨大ブラックホールを発生させたと聞き、あまりのスケールの大きさに呆然。「オリジナルはブラックホールを発生させるけど、新バスターマシン3号は時空震動で対象空間を次元の狭間で圧壊させる・・・つまり、超巨大時空震動弾だからな」と桂が解説。
・「もちろん、DEMも技術提供しましたよ!・・・参加したのは、ワタシ個人ですが・・・」と自慢するAGに、(結局、ジェニオンを開発したDEMコーポレーションから連絡はないままか・・・)と独白するヒビキ。
・「銀河殴り込み艦隊・・・。まさに全人類の力を結集しての総力戦だな」と不敵に微笑むハマーン様に、ELSの協力で銀河中心部の調査や超長距離転移が可能になったとスメラギさんが補足、フロンティア船団とソレスタルビーイング号も同行してバックアップしてくれるとアルトも指摘。更に、(万一の事態の場合、あれもある・・・)とテッサ、(もっとも、あれを使うのはまさに最終手段だけどね・・・)とトライア博士が内証話。
・「全員、銀河殴り込み艦隊に敬礼!我等の想いと願いを彼等に託す!」と見送るカティ・マネキン准将が号令して後退。そこへ次元境界線が歪曲して、サイデリアルが空間転移で出現、「やはり、奴等は銀河に出る事を許さないか」と呟くロージェノム。
・Z-BLUE以外の艦はソレスタルビーイング号とフロンティア船団に後退、サイデリアルと対峙するZ-BLUE。「尸空が使ってた霊魂みたいな奴等がパイロットらしい」とクロウが看破して、出港までの4分限定で戦闘開始。
・3PP敵全滅、各母艦2機ずつ撃墜でSRポイントget。
・再び次元境界線が歪曲して、西に宇宙怪獣が出現、更に現れたハーデスが「貴様達ごときが何をしようと神と悪魔の戦いの前には無意味なのだ」、ズールが「だが、お前達は禁忌の扉を開けた」、宇宙魔王が「それが奴等の怒りを呼んだ」、コーウェン&スティンガーが「それはお前達が・・・」「進化からシンカへの道を進もうとしているからだよ」、ミカゲが「褒めてやろう、翅無し。お前達は我等の想定の上を行ったのだからな」と順次告げる。
・「奴等とは何だ!?」と問うアマタに、「お前達も、その答えを知る時が来た」とヴィルダークが現れ、「お前達は今こそ根源的災厄の意味を知る」と宣告、シャアの問いに「サイデリアルは奴らの下僕に過ぎん」と断言。「奴等こそ、この宇宙の支配者を気取る者・・・!」「その者こそ神々の戦いの勝利者・・・!」「オリジン・ローを操り、全ての世界の在り方を監視する者・・・!」「進化の頂点に立ち・・・」「他者の真化を許さぬ傲慢なる者・・・!」「そして、1億2000万年前に堕天翅を次元の狭間に封印せし我らの大敵・・・!」とハーデスらが口々に告げた後、ヴィルダークが「その名は・・・御使い!」と明かす。
・南東に「お前達も来ていたか、劣等なる神々」と言い放ちつつドクトリンが出現。続けて「やっぱり、あんた達も楽しいことが大好きなんだね」とテンプティも出現し、その声と姿に「!」「あれは・・・いや、そんな事が・・・」と動揺するヒビキに「そうだよ、ヒビキ。ヒビキの知ってるティティだよ」と笑顔で告げる。
・「ティティは・・・死んだはずだ!俺達は死体も見た!」と叫ぶヒビキに、「ハハハ!やっぱり、人間じゃ理解できないよね!」とティティがはしゃぎ、「我等は御使い・・・。既に死など超越した永遠の存在・・・」とドクトリンが宣告。「御使い・・・!その言葉・・・アイムも言っていた・・・!」と思い当たるクロウに、「偽りの黒羊、アイム・ライアード・・・。あの男も真理へと近づき、我等の存在を知った」「でも、弱っちくてそこにたどり着く前にやられちゃったけどね」と明かすドクトリンとテンプティ。
・「我等は神の力の行使者・・・。その名、御使い・・・畏れよ・・・。我が名は、怒りのドクトリン」「楽しみのテンプティ」とそれぞれ名乗り、「我等は至高神に仕え、全ての並行世界の父にして、兄である存在・・・」「要するに全ての生物の・・・ううん、全ての存在の頂点に立つ者だよ」と宣言するドクトリンとテンプティ。
・黒いアンゲロイやクリスタルの化け物と同様の畏怖を感じ取るZ-BLUEの面々に、「その通りだ、愚かなる地球種。お前達の遺伝子情報に刻まれた我等の存在がそうさせる」とドクトリンが告げ、「人類が月に降りて、クロノが誕生した以降の人類はみ〜んな、テンプティ達の子供みたいなものだから」とテンプティが微笑。
・「俺達の遺伝子に手を加えたのか!」と刹那が悟り、「まるで人類の知性化を行ったプロトカルチャーじゃないか!」と叫ぶガムリンに、「あれも禁忌を犯した人類だ」とドクトリンが告げ、「だから、滅んでもらったのよ。サブ・ユニバースから、スピリチアを求める異種を呼び込んでね」とテンプティが朗らかに言い放つ。
・「わかる・・・!今ならわかるぞ!」「アンチスパイラルが恐れていたもの・・・。進化の先に待っている絶望・・・それはこいつ等の事だ!」と思い当たったシモンに、「アンチスパイラル・・・。あれは利口な種族だった」「自ら進化を封じ込めて、おまけに進化しようとする他の人類を押さえ込んでくれたものね」と評するドクトリンとテンプティ。
・「この傲慢さ・・・」とキリコが眉を顰め、「お前達は神なのか!」と問うゼロに、「人知を超えた力を持つ者を神と呼ぶなら、現人類から見た高次元生命体はそれに当たると言える」とドクトリンが指摘しつつ、「でも、テンプティ達は神じゃないよ。そんな大それた存在じゃないもの。自分の事を神だって思い込んでる自惚れ屋なんて陳腐で滑稽なだけなのよね」とテンプティが嘲笑し、「我等は御使い・・・神に仕える者・・・。神とは至高神をおいて他ならない」とドクトリンが宣言。
・その傲岸さに「貴様達は・・・!」とハーデスが吐き捨て、「やはり、変わらないか。1億と2000万年前の、あの時から・・・!」と眉を顰めるミカゲ。「サイアム・ビストがラプラスで見たテンシとは奴等の事だったんだ!」とバナージが思い当たり、「御使い・・・。彼等こそが人類の進化を監視する者の正体・・・」と呻くシャア。
・「ジェミナイドは戦力として使えるから残してあげたんだけどね」とガドライトの母星ジェミナイを滅ぼした事を明るく告げるテンプティに、「だが、お前達はサイデリアルに降るのを拒んだ。今さら許しを請うても遅い」とドクトリンが宣告、「地球種は危険だものね。返事にかかわらず、抹消するつもりだったけど」とテンプティが朗らかに告げ、「バルビエルのいた地球を滅ぼしたのもこいつ等か!」と悟ったランドに、「そうだよ。あの子は使い道があるから飼ってあげたけどね」と言い放つ。
・楽しそうだったからZ-BLUEに潜入したと言い放つテンプティ、「サイデリアルに反抗を続ける地球種・・・。おまけに、その中の一人はいがみ合う双子のスフィアを持ってるなんて、放ってはおけないもの」と告げ、スフィアもそのリアクターも全て自分たちの所有物と明かすドクトリンに続き、「わかってるよねぇ、アウストラリス〜。それを持ち逃げする事がどれだけ罪なのか?」「それにテンプティ達が課した制約をインチキを使って破って、4つのスフィアを集めるなんて許されない事だよ」と微笑。
・「・・・ティティ・・・」「父親と兄が死んで、母親にうとまれて・・・って話、あれは・・・」と問いかけるヒビキに、「もちろん、嘘だよ。ヒビキが興味を持ちやすい設定にしてみたけど、どうだった?」とあっけらかんと笑うテンプティ、憤るスズネ先生にも一顧だにせず。
・「こんな人達に認められるのが・・・バルビエルにとっての幸せだったの・・・地球を滅ぼされて、全てを憎んで・・・それでも、この人達の力にすがろうとしたの・・・」と顔を曇らせるセツコに、「スフィア・リアクターは全て、我らに仕えるのが宿命なのだ」と断じるドクトリン。
・「だから、ヒビキ。テンプティの所へおいでよ。エルーナルーナが死んじゃった今、あんたを一番のお気に入りにしてあげるからさ」と無邪気に誘うテンプティに、「黙りなさい!ヒビキ君を騙したあなたに・・・」と激高するスズネ先生だが、それを制したヒビキ、「よかったよ、ティティ・・・」「悲しい過去を持ち、戦いの中で生命を落としたティティはいなかったんだな・・・」と優しく微笑み、「悔しがらないの?起こらないの?」と驚くテンプティに「ああ・・・それに・・・そうしたら、お前を楽しませる事になる」と睨めつける。
・「そういう前向きな所・・・たまらないな!」とテンプティが微笑、「その全てを乗り越えた覚悟を褒めてつかわそう、アムブリエル・ジ・オーバーライザー」とヒビキに、「ハマリエル・ザ・スター・・・」とセツコに、「ウェルキエル・ザ・ヒート・・・」とランドに、「ズリエル・ジ・アンブレイカブル・・・」とクロウに呼びかけたドクトリン、「そのスフィアと共に我等の下に来るがいい」と一方的に告げ、「これで8つのスフィアが揃う。後はあいつの持っている4つだけだね」と微笑むテンプティ。
・「俺達がイエスと言うと思うか?」と不敵に嗤うヒビキ、「汝の意志など無意味だ」と切り捨てるドクトリンに、「だったら、力で答えてやる!」と啖呵を切る。
・そこへ「彼等を傷つける事は許されない」とアドヴェントが割って入り、「いや・・・ヒビキ・・・。君では傷つける事は出来ない」と言い直すや、双眸に血塗られた眼が発動して「ああああああああっ!!」と絶叫するヒビキ。「我等の力だ」とドクトリンが告げ、「この力に触れた弱き者は魂を奪われ、心を引き裂かれる」とアドヴェントが爽やかに微笑みながら補足。(-_-#
・「久しぶりだね、アドヴェント。あんたがいるらしいから、テンプティも、ここの世界に来たんだよ」とテンプティが微笑みかけ、「1万2000年ぶりか・・・。よく我等の呼びかけに応えてくれた」と告げるドクトリンに、「1億2000万年に一度の大崩壊が近い・・・。私も過去に囚われている場合ではないと判断したまでだ」と応じるアドヴェント、「私は、喜びのアドヴェント。御使いの最後の一人だよ」とランド達に改めて名乗る。
・「今、つながったぞ!時獄戦役でガドライトがお前に怒りを燃やした意味が!」と悟ったゼロに、「彼は気付いたんだろうね。私が、母星ジェミナイを滅ぼした御使いの一人であるのに。もっとも、その頃の私は一人で気ままな旅をしていたのだけどね」と微笑むアドヴェント、サイデリアルとスフィア・リアクターの上位者として強くあるよう導くため、あえて障害となり、時に味方、時に敵として審理に導いてきたと明かし、「その結果、君達は新地球皇国を打倒し、こうして御使いと対面する事も出来たんだよ」と微笑。
・「不満かい、ドクトリン?」と問うアドヴェント、「いや・・・。我も過去から脱却した」と応じるドクトリンに、「それでこそだ。私が不在の間の労をねぎらうよ」と微笑。
・「そうやってお前はヒビキの事も自分の所有物扱いして、運命を好き勝手にねじ曲げたのか!」と憤るカレンに、「神ならぬ身としては、そこまでは出来ない。彼がいがみ合う双子と接触したのは、幾つかの偶然が重なった結果だ。そして、私が彼に興味を持ったのは彼の母親に起因する」と明かすアドヴェント、ヒビキの母メグミ・ラクナルド博士が超時空物理学と考古学を組み合わせ、先史文明の遺跡から独自に御使いの存在に触れようとしたと明かす。
・「だから私は罰を与えた」「彼女に絶望を与え、愛する息子の生命を奪うように仕向けた。驚きなのは、そこからだ。彼女は意志の力で絶望と希望を越え、自らの生命を絶つことで息子を守ったんだ」とt告げるアドヴェント、「もしかしたら、彼にも絶望を与える事で母親のように希望と絶望を越える力を身につけるかも知れない・・・と」「その彼が、いがみ合う双子に出会うとはね。だから、世界は面白い」とヒビキにまつわる経緯を明かす。
・「下衆め!貴様に何の権利がある!」と激怒するハマーン様に、「そう特別なことではないよ。彼のように私の実験の対象となった子供は全宇宙で9万3274人ほどいる」と涼しい顔で明かすアドヴェント、「その結実たるヒビキ・・・。君は私の愛を受けるに相応しい」と爽やかに微笑。
・「・・・いい事を教えてくれた、アドヴェント・・・」と顔を伏せたまま呻くヒビキ、「母さんは、やっぱり俺の母さんだった・・・。もう俺は・・・あの人の事を憎んだり、怯えたりしなくて、いいんだな・・・」と想いを吐露し、「許さない!父さんと姉さんと・・・そして、母さんの生命を奪ったお前を!!」と宣告、血塗られた眼の呪縛を振り切り、澄んだ瞳で決然とアドヴェントを睨みつける。
・「あの者・・・血の証を自らの意思で振り切ったか」と感心するドクトリンに、「だが、それはヒビキだけに限った話ではない。Z-BLUE・・・さらには、あの地球に住まう者全てが太陽の輝きへ至ろうとしている」とアドヴェントが指摘し、「やはり、審判を下さねばならないか」と告げるドクトリン。
・「黙りやがれ!この悪党共が!」と竜馬が一喝、「その審判とやらは、どうせ弁護人もなく、こちらの言い分も聞かないでの処刑の強制執行だと見た」と万丈が指摘し、「ならば、こちらは全力で抵抗する!俺達の未来を守るためにも!」と刹那が宣言。
・「馬鹿って楽し〜い!」とテンプティがはしゃぎ、「丁度いい。第23世界のメイオール銀河の準備が整っている」「あそこなら今の状態でもイケルね」とドクトリンと言い交わし、「私達は御使い・・・。至高神の力を行使する者」「全ての世界の全ての生物の運命を監督し、必要とあらば、審判を下す」「あんた達の脳に直接、映像を送ってあげるよ」「一つの銀河が消滅する瞬間を」と口々に言い渡す御使い達。
