第3次SRWZ天獄篇(3周目:宗介救出ルート:17〜25話)
いよいよ未踏の宗介救出ルート。
●第17話:敗走
・修了式中止となり騒然とする陣代高校2年4組の教室で、事件に巻き込まれた常磐は入院中、ボランティア部の面々が誰も来ていないと聞いて「やっぱり、あいつ等・・・」と気色ばむ小野D。そこへ一人宗介が入ってきて、「昨日、あの白いASに乗っていたのは・・・俺だ」「俺はある傭兵部隊の兵士で、今は地球連邦軍の特殊部隊に所属している」と告げ、かなめ護衛のために来たと明かしつつ、昨日の戦闘に学校を巻き込んだと詫びて、「・・・千鳥も・・・連れ去られてしまった・・・」と俯く。
・「・・・お前・・・それを常磐の前で言えるのかよ・・・?」「ふざけんなよ!常磐は今も病院にいるんだぞ!のこのこと何しに来やがった!?」と激昂する小野Dに、「俺は言っておきたかっただけなんだ・・・」「必ず千鳥を連れて帰る。それだけだ」と言い置いて立ち去る宗介。
・一方、太平洋の孤島に単騎転移したヒビキとスズネ先生だが、ジェニオンは擱座して動かず。ヒビキが応急修理を進めながら一週間経過するも、Z-BLUE本隊は消息不明のままで、不安を増すスズネ先生。「大丈夫ですよ、スズネ先生。どこに跳ばされようと、あいつ等ならきっと無事に決まってます。それに向こうも俺達を探しているはずです。あのAGが虎の子のジェニオンを放っておくわけありませんから」と励ますヒビキ。
・ビーストハンターとして鍛えたサバイバルスキルを活かして島をベースキャンプとする方針を立てるヒビキ、「生き延びるために全力を尽くすのは生命あるものの義務でもあり、権利でもあります」と父の教えを口にしつつ、宗介やZ-BLUEの仲間の身を案じ、「自分の事は自分で行動すれば、何とか出来ます。でも、他人の事は・・・待つしか出来ないから・・・」と呟く。
・不安に落ち込むスズネ先生もヒビキに励まされ、「守り、守られ・・・。それがパートナーってものだと思う・・・」と呟き、「・・・みんなが見つからなかったら、このまま二人で、この島のアダムとイブになっちゃおうか?」と際どい冗談を持ち出して、ヒビキ狼狽。(^^;
・皆に助けられてきたと述懐するヒビキ、「俺に足りなかったものは本当の意味での強さだって、最近になって少しだけわかってきました」「都合のいい希望にすがるのでもなく、絶望にヤケになるのでもなく、自分のやるべき事をやる・・・それが出来るようになった時・・・俺はもっと強くなれると思うんです」と心中を明かし、ラース・バビロンで少しだけ何かを越えられた気がしたと述懐。
・そこへZ-BLUEの暗号通信コードが入電、やっぱり生き残りがいたと奮い立つヒビキ達は朝を待たず出立を決意。(どうしよう・・・。こんな状況なのに・・・ドキドキが止まらない・・・決めたわ、ヒビキ君・・・。私は、何があってもあなたについていく・・・たとえ、世界の終わりが迫っていようとあなたの目指す強さを信じるから)と密かに決意するスズネ先生。
・所変わって東南アジアのクメン王国では、散り散りに跳ばされたキリコ、ロジャーとウルズ小隊、黒の騎士団がアッセンブルEX−10のかつての戦友ポタリア達に保護され、瀕死の重傷を負っていたキリコは一週間で復活。クメン近くに跳ばされた事を(偶然にしては出来すぎている・・・。これはキリコの異能生存体としての力によるものだろう)と推測するC.C.とロジャー。
・元々旧地球連邦の併合政策に抵抗していたクメンでは市民も含めて皇国へのゲリラ戦を継続、クメンに流入してきたマーティアルの勢力も皇国とは独自に敵対。その間隙をついて離脱を目論むゼロ、時空震動時に近くにいたはずのヒビキやヒイロを探しつつメリダ島を目指すと方針表明、「既にフェイクとダミーを混ぜながら秘密通信コードで彼等に呼びかけを行っている」と告げる。
・アーバレストの大破を思い返して顔を曇らせるカレンに、「レナード・テスタロッサの駆る黒いAS・・・アーバレストすら粉砕する、あの圧倒的な戦闘力は我々の知るASのそれを遥かに超えている」とロジャーが危惧、「時空震動弾をも造り上げた、あの男の頭脳はまさに驚異かつ脅威だ」とゼロも警戒。
・傷ついたゼロの仮面を修理してくれたポタリア達、「その仮面は、我々に抵抗の希望を与えてくれたからな」とゼロに手渡してエールを送り、「エスターに会ったら、伝えてくれ。俺は今でも、俺の戦いを続けている・・・と」とカレンに伝言を依頼。
・(・・・フィアナを失い、仲間達からはぐれ、傷を負い、そして敵に追われる今も、俺は戦う気を失っていなかった・・・かつて仲間と共に戦い、フィアナと再会したクメンの熱と湿気が、俺に何かを与えていた・・・俺も世界もどこに向かっているかはわからない・・・だが、戦いは続く・・・。その予感を覚えながら、俺はまた歩き始める・・・)とキリコ独白。
・先行偵察するクルーゾー中尉と合流すべく進発したゼロ達に、旧知のル・シャッコも同行、「ポタリアが送り出してくれた。お前もZ-BLUEの一員だ、と。それに・・・個人的に気になる事もあった」と告げ、(さすがは異能者を追放したクエント人だ。世界を包みつつある気を感じたか・・・)と内心感心するC.C.。
・マーティアルの聖地アレギウムがキリコ単騎で突破された「赫い霍乱」事件以来、権威失墜したマーティアル教団だが、クメンには未だ神殿が健在。キリコを恐れて動かないと見たゼロは神殿の目の前を通るルートを設定しつつ、もしサイデリアルが来ればマーティアルの介入も利用できるとほくそ笑み、ビッグOやASの空輸手段を模索しつつ前進。
・そこへカン・ユー率いるアマルガム下請けのファイヤバグ残党が出現、EX10に逃げ込んだと読んだカン・ユーが「ゼロの知略すら上回る俺の戦略眼を思い知ったか!」と勝ち誇り、「それでもラムダ・ドライバ搭載型の異常者と趣味の悪い金メッキのチンピラがいないだけマシだな」とロジャーが苦笑。
