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インゴルフ・トゥルバンのヴァイオリン@武蔵野市民文化会館

今日は武蔵野市民文化会館で、元ミュンヘン・フィルの第1コンマス、インゴルフ・トゥルバンのヴァイオリン・リサイタル。

伴奏はサヴァリッシュ朋子。

タルティーニ:ヴァイオリン・ソナタ ト短調 「悪魔のトリル」

シューベルト:華麗なるロンド ロ短調 Op.70 D895

パガニーニ:魔女たちの踊り Op.8

<休憩>

ロッシーニ:パガニーニに寄せる一言

ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ長調 Op.12-2

サラサーテ:カルメン幻想曲 Op.25

<アンコール>

フォーレ:夢のあとに

前半は、正直なところ、今ひとつ盛り上がらず。(-_-;

タルティーニはヴァイオリンをあまり綺麗に鳴らしてない感じで、演奏もちょっと大雑把。ピアノはしっかり支えてくれてたけど。

シューベルトはヴァイオリンより、ピアノが名手の歌声のように華麗に歌い上げてて、とても聞き応えあった。(^^;

パガニーニも、ヴァイオリンは今ひとつながら、ピアノとの掛け合いが何とも可愛らしい。「魔女」っておどろおどろしい感じは全然なかったケド。(^.^;

一方後半は大化け、ヴァイオリンの超絶技巧にピアノの力強くて華麗なタッチが絡み合って、大盛り上がり。(*´Д`*)

ロッシーニは何とも皮肉っぽい旋律の中、玩具箱のように次々とヴァイオリンの小技が飛び出し、ワクワク感満載。(^o^

ベートーヴェンは打って変わって、愛嬌のあるヴァイオリンとピアノの掛け合いが男女の会話のように続き、明るい第1楽章から、ちょっと抑えた第2楽章、そして再び明朗な第3楽章と、可愛らしいメロディを紡ぎあげる。

そして圧巻はサラサーテ。立て続けに繰り出すヴィルトゥオーゾを、力強く響くピアノが支えて、まるでオケでオペラを聞いてるかのように朗々とカルメンの歌声が響き渡る。(*´Д`*)

アンコールのフォーレは定番、しっとり静かに歌い上げる名曲だけど、やっぱりヴァイオリンはあまり丁寧に鳴らしてない感じ。

結局のところ、超絶技巧以外はあまり興味なさそうな演奏で、ツボにはまると聞き応え抜群。でも曲を選ばないと勿体無いカモ?(^-^;

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