・一つの銀河の消滅を脳裏に幻視したZ-BLUE、「超時空観測で確認しました・・・!あの映像は・・・本当に起きた事です!」とAGが裏付け、「一つの銀河が・・・こんな簡単に消滅するなんて・・・」と愕然とするカミーユ達だが、「気に入らないね。たった3人で、まるで雑草を引っこ抜くみたいなお手軽感覚であんな事をやるとは・・・!」と珍しく険しい顔で糾弾する桂。
・「誤るな、始原の特異点よ。私は強い怒りの下、これを責務として行なっている」とドクトリン、「テンプティは楽しいからだけどね」とテンプティ、「確かに行為を見れば、破壊ではあるが、それは宇宙全体を救済するためには必要な事だ。それを下した喜びを私は感じる」とアドヴェントがそれぞれに反論。
・「歪んでいる、お前達は!」と刹那、「もはや言葉は不要!お前達は他人の運命と生命をもてあそぶ悪魔だ!」とロジャーが糾弾するものの、「悪魔という言葉はバアルこそが受けるものだよ」とアドヴェントが涼しい顔で反論、「それと対立し、宇宙の未来を守る者・・・その者こそが神を名乗るに相応しい」とドクトリンが主張し、「御使いは、その使いだよ」とテンプティが宣言。
・「全機、覚悟を決めろ!奴等を野放しにするわけにはいかない!」とブライト艦長、「あれは生命ある者全ての敵だ・・・!」とF.S.が檄を飛ばし、「奴等こそが根源的災厄・・・。進化の先に待ち受ける最悪の敵!」と睨めつける號。
・「その闘志・・・。無知ゆえとは言え、さすがだよ」とアドヴェントが苦笑、「我等がここに来たのは極点に眠るシステムを目覚めさせるためだ」とドクトリンが告げる。すると「極点って南極、北極!?」とアスカが焦り、「まさか・・・!」とマリが動揺、(あれが目覚める・・・)とカヲル君が険しい顔で独白。
・続けて蒼の地球の南極からクリスタルの化け物3体が出現して戦場に飛来、「その名はエル・ミレニウム。審判の使者だ」とドクトリンが宣告し、「エル・ミレニウムは人類に審判を与える日まで眠りにつかされていた」「お前達の祖先が月に降り立った日にあの三体の使者は極点へと送られた」とアドヴェントと共に補足。更にテンプティが黒いアンゲロイも召喚、「奴の名はアンゲロイ・アルカ・・・。サイデリアルが使用しているアンゲロイはあれの模倣品に過ぎん」とヴィルダークが説明。
・「アウストラリス。地球種の4つのスフィアを奪ってくれば汝の罪を許す」と言い渡すドクトリンに、「・・・俺はアウストラリスではない・・・次元将ヴィルダークだ!」と言い返すヴィルダーク、「俺は次元将ヴィルダーク!根源的災厄を滅ぼすための力だ!」と改めて反逆を宣言。
・「立ち上がる射手は、反抗心を力の源とする。そのスフィアを持つお前が我々に従うのはうわべだけだと当然、気付いていた」と傲然と言い放つドクトリンに、「それでも俺の好きにさせていたのは必ず勝てるというおごりか」と歯嚙みするヴィルダーク、共闘を呼びかける甲児に「頼るな!己の力で戦え!」「いずれお前たちのスフィアを貰い受ける。奴らを滅ぼすために・・・!」と言い置いて撤収。
・今は勝てないと判断したヴィルダークを身の程を知っていると評したハーデス達も、今日は顔見せと御使い達に言い渡し、自分たちの戦いの場は広大な星の海と宣言、「そこで決着をつけよう!1億2000万年にわたる真戦の!」とミカゲが宣戦して次々撤収。
・どれだけ足掻こうと自分達の宇宙へ足を踏み入れることは出来ないと決めつけるドクトリンに、「では、帰ろう。私達の宇宙・・・カオス・コスモスへ」とアドヴェントが微笑みかけ、ヒビキの制止を鼻で笑って撤収する御使い達。
・「前にハーデスが言っていた通り、神と悪魔、神と神との戦いの前には俺たちの存在など取るに足りないものなのだろう」と歯嚙みする隼人に、「舐めやがって!だったら、あいつらの置き土産を叩き潰してやるまでだ!」と竜馬が気炎を上げ、かつて単独でも苦戦したクリスタル怪獣エル・ミレニウム3体に戦慄しつつ死闘を覚悟するZ-BLUE。更に、「万一の時ってのが、早くも来ちまったって事だね・・・」とボヤきつつトライア博士が大統領から承認受領、ブライト艦長が3分間だけ足止めを指示して、エル・ミレニウムと黒アンゲロイ及び宇宙怪獣相手に戦闘再開。
・戦術待機してたゼロが魂MAP兵器で黒アンゲロイ一掃・・・と思いきや、二千程ダメージ不足で唖然。武器改造10段階、Lv99で射撃もテコいれ済なのに・・・orz
・3PP、かく乱、分析かけたエル・ミレニウムに集中攻撃して3体とも撃破。意外と脆い・・・(-.-;
・4PP敵全滅して戦闘終了。
・「どうすんだよ、おい!俺達が銀河に行っちまった後にまたこんなのが来たら、マジで人類滅亡だぜ!」と焦るクルツだが、「それを考えるのは後だ!」とクルーゾー大尉に窘められ、続けて出現する黒アンゲロイに焦慮を深めるZ-BLUE。
・そこへ「トライア様、地球連邦大統領より、スヴェルの起動が実行されました」とAGが報告、「各艦はバスターマシン周辺に集結!各機も続け!」とブライト艦長が号令、戸惑うバナージらに「説明は後でしてやる!急げ!」と叱咤。
・御使い戦力が蒼の地球に迫る中、AG「各ZONE、並びにラース・バビロンの霊子吸収システム正常作動!」、トライア博士「地球防衛次元結界『スヴェル』の展開を確認!」と告げ、蒼の地球全体が多面体の巨大結界に覆い尽くされ、結界に触れた黒アンゲロイは次元の狭間へ跳ばされて消失。
・「・・・やっちまったね・・・」と呟くトライア博士に、「ええ・・・。これでもう私達は、前へ進むしかありません」と険しい顔で応じるテッサ、「地球防衛計画は攻撃のための新バスターマシン3号と防御用のスヴェルの二本の柱で構成されているのです」と説明、「スヴェル・・・。北欧神話に出て来る最強の盾の名前ですね」と納得するスズネ先生に、「ちなみに命名はワタシの案が通りました」とAGがドヤ顔、(ジェニオン・ガイの武装の名前と同じコンセプトか・・・)と黙考するヒビキ。
・「スヴェルは、その表面の因果律を歪め、外部からの法則を停止させる力を持つ。簡単な言い方をすれば、あの内側は全く外部からの干渉を受けない空間だ」と説明するトライア博士だが、時獄戦役の時の牢獄と同じコンセプトながら、霊子吸収システムとZONEの次元力で無理矢理造り出したようなものと自嘲、リリーナやナナリー等を含む自由意志による志願者の生命の力で成立していると明かす。
・「だが所詮は、付け焼き刃の技術と知識だ。エネルギーの抽出率も悪ければ、それの事象制御の効率も褒められたもんじゃない。一度、発動させちまえば、一回こっきりの使い捨てのシステムでその寿命も、いいところ一ヶ月だ」と明かすトライア博士に、一ヶ月でバアルや御使いと決着をつけなければならないと悟り絶句するものの、「だけど・・・後戻りが出来ないのなら前へ進むしかない・・・」とヒビキ、「地球は残った人達が守ってくれる・・・。だったら、あたし達は戦いましょう」とノリコらが決意を語り、遂に銀河への旅に出向するZ-BLUE。
・(可能性という名の絶望・・・。進化という名の滅亡・・・扉は開けられ、未来は閉ざされる・・・私には、もう救えない・・・)と悲しげに目を伏せる緑の髪の女性・・・第20話「未知なる恐怖」で助けてくれた女性だっけか?
・地球最後の日まであと30日。・・・ヤなカウントダウンだなぁ・・・orz
・Dトレーダーで「・・・ついにこの時が来ましたか」と感慨に耽るAG。御使いの手先を叩き潰した事でボーナスZチップ100Zget。

●ルート分岐
・ELSの協力を得て超長距離転移中のZ-BLUEで、「まさか、あの蠢く金属との共闘に成功するとはな」と呆れるロージェノム、別世界の存在として話だけ聞いていたと明かし、当時はあまりに生態が違いすぎて互いに不干渉だったと説明。限定的ながら平行世界の行き来も行っていた螺旋族は、プロトカルチャーと共に御使いとも戦ったらしく、今より高度な先史文明が結託しても勝てなかったと警告するロージェノム、「絶望にくれれば、敗北は必至・・・。だが、無責任な絶望にすがっても勝ち目はない」と告げるものの、「仲間と自分を信じ、想いと力を一つにする・・・。それだけの事です」と明るく応じるニアに、「ふむ・・・。確かに、それこそが真理かも知れんな・・・」と首肯。
・突然次元境界線が歪曲して黒アンゲロイ出現、両翼にいた真ゲッタードラゴンとマクロス・クォーターに集中攻撃。双方とも自力で何とかすると主張する中、「本隊をどちらかの救援に回し、随伴艦隊を残った方に回すしかない・・・!」とブライト艦長が決断。
・選択肢は「真ゲッタードラゴン」。
・黒アンゲロイの攻撃で超空間が崩壊、逸れるマクロス・クォーターとは銀河中心点での再会を約して、通常空間に放り出されるZ-BLUE。
・一方、独り翠の地球に残ったラルクは、地球帝国の最高権力たる枢密参謀院に招かれ、長老達と対面。「で、ここに私を連れて来た意味は何?私は人類を救うための鍵があるって聞いたから、Z-BLUEと別行動を取ったのに・・・」と問うラルクに、「本当にそうかな?」と問い返す長老達、「君は、あのアンドロイドに距離を感じている。それは彼女の持つ超絶的な力への・・・」と言いかけるものの、「7号なんて、どうでもいいだろ?あいつは、あいつだ」と遮られて苦笑、「君は力を手にした。星を動かすだけの力を。星を動かす者・・・。その力で人類を救ってもらいたい」「その結果、地球を犠牲にする事になっても」と告げる。
・「何を言っている・・・」と戸惑うラルクに、「人類は火の時代・・・『ガン』の力を越え、新たな時代を迎えようとしている」「もしかしたら、その先に待っているのはトップレスを超えた力なのかも知れない・・・そう・・・例えるなら宇宙怪獣の力・・・」「生命の力と対立する概念によって存在するバアル・・・即ち宇宙怪獣・・・それは人類の行く末なのかも知れない」と告げる長老達。「・・・ここから先の事は生き残った奴が決めればいいさ」と憮然と応じるラルクに、「それが神ならぬ身に出来る事だろうな」と頷く長老達、「ありがとう、星を動かす者。直接、会って確かめたかったのだ」「鍵は君に渡す」と告げる。「鍵・・・人類を救うための力・・・」と呟くラルク、(待っていろ、ノノ・・・。私は・・・お前を救いに行く・・・だがそれは、私がお姉様だからじゃない。私は、お前の・・・)と独白。(T^T)

●第52話:神に導かれしもの
・「あなたは・・・」と瞠目する緑の髪の女に、「全ての準備は整った・・・」と不敵に笑むアサキム、「さあ、始めよう・・・。この閉じた宇宙で復習の宴を」と宣告。(やはり、あなたは・・・私達を許さないのですね・・・)と悲しげに目を伏せる女・・・
・銀河中心点から1000光年ほどの地点で通常空間に復帰したZ-BLUE、超空間で仕掛けてくる御使いの非常識に呆れつつ戦う決意を新たにするも、相手の居場所がわからないので一方的に攻撃されると危惧。更にデモンストレーションされた銀河破壊を地球に仕掛けられる事を危ぶむものの、御使いの言動から某かの準備が必要と判断、とりあえず銀河中心点を目指す決意を固める。
・そこへミケーネ神達が出現、「地球人よ、お前達の力を認める。今こそ、共に手を取り、バアルや御使いと戦おうではないか」と呼びかけ、銀河の弟達だの試練だっただのと美辞麗句を並べ立て、「さ、進化の階段を昇りつつある弟達よ!その力を我等に!」と迫る。
・「どうやら、あなた達が進化したのはそのよく回る舌だけのようですね」「残念ながら、オツムの方は取り残されたようだな。まるで説得力がない」とスズネ先生とヒビキが不敵に挑発すると、あっさり馬脚を現すミケーネ神達に、「本音を出すのが早過ぎるぜ、ミケーネ!」と竜馬が猛々しく苦笑。「真戦の尖兵にしてやろうと思ったが、そのような気も失せた!お前達はここで始末してくれる!」と逆上するミケーネ神。更に暗黒の軍団も出現、
・「お前達の持つ4つのスフィアを御使いに渡すわけにはいかぬのだ!」「そして、お前達をこれ以上、進ませるわけにはいかぬ!」と宣言するミケーネ神達に、宇宙崩壊を止めるため一時停戦だけでも、と説く猛だが、両陣営とも地球の力を手に入れ奴等と戦うと言い張って聞く耳持たず。「言葉を交わしているのに、ELSよりも、ずっと遠くに感じる・・・」と歯嚙みする刹那に、「この世界には、分かり合えない相手もいるんだ」とタケルが諭し、「ミケーネの神々、そして、暗黒に魅入られし者よ!未来を信じる地球人の力を知るがいい!」と號が咆哮、戦闘開始。
・スーパー系とアムロ達を北西、リアクター達を南西に突貫させつつ雑魚撃ち減らして、2PPイベント発生。次元境界線が歪曲して、南にガイゾックのコンピュータードール3号、10号、17号、22号、29号、36号が出現、「悪しき考えを持つ人類よ。ついに銀河の海に出て来たか」「我等の使命は、悪しき人類の排除」「その使命を遂行する」と宣言、あらゆる世界で膨大な時間に渡り地球という星を観察した結果、地球人は悪しき存在と結論づけたと主張。「一方的な論理、反論の封じ込め、全く根拠のない決めつけ・・・。頭でっかちの機械にありがちね」と葵が呆れ、「もうお前達の言葉に惑わされない!俺は地球を・・・みんなを守るために戦う!人の悪い所ばかりを見て、いい所を認めようとしないお前達こそ、この宇宙から消えろよ!俺達は生きるんだ!それを許さない奴がいるんなら、全力で戦ってやる!」と仇敵に改めて宣戦する勝平。