・80%程度のコンディションながら迎え撃つZ-BLUE、アマルガム本隊到着前にと作戦時間を6分に定め、戦闘開始。
・2PP敵撃ち減らしてイベント発生。かつての逆恨みでキリコ達だけは逃さないと食い下がるカン・ユーに、「・・・では、その他のメンバーである我々は見逃してくれないかな?」とロジャーが持ちかけ、「大の虫を生かして小の虫を殺す・・・。4人の生命で5人を救う。簡単な算数の問題だ」と嘯きつつ自分とゼロを最優先で守ると言い放ち、非難するカレンらに愛想が尽きたと自分の寝返りまで提案。
・嘲笑して拒むカン・ユーが北西にFB増援を呼び出し、「ベックに聞いた通りだな、このヘボネゴシエイターめ!いったい何のために、こんな無駄な交渉をしたか聞かせてもらいたいな!」と勝ち誇るものの、「・・・あんなものは交渉でも何でもない。ただの時間稼ぎだ」とロジャーが苦笑、「いいのか、カン・ユー?お前の切り札は、既に風前の灯火だぞ」とゼロが冷笑。
・そして敵増援背後に突如ジェニオン登場、「仕留める!」と奇襲して瞬殺し、「ふ、伏兵だと!?」とカン・ユー愕然、「ヒビキから間もなく合流すると連絡を受けた我々は彼に切り札をやってもらうためにタイミングを計っていたのだよ」と苦笑するロジャーにヒビキ達が合流して、戦闘再開。
・カレンがカン・ユーと戦闘時セリフイベント。「ま、まさか・・・まだクメンでのバニーガールを怒っているのか!?」と狼狽えるカン・ユーに、アマルガムの手先になっているのが許せないと応じるカレンだが、「バニーガールの事は今、思い出した!ついでだから、あの時の借りもここで返す!」と宣言。
・3PP雑魚殲滅後、カン・ユー撃破して戦闘終了、SRポイントget。
・AGがサイデリアルの輸送艦を調達し、クルーゾー中尉と共に登場、アマルガムによるメリダ島陥落の悲報を伝えつつ、一行を回収して離脱。
・そのメリダ島ミスリル基地では、満を持してのアマルガム総攻撃に守備隊壊滅、各施設も制圧され、更に情報部を含む各地のミスリル拠点も同時攻撃で壊滅と判明。可能な限りスタッフを収容したテッサ達は、カリーニン少佐が行方不明のまま出航。
・「7つの海と宇宙の大海を支配する人類史上最強を自負するトゥアハー・デ・ダナンは既に出航しました。どうぞご命令を。隊員一同、艦長のお言葉をお待ちしております」とマデューカス中佐に促され、静かな決意を込めて「・・・行きましょう」と命じるテッサ、進路に立ちはだかるベヘモスに「上等よ!」と啖呵切りつつ「ADCAP1番から6番まで全て発射!その後、全速前進!」と号令、なお倒れないベヘモスに「このまま押し切りなさい!」と巨体で力押し撃破し、(今はただ、無事を祈ります・・・)と仲間達の無事を念じつつ、緊急潜行して敵包囲網突破を試みる。
・一方、ヨーロッパ北西部の聖地アレギウムにあるマーティアル教団本部では、懲りもせずキリコを追うモンテ=ウェルズ法王がキリコのクメン出現の報を受け、「・・・触れ得ざる者に手を出した事により、マーティアル教団の権威は失墜した。それでも、まだ懲りないか・・・」と呆れるロッチナを強引に黙らせて退室させつつ、「・・・あの地には、あれもいる・・・。キリコ共々、片付けてくれる」と呟き、不気味な電子音に「・・・わかっております。全ては御心のままに・・・」と恭しく応答。
・所変わってクメン王国ナムサクでは、AS闘技場のチーム・クロスボウを率いる若きオーナーエンジニアのナミが選手を殺害されて失い困窮、「・・・リックを殺ったのは、オーガ一家だと思う」と黒幕の八百長を疑いつつ、自ら試合に出ると決意。
・自称ジャーナリストのレモンがナミの無茶を諌めようとしている所へ、「・・・ここにリックという男はいるか?」と訪ねてきた宗介、「彼の知り合いだ。3年ほど前、内戦中に傭兵部隊でな」と名乗り、AS闘技場の選手志願と自称。エース気取りの勘違い小僧と見下すナミに、「Rk−91か・・・。いい機体を使っているな」とコメントする宗介、初期型サベージの非力で鈍重ながらフレーム強度に優れる点は格闘向きと指摘、冷却系の課題も見抜いてアドバイスしつつ、「だが、よく頑張って整備している。91の初期型を稼働させているだけでも驚きだ」と称賛し、知識だけのアマチュア兵器オタクと疑うナミに、「俺はアマチュアではない。スペシャリストだ」と断言。
・レモンの助言もあってチーム・クロスボウに選手として受け入られた宗介、(待っていろ、千鳥・・・。俺は一人でも、必ず君を見つけてみせる・・・)と固く決意。
・連邦軍オラフ島基地陥落により、皇国支配率82.1%に。
・AGがZクリスタルと共に一式持ち出して輸送艦に設置したDトレーダーで、感心するカレンにカン・ユーとの戦いが50ZのZチップを生んだと感謝するAG、例によってバニースーツを持ち出してカレンにセクハラ。(^^;
・スズネ先生と再会したAG、Zクリスタルで孤島での諸々をモニターしていたと明かし揶揄するものの、メガネを外したスズネ先生(アムブリエル)に「お前・・・死にたいようだな?」と恫喝され、従順に応じて見せつつ、(まさか諦めかけていた計画がここに来て息を吹き返すとは思いませんでしたよ・・・。これもヒビキさんのおかげですね)と独白。
●第18話:孤影
・宗介のアドバイスでマッスルパッケージを交換したサベージに、アーバレスト同様白ベースの塗装を要求した宗介、機体名「アル二世」は流石に却下されつつ、稼働テスト開始。そこへオーガ一家の3機が現れ、ここで潰して試合は不戦敗にしてやると嘯き、「問題ない。こいつらには練習相手になってもらう。もっとも、この程度ではウォーミングアップ代わりが務まるかも疑問だがな」と挑発する宗介、「クロスボウ・・・石弓・・・いい名前だ」「大石弓には及ばないがな」と大破したアーバレストを偲びつつ単騎で前半戦開始。
