今日はせっかくの晴天3連休でもあり、午後から渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムでジョン・エヴァレット・ミレイ展へ。
もうすぐ終わりで昼間は混んでるそうなので、まずは地元・吉祥寺DevaDevaで遅めのランチ。食べ終わって出てきたら入店待ち行列できててビックリ。(@_@;
少し時間ズラし、チケットぴあで前売り券(当日券より100円安い大人¥1,300)買ってから渋谷へ。
16:00頃Bunkamuraザ・ミュージアム到着、当日券売り場の行列を横目にさっさと入場。
入り口辺りは相当混雑、行列にはまり込むと何時間かかるかって感じなので、適宜ショートカットしながら先へ。
・オフィーリア
流石に目玉の逸品、行列どころか人だかりで進まず。大物なので後ろからでも十分鑑賞できたけど。
草木や花々と水面の精緻な描写が圧倒的。その中で沈みゆくオフィーリアの何とも言えない表情が・・・凄いけど、あまり身近で見たい絵じゃないって感じ。(^^;
時間遅めにしたおかげもあり、ここから先は人もさほど多くなく、割と余裕もって見られた。
・1746年の放免令
「写真じゃないの、これ?!」ってのが第一印象。服の布地の質感といい、犬の毛皮や尻尾の質感といい、とても人が絵筆で描いたものだとは・・・(@_@;
・信じてほしい
娘を問い詰めてるらしい父親、娘の背に回した手には必死で隠そうとしてる手紙が・・・
何だかわかんないけど物語を感じ、立ち止まってしばし鑑賞。
・北西航路
老いと誇りに満ちて一癖ありげな老船乗りの、したたかな表情と拳の力感に見惚れることしばし。こういうお爺ちゃんカッコいい。(^o^
・初めての説教/二度目の説教
こういうのをファンシー・ピクチャーというらしい。最初は緊張してかしこまって聴くものの、2回目となるとウトウト・・・可愛い〜(*^-^*)
・きらきらした瞳
若さ故の無垢な野心というか生意気盛りというか、ちょっと危なっかしい力に満ちた目の輝きと、小生意気にも見える唇が印象的な1枚。
・旦那様当ての手紙
偉い人に大事なお手紙を届ける少女、上目遣いに見上げる瞳には、幼子ならではの愚直な観察に、そこはかとなく卑屈と打算の気配が・・・(^^;
・国王衛士
長い務めを終えて解任される老衛士。華やかな王宮に相応しい深紅のお仕着せが、老い衰えた姿とは対照的で痛々しい。その顔には忠誠を貫き通した誇り、何とも言えない哀愁と諦念・・・健気なお爺ちゃんカッコいい。(T^T)
・ハートは切り札
肖像系で一番気に入ったカモ。カードでくつろぐ3人娘はそろそろ結婚適齢期、いい男捕まえてやるオーラ全開、でもちょっと弱気にも見えたりして・・・三人三様の奥深い表情に見惚れることしばし。f(^o^;
・エヴェリーン・テナント
議員先生のご令嬢の肖像画。ちょっと澄まして溌剌とした表情、赤のドレスのドレープの信じられないような写実性に、立ち止まってしばらく見惚れた。
・露に濡れたハリエニシダ
トリその1の風景画。流石イギリス妖精の郷って感じで、ピクシーとか飛んできそうな朝の森の光の情景。ぼんやり霞んで幻想的・・・
・穏やかな天気
トリ真打ちの風景画、写真のごとき精密さで描かれたスコットランドの森の一幅。手前の木の葉はくっきりと描かれ、カワセミの青は目に鮮やか。中間の木立はちょっとボヤけて黄色く、更に奥には艶やかに紅葉した木々がぼんやり霞み、湖面は全てを鏡のように映し出す。何の変哲もない風景とも言えるけど、均質に空間を切り取る写真じゃ絶対表現できないだろうって幻想的な一枚。ちょっと離れてしばし堪能・・・(*^.^*)
出口前で¥2,500のカタログと絵はがき数枚購入して鑑賞終了。
写真かと見紛う精密さもさることながら、人物の表情の深さを堪能して大満足。(^-^
出たところのカフェでお茶してホットチョコレート&タルトタタンで一服、わりと美味しかった。
夕食は地元に戻ってオーガニックイタリアンのトスカーナへ。相変わらず何でも美味しい。(*^-^*)
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