・「その通りだ、少年よ!」と呼びかけながら「君たちの勇気が私を呼んだ!」とゼウス見参、「この日を待っていたぞ、弟達よ!君達は、ついに進化の道を歩み、真化へ足を踏み入れた!今こそ、共に戦う時!このゼウスの生命、君たちと共にありだ!」と咆哮。「決して甘やかさず、常に俺たちを励まし、道を示してきた者・・・」と號が微笑み、「今わかったぜ、ゼウス。あんたは高次元生命体の使命ってのを果たそうとしていたんだな」と甲児も微笑。
・「我ながら、おこがましいと思っている・・・だが君達は、その傲慢とも言える試練を越え、こうして銀河へと踏み出した!今こそ称えよう、君達の力を、精神を!そして、その成長を!」と祝福するゼウス、理解不能と繰り返すコンピュータードール達に「彼等もある意味、御使いによってその存在を歪められた者達だ」「彼等はアンチスパイラルと同じだ。人類の進化の先に絶望し、ゆえにそれを滅ぼすという結論に達したのだ」に憐憫の目を向けつつ、「希望の指し示す未来を歩む、その姿は太陽の輝きを秘めた守護神!今こそ、その力を解き放つのだ!」とZ-BLUEに檄を飛ばして、戦闘再開。
・ガイゾックの射程外で引きつけつつ、ミケーネと暗黒の軍団を集中攻撃。
・4PP敵全滅して戦闘終了、SRポイントget。
・もしガイゾックのコンピュータードールがまた向かってきても俺達が相手をしてやると啖呵切る勝平、「俺達だけじゃねえ。きっとあいつらの決めつけに負けないで頑張って生きている人達が、どこの星にもいる。その人達が頑張れば、あんな奴等なんかに負ける事はねえさ」と朗らかに語る。(その通りだ、勝平君。そして君も、その懸命に生きている人間の一人だ。もう君は少年じゃない・・・。地球とこの宇宙を守る一人前の戦士だ)と内心で祝福する万丈。
・甲児に御使いの本拠地を問われたゼウス、「残念ながら・・・」と応じ、「彼等は真戦・・・いわゆる神々の戦いにおいて最大最強の敵であるのは確かなのだが、その正体について知られている事は少ない。確かな事は、彼等は我等オリュンポスの神々よりも遥か過去からの存在である事だ」と告げる。「堕天使としての記憶を持つミカゲは1億2000万年という言葉を口にしていた」とアムロが示唆し、「もし、1億2000万年周期で宇宙の大崩壊が起きるのならば、彼等は宇宙の始まりと共にあるのかも知れない」とロジャーが指摘。
・ガイゾックは人類の進化が御使いの介入を招く故に悪と判断し文明を破壊したのだろうと推測するゼウスに、「月光蝶による文明の埋葬も、それが目的だったかも知れない・・・」と思い当たるロラン。
・「だからって俺は、ガイゾックに同情するつもりはない。あいつ等は俺達の敵だ」と言う勝平に、「それでいい。・・・君はガイゾックに向けて、人間を信じると言い続けた」と肯定、言葉を尽くしてなお力で否定してくる相手にためらいは不要とロジャーと共に諭し、「悪に屈するな。それが守護神たる者の務めだ」
・「いずれ地球人も高次元生命体へと自らを昇華させるだろう」と告げるゼウス、「もっとも、それには幾つかの条件があり、さらに個体の寿命で、それにたどり着くのは不可能であろうがな」と苦笑。(その一つの手段が、集合無意識への統合だろう・・・)とゼロが密かに呟き、(神を殺す・・・。それはつまり自らも含む人類全てが神と一体になる事・・・それがシャルルの選んだ根源的災厄を・・・絶望の未来を超える方法か・・・)と応じるC.C.。
・(いつの日か、鋼の勇者は君達の魂と一つになり、力を貸してくれるだろう・・・)と勝平達を見守るゼウス。
・一方、時の牢獄の存在を不審に思う万丈、「ガドライト・メオンサムの行動から判断して、あれを発生させたのはサイデリアルの上位者・・・つまりは御使いだろう。そして、ガドライトはあれの存在を、地球人を守るために造られたものと言っていたそうだ。だが、翠の地球を制圧したサイデリアルは、時の牢獄が破られた事を契機に蒼の地球へ侵攻を開始している」と口にして、「ふむ・・・確かに矛盾していますな。あれは御使いが地球人を守るためのものでありながら、御使いの地球侵攻の妨げになっていた・・・と」と同意するギャリソン。今考えてもわからないと見切りをつける万丈、「だが、この矛盾を解く鍵は『哀しみ』にありそうだ」と推測、喜怒哀楽に対応する4人目の御使いがいるのではと指摘し、(答えは・・・きっと僕たちの進む先にある・・・それが僕達にとって希望となるかどうかまではわからないけどね・・・)と独白。
・地球最後の日まであと29日。
・Dトレーダーでランドのエースを祝福するAG、礼代わりにメンテを申し出られて「え・・・いや・・・結構でございます」とドン引き、「遠慮しなくていいよ!ダーリンに任せておけば、出力120%突破も夢じゃないから!」と勧めるメールに「そ、そんなこと言って、出力120%はそっちで、wアタシのあいされボディをザ・クラッシャーする気じゃ・・・」とNG発言、「ああん?」と凄むランドに怯み「う・・・メンテ・・・お願いしますです」と屈しつつ、(この押しの強さ・・・さすがはザ・ヒートです・・・どうにもワタシ・・・ダーリンには弱いようです)と独白。・・・なんかこんな感じのヒトいたよな、初代Zで・・・( ̄Д ̄;;
・Dトレーダーを訪れたゼウス、「新参者は、そちらの流儀に従うのみだ」と気合の入った「商売、商売!」コールを披露した後、おもむろに「では、本題に入ろう。お前は・・・何だ?」と問う。「前にも答えたと思いますが、DEMコーポレーションのエージェントロボです・・・なんてのは、あなたには通用しないのでしょうね」と韜晦するAG、「やはり、お前は・・・」と言いかけたゼウスに、「ストップでございます。ワタシ・・・誰かに自分の事をどうこう言われるのは好きではないのです」と制止。「・・・了解した。無礼を詫びよう」と引き下がるゼウスに、「わかってくだされば結構です。こちらもワガママを言って、申し訳ございません」」と殊勝に謝りつつ、(ですが、神なんてものに大きな顔をされるのはどうしても好きにはなれないのですよ、ワタシは・・・)と内心嗤うAG。・・・コワっ( ̄ロ ̄lll)
・うっかりボーナスZポイント取り損ねた・・・orz

●第53話:歪んだ進化
・銀河中心部領域に乗り込んだZ-BLUE、短時間連絡のついたマクロス・クォーターは反対側に転移しており、ギャラクシー船団に操られたバジュラの襲撃を受けているとの事。
・空回り気味のノノを「やっぱり、ラルクの事が気になってるみたいです・・・」と案じるノリコに、「ノノもラルクも、世界は違ってもバスターマシン乗りね・・・。努力と根性で、頑張りすぎなのよ」と微笑むカズミお姉様、「ノノはともかく、ラルクが努力と根性って・・・」と驚く朔哉達に、「おかしい事を言ったかしら?でも、努力も根性もない人間がエースを張ったり、あの雷王星落としを編み出したりなんて出来ないんじゃなくて?」と指摘。
・「あいつ・・・仕方ないって体裁で、よく俺の特訓に付き合ってくれましたから」と同意するヒビキに、「そうそう。それで終わった後は、恩着せがましくかつイヤミっぽくだけどアドバイスをくれてね」とアスカも賛同。「みんながノノの知らないお姉様を知ってるです・・・」と呆然とするノノに、Z-BLUEとノノとノリコがラルクを変えていったとチコが指摘。
・「でも、お姉様は・・・そういうのは嫌いだって・・・」と意外に思うノノに、「努力と根性・・・。痛い事や苦しい事を好きな人は、いないわ。でもね、ノノ・・・。ノリコもラルクも知っているのよ。努力と根性がなければ、何も出来ない事を」と諭すカズミ。
・「・・・わかります」と微笑むノノだが、「でも、ノノは心配なんです・・・。お姉様が・・・何かに追い立てられているようで・・・」「このままではいつか・・・お姉様は自分で自分を大事にしない日が来るように思えて・・・と顔を曇らせる。
・「自己犠牲・・・か・・・」と呟くクロウ、「妙な気は起こすなよ」「そうしなくちゃならない時ってのは誰にでもやってくる・・・だが、最後の最後までそれ以外の方法を探すのを諦めるな」とヒビキに釘を刺し、「アドヴェントやティティの件で行き詰まってんじゃないかと思ってな・・・とりあえず、仲間が・・・それも自分より若いのが死ぬなんてのを俺も見たくねえんだよ」と苦笑。「・・・覚えておきます」と微笑むヒビキだが、(だけど・・・)と独白。
・変動重力源の同類の再来を危惧するエイーダ達に、重力崩壊を体内に取り込んで進化したタイプとカズミが推測、「あれを撃墜した際に発生する重力崩壊は、周辺を異次元に転移させるシステムをトライア博士が開発した事で何とかなるそうだけど・・・」とノリコが情報共有。
・そこへガラダブラ率いるミケーネ神達が襲撃、Z-BLUEを対等の強者と認め全力で相手をすると宣言し、戦闘開始。
・2PP敵撃ち減らしてイベント発生。北西にインベーダー出現。「ぬうう、バアルめ!この戦いに介入し、我らと地球人の両方を食らうつもりか!」と呻くガラダブラ、「あの・・・」「インベーダーって・・・バアルじゃないんだないですか?」「だって、あのコーウェンとスティンガーって人とは話ができるわけなんですし・・・」とノノがツッコまれ、「何を言う!神話の時代から、飢える破壊魔はバアルだと決められてきたのだ!」と言い返すものの、「誰によってだ?」と指摘する隼人に「それは・・・」と口ごもる。「インベーダーはゲッター線による進化を求める・・・。そこには・・・」と隼人が言いかけたものの、インベーダーが無差別攻撃してくるので中断。
・一方、「何者をも恐れず仲間とともに突き進む者・・・。このままでは奴等は・・・」と危惧するガラダブラ、「だが、それでこそだ!奴等は、勇者である我の相手に相応しい!」とZ-BLUEを称賛、戦闘再開。
・シモンがガラダブラと戦闘時セリフイベント。「勝負だ、ガラダブラ!」とシモン、「お前の勇者の名!今日こそ、もらい受ける!」とヴィラルが挑み、「欲しければ、その手で奪うがいい!だが、簡単に取れると思うな!我が名は勇者ガラダブラ!オリュンポスにその者ありと言われた最強の戦士だ!」と名乗りを上げるガラダブラに、「ならば、教えてやる!最強だろうと絶対だろうと全てぶち抜く!それが俺のドリルだぁぁぁぁっ!!」とシモン咆哮。
・甲児がガラダブラと戦闘時セリフイベント。「決着をつけるぞ、マジンガーZ!そして、兜甲児よ!」と呼びかけるガラダブラ、「俺とマジンガーの名前を覚えたようだな!」と応じる甲児に、「貴様はそれに足るだけの戦士だ!全力を懸けて挑む価値のある相手の名を覚えるのは戦いの礼儀!」と吠える。
・ゼウスがガラダブラと戦闘時セリフイベント。「光の神ゼウス!ハーデス様に逆らう愚か者め!」と吠えるガラダブラに、「御託はいい、ガダラブラ!お前も勇者と謳われた戦士ならば、その全てを私にぶつけてこい!」と応じるゼウス。「フフフ・・・我が意はお見通しというわけか。その通りだ!ここまで来ればハーデス様の意志など関係ない!我が血をたぎらせる強者との戦いこそが全て!オリュンポスの三柱神と呼ばれたゼウス!その剛腕、我が力でねじ伏せてくれる!」と吠えるガラダブラに、「来るがいい、ガラダブラ!もはや私はオリュンポスの神ではない!この宇宙に生きる一人の戦士として、お前達の思い上がりと傲慢さを叩き潰してくれよう!」とゼウスも咆哮。
・3PPガラダブラに分析、かく乱、装甲ダウンかけた上で完全包囲して削り、HP半減でエースボーナスの勇気発動後に更に削りつつ不屈キャンセル。インベーダーでコンボMAXにしてからゼウス&スザクのマキシマムブレイクで撃破してSRポイントget。
・宿敵たる甲児に「・・・全力は出し切った。貴様達に敗れるのなら、それも本望・・・」と告げるガラダブラ、「オリュンポスの神・・・その中でも勇者と呼ばれる我を破った鋼の戦士よ!貴様達が勇者を名乗るがいい!そして願わくば、奴等に・・・!御使いに鉄槌を!!」と言い残して爆死。「見事だ、ガラダブラ。勇者の名に相応しい散り様であったぞ」とゼウスが称賛、「お前と俺達は最後まで敵同士だった。だが、お前の最後の願いは忘れない・・・お前のためじゃない・・・。俺達は、自分達と俺達の守るべきもののために必ず御使いを倒す事を誓う」と宣言する甲児。
・ノノが宇宙怪獣と戦闘時セリフイベント。(お姉様も人知れず努力と根性で戦っていたんですね・・・ノノはお姉様の事を何もわかってませんでした・・・。今度、お会いする事が出来たら、ノノはお姉様にそれをお詫びします・・・!)と心に誓うノノ。
・5PP敵全滅して戦闘終了。
・「恐らく、インベーダーがバアルと呼ばれるようになったのも御使いの仕業なのだろう」と隼人が告げた矢先、「気をつけろ・・・!奴らが来る!」と號が警告。
・「さすがだよ、地球人」「君達は、やはり進化を経て、真化の入り口に立っていると言ってもいい」と告げるコーウェン&スティンガーだが、真化とは何かと問うアムロには「お前達が知る必要はない」「そう・・・!真化は我々のものだ!」と言い放ち、「次元が歪む・・・!いや・・・避けようとしているのか!」と號が警告。
・「その通り!今より、この宇宙は虚無が支配する!」「地球人よ!その生命を・・・その魂を鋼の肉体と共に我等に捧げよ!」と宣告するコーウェン&スティンガー。
・地球最後の日まであと25日。
・DトレーダーでAG、「オリュンポスの神・・・その魂は鋼の肉体の中で生き続ける・・・。それこそが精神と物質の融合による永遠・・・勇者ガラダブラ・・・。あなたの勇者の名を巡る戦いとゼウス様との魂を震わせる戦い・・・それによって生まれた100ZのZチップはワタシ達の力とさせていただきます・・・」と独白してボーナスZチップ100zget。

●第54話:閃光!!次元の果て!