・宗介戦闘時セリフイベント、(仲間もいない・・・。乗機はスクラップ寸前のRk−91・・・だが、やるぞ・・・。アルの仇を討ち、千鳥を救い出す・・・この戦いは、そのための第一歩だ・・・!)と独白。
・2EP反撃で敵掃滅して前半戦終了、宗介の雇用も確定。
・一方、野営中のヒビキ達は、孤島での苦労を揶揄されつつ今後の方針を相談。ミスリル壊滅でテッサを案じるカレンだが、「あの子にはデ・ダナンがあるからね。きっとメリダ島を脱出しているさ」「あの子はあたし達の上官であり、女神であり、女王だから」と微笑むマオ。
・これ以上EX1には頼れず、クロノ浸透の恐れがある近辺の連邦軍にも頼れず、信頼できる極東基地まではサイデリアル勢力圏を横断しなければならず、更にZ-BLUEのスポンサーとも接触できないため活動資金が底をつきかけているとゼロが指摘。「まるでクロウみたいだよ、あたし達・・・」とボヤくカレン、「クロウ・ブルースト・・・。ZEXISのメンバーで、借金返済のために常にぴーぴー言っていた男だよ」と説明するカレンに、「揺れる天秤のリアクター・・・。話には聞いていたけど、色々と大変なんだな・・・」と苦笑。
・シャッコがナムサクのAS闘技場の話を持ち出すものの、以前からミスリルでアマルガム関与を疑われていたとクルーゾー中尉らが指摘、今の状況では踏み込めないと判断。そこへ儲け話があると持ちかけるAG、「ここから、そう遠くない所にグルフェーという街があるんですが、そこにはゴウトさん達がいます」「どうやら困った状況にあるようですので、それをお助けすれば、問題は解消されると思います」と提案。
・クメン王国グルフェーの商工会でバニラと共に幹部を務めるゴウトを訪れたゼロ達、黒い稲妻旅団を名乗る山賊退治を依頼され、ロジャーが報酬交渉に。商工会のマーティアル信者である幹部は、教団に助けを求めている様子。
・ヒビキ達に小綺麗な街を案内するココナ、「グルフェーは、ここ一帯の情報産業の中心だからね。この街にいる連中は、いわゆる金持ちが多いんだよ」と説明。街角でマーティアルの教えを妹に説く幼い少年を目にしたキリコ、ゴウトに依頼したスコープドッグの強襲仕様用カスタムパーツについてココナに確認しつつ、(・・・戦いを、戦いを、戦いを・・・。子供の声が、俺の頭の中で何度も繰り返されていた・・・戦い・・・。俺とフィアナを取り込み、決して逃さなかったもの・・・それを謳う神・・・。俺は、その存在を認める気にはなれなかった・・・)と険しく独白。
・マーティアルが出てくる前にとグルフェーに大挙して迫る黒の稲妻旅団の前に、強襲仕様のバーグラリードッグで単騎現れたキリコ、(仕上がりは悪くない。助かる、ゴウト)と独白しつつ、(敵の数は64機・・・始めるぞ)と後半戦開始。
・2PPイベント発生。マーティアル教団のATエルドスピーネを駆るテイタニアが現れ、キリコの後方に無言で寄り添いつつ(言葉も心も不要だ・・・。だが、私はキリコを追い求める・・・それが私の生きている意味だ)と独白。
・2EP反撃で敵を撃ち減らしてイベント発生。北西にマーティアル部隊が出現、「触れ得ざる者、キリコ・キュービィーとテイタニア様を確認しました」「既に秩序の盾の称号は剥奪されている。あれも我々の排除すべき対象だ。本部からの通達通りだな。やはり、背教者テイタニアは触れ得ざる者を追っていたか」と言葉を交わし、ついでに山賊も一掃すると宣言。(お父様・・・。あなたは、まだキリコを・・・)と独白するテイタニア、「狙われているのは俺も同じだ」と告げるキリコが「互いの死角をカバーするぞ」とタッグを組んだのに驚き、「何故だ・・・?結果的に私は、フィアナの生命を奪ったのだぞ」と戸惑うものの、「お前のせいでも、誰のせいでもない」「死にたくないのなら、戦え」とキリコに促され、共闘を決意。
・そこへZ-BLUEの仲間を探すヒイロ達もマップ南西に登場、山賊団とマーティアルとの三つ巴で戦闘再開。
・テイタニア戦闘時セリフイベント、(フィアナに託された想い・・・。そして、私の想い・・・キリコ・・・。私の生きる意味はお前にある・・・)と独白。
・更に2EP敵撃ち減らしてイベント発生。北に輸送艦でゼロ達が駆けつけて合流。キリコに無断の単騎出撃を責めるカレンだが、合流したテイタニアの秘めた想いを感じ取り、フィアナをさらった奴と危険視するヒビキを「キリコがいいって言ってるんだから、いいじゃないか!」「外野がとやかく言う事じゃないよ!」と怒鳴りつけて、戦闘再開。
・AG戦闘時セリフイベント、「い、いよいよ実戦・・・。ワタシに艦長役が務まるのでしょうか・・・!ですが、やるしかありません!ワタシもZ-BLUEの一員なのですから!それでは張り切って・・戦闘、戦闘!」
・5PP敵全滅して後半戦終了。
・テイタニアが同じくマーティアルに追われる身としてキリコと手を結んだと解釈したヒビキに、「少しは成長したと思ったけど、女心についてはからっきしだね、ヒビキ」と白眼視するカレン、「女心って・・・お前がいうセリフか?」と真顔で返され「そういう所が問題だって言ってるんだよ!」と怒鳴りつける。
・依頼を果たして当面の活動資金に目処が立ち安堵するゼロだが、「すいません、ゼロ。僕がもう少し早く合流していれば、何とかなったんでしょうけど・・・」と詫びるカトルが富豪の実家とマグアナック隊のサポートで体勢を立て直したと聞いて絶句。(^^;
・引け目を感じつつ合流したテイタニアだが、カレンに水を向けられたキリコが「ここは来る者は拒まない。余計な事は気にするな」と言い置いて場を外した後、「でも、必死になってキリコを助けようとしていたあんたは人間兵器だった頃とは違うってのはわかった」とデュオに認められ、これからは仲間とカレンも微笑。(フィアナ・・・。私のこの想いはお前への償いなのかも知れない・・・そうだとしても私は、自分の思うままに生きる。モンテ=ウェルズの名とネクスタントである自分を捨ててきたのだから。私はキリコと共に生きる・・・。この生命ある限り、彼を追い求めて・・・)と静かに決意。
