Fate/StayNight

Fate/StayNight[RealtaNua]桜ルート(2)

三周目桜ルートの五日目から。

●2/4
・セイバーの反対を押し切って一人登校する士郎。廊下で凛と出会い、桜のことを相談するか迷うものの、凛は「次に会う時は敵」と宣言した自分がなめられたと激怒。

・選択肢

桜の事を相談する

→昼休みに屋上で相談することに。

・慎二がマスターだったことを明かし、桜の身の危険を相談する士郎。凛、桜を自分で保護するよう勧め、更に慎二の情報をもらった礼として、街を騒がせる原因不明の昏睡事件が柳洞寺のマスターによる魔力収集だとの情報を提供。

[商店街]
・夕飯の買物すませた士郎をイリヤが単独で待ち伏せ。仰天する士郎を無邪気な少女の貌で振り回し名前を聞き出したイリヤ、セラの目を盗んでわざわざ会いにきたと告げる。

・選択肢

俺は嫌いじゃないぞ

→無邪気に喜ぶイリヤと1時間ほど話し込む士郎。

[公園]
・これだけは聞かなければ、と決意を固めた士郎、衛宮切嗣を知っているかとイリヤに質問。イリヤ「知らない。そんなヤツ、わたし知らない」と無感情に答え、バーサーカーが起きちゃうからと帰宅。また会えるかな、と思わず言ってしまった士郎に、明日も気が向いたら来てあげる、と嬉しそうに微笑むイリヤ。
・去り際に不意に振り向いたイリヤ、本当は切嗣を知っていると明かし、「・・・そう、わたしが生まれた理由は聖杯戦争に勝つことだけど。わたしの目的は、キリツグとシロウを殺す事なんだから」と言い置いて立ち去る。

[衛宮邸]
・しばらく桜を泊まらせるとセイバー、藤ねえに宣言。
・選択肢

自分で言う

→ちょうど訪ねてきた桜を迎えた士郎、自分の口から、1週間程泊まって欲しいと頼む。

・静かな眼差しで理由を尋ねる桜に、嘘だけはつけないと沈黙する士郎、「・・・わたしが心配だからですか?」と桜に問われて肯定。藤ねえから間洞臓硯に電話して許可もらい、お泊まり確定。

・桜の入浴中に客間の支度をする士郎、桜が出入りするようになった経緯を回想。4年前に慎二と知り合い間洞家を訪ねて桜と初対面、当時は暗い目でぼんやり佇んでいたが、今では明るく笑い、弓道部のエースでもある。1年半前にバイト先で肩を痛めた士郎が、火傷の跡がどうこうと難癖つけられ、弓道部を退部。その後、怪我が治るまでお手伝いする、と桜が申し出て今に至る。

・セイバー、桜は目が悪いのか?と士郎に質問。Noと答えた士郎に、柱や壁にぶつかりまくる桜は目測を誤ったように見えたとコメント。
・1時間も風呂から戻らない桜を案じる士郎。

・選択肢

様子を見に行ってみようか

→ノックしても返事がないので焦る士郎。
→やっと返事をした桜、風呂で寝てしまったと回答。ところが直後に倒れる音が。

・飛び込んだ士郎、高熱で倒れ苦しげに胸を掻きむしる桜を発見。士郎、煩悩に惑わされつつも、慌てて桜を抱き上げ客間へ運んで寝かしつける。

・柳洞寺のマスターについてセイバーと情報共有。セイバー、柳洞寺はサーヴァントにとって鬼門と告げ、迂闊な侵攻を戒めつつ、セイバーらしい正面からの力押しを提案。

[Interlude:柳洞寺山門]
・唇から血を吐き白刃を取り落としたアサシン佐々木小次郎、「・・・なんと。よもや、蛇蝎魔蠍の類とは」と呟く。石段を登ってきた何者かは、山門を守るアサシンに認識さえ許さず、偽りのサーヴァントたるその臓腑より”暗殺者”のサーヴァントを召喚。
・「所詮は我が腹より這い出るもの、ろくな性根ではなかろうよ・・・」と凄絶に微笑んでアサシンは喰い尽くされ、蟲の群れと月輪に見届けられて真アサシン誕生。

[柳洞寺山門]
・山門には守り手の姿なし。セイバー、一瞬刀らしき影を認めたものの、消滅したため気のせいと判断。

[柳洞寺]
・柳洞一成を含む50人近い住人はすべて昏睡状態。本堂には既に刺殺された葛木宗一郎の亡骸、そして傍らには奇怪な短刀を手に佇むキャスター。
・士郎、キャスターが手にするルールブレイカーが桁違いの解呪能力を持つと見抜き、マスターとサーヴァントの契約さえ断つかも、とセイバーに警告。
・キャスターが主を手にかけたと早合点したセイバー、義憤に燃えてキャスターに迫る。「こんな事になるのなら本当にそうしてしまえばよかった・・・!」と血を吐くように哄笑するキャスターもまた、一撃で斬り伏せられて消滅。
・立ち去ろうとした士郎、本堂で誰かの視線を感じて動揺。セイバーには感知できず、気のせいと判断して立ち去る二人。

[Interlude:柳洞寺本堂]
・士郎&セイバーが立ち去った後、突然現れた黒い影が、残された葛木宗一郎の屍を呑み込む。続けて、本来聖杯に吸収されるべきキャスターの魂さえ呑み、音もなく泣き、苦しげに悶え、咽び、(・・・タリナイ)と言葉も感情もなく痛みを表現。・・・イヤ怖いんですケドこれ。声は桜か?(-_-;