・「あれは!」「次元の裂け目だと!」と驚愕する隼人と竜馬に、「今から、この空間は虚無が支配するんだよ」と宣告するコーウェン&スティンガー。「尸空と同じか」と頷くクロウ、「あいつ等が虚無なんじゃねえ。この空間が虚無なんだ」と見抜き、死者の魂を導く種族だった尸空達だからこそ生命の対局たる虚無を力の源とするスフィアを発動させられたと洞察し、「さすがはスフィア・リアクターだ。虚無の・・・太虚の本質を少しはわかっているようだな」と賞賛するコーウェン。
・「大虚・・・。宇宙が始まる前の無の状態・・・とでも言うのか・・・」と呟く隼人、「我等は太虚の・・・即ち、こことは理の違う世界の因子を身体に持っている」と明かすスティンガーに「だからお前達は、ゲッター線を浴びながら、人間とは全く逆の方向に進化したのか・・・!」と指摘。
・そこへ突然「その通り!」と割り込んだテンプティ、「あんた達は飢える破壊魔だ。いくら力を得ても飢えと破壊の衝動に突き動かされる下等生物から進化できない宿命なんだよ!」とコーウェンらに言い放つと、「来たな、御使いめ!」「我等をバアルと呼び、他の生命体と敵対するように仕組んだ張本人め!」と叫ぶコーウェン&スティンガーが図らずも隼人の推測を証だてる。
・自業自得と笑うテンプティ、ゲッター線の力を受けても本能のまま他の種を攻撃するのみと嘲り、「そんなんじゃ真理にたどり着くのは無理・・・。要するに真化なんて夢のまた夢だね」「あんた達は永遠に飢える破壊魔・・・。どれだけ力を持とうと進化する事は出来ず、結局は『神』にはなれない。だった、あんた達にお似合いの役は『悪魔』・・・つまりはバアルってわけ。おまけに太虚・・・消滅しようとする力の因子まで取り込んだんなら、あの宇宙怪獣と変わらないね」と言い放つ。
・「消滅しようとする力・・・。存在しようとする力との対立概念・・・」とAGが呟き、「その太虚とかいう奴が1億2000万年に一度の宇宙の大崩壊を引き起こすってのか!」と怒りを露わにする桂。
・「御使いめ!我等を好きに出来ると思うなよ!」と逆上するコーウェン&スティンガーを「アハハ!太虚の空間の中では強気だね!」と嘲るテンプティ、「じゃあ、手伝ってあげるから地球人を滅ぼしてみなよ!」と焚付けるや宇宙怪獣を召喚、「植える破壊魔と果てなき破壊の化身のタッグに勝てるかな!?」と揶揄して自身は撤退。
・御使いを呪いつつも宿願を叶える好機と見たコーウェン&スティンガーがインベーダーを召喚。「そういう態度をとり続ける限り、あなた達は、やっぱりバアルです!」とノノが糾弾、「他者と分かり合おうとせず、破壊をまき散らすだけの存在とは共存する事は出来ない!」と刹那も非難するも、「待っているがいい、地球人!太虚の因子が我等に満ちるまで!」「その時が君達の最期!そして、我等は真化の力を手に入れる!と言い置いてコーウェン&スティンガーは撤退し、雑魚相手に戦闘開始するZ-BLUE。
・3PP敵50機撃墜してイベント発生、SRポイントget。北西に巨大化したコーウェン&スティンガー出現、「ここは太虚の空間!存在しようとする力の理の中にいる君達では勝てないのだよ!」と宣言するや5匹に増殖し、「ここは太虚の空間・・・。外の世界とは全ての理が異なる。その因子を持つ我々は、一にして全、全にして一の存在だ」と勝ち誇りつつ、「真化の入り口に立っているというのにお前達はまだオリジン・ローの真髄に気付いていないようだな」「やはり、ゲッター線は我等は選ぶか」と嘲る。
・「お前達は我等の中で永遠を手にする」と告げるコーウェン&スティンガー、「真理を手に入れつつあるお前達とオリジン・ローの真髄を手に入れた我等・・・」「その二つが合わされば、宇宙最強の種が誕生するはず!」「そう!それは消滅しようとする力と存在しようとする力の融合!」「さあ、地球人よ!その魂と鋼の身体を我等に捧げよ!」と迫る。
・「お断りだ」と不敵に嗤う竜馬、「バアルなんぞに俺達の生命を渡してなるものかよ!」と言い放ち、ノノや桂、ヒイロ、ノリコらが口々に糾弾、「その力で宇宙を滅ぼすのならお前達は人類の天敵・・・バアルだ!」とタケルが宣告し、「俺は、俺が生きるのを許さない奴と命懸けで戦うだけだ!」「俺達が生きている限り、この世界を太虚なんかに渡してなるものかよ!!」と竜馬が吠えて戦闘再開。
・ヒビキが巨大インベーダーと戦闘時セリフイベント。「スフィア!その力が我等にあれば!」「この宇宙の全てを我が物にする事も出来る!」と迫るコーウェン&スティンガーに、「こんな奴等に俺のいがみ合う双子を渡すわけにはいかない!」「あなた達は私達の・・・いえ、全ての生きる者の敵です!」「俺達は生きているんだ!その力があればお前達の太虚さえも打ち破ってみせる!」と撥ねつけるヒビキ&スズネ先生。
・號が巨大インベーダーと戦闘時セリフイベント。(太虚・・・永遠の闇・・・。生命ある者にとって最大最強の敵・・・)と黙考する號、「ゲッター線の使者め!我等の強大な力の前に為す術もないか!」と威嚇するコーウェン&スティンガーに、凱と渓に激励されつつ「やるぞ、ゲッター!未来を切り拓くために太虚を乗り越えるんだ!」と咆哮。
・號が最初の巨大インベーダー撃破してセリフイベント、「我が身体が崩壊していく!」と焦るインベーダー。
・ノノが巨大インベーダーと戦闘時セリフイベント。「あなた達はバアルじゃないけど、やっぱり、バアルでした!」と糾弾するノノ、「我等は全てを食らう!お前達も御使いも、この宇宙も!」と叫ぶ巨大インベーダーに、「そんな相手に遠慮はしません!なぜならば・・・!ノノはバスターマシン!バアルから人類を守るための力だからです!」と宣告。
・万丈が巨大インベーダーと戦闘時セリフイベント。「他の生物をねたみ、自分達だけの繁栄を願う種に未来はない!」と糾弾する万丈、「いかん・・・!いかんぞ、これは!」「この者・・・太陽を、その身に宿しているか!」と焦る巨大インベーダーに、「お前達の相手は僕がする!飢える破壊魔よ!この日輪の輝きを恐れぬのならかかってこい!」と大見得。(*^o^*)
・二番目の巨大インベーダー撃破してセリフイベント、(力に溺れて、真化への道を見失った者の末路・・・。悲しいね・・・)と独白するカヲル君。
・ゼロが巨大インベーダーと戦闘時セリフイベント。(真理・・・真化・・・。それを求め、ここまでエゴを肥大化させたか・・・だが、俺達もそこにたどり着かなければ、奴等とは戦えないかも知れない・・・!)と黙考するゼロ、人間如きは臆して当然と勝ち誇る巨大インベーダーに、「図体がでかいだけの虫ケラが・・・!太虚とやらの力を得ただけで勝った気になるのは早いぞ!状況を打開するための戦術は既に確立した!お前達に勝機はないと思え!」と罵倒。
・5PP雑魚殲滅後、最後に巨大インベーダー撃破して戦闘終了。
・「馬鹿な!何故、勝てない!?」「我等は太虚の因子を持ち、ゲッター線に祝福された選ばれし種ではないのか!」と狂乱するコーウェン&スティンガー、「生命に選ばれたも選ばれないもあるかよ!お前たちが勝手に他の生き物を滅ぼそうとしたから反撃を食らっただけだろうが!」と吐き捨てる竜馬に、「どちらにしてもお前達も終わりだ!この宇宙を太虚が満たす!そうなれば、宇宙全体が滅ぶ!」と言い放つ。
・「あんた達は、まだそんな事を!」と激怒する渓に、(もういい、元気)と告げつつ早乙女博士の思念がゲッター線の光と共に現れ、(思い出せ、コーウェン、スティンガー)(共にゲッター線を研究していた日々を)と語りかける。
・ゲッター線と一つになったと明かす早乙女博士、何故真理をつかめないと狂乱するコーウェン&スティンガーに、(お前達が忘れてしまったものを思い出せばそこにたどり着く事も出来る)と諭し、(共に生きる事・・・。ただそれだけだ)(簡単な事だ。他者を理解し、受け入れ・・・そして、共に未来に進む)と暖かく微笑みかける。
・(それこそが、この暗く果て無き宇宙で一つ一つでは小さくひ弱な生命が続いていくための力・・・つまりは生命の真理・・・それを表現するためにワシは三つの心を一つにするマシンを・・・ゲッターロボを造ったのだ)と優しく諭す早乙女博士に、人の姿を取り戻したコーウェン&スティンガーが(わかる・・・!わかるぞ、早乙女の言葉が!)(ゲッター線を研究していた時、僕達は夢を分かち合い、将来を分かち合い、そして、未来を分かち合った!)(それこそが真理!)と涙を流す。・・・暑苦しい。(^^;
・(では、行こう)と二人を太虚から解放する早乙女博士、(負けるな)と渓に想いを託して共に消え去る。
・一方、次元の裂け目から次元境界線が歪んで宇宙の大崩壊開始。「要するにあれを止めりゃいいんだろ!」と雄たけびをあげて竜馬が突貫、「独りじゃねえぜ」「こいつの後ろには俺達がいる」と弁慶、隼人も想いを共にし、「俺はいつだって全力で戦うだけだ!」と竜馬咆哮。
・「三つの心を一つにするゲッターロボ・・・。それにゲッター線の力があれば、あるいは・・・」と分析するAGをよそに、「ゲッター!お前が俺に何かをさせたいって言うんなら、たまには俺の言う事も聞け!あの次元の裂け目を・・・!太虚をぶっ飛ばす力を俺に貸せ!そのためなら俺の生命をくれてやる!」と吠える竜馬に、ゲッター線が炎と化して同調。
・「・・・またお前かよ」と呟きつつ無数のゲッター軍団の幻影と相見える竜馬に、「お前だって気付いているはずだ。ゲッター線の輝きに包まれる度に俺達の軍団に触れているのだからな」と告げる竜馬の影、「とりあえずは褒めてやる。お前は扉の一つを開けた」「あの力があれば、これからの戦いも勝ち抜いていけるだろう」と宣告、一瞬とはいえ生命の力で消滅しようとする太虚の力を超える事で次元の裂け目を押さえ込めたと評価。
・「そして、それはお前だけではない。お前の仲間達も、いずれ扉を開けるだろう。その証拠に・・・」と影が言うや、甲児達Z-BLUEの仲間も出現、「いい仲間だな」と褒めつつ「お前も彼等も選ばれし者だ」と告げる。「違うな。俺達が選んだんだ・・・戦う事を・・・生きる事をな」と不敵に笑う竜馬、「何となくだが、お前達が何と戦っているかもわかってきた。だが・・・」と言いかけると、「その先の言葉は必要ない。お前は、自らの世界で戦え。神話の果てこそが、お前の戦場だ」「すべての世界が集約し、そここそが新たな世紀の始まりとなる」と影が告げ、「戦え、戦士達よ。その生命を未来へと繋げるために・・・」とエールを送る。
・通常空間に復帰したZ-BLUE、太虚の空間も消滅して一息つき、マクロス・クォーターと銀河殴り込み艦隊も無事合流。
・早速合流したマクロス組と情報共有。フロンティア船団の三島補佐官はギャラクシー船団の残党と内密に共謀、インプラント技術とフォールウェーブで支配したバジュラと量産化したストライカー軍団で宇宙支配を企んだものの、ギャラクシー船団幹部に用済みと切り捨てられて殺害された。
・ランカを復讐の道具にしようと企んだミカゲを再び撃退したマクロス組は、バジュラの母星でギャラクシー船団幹部とも決戦。結局、ミカゲは本体だった堕天翅の頭翅と融合、太陽の翼アポロニアスの正体を明かした不動総司令と共に立ち去った。
・一方バジュラ母星での決戦にはマクロス7船団始め各船団のS.M.S.も駆けつけて協力、肉体を捨て一つのユニットに意識を収めたギャラクシー船団幹部らを打倒し、そのまま銀河殴り込み艦隊にも参加。
・さらに「その前に、もう一つ決着がついたがな」「アルトとシェリルのな」とミシェルが微笑、「ランカの事なら心配は要らない。ちゃんと三人が納得する形で決着はついたんだ」とクランがフォロー。
・珍しく少し疲れたと言う竜馬、(あの時の感覚・・・ストナーやシャインスパークの時とは違う・・・まるで俺がゲッターというマシンと完全に一体化したかのようだった・・・何なんだ、あの感覚は・・・?そして、あの力は一体・・・)と独白。
・地球最後の日まであと24日。
・Dトレーダーで、號が巨大インベーダー撃破したのでボーナスZチップ100Zget。
・DトレーダーでZチップの貯まり具合を確認するトライア博士、「何とか目標額に達しました。これでZクリスタルは、我々の望む力を発揮できると思います」と笑顔で答えるAGに、「じゃあ、こっちも準備に入ろう。もっとも、この切り札を切るチャンスさえ、私達はつかめないかもしれないけどね・・・」と険しい顔で呟く。

●第55話:死闘の銀河
・遂に銀河中心点まで到達したZ-BLUE及び銀河殴り込み艦隊、宇宙怪獣との最終作戦を48時間後に迎えてブリーフィング実施。大量発生した宇宙怪獣が銀河系の各星域に侵攻、これに伴い超広範囲の次元境界線が歪曲し、その収束点が銀河中心点の重力異常、グレートアトラクターと判明。トライア博士の説明を受け、「生命体と恒星を消滅させる事により、存在しようとする力を弱らせ、対となる消滅しようとする力が宇宙を吞み込む・・・」と號が1億2千万年毎の大崩壊を要約。また、御使いの銀河破壊も同様に、アンゲロイ・アルカ等の戦力でそこに生きる者の生命を奪った上で消滅しようとする力により破壊していると分析。
・「前から思ってたんだけど、その消滅しようとする力って何をしたいの?」と素朴な疑問を投げかけるワッ太や勝平達に、「私なりの解釈を言うんなら、虚無も一つの意思なんだろうね」と答えるトライア博士、「つまり、消滅しようとする力によって全てが消えた世界においても、それを望んだ者の意思だけが残るって事さ」「何もないのに存在する・・・。その存在を認識できる者の超存在・・・。説明するのも、理解するのも難しいね」と解説しながら苦笑し、それは何かの生き物?と問うキラに「どうだろうね・・・。少なくとも私達が認識しているような生物とは違うだろうさ。敢えて言うならば、宇宙の意志・・・とでも言おうか」と回答。
・「・・・消えたいって言うより、生まれ変わりたいって事だと思う・・・」と補足するヒビキに、「宇宙は自らの生まれ変わりのために一度死ぬのを望むんだろうさ」と肯定するトライア博士だが、「難しい話はそこまでにしようぜ。そこで生きてる俺達としては、宇宙の都合で勝手に出て行けって言われても困るんだ」とガロードが発言、闘志を新たにするZ-BLUE。
・マクロス7はじめ超長距離移民船団やロゼの仲介した対ギシン星系レジスタンス等も作戦に協力。一方サイデリアルは大幅に弱体化して敗走に次ぐ敗走。