・グルフェー商工会でゴウト達から報酬を受け取ったゼロ、せっかく町外れに掘った落とし穴がキリコの独断専行で無駄になったため若干不機嫌。そこへナムサクから訪ねてきたジャック・レモンが、ナムサクの裏を探る手伝いを依頼。
・皇国支配率82.4%。
・Dトレーダーで、触れ得ざる者キリコの活躍に震え上がった敵兵からZチップ100Zget。「・・・AG・・・。神とは何だ?」と問うキリコ、「神とは人知を超えた力を持つ者・・・。つまり、人間の存在など露ほども気に懸けはしない・・・きっと彼等は己の目的のためには我々の運命など平気で歪めてくるでしょう」と答えるAGに、「そうか・・・邪魔をしたな」と告げて立ち去る。見ていたC.C.が「奴も何かを感じているようだな」「何かが動く・・・いや・・・もう動き始めているか・・・」と呟く。
●第19話:怒りのナムサク
・レモンが留守の間に宗介の大活躍でクラスAまでランクアップしたチームクロスボウ。宗介に問われて身の上を語るナミ、生まれ育った村がクメン内戦に巻き込まれて消滅、残されたスクラップ同然のRk−91を自分で修理した事、村の再建を夢見て闘技場で稼いでいる事を明かし、「それであたしの通っていた村で唯一の学校も元通りにするのが今の目標」と語る。「学校か・・・」と感慨深げに呟く宗介、(・・・俺は今、ここで何をしているのだ?ミスリルの調査で、このナムサクの闘技場の裏にアマルガムらしき組織がいる事はつかんでいたが・・・)独白し、たった一人で本当に千鳥を見つけられるのかと懊悩しつつ、(しかし、敵の手がかりをつかむためには地道に情報を集めるしかない。・・・本当に、それだけの理由で俺はここにいるのだろうか・・・)(ここにいれば、Z-BLUEにいた時のような厳しい任務もない・・・)(あれから、まだ一ヶ月も経っていないというのに正直こういう暮らしも悪くないと思い始めている・・・ナミは彼女に・・・千鳥に似ている・・・)と己の想いにさえ迷いを抱き、もう千鳥の靴やリボンの色、彼女の笑顔さえ思い出せないと懊悩。
・話があるとレモンに街へ連れ出された宗介、ついでにナミが欲しがっていたASパーツを物色しつつ、かつてカリーニン少佐の指摘していた多元世界の兵器進化スピードの異常さを思い、それがMS等の人型兵器に共通しているのは偶然か・・・と黙考。
・宗介の戦闘技術にはスキルを超えたアートを感じると評するレモン、「君は闘技場の選手達とは違う。何だか大きな・・・ずっと遠くの目標を見ている」と洞察しつつ、「単刀直入に言おう。・・・ナミを連れて、街を出るんだ」と告げ、「僕の調査では、闘技場を裏で仕切っていた連中が私服を肥やしすぎて、さらに上位の人間達に粛清されるらしい」と明かして、「その騒動に彼女が巻き込まれるのは見たくない。・・・頼めるか、相良宗介・・・ウルズ7?」と宗介をコールサインで呼称。
・正体を知られていた事に戸惑う宗介だが、レモンがナミを救おうとする理由を考える内、(ナミは工学知識もないのにASの改造を行い、火器管制システムのソフトを自力で造り上げた・・・まさか、彼女も・・・ウィスパードなのか・・・)と思い当たり、数百万分の1以下のありえない確率に困惑。
・そこへ突然銃撃を受け、「よくかわしたねぇ、カシム君」とゲイツが出現、フリーランスのファイアバグと称しつつ、ミスリル生存者の始末と不届き者への粛清を同時に片付けると嘯き、「今頃、可愛い可愛いナミちゃんはクラマちゃんの手の中だろうね」と嘲笑、闘技場へ呼び出して立ち去る。ゲイツを追ってアマルガムの情報を手に入れるか、ナミ救出に闘技場へ向かうか、悩む宗介。
・闘技場近辺で待ち構えるゲイツ、闘技場のスクラップが最新の第3世代ASに敵う訳がないと嘲笑しつつ掃討。そこへRk−91でアプローチした宗介、「障害はZy−98が3機・・・。まともに戦えば、勝ち目はない。だが、このクロスボウはナミが自らの未来を懸けて、整備した機体だ。やってみせる!」と気炎を上げ、FBが出てくる前に5分で突破すると宣言して戦闘開始。
・2PP敵全滅してイベント発生。後はナミを救うだけと闘技場に侵入する宗介、ゲイツの仕込んだ伏兵に奇襲されて火器を失ったものの、油断をついて敵シャドウに突貫。旧式にパワーで押し負けて驚愕するアマルガム兵に、「どうやら、貴様は教本通りの戦闘しかやってこなかったようだな!」と叫び、闘技場でのバトルで戦技の幅を広げたと言い放つ。闘技場で冷徹に見守るクラマ、単純な力比べなら第3世代ASの電気駆動より旧世代ASの油圧駆動が有利とコメント、「おまけに相手は、Rk−91・・・。機体構造のシンプルさは、そのまま頑丈さだ。くみつかれた時点で勝負は決まっていた」と見切る。
・敵シャドウを格闘で倒した宗介、「さすがはサベージ・・・。いい機体だ。それにナミの整備と俺の腕が加われば、そんじょそこらの奴に負けるはずがない」と称賛しつつ、「だが・・・限界か・・・」と呟き、力尽きて擱座したサベージを降りて「アル二世・・・。除隊を許可する」と静かに告げる。
・生身で闘技場に潜入した宗介だが、総勢10名で待ち構えるクラマはナミを人質に降伏を呼びかけ、10秒のカウントダウン開始。多勢に無勢で打つ手のない宗介、千鳥を救うため死ぬ訳にはいかないと黙考しつつ、ナミを死なせていい理由など何もないと葛藤。
・カウント2でいきなりナミを撃とうとしたクラマだが、突然の狙撃に阻まれ、ブーストして飛び込んだヒビキとスザクが敵を打ち倒しつつナミを救助、「クラマ!女の子を人質に取って、カウントダウンを無視するとは実にあんたらしいな!」と狙撃したクルツが揶揄。「後は任せろ、宗介」「ここは俺たちが引き受ける」とヒイロ、キリコらも駆けつけ、「奴には常盤さんの件でも借りがある!お前の手で仕留めろ!」とヒビキに発破かけられクラマを追う宗介。
