風のホールでジョルディ・サヴァール
三鷹市芸術文化センター・風のホールで、古楽の偉い人ジョルディ・サヴァール鑑賞。
ジョルディ・サヴァール&エスペリオン XXI:
スペイン黄金世紀の舞曲-フォリアとカナリオ〜旧世界と新世界〜
■カルロス1世(神聖ローマ帝国皇帝カール5世)の時代
ディエゴ・オルティス:ラ・スパーニャ
作曲者不詳(CMP121)/即興:フォリア・アンティグア
作曲者不詳(CMP12)/即興:フォリア・アンティグア「ロドリーゴ・マルティネス」
ジョスカン・デ・プレ/ ルイス・デ・ナルバエス:千々の悲しみ「皇帝の歌」(ハープ独奏)
ディエゴ・オルティス:フォリアIV–パッサメッツォ・モデルノIII– ルッジェーロ–ロマネスカVII– パッサメッツォ・モデルノII
フランチェスコ・コルベッタ:前奏曲–カプリス・ド・シャコンヌ
スペインのフォリア(ギター独奏)
ディエゴ・オルティス:パッサメッツォ・アンティーコI-サラバンダV
作曲者不詳/即興:ティシュトラの伝統的なグアラーチャ
■フェリペ2世の時代
ペドロ・ゲレーロ:ダンサ・モリスカ
アントニオ・デ・カベソン:フォリア–パヴァーヌとそのグローサ
作曲者不詳(トルヒーリョ写本、ペルー)/即興:カチュア・セラニータ
サンティアゴ・デ・ムルシア:ファンダンゴ(ハープ独奏)
作曲者不詳/即興:フォリアに基づくディフェレンシア
フランシスコ・コレア・デ・アラウホ:“Todo el mundo en general”に基づくグローサ
作曲者不詳/即興:カナリオス
アントニオ・ヴァレンテ/即興:ガリャルダ–ハラベ・ロコ(ハローチョ)
(以上風のホールイベント情報より引用)
■アンコール
Gwertz(ブルターニュの伝承曲)
マラン・マレ:ミュゼット
サヴァールのトレブル&バス・ヴィオールと、メンバー4人のテオルボ、スペイン・バロック・ハープ、ヴィオローネ、パーカッションのこじんまりした編成。
奏でられるのは16世紀頃のスペイン舞曲、リズミカルでノリがいいのに、メロディアスな旋律は哀調を帯びて物悲しく、古楽器の柔らかく素朴な音色と相まって、懐かしいような不思議な感慨を呼び起こす。
「太陽の沈まない国」と豪語したカルロス1世、フェリペ2世のスペイン全盛期なのに、少し不思議な感じ。
知らない曲ばかりだけど、あっという間に過ぎ去った心地よい時間でした。(*´Д`*)
美しい古楽に触れる機会を安価に与えてくれた三鷹市に感謝。m(__)m
ちなみに、時間が半端になったので、いつもの横森カフェにはよらず、まっすぐ帰宅して早めの夕食。(^^;
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