・「ノリコの姉ちゃんのいた世界だって宇宙怪獣に勝ったんだ!俺達だってやってやろうぜ!」と気炎を揚げる勝平だが、ノリコが顔を曇らせたのに続き、カズミが「その勢力圏や分布図を見る限り、私達の世界のものの5倍以上の規模だと思うわ」と明かし、偵察艦隊からの映像を表示。
・「視界の8割以上が埋め尽くされるとはな・・・。100億では効かないレベルか」とシャアが呆れ、あまりの敵の膨大さに瞬時おし黙るZ-BLUEだが、「・・・でも、やるんだ」「その通りだ」とヒビキや宗介が口を開き、口々に闘志を燃やすボランティア部の面々。「強いね、ボランティア部のみんなは」と微笑むかなめに、「何の見返りもなくても自分の意思でずっと戦ってきたんだもの。その精神が今、生きているんだと思うわ」とスズネ先生が賞賛し、「・・・耳が痛いお話で・・・」と苦笑するクロウに、「台無しだよ、あんたの存在は」と揶揄するトライア博士。
・「・・・宇宙怪獣の巣・・・グレートアトラクター消滅作戦は・・・彼らの出現地点である銀河中心点まで可能な限り、新バスターマシン3号を進める事が第一段階です」と改めてテッサが告げ、銀河殴り込み艦隊やELS等協力者の防衛線を抜けてくる敵に対し、時空震動弾起動から発動までの7分間、新バスターマシン3号を死守するよう首脳陣が命じ、「この作戦に全並行世界の未来がかかっている・・・すまん・・・。みんなの生命をくれ」とブライト艦長が締めくくる。
・闘志満々で応じるZ-BLUEの面々に、「俺達は消滅しようとする力とは違う。ちゃんと自分自身で、新しい時代を・・・未来を確かめよう」とアムロが微笑み、「そうだな。では、言い改めよう。全員に生還を命じる!未来を守り、必ず生きて帰るぞ!」と改めてブライト艦長が号令。
・一人押し黙るノノだが、「大丈夫だよ、ノノ君。姫は必ず来る・・・」とチコやニコラ、カシオが力づけ、「・・・ですよね」と微笑むノノに、「ラルク達のいる銀河殴り込み艦隊第二陣は、きっと私達を助ける力になってくれるわ」とカズミも微笑みかけ、「それまで私達は自分達の力でベストを尽くそうよ!」とノリコも激励。「・・・強いですね、ノリコさんは」と微笑するノノ、「ノノは・・・ノリコさんみたいになりたかったです・・・」と呟く。
・宇宙怪獣の防衛ラインを突破したZ-BLUEだが、既に損害は全戦力の35%。ソーラリアンのZクリスタルと連動して時空震動弾起動開始、押し寄せる宇宙怪獣から新バスターマシン3号を守って7分間制限の防衛戦に臨むZ-BLUE。なお変動重力源タイプの撃墜時に発生する重力崩壊は、ソーラリアンの次元転移結界システムで対処。「今こそみんなの火を集めて巨大な炎を!」とカズミ、「その光で未来を照らします!」とノリコが檄を飛ばし、敢えて単騎で出撃したノノが(待っています、お姉様・・・)と独白して、戦闘開始。
・ノノが戦闘時セリフイベント。「やります・・・やらねばならないのです!ノノは、この日のために生まれたのですから!待っています、お姉さま!ノノと一緒に人類を救うために戦いましょう!」と気炎を揚げるノノ。
・ノリコが戦闘時セリフイベント。「この数、この攻撃・・・!明らかに私達のいた世界での戦いよりも激しい・・・!」と警告するカズミに「さすがは1億2000万年に一度の危機・・・!一筋縄ではいかないみたいです!」と応じるノリコだが、「でも・・・」「ええ・・・。わかってます、お姉さま」と不敵な笑みを交わし、「ガンバスターは・・・Z-BLUEは人類を守るための希望!」「その炎は人類の未来を照らし、敵を焼き尽くす!行くわよ!あたし達は絶対に負けない!!」と檄を飛ばす。(´ε`*)
・4PP敵全滅してイベント発生、SRポイントget。
・第一陣を退けたのも束の間、重力震と共に超巨大宇宙怪獣が出現、更に「あいつ・・・!体内でとんでもない規模の重力崩壊を起こしかけている!下手すりゃ、時空震動弾で次元の狭間に跳ばす事も出来ないかも知れない!」とトライア博士が作戦失敗のリスクを警告。
・そこへ「全ての元凶は地球人類だよ」と言いつつアドヴェントが現れ、「よく来たね、ヒビキ・・・。そして、Z-BLUE。君達を心から歓迎し、再会を喜ぼう」と微笑みつつ、ゼロの詰問に「君達が変動重力源と呼ぶ宇宙怪獣を生み出したのは地球人類だ。あれの体内の重力崩壊の源は、とある世界の地球人類が生み出した縮退炉だよ」と明かす。
・「まさか・・・!」と驚くノリコに「そう・・・。タカヤ・ノリコ君・・・あの変動重力源は君達の世界の技術を呑み込んで進化した宇宙怪獣だ。さらに言うならば、君達の眼前にいる超巨大変動重力源はヱクセリオン級の縮退炉を取り込んでいる。言うなれば、エグゼリオ変動重力源といった所だ」と告げるアドヴェント、「責めるとするなら、宇宙の大崩壊のために並行世界を超えて宇宙怪獣を進化させた消滅しようとする力だろうね」と微笑しつつ、「さあ・・・黒き使者よ。地球人類に罰を」とアンゲロイ・アルカを召喚、「宇宙の行く末は、私達が改めて決める。そして私達にとっては、バアルの存在よりも君達の方が重要なんだよ」と宣告。
・「それだけか、喜びのアドヴェント?」と割り込んだアサキム、「随分と早い復活だな!」と呆れるランドに「御使いの力を敢えて受ける事で僕は4つのスフィアの使い方を習熟したんだよ」と不敵に嗤い、「礼を言うよ、アドヴェント。さすがはスフィアの元の所有者であり、最古の高次元生命体・・・そして、この僕に呪われし宿命を背負わせた御使いの一人だけはある」と暴露。
・「あさましいね、アサキム。私のヘリオースの力を自身にフィードバックさせる事でスフィアと一体化したか」と微笑みかけるアドヴェントだが、「そうさ!そして、黒翼は宿命を越え、天罪を贖う!」と狂気の笑みと共に4つのスフィアを取り込んだシュロウガがシン・シュロウガに変容、「取った!」と斬り込むアサキムに、珍しく険しい顔で対峙。
・そこへ割り込んで庇ったコード・ブルーが瞬殺され、「宇宙をお救いください!!」と言い残してブルー爆死。「邪魔が入ったか」と吐き捨てるアサキム、「よくもブルーの生命を奪ってくれたな」と気色ばむアドヴェントに、「つまらない芝居はやめるんだな、アドヴェント。君の怒りには熱がない」と揶揄しつつ、「そんな君達でも、自らの宇宙に彼等が足を踏み入れるのは阻止したいようだな」と嗤い、「この銀河中心点にあるんだよ。彼等の住む宇宙への入り口が」と暴露。
・しばし険しい表情でアサキムを睨んだアドヴェントだが、「天の川銀河の銀河中心点には全ての並行世界を貫く柱・・・天柱が存在している。君達にわかるような表現をするなら、並行世界という各フロアを行き来するためのエレベーターだ」といつもの微笑を取り戻しつつ肯定。
・「そうか・・・!」「1億2000万年に一度の宇宙の大崩壊・・・!そいつは、その天柱を通じて起きるのか!」と察したオルソン&桂に、「その通りだよ、資源の特異点達。本能的に自らの罪の在処を感じたんだね。だが、それを通るためにはこの宇宙の理を越えるだけの力が必要だ。君達が知って、どうにか出来るものではない」と肯定するアドヴェント、「私はいつでも君達を見守っている。そう、これからもだ。さらばだ、Z-BLUE。君達が天柱を通るのを待っている」と爽やかに微笑みかけて撤退。
・「時空震動弾の発動を止める事は出来ない!発動前に奴を倒せなければ、作戦は失敗だよ!」とトライア博士が警告し、あまりに巨大なエグゼリオ変動重力源に怯むZ-BLUEの面々。「自信がないようだね」と嘲笑するアサキム、「たとえどんな敵が現れようと、私達は戦い抜くと誓ったんです!」とセツコ達リアクターが言い返すと、「いや・・・僕も共に戦おう」と言い出して、「君達に手を貸すんじゃない。僕も宇宙のために戦う・・・それだけの話だ」と言い放ち、極限状況故に敢えて受け入れるシャアとアムロ。
・ノリコ達とノノが檄を飛ばして戦闘再開。
・4PP、かく乱、分析かけたエグゼリオ変動重力源に集中攻撃して削り、イベント発生。地球から銀河殴り込み艦隊第二陣の援軍接近、「待たせたな、みんな!」とディスヌフを駆ってラルク登場。
・「下がっていろ!あの変動重力源は私が倒す!翠の地球をぶつけて!」と叫ぶラルクに、「え!」とノノ驚愕、「何を言ってるの、ラルク!?」とノリコが問うと、「それこそがドゥーズミーユ!私達の世界に1万2000年前から残されていた最後の切り札だ!」と明かすラルク。
・「お姉さま!」と険しい顔で迫るノノ、「やめてください、お姉さま!地球はそんな事に使っちゃ駄目なんです!」と説得するも、「退け、ノノ!いや、バスターマシン7号!」とラルクは聞く耳持たず。
・「どきません!あの星は・・・地球はみんなの帰るべき場所なんです!」と説くノノ、「そうだよな・・・。お前の英雄・・・ノノリリが生命を懸けて守った星だものな・・・だけど!やるしかないんだよ!」と言い張るラルクに、「だったら、ノノは・・・!」と叫びつつバスター軍団大量召喚、「あれは・・・合体!?」とヨーコ達が驚く中、「そう・・・!これが太陽系絶対防衛システム・・・バスター軍団の集合構造体!」と叫んでノノが超銀河グレンラガン以上の巨体に合体!「ダイバスター・・・!」と目を瞠るカズミ。・・・あれ、知ってるの?(@_@;
・「お姉さまっ!!」と呼びかけつつ迫るダイバスターに、「フィジカルキャンセラー、全開!やるぞ!!」と応じるラルク、「私の・・・邪魔をするなぁぁぁぁぁぁっ!!」とトップレス能力全開、「地球をぶつけて、全てを終わらせる!」と絶叫。
・ダイバスターが決戦用質量兵器ドゥーズミーユと化した地球を止めると、引っ張ってきたエーテル流加速器がラルクのトップレス能力で人型に変形、「退け、7号っ!!私の邪魔をするな!!どこから来たのか、わからないお前になんか頼らない!これは人類の戦いだ!」と言い放ち、「人類は地球を捨ててでも生き延びるんだ!正しいかどうかなんて知らない・・・!お前なんか、関係ないんだ!私の・・・私の気持ちも知らないお前なんか・・・!お前なんか!!」と言い募る。
・「お姉さま・・・」と呟くノノに、「友達でいてくれたら、よかったんだ!お姉さまなんかじゃなく、ラルクって呼んで欲しかったのに!なのに、お前は!一人でどんどん強くなって、私を置いていって・・・!」と想いを吐露するラルク、「私は・・・お前の憧れなんかになれない!ノノリリなんかになれないのに!ノノの・・・!馬鹿野郎ぉぉぉぉぉっ!!」と涙を流す。
・「・・・ノノリリになれないのは・・・ノノも同じです・・・」と呟くノノ、「ノノは・・・お姉さまみたいになりたかったんです・・・。ずっとお姉さまが、うらやましかった・・・だって・・・お姉さまはノノリリとよく似ているから・・・」「ノノリリって人はですね、特別じゃない・・・。普通の女の子なんです・・・」と告げる。
・そこへ突然「チッチッチ・・・。そうじゃないな、お嬢ちゃん」と割って入ったベック、「何故、君がここに!?」と驚愕するロジャーに「何故って・・・俺様も銀河殴り込み艦隊の第二陣のメンバーだからさ」と涼しい顔で告げ、「君がか!?」「信じられない・・・」と呆れるロジャーとドロシー。(^^;
・「それより、そっちの馬鹿デカいお嬢ちゃん・・・。知ってんだろ?あんたの憧れのノノリリの本当の名前がタカヤ・ノリコっていうのを」と指摘するベックに、「・・・はい」と頷くノノ。「ええっ!!」と当のノリコは驚愕し、「でも、ノノの言ってたノノリリと全然違うじゃないか!」とシン、「ノノリリは、長く美しい髪にナイスバディに聖母の微笑みじゃなかったの!?」とカレンが突っ込むと、「・・・多分、それは長い年月を経て、ノノの中でノリコさんとカズミさんのイメージが混同したせいだと思います。でも、今は確信しています。人類の未来を背負って戦った少女、ノノリリ・・・それはノリコさんの事だったと」と静かに告げるノノ。
・レナード・テスタロッサの元でサイデリアルが手に入れた太陽系の外れの遺跡の資料を見た、と種明かしするベック、トップレスの世界はノリコ達の世界の並行世界ではなく1万2000年後の未来だと明かし、当時の技術が遺跡に封印されていたと告げる。
・長い時間の果てに宇宙怪獣を忘れてしまったトップレスの世界では、バスター軍団を伝説の宇宙怪獣だと誤解し、縮退炉の技術を危険視して全く新しい技術体系を作り上げ、トップレス能力で駆動するバスターマシンが生み出された。
・「ノノ!お前はそれを知っていて、どうして黙っていた!?」と叫ぶラルク、憧れのノリコをお姉さまと呼べばよかったと糾弾。「・・・ノノもお姉さまと同じだったんです・・・。ノノリリになれない自分が・・・イヤになったんです・・・」と呟くノノ、「だから、ノノは・・・ノノリリの事を忘れて、生きていこうと思っていました・・・」と告白。
・「嘘だ!お前はいつだって一所懸命だった!努力と根性で!お前に置いていかれた私が絶望したのと違い、お前は前に進んでいた!だから、私は・・・お前がまぶしくて・・・」と屈折した想いをぶつけるラルクに、「でも、お姉さまは戦い続けた・・・。逃げる事なく、努力と根性で・・・だから、やっぱりお姉さまこそがノノリリ・・・私の憧れなんです」と応じたノノ、「・・・いつも・・・こうなんです、本当は・・・。やっぱり、ノノは駄目ですね・・・」「どんなに大きな力を手にしても、ノノは、やっぱり火のままです・・・。大きな風が来たら、すぐに揺らいでしまいます。でも、もしお姉さまがいてくれれば・・・」と呟く。
・突然「う!」とラルクが呻くや、翠の地球が亜空間に消え、エーテル流加速器も崩壊、「まさか、姫・・・!このタイミングで・・・!」とニコラが呟く中、「ディスヌフの声が・・・聞こえない・・・」と呆然と呟くラルク、「そんな・・・こんな所であがりなんて・・・!」と悲痛に嘆く。
・駆けつけようとするノノを「来るな!」と制したラルク、「・・・人類を・・・未来を頼むな、ノノ・・・」と健気に微笑んで撤退。「・・・わかりました、お姉さま」と応じたノノに、「やろう、ノノ!あいつを倒して、ラルクを迎えに行こうよ!」とノリコが檄を飛ばし、「はい!」とダイバスターが寄り添う。
・一方「乗りかかった船だ、ベック!君も手伝ってもらうぞ!」とロジャーが呼びかけ、「仕方ねえな。だが、報酬ははずんでもらうぜ!」と嗤うベックに、「お仲間だね、クロウ」とアレルヤが指摘、「うるせえよ」と苦笑するクロウ。(^^;
・銀河殴り込み艦隊第二陣は別宙域で宇宙怪獣侵攻を食い止めてくれているものの、ELS含めて戦況は人類側の圧倒的不利。(お姉さま・・・。最後の言葉はお姉さまに伝える事が出来ませんでした・・・だけど、ノノは戦います・・・!ノリコさんとお姉さまに教えてもらった努力と根性で・・・!)とノノが独白して戦闘再開。