・Z-BLUE追撃にファイヤバグを使ったのがミスだったと悔いながら逃げるクラマだが、(いや、違う・・・。俺の作戦を失敗させたのは、サガラのしぶとさだ。あのガウルンが可愛がっていただけの事はある。あいつは・・・俺と同じ種類の人間だ)と内心評価。そこへ追いついた宗介と銃撃戦となり、消耗した宗介に数発当てたものの、気合いで押し切られて倒れるクラマ、怒りに突き動かされたと言いつつ千鳥の行方を問い詰める宗介に、「フン・・・まさか、ここにきて・・・精神論を・・・聞かされる・・・とはな・・・」「なにが・・・怒りだ・・・。愛の・・・力って・・・やつだろうが・・・まったく・・・そんな下らんもので・・・俺・・・が・・・」と呆れつつ、「サン・カルロス・・・じゃなきゃニケーロか・・・グラナダ・・・」と呟き、禁煙なんてするんじゃなかったとボヤきつつ力尽きる。
・クラマの失敗を知ったゲイツが闘技場周辺に部隊展開して無差別攻撃開始。アルもラムダ・ドライバもないM9ベースのハリボテアーバレストに乗り換えた宗介、「俺は、この街のゴミ掃除をしなければならないんです」と言い張り負傷をおして出撃、「久しぶりにやるか・・・!」とヒビキとボランティア部魂を燃やして、サイデリアル機も呼び出したゲイツ達と戦闘再開。
・ロジャーがベックと戦闘時セリフイベント。アマルガムの下請けにやる気なさげだったベック、ロジャーが相手となると途端に生き生きと罵り始めたものの、「もしかして君はアマルガムの下請けをやる事に不満があるんじゃないか?」「更生する気があるのなら、知らぬ仲ではない・・・手を貸してもいい」と申し出るロジャーに「るせえよ!そういう偉そうな態度の野郎をぶちのめすのも俺の趣味だぜ!」と言い返し、「だったら、今の世界には私よりもずっと偉そうにしている連中がいるぞ。サイデリアルという輩がな・・・!」と指摘するロジャー。
・4PP雑魚殲滅後、ゲイツ撃破して戦闘終了、全員1機以上敵撃破してSRポイントget。
・アマルガムがサイデリアルと組むメリットを見出せず、訝しむゼロ。一方、体力の限界に達した宗介は失神、(会いたい・・・どうしようもなく・・・。そばにいてくれ、俺の背中を叩いて何か言ってくれ・・・千鳥・・・会いたい・・・)と独白。
・レナードのアジトで軟禁状態の千鳥、宗介が見つけやすいはずと制服に固執するものの、「強がりはおやめになった方がよろしいですよ」「では、何故あなたはそんなにも悲しい顔をしていらっしゃるのです?」と秘書役のサビーナに指摘されて俯き、(ソースケ・・・あんたは今、どこにいるの・・・?)と独白。
・チーム・クロスボウのガレージで合流したプリベンター・サンドことレモン、幹部クラスのウインドことゼクスとファイヤーことノインに会えて感激しつつ、レディ・アンの指示で内通者を抱えるミスリルとは一線を隠しつつアマルガムの動向を探っていたと明かす。
・意識を取り戻した宗介に「しぶとい男だよ。さすがにナミが見込んだだけある」と賞賛するレモン、アマルガムの情報を求めて偶然にチーム・クロスボウに潜り込んだものの、ARX−7の機体名アーバレストは知っていたので宗介を調べたと明かし、グルフェーでZ-BLUEに接触できたと説明。
・アーバレストは陣代高校でのミスを詫びる意味でレイスが送ってよこしたらしい。
・宗介と再会したナミ、闘技場は続けられないがレモンの助手として雇われると明かし、「だからさ・・・クロスボウは持っていってよ。これからの戦いに少しでも役に立つなら」と微笑みかけ、戦う理由を問いかける。「助けなきゃならない人がいる」と答える宗介に、「女の子?」「好きなの?」と確かめるナミ、「誰よりもだ」と即答した宗介に「そうか・・・。じゃあ、あたしの入る隙はなさそうだね」と微笑し、「ソウスケとレモンの旦那と過ごした時間・・・一生忘れないよ」「またいつか・・・会おうね」と別れを告げる。
・一方、南米ニケーロのとあるバーを訪れたレナード、「さすがの手際ですね。もっとも、ミスリルを壊滅させた事で彼等の気も緩んでいたのでしょうが」とカリーニン少佐を賞賛。カリーニン少佐がアマルガムの主要幹部を始末する傍ら、幹部間のネットワークを掌握したレナードがほぼアマルガムを支配下に収め、「乾杯すべきは、本来の正しい世界のためにだ」と言うカリーニン少佐と祝杯。(-_-#
・Dトレーダーで、オンボロサベージでシャドウ3機を撃破した宗介の気迫からZチップ50Zget。ナミとの淡いロマンスを千鳥に告げ口すると揶揄するAGだが、「お前も千鳥に再び会える事を信じているんだな」と微笑む宗介に「もちろんです!」と即答、(そうです、宗介様。その心があれば、きっとかなめ様と再会できます。そして、きっとあなたはもう一人の大切なパートナーともまた会えるでしょう・・・)と密かにアルとの再会を予期。
●第20話:ザ・リターンマン
・バックアップを申し出てくれたトライア博士のスコートラボに向けて太平洋を渡るZ-BLUE。キツネ面のトライア博士が超時空物理学の権威と聞いて意外に思うヒビキ、「クールの皮をかぶったおとぼけ君もいるんだし、アリなんじゃない」とスズネ先生にツッコまれて「誰です、そのおとぼけ君って?」とボケつつ、ヒイロとトロワに揃ってジト目で見られ「俺か!?」と衝撃、脱ムッツリできたと揶揄するデュオに「・・・それは何か違う・・・」と俯いて、(めんどクサ!)と内心ツッコむスズネ先生。
・何かとトライア博士に辛目のデュオ、貧乏くじ同盟仲間のクロウに同情しているからと揶揄され、「そのチームはとっくに解散してんだ!」と抗弁。クルツも青山やロックオンがしつこく勧誘してきたので気にかかる様子。