・ダイバスターがエグゼリオ変動重力源と戦闘時セリフイベント。(お姉さま・・・。ノノは、もっと早くお姉さまとお話がしたかったです・・・ノノは戦います。大好きなお姉さまの生きる、この宇宙を守るために・・・!)と独白するノノ。
・4PP、エグゼリオ変動重力源のHP半減でイベント発生。遂に周辺の戦線が崩壊して宇宙怪獣が殺到、このままではバスターマシン3号を守りきれないと焦るZ-BLUE、(お姉さま・・・)と独白するノノ。
・一方、あがりによりトップレス能力を失ったラルク、動力源を失って動かないディスヌフのコクピットで(真っ暗だ・・・)(今頃、みんなは戦っているんだろうな・・・一人は・・・寂しいな、ディスヌフ・・・)と俯きつつ、(・・・だけど、ノノは・・・一人で戦っている・・・。本当は怖がっているのに・・・)と想いを馳せる。
・突然ディスヌフが身じろぎし「お前・・・まだ動けるのか・・・!?」と驚くラルク、「お前も・・・ノノを助けたいんだな・・・カシオに前に聞いた話を試してみる価値があるかも知れない・・・ディスヌフの封印された力・・・。それを・・・使う!」と決意。
・遂に宇宙怪獣増援が別方向から出現してバスターマシン3号に肉薄、単騎で割り込んだダイバスターが身を挺して庇い、「いいんです・・・。ノノは・・・こうするために生まれてきたんですから・・・」と呟く。
・そこへBGM"ガンバスター"と共にディスヌフがバスター軍団を伴い再登場、「・・・助かったよ、お前。ここまで連れてきてくれて」とザザゴラス級に告げ、「ありがとう。お前の生命・・・使わせてもらう」と礼を言って縮退炉をえぐり出しディスヌフに取り込むラルク。
・カシオが「何千年も前に外された縮退炉を再び手に入れ、人工頭脳に隠された真の操縦席を解放した今、ディスヌフは本当の姿を現す!」と解説、着替えたラルクが「やるぞ、ディスヌフ!!」と気合を入れ、双眸を開いたディスヌフに「そう・・・!これが・・・バスターマシン19号だっ!!」と檄を飛ばすやバスタービームで敵増援を瞬殺。
・「お姉さま!」と呼びかけるノノに、「何やってんだ、ノノ!?」「痛い事や苦しい事をありがたがるなんてバカみたいじゃないか!」「お前はいつもそうだ!いつも自分が損しても、一所懸命でがむしゃらで・・・!だけど、それが人間って事なんだ!」と叱咤するラルク、「強さは身体の大きさじゃない!心の力だ!そうなんだろ、ノノ!それが・・・努力と根性だ!!」と告げ、「はい!」と力強く頷くノノと合流。
・「行くぞ!」「はい、お姉さま!」と呼び合う二人のイナズマWキック炸裂、「効いてるぞ、ノノ!」「当然ですよ!ノノとお姉さまの友情のイナズマキックなんですから!」と励まし合うノノとラルクに、「似合ってるわよ、ラルク。そのトップ部隊の戦闘服・・・」とカズミが声をかけ、「こ、これはディスヌフのコックピットにあったやつで・・・」と狼狽えるラルクに、「あなたは、その服と一緒にトップ部隊の精神を受け継いだのよ」「あなたの努力と根性で」と祝福するカズミ&ノリコ。「・・・努力と根性・・・悪くない響きだ」とラルク微笑。
・「あなた達は一人一人では単なる火・・・」「でも、二つ合わされば炎になる!」とカズミとノリコが激励し、「炎になった私達は・・・」「無敵です!」とラルク&ノノが気炎を揚げると、更に「それはあなた達だけではありませんよ!」とAGが呼びかけ、バトル7のマックス艦長から人類銀河同盟の参戦により戦況を持ち直しつつあると入電、ゲペルニッチもバジュラの大群に支援され持ち直したと通信。
・マックス艦長曰く、ヒディアーズも独自に宇宙怪獣と交戦中との事で、前例がないと言うチェインバーに「もうそんなデータは古いって事だ」と微笑むレド。ロージェノムも「アンチスパイラルに封じられていたこの宇宙の様々な螺旋族も続々と参戦している」と報告。
・続けてサルディアス、ダバラーン、尸刻のサイデリアル副官トリオからも通信、「生きていたんですね!?」と驚くセツコに苦笑しつつ、再編成したサイデリアル残党が各方面でバアルと戦っていると明かし、「私達も生きるために戦います」と告げる。
・「心を通い合わせ、共に生きる・・・」とアサキムが微笑み、「真化のための条件・・・真理か」と呟くアムロ。(見ているか、シャルル・ジ・ブリタニア!お前のようなやり方をしなくても人は心を通わせる事が出来るんだ!)と内心でゼロも快哉を叫び、(そういう事だ、ワイズマン・・・。自分達だけが先に進もうとしたお前達には理解できないだろうがな)とキリコも独白、宇宙の生命が生きるため一つになろうとしている事に勇気付けられ闘志を燃やすZ-BLUEの面々。「今こそ奇跡が起きる・・・!いや、起こしてみせます!!」とノリコが吠えて、戦闘再開。
・ノノ&ラルクがエグゼリオ変動重力源と戦闘時セリフイベント。「やるぞ!二人の力で、あの変動重力源を倒すんだ!」と呼びかけるラルク、「必ず勝つ!そして、ずっと一緒だ!!」と誓う。
・ノリコがエグゼリオ変動重力源と戦闘時セリフイベント。「この宇宙怪獣を生んだのはあたし達の世界・・・」「ならば、その後始末は私達の仕事・・・!」と呟くノリコ&カズミ、「行きましょう、お姉さま!今こそ、炎となって!」「いつでもよくてよ、ノリコ!」と声を掛け合い、「今、全てを懸ける!この宇宙に奇跡を起こすために!!」と咆哮。
・5PP、丁度気力MAXで奇跡かかったノリコでエグゼリオ変動重力源を撃破、戦闘終了。
・機能を停止したエグゼリオ変動重力源に次元転移結界で重力崩壊を逸らそうとするトライア博士だが、「あ!」「シュバルツシルト面が崩壊していく・・・」と報告するAGに驚愕、「あり得ない・・・!ブラックホールが割れる!」とカズミも驚愕し、「この宇宙では起こりえない事が起きようとしているか」と冷笑するアサキム。
・「このままではブラックホールの特異点がむき出しになります!」とAGが警告、「この領域では、私達の知るあらゆる法則も方程式も破綻する!」とトライア博士も予測不能と匙を投げ、この状態での時空震動は大時空震動か第二のビッグバンを起こしかねず宇宙が大崩壊すると危惧するZ-BLUE。
・「お姉さま、お別れです!」と告げて独り飛び込もうとするノノに、「お前を一人で行かせはしない!」とラルクが制して「お前は私の友達だ!ずっと一緒だ!」と言い募る。
・次元境界線が壊れ、異次元に消えた翠の地球も再出現。「もしかすると、まだ望みは残されているかも知れません・・・」と告げるAG、「あの星は、大切な人が帰ってくるのを願う想いで満ちています・・・」と指摘。
「ノリコ!」と呼びかけるカズミに、「わかってます、お姉さま!たとえ、また1万2000年後の世界に跳ばされたとしても、あたしは後悔しません!それがガンバスターに・・・バスターマシンに乗る者の使命です!」と歯を食いしばるノリコ。「ノノォォォォォッ!!」とラルク絶叫。
・「ごめんなさい、お姉様・・・。ノノはお姉さまの気持ち・・・全然わかってませんでした」と詫びるノノに、「そんな事はない!私がわがままを言っていただけだ!私は・・・お前の力に嫉妬したり、一人で勝手に突っ走ったりで・・・お前にお姉さまと呼んでもらえる資格はない・・・」と詫びるラルク。「ラルクは永遠にノノの友達で、お姉さまです」と微笑むノノだが、「ごめんなさい!やっぱり、テレちゃうのでお姉さまって呼びますね!」と朗らかに笑った後、「・・・でも・・・お別れです」と寂しげに告げる。
・「なんで笑ってるんだよ!」と責めるラルクに、「諦めてしまわなければ、願いはいつか叶います。因果の果てにノノが消えたとしても、人はいつか時間さえも支配できるんですから」と静かに告げるノノ。「お前は・・・普通の女の子になりたかったんだろう・・・?」と呼びかけるラルク、「そのために私と一緒に行こう!お前と私の力で戦いを終わらせるんだ!」と叱咤、「でも、ノノは・・・この特異点を何とかしないと・・・」と困惑するノノ。
・「そうやって一人でどこかに行っちゃうの?」とノリコが微笑みかけ、「あの時、私達を見送ったユングはこんな気持ちだったのね」と微笑むカズミに、「ユング・フロイト・・・。銀河連邦初代大統領ですね」とノノが指摘。
・「出世するのね、ユングって・・・」と驚くノリコに、「ブラックホールに消えたあなた達がいつか帰ってくることを信じてたユング大統領が用意したものがあります。それがあれです」とノノが指差した先には、地球の夜側に浮かび上がった「オカエリナサイ」のメッセージ・・・(T^T)
・イが逆になっている事に「突貫工事でミスがあったみたいですね・・・」と苦笑するノノ、「・・・ノノの役目の一つに、あなた達を迎えてあのメッセージを起動させるというものがありました」と明かし、「だから、お前は翠の地球をぶつける事をあんなに反対したんだな」と納得するラルクに、「それだけじゃありません。地球を守るために戦った多くの人達のため・・・そして、あの星を愛している、今、生きている人達のために・・・です」と微笑む。
・「・・・不思議です。あのメッセージを見たら、旅立つ決心がついたのに心が揺れます・・・やっぱり、ノノはお姉さまがいなくては風に揺れる小さな火のようです」と呟くノノに、「帰れるわよ、ノノ。あなたの持つむき出しの特異点を見てごらんなさい」とカズミが指摘し、「あ・・・小さくなってる・・・!」と驚くノノに、「消滅しようとする力を存在しようとする力が押さえ込んだのよ」と説明。
・「AGが言っていた意味が、今わかった・・・。あの翠の地球は、誰かが帰ってくるのをずっと待っている星だって」とノリコが呟き、「月に行ってしまった人達・・・さらに遠くの宇宙へ人の形を捨ててまで旅立ってしまった人達・・・」「時空震動で海と共に消えてしまった人達・・・地球を守るために戦った人達・・・」「1万2000年もの長い間、誰かを待っていたあの星に込められた想いがもうお別れを見たくなかったのね・・・」と互いに呟くノリコ&カズミ。
・「ノノは・・・帰れるですね・・・?帰っていいんですね?」と戸惑うノノに、「ああ・・・。これからもずっと一緒だぞ、ノノ!」とラルクが笑いかけ、「はい、お姉様・・・!これからも、ずっとずっと一緒です!」と満面の笑みで応えるノノ。(*´Д`*)
・地球最後の日まで、あと22日。
・Dトレーダーにアサキムを迎えたAG、「・・・まさか、あなたがここに現れるとは思ってもみませんでしたよ」と苦笑。「互いに宿願を果たす時が来たんだ。挨拶ぐらいはするさ」と皮肉げに笑むアサキム、「そうですね。・・・でも、まさかこんな形になるとは想定外でしたが・・・」と応じるAGに、「では、僕は往く・・・。君達が来るのを待っているよ。彼等の宇宙・・・カオス・コスモスで」と冷笑して告げる。見送ったAG、「・・・呪われし放浪者・・・。その旅路の終着点は、もうすぐなのですね・・・って感傷に浸っている暇はありません。こっちもいよいよ勝負の時ですから」と呟き、エースパイロットお祝いは先送りしつつ、「商売、商売!」は怠らず。(^^;

●第56話:覚醒
・(禁忌の門を開け、天を貫く柱を通りし者・・・混沌という秩序・・・。そこに待つのは絶望・・・私には、もう救えない・・・)と悲しげに顔を伏せる女。
・見知らぬ宇宙に出現したZ-BLUE、位置センサー座標は銀河中心部ながら、「銀河中心点の天柱を越えた世界・・・」とトライア博士、「御使いの住む宇宙・・・その名もカオス・コスモス・・・」とAGが呟き、「お前・・・何で、ここの名前を知ってるんだよ?」とダヤッカが耳聡くツッコむものの、早速御使いの僕が襲来して迎撃準備。
・出撃したZ-BLUEに、「口を開くな、劣等種共。このカオス・コスモスが汚れる」と敵の真徒が言い放ち、「御使い・・・ではない・・・?」と戸惑う正太郎に「あの方達が、お前達ごときの相手をすると思うか?たかがバアルを片付けたぐらいで勘違いしたようだね。思い上がりもはなはだしいよ」と嘲りつつ、「我等は真徒・・・。全ての宇宙から選ばれし民」「あの方達に永遠を約束された存在だ」と尊大に名乗り、「お前達と話す気はない。我々に与えられた使命は、劣等種の駆除だ」と宣言、「唱えよ、救済の言葉を!サルース!!」「サルース!!」と詠唱。
・「何なのよ、このテンションは・・・!?」と葵が呆れ、「強大な力に盲従する飼い犬という事か」とハマーンが吐き捨てると、「このゼル・ビレニウムを使う事を許可されたあの方達の慈悲を受けるがいい!」と宣言する真徒、滅びたアンチスパイラルの軍団を四方に召喚して完全包囲、「お前達も、あれのように利口ならば、よかったのにな」と嘲弄。
・「ブー」と鳴くブータに、「お前も感じてるんだな、ブータ・・・。この宇宙の意味を」と不敵に笑うシモン。トライア博士も「逃げ場はないんだ。やるしかないよ」と口を開き、クロウ達4人のリアクターに指定ポイントへ向かうよう指示、戸惑うヒビキ達に「説明は後だ!死にたくなかったら、急ぎな!」と叱咤。「きっとそこに逆転の鍵がある・・・!」とシモンも同意し、セツコが北東、ランドが南東、クロウが南西、ヒビキが北西を目指しつつ、ソーラリアンは現在位置に固定、5分制限で戦闘開始。・・・と思いきや、「その前にベック様!」と割り込んだAGが「あなたにはZ-BLUE入隊の儀式をやってもらいます!」と強引に迫り、ふざけてる場合かと責める桂にも「こんな時だからです!」と聞く耳持たず、「今日も張り切って・・・」にベック、Tボーン、ダヴが「商売!」×3。(^.^;
・「所詮、お前達はあの方達の慈悲の下で生かされている劣等種なのだから」と言い放つ真徒、「絶望の中で救済を願え!」「そしてとなえよ、救済の言葉を!サルース!!」と再び詠唱。「べらべらと!俺達と話す気はなかったんじゃねえのか!」とシモンが怒鳴りつけて戦闘開始。
・1PP、ヒビキ達に直衛各1機つけて四方に突貫、マルチアクション等絡めて雑魚2匹ずつ撃墜させつつ、セツコとランドは目標地点到達。
・2PP、アンゲロイとアンチスパイラル掃滅しながら、ヒビキとクロウも目標地点到達してイベント発生、SRポイントget。
・「準備は整った・・・!これでフィールドを形成できる!」と宣言したトライア博士、「これからやるのは一種の賭けだよ」「本当なら、これはもっと下準備を整え、全員にしっかりとした説明をして、本質を理解してもらわなきゃならなかった・・・だけど、こうなったらやるしかないんだ・・・!」「これからあんた達には次元力の真髄を知ってもらう」と宣言。
・次元力は本来誰でも引き出せるものでスフィアは効率化する機関にすぎないと説明するトライア博士、「次元力を引き出すのは意志の力・・・!そして、その意志は全てのものが持っている!生命体だけじゃない!物質も、宇宙も、原子も!」と告げ、それらの意思こそが世界の営みを形作ると説明し、戸惑うZ-BLUEメンバーに「あんた達なら理解できるはずだ!あんた達は、いつだって自分の機体を信じて、共に戦ってきたじゃないか!」と叱咤、限界を超えて想いに応えてくれただろうと指摘し、「それでも、あんた達の相棒に意思が・・・心がないって言うのかい!?」と説く。
・納得するZ-BLUEの面々に、他者を理解し共に未来に進むという真理もつかみかけていると指摘するトライア博士、「今から、人の想いを集めたZクリスタルとスフィアで次元力を・・・物質の意思を一瞬だけ解放する!そこから先は、あんた達次第だ!相棒と自分の真の力を引き出すんだよ!」と呼びかける。
・そこへ「君達をそこへ進ませはしない」とアドヴェントが割り込み、量産型アスクレプスを率いて北に出現、「そこに進むのは許されない」と言い渡し、「君は信徒の名に相応しい働きをしてくれた。それに報いるために私は奇跡を見せよう」と真徒を労いつつ、「それが出来るからこそ、私は御使いの名を持つ。君達にも、その力を見せよう」とZ-BLUEの面々へ爽やかに微笑む。
・ヒビキが双眸を深紅に染めて呻き、「崇めよ・・・!」と命じるアドヴェントに、畏怖で心を塗り潰され双眸を深紅に染めるZ-BLUEの面々。「圧倒的な力・・・絶対的な力を前にした時、己の無力さに人の思考は停止し、ただ許しを乞うために涙を流す・・・」と告げるアドヴェント、「これは君達の遺伝子に刻まれたもの・・・。そういう意味では全ての人類に烙印は刻まれているんだよ」と説明。
・「やっぱり、烙印を刻んでいたのはあんた達だったか・・・!」と呻くトライア博士に、「もう君達は抵抗できない。ただ私の言葉に従うのみだ」と微笑みかけるアドヴェント、毒突くクロウに「無駄だよ。たとえリアクターだろうと、私の意思に刃向かうことは許されない。それはヒビキを見ても明らかだろう?」と弱々しく呻くヒビキを指しつつ、「だが、心配は要らない。これから君達は私の手足となって宇宙の救済のために働いてもらう」と宣告。
・「そんな言葉に・・・従って・・・たまる・・・かよ・・・」とヒビキがもがくものの、「駄目・・・。もう意識が・・・遠くなって・・・い・・・く・・・」とスズネ先生も力尽きかけ、「勝てない・・・のか・・・」と呻くトライア博士。
・「まだ希望は残されています!」と険しい顔で割り込むAG、「それでは、今日も張り切って・・・!」と促すや、「商売、商売!」と思わず応じたスズネ先生やセツコ、「わ、私・・・何を・・・!?」と愕然、「だが、身体が動く!」と驚くクロウ。
・「バインドスペルですよ」「万一の時を考え、皆様には暗示をかけておいたんです」と冷笑するAG、「キーワードに反応して、特定の行動を取る・・・。一度この回路が完成してしまえば、あとは楽なものでしたよ。これで皆様はワタシの指示通りに動くようになります。と明かし、「Dトレーダーのあれか!」「まさか、知らない間に全員に仕込みが行われていたとは・・・」と驚くゼロとC.C.。
・「苦労しましたよ。皆様に自発的にキーワードを発生してもらうように仕向けるのは。何しろ、皆様の心理的な抵抗値を低くしないとバイドスペルは刻みこめませんからね。でも時間をかけたおかげで深く静かに浸透させる事に成功しました。ぽっと出の奇跡なんかは目じゃありませんよ」と語るAGに、「バインドスペル・・・。UCWでエーデル・ベルナル准将を操るために使われていた暗示・・・」と呆然とセツコが呟く傍ら、「もう心配はいりません。あなた方のコントロールは、これからはワタシが行いますから。ワタシとしても心苦しく思いますが、御使いの操り人形になるよりはマシでしょう」とほくそ笑む。
・「神の使いへの怒り・・・それとワタシの周到な準備がこの大逆転を生んだのですね」と自画自賛するAGに、「ふざけるな!!」とシンが激怒、「私達が怒りを感じているのはアドヴェントに対してだけではない!」「お前にもだ、AG!」とハマーンとカミーユも叫び、「よくも俺達の心を操るような真似をしてくれたな!」と竜馬が咆哮。
・「あ・・・ああ・・・そんなに怒られては、バインドスペルの効果が・・・!」と狼狽えるAGに、「余計な心配はするな、AG!」と刹那、「あなたのおかげでもう絶対にそういうのは効かないから!」とノリコ、「言っておくけど、お前のバインドスペルの力じゃないからな!」とバナージ、「お前は俺達を怒らせた・・・。その力だ」とヒイロが口々に言い渡し、「俺達は従わない。お前にも、御使いにも」とキリコが宣告。
・「と、とは言いますが、唯一バインドスペルを登録していない方はまだピンチなようでして・・・」とAGが指摘、血塗られた眼のヒビキが「あ・・・ああ・・・」と呻く。「相変わらず世話のやける奴だ!」と宗介が苦笑、「しっかりしろ、ヒビキ!あんた、今から大仕事が待ってるんだろ!」「さっさとしろ!クロウもランドもセツコさんも待ってるぞ!」「俺達もだ!」とカレン、甲児、アルトらボランティア部の仲間達が叱咤。
・「みんなが・・・俺を・・・待ってくれている・・・」と呻くヒビキに、「もういいのよ、ヒビキ君。私と一緒にアドヴェント様に包まれましょう」と誘うホワイト、抗議するスズネ先生に「黙るのは、あなたよ。ヒビキ君は、私とアドヴェント様のものなのだから」と言い放つ。
・「違う・・・」と俯いて呟くヒビキ、「母さんが守り、父さんと姉さんが育て、仲間達が支えてくれた俺の生命は、俺自身のものだ!俺は俺である事を誰にも渡さない!」と決然と宣言、畏怖を克服して澄み渡った双眸でアドヴェント達を睨めつける。
「今しかない!Zクリスタルとスフィアを同調!」とトライア博士が指示、「了解!」とAGが応じ、(感じる・・・)(俺達のスフィアを・・・)(みんなの想いを・・・)(そして、俺達のマシンの心を・・・)とセツコ、ランド、クロウ、ヒビキが独白して、「やるよ、真化融合!」とトライア博士が号令。
・"太極のオーバーライザー"をBGMに万物の意思を感じ取る刹那やバナージに、「それを受け入れるんだ。そうすれば、今よりもずっと強くなれる」と語りかけるエスター、リヴァイヴセルを受け入れた事で色々クリアになったと告げ、「もうあたしは次元力の流れに押し潰されない。あたしだって出来たんだから、きっとみなだってやれるはずだよ」と微笑みかける。
・「わかるぜ、ガンレオン・・・!お前はいつだって俺に力を貸してくれた!」と暑苦しくランドが微笑、「バルゴラ・・・。今度は私があなたに力を貸すわ」とセツコが健気に微笑、「頼むぜ、相棒。お前がいなけりゃ、俺は借金を返す当てがねえ」とクロウが苦笑、「ジェニオン・・・。お前とスズネ先生と一緒に俺は希望と絶望を越えてみせる!」とヒビキが宣言。
・一方、虚無を封じた際と同じ感覚に包まれたゲッターチームでは、「このままでは・・・ゲッター線に呑まれる・・・!」と呻くものの、ロジャーやノリコらが機体を信じて心を開くようアドヴァイス、「引き出すんだ、お前達のマシンの真の力を」と號が告げる。
・「黙れ、號!俺は・・・ゲッター線の思い通りになんてなる気はないんだよ!!」と抗う竜馬だが、「ならば、ゲッター線と共に歩め」「その先にきっと未来がある」と説かれ、「未来・・・そいつは是非とも、この目で確かめたいもんだ・・・」と呟く。
・ブータも人型のイメージで「僕の中にも生命の力がある・・・。それが、この宇宙の中でシモンと心を一つにするためこういう形になったんだ」と語りかけ、「お前の力も、俺とグレンラガンに貸してくれるか?」と問うシモンに「もちろん!僕だって大グレン団だ!」と快諾。「行こうぜ、ダチ公!ここからが勝負だ!」と不敵に笑うシモン。
・マップ中央に集結したZ-BLUEは真化融合に成功、復活したエスターは再会の挨拶もそこそこにソーラリアンの動力制御を担当。更にグレンラガンは合体して天元突破、「あれが噂の・・・!」と驚くノノ&ラルクに、「このカオス・コスモスはアンチスパイラルの宇宙と同じだ。意思によって存在が認識される」とロージェノムが解説し、「螺旋の男は今、完全に螺旋と・・・ドリルと一つになった。もう奴を止めるものは存在しない」と宣言。
・「そういう事だ、アドヴェント!俺達の心を支配し、その進化を止めようとしても無駄だ!アンチスパイラルとの約束通り、俺達はお前を倒し、宇宙を守る!」と挑戦するシモンに、しばし無言のアドヴェントだが、動揺する真徒達に「私の意思は変わらない。彼等をここで止めろ。君達の生命に変えてもだ」と爽やかに微笑し、盲従する真徒やホワイトらに「フ・・・」と微笑んで自身は撤退。
・「神の使いの加護を受けた身にしては動揺が見えるな」と冷笑するゼロに、「もう恐れるものは何もない!」とスザクが気炎を上げ、「マキさん・・・。俺達は止まるわけにはいかないんです・・・!」とヒビキが告げる一方、「行くぜ、御使いのしもべ!今の俺達は全てを巻き込んで進むドリルだ!」「仲間の想いも、マシンの想いも全て抱えて、俺達は前へ進むんだ!!」とシモンが檄を飛ばして、戦闘再開。・・・全員行動可能状態になるなら、皆動いていからイベント起こせばよかった・・・orz
・クロウ戦闘時セリフイベント。「ちょっと待てよ、相棒!そう景気良くCDSを発動させると後が怖いって!」と慌てるクロウ、「わかってる!俺達の力を一つにすれば、怖いものは何もねえ!借金を除いてな!」と宣言。ホントにブレないヤツ・・・f(^-^;
・ヒビキがホワイトと戦闘時セリフイベント。「どうしてなの!?どうして隊長を拒むの!?あなたは幸せに背をむけるの!?」と訴えかけるホワイトことマキさんに、「それは・・・誰かに与えられるものじゃないはずです・・・」と顔を伏せて悲痛に告げるヒビキ、「さよならです、マキさん・・・!」と決別し、「ヒビキ君!隊長の敵となったあなたを・・・私は許さない!」と叫ぶホワイト。
・3PP、ヒビキがホワイト瞬殺。「あ・・・」とサングラスが外れて素顔を露わにしたマキさん、「あなたの勝ちよ、ヒビキ君・・・」と告げる。「あなたがヒビキ君に近付いたのはアドヴェントの指示だったんですか?」と問うスズネ先生に、「・・・わからない・・・。気がついたら、私はアドヴェント様の声を聞き、ヒビキ君の心に入り込もうとしていた」と呆然と応じるマキさん、「ヒビキ君を好きになったのは?」と問われても「わからない・・・それが自分の気持ちだったのか、アドヴェント様の意思だったのか・・・」と立ち竦む。
・「マキさん・・・」と呟くヒビキ、次元力を解き放って傷を癒しつつ「ごめんなさい、マキさん・・・。俺のせいで・・・マキさんの運命は・・・」と悲痛に詫び、「違う!私は・・・アドヴェント様に選ばれた人間よ!」と言い張るマキさんに「・・・どこかの世界で生きてください・・・。アドヴェントの事も・・・俺の事も・・・忘れて・・・」と告げ、「い、いや!私はアドヴェント様のお側で・・・!」と叫びながら跳ばされるマキさんを異世界へと送り出す。
・「・・・俺は戦います、スズネ先生。御使いを・・・アドヴェントを倒すために」と改めて決意を語るヒビキに、「わかったわ。・・・でも、忘れないでね。あなたの戦いは、私の戦いでもある事を」とスズネ先生が応え、(マキさん・・・。あなたの事はずっと忘れません・・・あなたが俺の事を忘れても・・・)と心中で別れを告げるヒビキ。
・3PP、セツコでゼル・ビレニウム撃破。「わ、私は、選ばれし者!真徒の中でも、ゼル・ビレニウムを与えられた者だぞ!何故だ!何故、私が劣等種ごときに・・・!」と狼狽えながら爆死する真徒二、「ペットは飼い主に似る・・・。その言葉通りだったな」とクロウ、「他人を見下す事しか出来ないあなたは御使いと同じです・・・」とセツコが苦く呟き、「あばよ。そっちがその気なら、俺達は戦う事をためらうつもりはねえからな」とランドが宣言。
・4PP敵全滅して戦闘終了。
・カオス・コスモスから元の世界へ帰れるかと問われ「どうだろうね・・・。今の所は何とも言えないよ」と言葉を濁すトライア博士。宇宙怪獣との決着を案じるノノに、「時空震動弾が発動したからこそ、あの場にいた俺達は、この宇宙へ来る事が出来たんだと思うが・・・」と桂が推測。
・「その通りだ」といきなり現れた次元将ヴィルダークが割り込み、「地球の戦士達よ。お前達の勝利により、バアルは次元の狭間へと消えた」「知的生命体は力を結集して、残ったバアルを駆逐するだろう」と明かす。宇宙が救われたと喜ぶメールだが、「まだだ」とランドが釘を刺し、「そうだ。御使いを倒さない限り、知的生命体に安息の時は訪れない」とヴィルダークが同意。
・御使い打倒のため共闘を提案するシャアとゼロだが、「断る」ときっぱり言い切るヴィルダーク、「・・・御使いの打倒を望むなら、お前達の持つ4つのスフィアを渡せ」と言い放ち、「他を受け入れる事を拒むような者に力を渡すわけにはいかない」と告げるヒイロに、「ならば、アサキムとお前達と俺・・・誰が12のスフィアを集めるかだ。それを揃えた者が、奴等を打倒すればいい」と宣告して撤退。
・ゆっくりは出来ないと警告するトライア博士、Z-BLUEに全てを託した地球の人達の想いもあってようやく成功した真化融合に、地球の次元力の1/3が一気に消費されたため、地球を守るスヴェルの限界が10日早まったと明かす。
・一方、「新たな力を得て、やるべき事がはっきりした今、確かめなければならない事がある」とアムロが指摘、「話してもらうぞ、AG・・・。お前の正体をな」とシャアが迫る。「・・・どうやら、その時が来たようですね・・・」と応じるAG。
・ソーラリアン格納庫でAGと対峙するZ-BLUEの面々、これまで疑念を持ちながらも、それなりに認めてきたと告げ、「バインドスペルなんてものを出されちゃ、もう黙っていられない」と桂が最後通牒を突きつける。ノノを促してAGの外装を引っぺがすと、中から現れたのは紫髪の美少女。「マジかよ!」と驚く甲児に「そんな事あるわけないでしょ」とツィーネが冷たくツッコミ、更に化けの皮を剥がして現れたのはジエーの姿をしたジ・エーデル・ベルナル!