・スコートラボで早速機体整備を受けるZ-BLUEだが、トライア博士はリスク分散のため別施設におり不在、代わりに使者として来訪した桂とモームが仲間達と再会し、特異点としてサイデリアルらに追われる身ながら研究に協力していたと告げ、トライア博士との通信コードを伝達。
・秘匿回線で通信したトライア博士、第2新東京市の時空震動で銀河中心部にも次元境界線の歪曲が観測された事からZ-BLUEの一部は銀河中心部に跳ばされたと推測、当面こちらの戦力だけで戦う覚悟がいると告げる。
・続けて、ADWのリモネシアで発見された遺跡がプロトカルチャーのものと判明したと明かすトライア博士。遺跡で見つかったメッセージは、1万2000年に一度の宇宙崩壊のメカニズムを明かし、消滅しようとする力と存在しようとする力の衝突時、次元力の源たる生命の力を消すためバアルが生み出されるとの事。
・「さらに遺跡には、こう続けられていた・・・だが、生命体は滅びない・・・。獣の血、水の交わり、風の行き先、火の文明、そして太陽の輝きを経て、シンカの道を歩む・・・どうも、この『シンカ』っていうのは私達の使っている『進化』とは違うニュアンスのようだ」と告げるトライア博士、聞き入るヒビキに血の成せる業と指摘、「あんたの母さんのメグミ・ラクナルド博士は超時空物理学だけでなく考古学においても意欲的な論文を発表していたんだよ」と指摘するも、幼少期に別離したと辛そうに答えるヒビキに詫びる。
・「シンカの扉を開いた者は、宇宙の終焉へ立ち向かう・・・。そして、それはやがて訪れる真の終焉を越える力となる・・・」「1万2000年・・・それを1万回繰り返し、宇宙は真の終焉を迎える・・・それこそが最後の戦い・・・。消滅しようとする力と存在しようとする力は全てを懸けてぶつかり・・・それは存在する全ての平行世界を巻き込む」「その真の終焉を越える力こそ・・・シンカの頂点・・すなわち、神の力・・・神と悪魔・・・行為生命体とバアルとの戦い・・・。それこそが終焉を越える術・・・」と最後のメッセージを示すトライア博士、他はまだ解析中と言って、「なかなかにややこしい概念が多くてね。高位の使命とか、神の使いがどうとか、ちょっと手に負えないようなもんも混じってる」とボヤく。・・・御使いのことも知ってたのか、プロトカルチャーは。
・「あの借金持ちの風来坊に会ったら、早く金返せと伝えておくれ」と言い置いてトライア博士の通信終了、相変わらずと呆れるカトル達。一方、同席した研究員のラクナルド博士への賞賛から逃げるように立ち去るヒビキに、心の一番奥の壁を感じると洞察するロジャー達。
・エスターの所在を尋ねるカレン、暗い表情で押し黙る研究員のただならぬ様子に、何かあったのかと気色ばむ。そこへ敵襲警報発令。
・南にサルディアス率いるサイデリアル部隊が襲来、迎え撃つZ-BLUE。主力を銀河中心部に飛ばされてご災難、と揶揄するサルディアス、テイタニアからマーティアルを敵視する理由を問われ、「あそこの皆さんが信奉する神というのがどうにも気に入らないようです。」と答えつつ、中間管理職はそれ以上知らないと韜晦して、特異点たる桂もまとめて片付けると言い放ち、戦闘開始。
・桂が戦闘時セリフイベント。愛するミムジィが待つエマーンは翠の地球にも見つからなかったと振り返りつつ、生き延びて必ず再会すると心に誓う桂。
・2PP敵撃ち減らしてイベント発生。西にダバラーン率いるサイデリアル増援出現、サルディアスの戦場を荒らすつもりはないと詫びつつ、ストラウス総司令が5分後に来訪するので露払いを務めると宣言、ゼロ達もそれまでに討ち果たし、皇国に刃向かう研究施設も破壊すると言い放つ。
・そこへ突然ダバラーンの戦艦を超遠距離から狙撃して、「・・・狙い撃ってはみたが、ちょっとズレたか」と苦笑しつつ悠然と現れたクロウ、「人の家に火を点けるなんていう放火魔は放ってはおけねえな・・・!」と宣言し、翠の地球で裏切られたサルディアスにも報復を誓う。
・「今の俺は全額返済済みの綺麗な身体だ」と衝撃発言のクロウ、セツコやランドと共に翠の地球でサイデリアルと戦った際、入手したデータをトライア博士に提供したため、100万Gの借金返済に加えてCDS使い放題ボーナスも得たと爽やかに微笑む。が、研究員が流したトライア博士のビデオメッセージ曰く「あんたの借金の残額は100万Gだ」、次元の壁を越えてバージョンアップしたリ・ブラスタを送るのにコストがかかったと説明され、愕然とするクロウ。・・・相変わらずブレないヤツ。(´д`)
・「揺れる天秤!戦場で金の話などするな!戦いとは、己の全知全能を懸け、自身の魂と肉体を燃え上がらせる至高の遊戯!それをお前という男は、低俗な金の話で・・・!」と激昂するダバラーンだが、「てめえの流儀を勝手に押しつけるんじゃねえよ」と睨み返すクロウ、「・・・100万Gの男・・・。どうやら俺には、このフレーズがお似合いらしい」とニヒルに笑うや、やってやると破れかぶれで宣言、桂とタッグ組みつつヒビキと挨拶交わし、「世界の平和と金のために俺は戦う!」と見栄を切り、(うわダサ・・・)とスズネ先生がドン引きしつつ戦闘再開。
・2PP、3PPそれぞれComboMAXでSRポイントget、修羅場をくぐって鍛えられたチームワークと個々の気迫を称え合うZ-BLUE。
・3PP雑魚殲滅後、サルディアスとダバラーンを撃破して戦闘終了。
・欲深な金牛ストラウスが直衛艦隊率いて出現、同乗する皇帝アウストラリスが「・・・揺れる天秤・・・。わざわざ興味を持つまでもなかったか」とクロウを値踏み、そのまま総攻撃開始。ところが唐突に次元境界線が歪曲して、「こいつは・・・今までの時空震動とは違う!」と桂が警告する中、天使のコーラスのような声が響き、ヒビキの左目が血塗られた眼に染まると共に時空震動発生、巻き込まれて姿を消すZ-BLUE。「いったい何が起きている・・・」と訝しむ皇帝アウストラリス。
・「・・・今、門が開いた・・・だが、いったい何のためにだ・・・」と訝しむアサキムに、「気まぐれだろう」「それ以外の答えが欲しいか?」「希望を忘れるな、呪われし放浪者よ。旅の終わりは近い」と告げる謎の声。
・DトレーダーでAG、「・・・今、門が開きましたか・・・だが、わからない・・・。いったい何のために・・・」とシリアスぶって呟くものの、すぐにいつもの調子でおちゃらけて、エースパイロット祝福は次回へ。
●第21話:遭遇
・哀しみに満ちた女の声を聞くヒイロ、人の意思が宇宙に広がり、戦いを超えて平和を求める様を感じ、(そして、その道を切り拓くのは・・・ガンダム・・・なのか・・・)と洞察。
・母に殺されかけた記憶に苦悶する血塗られた目のヒビキ、哀しみのサクリファイの気配を感じてアドヴェントを連想。
・マクロスクォータールート20話等と同様、カオス・コスモスの銀河中心点に跳ばされたヒビキ達Z-BLUE。「実は各並行世界において、天の川銀河の中心点の状況については観測不能の状態なのです」「ワタシの知る中で唯一の例外がタカヤ・ノリコ様のいた世界です」と明かすAG、周辺状況から並行世界の銀河中心点に跳ばされたと判断し、セコハン輸送艦では帰還する術がないと説明。
・周辺への呼びかけやDEM本社への救助要請、時空転移装置の入手等を矢継ぎ早に口にするヒビキ、「とにかく、お前の次元商人のプライドに懸けて、地球への帰還方法を考えてくれ」とAGに依頼し、自身は周辺探索に出ると提案し、「他人の事は待つだけしか出来ないけど、自分の事は最期の時まで力を尽くします」と宣言。
・宗介やクルツらも口々に同意する中、不安を口にするテイタニアを気力を振り絞るべき時だとカレンが窘め、「絶望するのは死んでからにしろ。ここは、そういう人間の集まりだ」と告げるキリコ。「ナイスタイミングだったぜ、ヒビキ。お前の気合いで空気が変わった」と微笑みかけるクロウ、いい顔で笑うと褒めて、マクロスクォータールート23話同様に交流し、システマと截拳道で試合しようと約束。
・とりあえず周辺偵察に出撃したZ-BLUE。カオス・コスモスの美しさに心奪われるカレン達だが、次元境界線の歪曲と共に、四方にバジュラや宇宙怪獣、インベーダー、ヒディアーズが出現し、銀河中心部を勢力圏とするバアル達がテリトリーに入ったZ-BLUEを排除するつもりと推測するAG。
・これからの旅を考えて輸送艦を無傷で守るべく位置固定して、戦闘開始。
・敵撃ち減らしてイベント発生。北にトゥアハー・デ・ダナンが登場、太平洋でアマルガムの追撃受ける中、跳ばされてきたらしい。ロジャーらが烙印に関わる何者かの作為を疑いつつ、合流したTDDでテッサが「総員は奮起を!私の許可なく死ぬ事は許しません!」と檄を飛ばし、まずは危地を切り抜けるべく戦闘再開。
・3PP敵殲滅してイベント発生。北西に黒アンゲロイ引き連れたエル・ミレニウム出現、圧倒的な力への畏怖に縛られ打ちのめされるZ-BLUEの面々。「・・・人類の遺伝子に刻まれた畏怖の感情・・・。あれこそが・・・人類の真の敵・・・」とC.C.が、「根源的・・・災厄・・・なのか・・・」とゼロが呟く中、「い・・・やだ・・・俺は・・・!あんな奴等に屈するのは嫌だ!!」とヒビキが恐怖を振り払って叫び、宗介やヒイロ、スザクらが同調して闘志を奮い起こし、「・・・ヒビキ。さっきの言葉とは別に、こういうときに使える魔法の言葉を教えてやる」「俺達の心を砕き、意思を奪おうとする奴が来たのなら、言ってやれ・・・!それがどうした!」とクロウがお得意の決め台詞を伝授、デュオやクルツ、カレンらも口々に叫んで闘志を燃やす。
・(そうだ・・・それこそが神を超える力だ)とC.C.が肯定、(その先を俺達は目指す!)とゼロが決意し、「私達はどん底まで落ちた身です。これ以上、下がらないのなら這い上がるまでです!」とテッサが檄を飛ばして、「あれは我々の心を殺そうとする敵だ・・・!全力で抵抗するぞ!我々の生命がある限り!」とゼロが号令、戦闘再開。
・5PP敵全滅して戦闘終了。
・続けて多数現れるエル・ミレニアムと黒アンゲロイに打ちひしがれるZ-BLUEだが、「それがどうした!俺はまだ戦えるぜ!」「やるぜ・・・!俺の心は、まだ折れちゃいない!」と雄叫びをあげるクロウ。それに呼応するかのように天使のコーラスのような声が響き、ヒビキの左目が血塗られた眼に染まると共に、「何だ・・・!?スフィアから、何かがあふれてくる・・・!」と驚くクロウ。
・「・・・あなた達は、ここで朽ちてはなりません」と呼びかける哀しみのサクリファイ、「私が・・・あなた達を守ります」とクロウに告げ、「ズリエル・ジ・アンブレイカブル・・・。あなたの折れない意思は道を拓く・・・いつか、あなた達は全てを理解する・・・。そして、シンカの道を進み、全ての宇宙を・・・」と宣告。
・次の瞬間、火星のZONE付近に転移出現し唖然とするZ-BLUE、時空震動を感知したアークセイバー達に保護され、インサラウムへ。
・ようやく再開したウルズ小隊にミスリル壊滅を告げるテッサ、カリーニン少佐のMIA認定を宗介に通知し、ヒビキの見舞いに向かう宗介を見送った後、振られた事をマオに明かして大丈夫と健気に微笑。「あんたは、絶対にいい女になるよ」と笑顔で励ますマオ。
・Dトレーダーでヒビキの健闘を労うAG、恐怖の軍団を壊滅させられた喜びで自らZチップ100Zget、Zチップ一筋と揶揄されつつ、(そう・・・。そして、それこそがワタシ達の最後の希望なのです)と独白。