・「黒の英知の力を最も強く受けた人間・・・。その力は並行世界間の同一人物にまで及んだ」と険しい顔でブライト艦長が指摘、「そして、奴は自らの欲望のままに混沌を望み、戦乱が続くように世界の行方をコントロールしようとした」と険しい顔で糾弾するシャア。
・「いかにも。それがUCWのジ・エーデル・ベルナルだ。だが、それは『私』という人間を構成する一要素に過ぎない」と応じるジ・エーデル、「エルガン・ローディック・・・なのですか?」と問うスメラギさんに「その通りだ。だが、それも『私』を構成する一要素に過ぎない。今の私は様々な世界に存在するジ・エーデル・ベルナルの集合体だ」と告げ、「ちなみに『AG』って名前は『All Gathered』の略ね。で、その代表者がワシ!ジエー・ベイベルってわけにゃ!」とふざけた調子で明かしつつ、「勝手に代表を名乗らないでもらおう」と反駁するエルガンに、死ぬ瞬間に意識を引き上げてやったと恩着せがましく言いながら自分が最高権力者と宣言。
・「君達なら、私達が何を求め、自らの意識を一つにしたのか、わかるはずだ」と告げるジ・エーデルに、「他者を理解し、受け入れ・・・そして、共に未来に進む・・・」とゼロが答え、「真化・・・しようとしたのか?」と刹那、「それも人為的な手段で」とアムロが指摘。「その通りにゃ!さっすが、継承者&イノベイター&ニュータイプ!」とまぜっ返すジエーをよそに、エルガン側が事情を説明。
・黒の英知の影響で、スフィア・リアクターより先に絶望の未来たる御使いの存在を知ったジ・エーデルは、様々な世界でそれぞれ回避を試み、その内の一人は御使いから別世界へと逃れるため時空震動弾を作成したものの、不備があったため大時空震動に。ただしそれ以前の互いの状況には不明点も多く詳細不明。
・UCWのUNも仮想空間に集合知と集合意識を作って真化を観察する実験だったと明かすジ・エーデル、カイメラのカオス・シリーズも御使い打倒の計画の一部と告げ、「ツィーネちゃんのカオス・カペルはアサキムに見せてもらった知りたがる山羊のスフィアの力を再現するため・・・」「自分の中の女嫌いの感情に耐えてたレーベンのカオス・レオーは、ガンレオンのスフィアを奪う実験のため・・・」「シュランのカオス・アングイスは黄道十二星座に次ぐ力を持つ蛇遣い座の次元力を利用する実験のためだったんにゃ」と明かし、気色ばむツィーネにそれぞれの目的のための寄せ集めだったので怒るのは筋違いと言い放ちつつ、「混沌の中からこそ、人は進化する!それがワシの持論にゃ!」と主張。
・その中で最大の収穫がZEUTHと告げるジ・エーデル、「ワシの仕掛けた悪意を越えて、お前さん達はわかり合ったからにゃ。ついでに星を越えた友情や、種を越えた愛なんてものまで見せられて、正直、脱帽だったんよ。とどめにワシの造ったカオス・レムレースは敗れ、ワシはスフィアの力を思い知ったんにゃ。あれには御使いの奴等を封じるためのシステム『天獄』を組み込んでたのににゃ〜」と明かす。
・「ちなみにカオス・シリーズで得たデータを使って、カオス・レムレースを再設計&コンパクト化したのがワシの想定していたジェミニオンじゃよ」と告げるジ・エーデルに「ジェミニオンの正体が・・・UCWを混乱に叩き込んだ男の造ったマシン・・・」と衝撃を受ける響きだが、「なるほどな。『機会仕掛けの悪魔』の由来はそれか」とロジャー納得、DEMコーポレーションなる組織は存在していなかったと確認するスズネ先生。
・UCWのジエーから連絡を受けた各世界のジ・エーデルはそれぞれスフィアを探し求め、エルガンがその一つである揺れる天秤を幸運にも入手、クロノ打倒を企んだカルロス・アクシオン・Jr.に託した結果、トライア博士の手でクロウのブラスタに搭載されるに至った。
・その過程でスフィア・リアクターが一筋縄でいかないと思い知ったジ・エーデルは、自らリアクターになる事を目論み、いがみ合う双子を奪う機体としてジェニオンを造りつつ、ジ・エーデルの一人であるアムブリエルを別人格として秘めたスズネ先生をパイロットに選別。
・何より自由を愛するアムブリエルを誰も従わせられないと指摘するスズネ先生に、「それでも、ジ・エーデルの力に目覚めれば、状況は変わると思ったんよ。だから、ワシ・・・目覚まし時計代わりにジェニオンと一緒に『あれ』を送りつけたんにゃ」と応じるジ・エーデル、「それって・・・俺がジェニオンに乗る前に触れた・・・」と思い当たるヒビキに、「あれは黒の英知の欠片だ」「君のブーストアップの能力は、それの作用だ」と告げ、ヒビキ絶句。
・「多少の想定外の事態は起きたけど、真化融合まで果たすとは上出来上出来!ベリーグッドにゃ!」と喜ぶジ・エーデル、憤るヒビキに「どうです、ヒビキさん?こんな話を聞かされて、やっぱり絶望しちゃいました?」とAGの口調で問いかける。
・ヒビキ選択肢は1周目なので順当に「希望は残っている」で、「・・・それでも俺は絶望に堕ちない・・・」と答えるヒビキ。
・「さっすが、希望と絶望を越えた戦士!ワシの計算も想定も越えた無限の可能性!」と混ぜ返すジ・エーデルに、ヒイロとキリコが無言で怒気を発し、「噂には聞いていたが、この男の不快さ・・・我慢ならんな」と宗介が吐き捨て、とにかく気持ち悪いと嫌悪をあらわにするかなめとテッサ。
・口々に怒りを示すZ-BLUEの面々に、「君達に黙って、事を進めていた事は詫びる。その手段についてもだ」とエルガンが言うものの、「考えてみれば、あんた・・・破界事変の時から、そんなもんだったな」と竜馬が獰猛に指摘、「目的さえ正しければ、何をしても許されると思ったら、大間違いだぜ」とシモンが恫喝。「言い訳はしない」と応じるエルガン、「ジエー・ベイベルも私も含め、全てのジ・エーデル・ベルナルが御使いの打倒を考えている事は事実だ」と告げ、「ジェニオン・ガイの武装名・・・そして、スヴェル・・・。北欧神話のラグナロクが望みという事か・・・」と呟くヒビキ。
・メトロポリス最終章を読んだと明かすベックも御使い打倒が目的と宣言、「エンジェル嬢に会って、見せてもらったんだよ。ついでに言うなら、俺の読んだ版は最終章を新たに書き直したもんだとよ」と告げ、「その結末は・・・」と色めき立つロジャーに、「これがとんだ肩すかしでよ。なんと白紙のページだったぜ」と明かす。「なるほどな・・・。それが、あの老人が我々に託した未来か」とゴードン・ローズウォーターの想いを察して微笑むロジャー。
・「とにかくだ!世界の外側で神様気取りなんて連中の存在を俺は認める気はねえんだよ!」と言い張るベックに、「君の精神構造は、あのジ・エーデルと似ている。自分よりも上位の存在を許さないという彼の事も一応の理解は出来た」と認めるロジャー。
・「わかってくれたんなら、万事OK!」とはしゃぐジ・エーデル、崇高な目的のためジ・エーデル達はやり方や性格を越えて一つになれたと言って、「これからの戦いにもワシ達の力は必要になると思うんだけどにゃ〜」「亡き盟友達が託した未来・・・。私もそれのために戦う事を許してくれ」とそれぞれに主張。
・重く押し黙るブライト艦長やシャア、ジェフリー艦長、C.C.らをよそに、「・・・マスクをかぶれ」と告げるヒビキ、「あ〜これをかぶると気持ちが落ち着きますな」とAGに戻ったジ・エーデルに、「そいつはいい!」とブーストアップしてジークンドーでいきなりの鉄拳制裁、「とりあえず隠し事は、これでチャラにしてやる」と不敵に嗤う。
・「ご、ごっつぁんです!」と受け入れるAGだが、「そういう事なら・・・!」と裏番モードの甲児、「俺たちもそれでいいぜ!」と竜馬、「では、僕も・・・!」と万丈、「この際、私も主義を曲げよう」とロジャーが続き、「カレン・・・。俺の分はお前とスザクに任せる」とゼロが冷笑しつつ指示してカレンとスザクも追随、ノリコとノノとラルクも「奇跡のトリプルイナズマキィィィック!」。ハレルヤ、ゼシカ、シルヴィアと続き、赤木もシンジを促して参加、アルトに譲られたブレラも「では、出力は最大で行く」とシモンと共に続き、タケルのエネルギー衝撃波に続いて「俺の歌を聞けぇぇぇっ!!」とバサラ熱唱。
・「そろそろフィニッシュと行くか」と宣言する宗介に「任務了解」とヒイロが応じ、無言で銃を向けるキリコに「ちょ!さすがにアーマーマグナムは無理ですって!」と慌てるAG。「冗談だよ、AG」と苦笑するカミーユに、「じょ、冗談って・・・!相手はキリコ様ですよ!」と焦るAGだが、「殺すつもりなら、最初からやっていた」と冷徹に告げるキリコ。
・「バインドスペルなんて手を使われたからな。これくらいの事はさせてもらう」とアムロがまとめ、「おうおう・・・自慢の外装がボコボコだ。後で修理してやるからな」とランドがヒートスマイル、「言いたい事はいくらでもあります。でも、今は前へ進みましょう」とセツコが真摯に告げ、バナージ、ワッ太、正太郎が裏切ったら許さないと迫る。
・「とりあえず、AGマスクはつけてろ。その方が、まだ余計な先入観なしで話せる」と桂が宣告、「あ・・・それはOKです。ワタシ・・・あのポジション、気に入ってましたんで」としれっと答えるAGに「全く反省してねえな!」と勝平が呆れ、「彼に、そういったものを求めても無駄という事だ」と万丈が指摘、「彼の中にいるエルガン代表がストッパーになるのを願おう」とジェフリー艦長がコメント、スメラギさんとF.S.も御使いを共通の敵とした共闘を宣言。
・「かつての敵とも志を一つにするとは、さすがは共に生きるという宇宙の真理に触れただけありますな」と感心してみせるAGに、「あなたという人は・・・」と気色ばむセツコ、調子に乗るなと釘をさすランド。
・「時間も残されていない。まずは前に進まなきゃね」とまとめるトライア博士、「御使いは自らの刻んだ烙印でこっちの動きを把握しているんだろうさ。逆に言えば、それを辿れば、奴等の所へ行き着くはずだ」「今までは理論だけだったが、このカオス・コスモスでなら可能だろう。何しろ、ここは意思による認識が力を持つ宇宙だからね。連中の狙いってのは、よりはっきりとした形になる」と指摘。
・「ではきっと、彼女にも会えますね・・・」と呟くセツコ、「喜怒哀楽・・・。四人の内、最後に残った御使い・・・」と呟くクロウに、「以前、カオス・コスモスに私達が転移させられた時に感じた女性・・・」「彼女が哀しみを司る御使いだと思うわ」と断言。
・地球最後の日まであと12日。
・Dトレーダーで、ホワイトことマキさんを自ら退けたヒビキをスズネ先生が見守り、(傷ついた男を見守る女・・・。たまらないシチュエーションですな・・・)(下らん覗き見はやめておけ。今は時間が解決するのを願うしかない)等AGが独白、ボーナスZチップ100Zget。(あとどれくらいの悲劇を繰り返せば、奴等を打倒できるのだろうな・・・)(さてね・・・。ワタシ達はZ-BLUEに全てを賭けたんです。こうなったら、とことんまでやるだけですよ)と自問自答するAG、(そして、その最後の鍵になるのは彼・・・ヒビキ・カミシロか・・・)と独白。
・Dトレーダーで、AGの正体に薄々気付いていたと明かすトライア博士、「だけど、あいつの中のエルガン代表があのスットコドッコイに賭けた心ってのを信じたかったのさ」と述懐。「本当ですかぁ?」と混ぜっ返すAGに、「やはり、お前の本質はあのUCWのジ・エーデルだな」と怒りを露わにするツィーネ。
・そこへご飯と呼びに来たエスター、「改めてZ-BLUE入隊の儀式を執り行いましょう」とAGにノセられ、うっかり「商売、商売!」のバインドスペルを口にし慌てるものの、「大丈夫だよ、エスター。もしもの時を考えて、こいつに取り付けておいた爆弾の起爆スイッチをヒビキに預けた」とトライア博士が明かし、「冗談ですよね、トライア様?」とすがるAGに、「さてね・・・」と韜晦。(^^;

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