・Dトレーダーで、初対面のAGを「俺には懐の深い、度量のデカい人物に見える」と評するクロウ、哀しみのサクリファイがスフィアを通して語りかけてきた事に「もう女難はこりごりだってのによ」と困惑しつつ、墓参りの花をAGに所望して「・・・死んじまったら、敵も味方も、過去の恨みも関係ねえ。花ぐらい手向けさせてもらうさ」とニヒルに微笑。それを見送ったAG、「そういう所はイキだな、クロウ・ブルースト・・・」とエルガン代表の口調で呟いた後、やってきたスズネ先生に「彼の強い意志はヒビキさんにも良い影響を与えてくれるでしょうな」とコメント。「全ては動き始めた・・・。1億2000万年に一度の真の崩壊に向けて・・・地球に戻った時が、終わりの始まりか・・」と冷たく嗤笑するスズネ先生。
●第22話:再会の火の星
・連邦軍の一員としてMSに乗り換えたというアークセイバー達だが、文化継承の名目でかつてのディム・サー保有も連邦議会に承認されており、マルグリットに不埒な行いがあれば駆り出して戦うとクロウを牽制。(^^;
・メガノイド壊滅とZONE封印解除、マルグリットの地球行きについては他ルート第22話と同様。
・(見ているか、ユーサー・・・。お前の愛したみんなは、今でもお前の事を愛してるぞ。お前の水瓶は尽きる事なくインサラウムの民達を潤している。だから、後の事は安心して俺達に任せとけ)と亡きユーサー皇子に瞑目するクロウ。
・メガノイド基地跡地で波乱万丈が遭遇するのは、他ルート第22話の尸空ではなく、怨嗟の魔蠍バルビエル・ザ・ニードルながら、会話内容はほぼ同様。
・ZONE調査に赴いたZ-BLUE。直前にクロウと仕合したヒビキは1勝4敗、一瞬の判断に見える迷いを越えて自分の力を信じるようアドバイスするクロウ。「どうにもあいつは貧乏くじ同盟の血を騒がせる何かがあるみたいだからな」と評するデュオ、同意するクロウに、「「そういうわけだ、大将。新入隊員のクルツを紹介するぜ」と推薦し、「やっぱりな。一目見た時から、俺もあいつの素質には気づいていた。口ではどうこう言いながら、面倒見のいい性格にムッツリ系の相棒・・・おまけに声が実にいい」と頷くクロウ。「勝手にお仲間認定するなっての!」と焦るクルツ、そういや青山やロックオンと同じ中の人だっけ・・・(^.^;
・南にマリーメイア軍残党が出現、デキム・バートンの思想を盲信して火星に新たな独立国家を造り上げると妄言を吐き、「また勝者と敗者か・・・。何故、そこから抜け出せない・・・!」と五飛が苛立ち地つつ、「誇りとエゴをはき違えた連中にこの新天地を好きにはさせない!」とゼロが号令して戦闘開始。
・2PP総員南下しつつ敵殲滅。
・3PPイベント発生。東にマリーメイア軍残党、南にバルビエル率いるサイデリアルが出現し、「確かに連中を、ここまで連れてきてやったのはサイデリアルだけど・・・連中の憎しみは、完全に連中自身のものだよ」「憎しみの感情は何よりも強く心に刻まれる。愛なんてものは、いつか満たされて価値を失うか、届かないまま朽ちていく・・・。だけど、憎しみは永遠なんだよ」と嘯き、「わかるだろう、ゼロ!そして、いがみ合う双子!」「君達の心の底には憎しみがこびりついている・・・!今のところはうまくコントロールしているが、いつか、そいつは君達を・・・」と迫る。
・サイデリアルの後ろ盾を得て増長するマリーメイア軍とバルビエル達に、東南それぞれから挟撃されて窮地に立つZ-BLUEだが、背後のインサラウム居住区を守る盾になる決意。そこへ「その心配は無用・・・!奴等の相手は我々がする!」とディム・サーを駆るアークセイバー達が駆けつけ、「己の愚を省みる事なく、憎しみをまき散らす不逞の輩よ!貴様達のやろうとしている事に貫くべき正義もなければ、守るべき誇りもない!あるのは、卑小なエゴだけだ!」とマリーメイア軍残党を糾弾、ユーサー王子に罪を被せて生き恥を晒す自分達なればこそ、王子が命懸けで守った民の未来にこの身を捧げると宣言。
・マリーメイア軍残党を引き受けてアークセイバー達が戦場離脱、「見たか、バルビエル!憎しみに負けず、己の成すべき事に生命を懸けられる人間達がいるのだ!お前のように憎しみに負けた人間の言葉などで俺達の心を動かせると思うな!」と啖呵切るゼロ。
・「だまれよ!」と苛立つバルビエル、茶番は終わりと吐き捨てて「3分間だけ、相手をしてやる!」と宣言、戦闘再開。
・バルビエルと戦闘時イベント発生。一瞬気をそらしたバルビエル、「・・・面倒な事になる前に・・・」「いがみ合う双子・・・。君はここで始末する!」と宣言し、距離をとったヒビキに瞬間移動で追いすがり、「サード・ステージに入れば、これくらいの芸当も出来るんだよ」と嘯いて、「君に期待するなんてのが、そもそも間違いだったんだよ。奴に君のスフィアを渡すぐらいなら、ここで一度リセットする方がマシだ!」と言い放つ。その後の展開は別ルート22話とほぼ同様、死んだはずのアドヴェントがアサキムを引き連れてヒビキを庇い共闘宣言、噂の快男児波乱万丈も颯爽と登場してヒビキとタッグを組み、戦闘再開。
・クロウがバルビエルと戦闘時セリフイベント。「知ってるんだぜ。お前がセツコにご執心なのはよ!」と挑発するクロウ、「俺はクラヴィアの借りを返しに来ただけだ。覚悟しやがれよ、バルビエル!クラヴィアに代わって、俺がお前を叩く!」と咆哮。
・3PP雑魚殲滅後、アン・アーレス集中攻撃で瞬殺、戦闘終了。
・「スフィア6つと同時に戦う程、僕は愚かじゃないさ」と嘯いてバルビエル撤退。
・アサキムとアドヴェントが立ち去るあたりは別ルート22話とほぼ同様。
・アークセイバーは首尾よくマリーメイア軍残党を退けて火星入植団は健在。クロノ改革派のブルーが誘導したマクロス・クォーターらZ-BLUE別働隊と合流して情報交換。
・Dトレーダーで、クロウがバルビエルと戦った際のテンションからZチップ50Zget。
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