●2/5
[衛宮邸]
・朱一色に血塗られた無人の街を彷徨う悪夢。凛を見つけて何故か追跡する士郎、歩く凛に何故か走っても追いつけない。学校に至り、教室に踏み入ると、背徳的に美綴の生き血をすする凛。続けて士郎も補食され、首筋に噛み付かれて生き血を啜られ、溶けていく幻想。
・続けて大火災の悪夢、業火の中で死の気配に絡み付かれながら、空に黒い太陽を見て更なる恐怖に駆られた幼い士郎。
・目覚めた士郎、実際には記憶にない黒い太陽を訝しみつつ、考えようとすると吐き気と目眩で阻まれる。
・珍しく発熱して寝込んだ士郎、学校は休んで休息。桜も看病のため強引にずる休み。うとうとした士郎、桜の「大好き」発言に烈しく動揺してラブコメごっこ全開。・・・あぁもーこいつニブいはウトいはでイライラするっ!(=_=#
・熱は下がったものの顔色悪い士郎に、魔力が不足していると指摘したセイバー、柳洞寺に魔力を吸収する仕掛けがあったかもと推測。

・選択肢

外に買物

→イリヤとの再会の約束を果たすべく、セイバーと桜に黙って外出。

[公園]
・隠形するイリヤに気付かない士郎、いきなり呪縛されて仰天、油断と未熟を諭されて反省。
・士郎への殺意と興味の間で揺れるイリヤ、手みやげのたい焼きでとりあえず懐柔され、他愛ないお話タイムに。イリヤはメイドのセラとリーゼリットと共にやってきたらしい。
・イリヤの居場所を気にした士郎に、イリヤが遠見・憑依系の魔術で視覚のみの転移を施し、アインツベルンの城内でセラとリーゼリットを目撃。セラはイリヤの教育係、リーゼリットは3番目のドレス(ヘブンズフィール)をイリヤに着せる役だとか。
・イリヤ曰く、遠坂家やイリヤの特性は力の流動、転移。例えば遠坂の魔術師は魔力を宝石に移し替えて純度を保てる。応用で他人の意識を力技で宝石や人形に転移することも可能。ただし他人の意識にかける転移は成功率が低いため、転移を得意とするイリヤでも攻撃には使わない。むしろ自分の意識を使い魔等に転移させて遠隔制御する方が適切。ただし魂を持つ生きた使い魔に自分の意識を移す場合、主導権は使い魔側となる。
・魂を持つ使い魔に意識を移して支配するのは、転移でなく転生の域の大魔術で、並大抵の魔術師には不可能。魂のない使い魔を作って操る手もあるが、あまり強くは作れない。もとより本体が老いて死ねばそれまで。
・物質界において不滅なのは魂のみだが、肉体なしにはこの世に留まれず、肉体を得れば有限の死を宿命付けられる。遠坂やアインツベルンの魔術ではそれが限界。
・イリヤと明日も会う事を約束して帰宅する士郎。

[衛宮邸]
・抜け出したためセイバー&桜から大目玉くらった士郎、道場でセイバーにしごかれる。
・学校休んだ士郎を案じた凛からtelで、またもや大目玉。士郎、柳洞寺のマスターはキャスターに裏切られて死んだ、と報告。・・・いや誤解ですけど。キャスターの言動から察しても良さそうな・・・
・夕方、桜を連れ戻しに慎二が乱入、桜の目の前で妹を楯にする気か等と言いたい放題。
・選択肢

殴る

→実力行使しようとした士郎の機先を制し、桜が割って入り、慎二に従うから士郎の前ではやめてくれ、と懇願。それなら衛宮家滞在を許してやる、と慎二は一転、上機嫌になり退散。・・・何しに来たんだコイツ。(-_-#

・気を取り直して夕飯支度中、再び高熱で倒れる桜。士郎が慌てて桜を客間へ運び寝かしつける。

・選択肢


深山町(多分新都でも同様)
→Interludeとか挟み、柳洞寺でランサーは真アサシンに殺され黒い闇に呑まれる。
→凛と休戦後、言峰綺礼と情報交換
→イリヤを客として招く
→夜に巡回中、臓硯と凛&アーチャーの対峙に遭遇、突如現れた黒い闇に呑まれてDEAD END
→タイガー道場:愛が足りない(^^;

桜が心配
→桜の身を案じて夜の巡回中止。士郎に同意してくれたセイバーに御褒美のお茶菓子。(^^;

・土蔵で魔術回路生成の訓練を済ませた士郎を、目覚めた桜が訪ねてしばし雑談。
・桜曰く、子供の頃は、ホントの気持ちを言わなければみんな上手くいくと思い込んで家に籠り黙っていた。士郎、それでも伝わる思いもあるはずと慰める。
・桜、藤ねえから聞いたと言って、士郎が養子である事実を確認し、「知らない家に貰われて、いっぱいイヤなこととかあったんじゃないんですか?」と質問。否定すると「じゃ、じゃあ楽しかったんですか、先輩は?」・・・このヒト自分がアレだからなぁf(-_-;
・当時はひたすら切嗣の夢を継いで正義の味方になりたかっただけ、と答える士郎に、桜「もしわたしが悪い人になったら許せませんか?」と重ねて質問。士郎「ああ。桜が悪いコトをしたら怒る。きっと、他のヤツより何倍も怒ると思う」と真摯に答え、桜「・・・良かった。先輩になら、いいです」と微笑。
・士郎、前にもこんなことがあった・・・?と感じつつ、思い出せず。就寝前にようやく思い出して回想。
・1年半前、桜が押し掛け始めた頃に、根負けした士郎が衛宮邸の鍵を渡した際、「大切な人から物を貰ったのは、これで二度目です」と幸せそうに微笑んだ桜。あんなふうに満ち足りた笑顔はあれっきりだった・・・

[Interlude:柳洞寺]
・無人の境内を訪れるランサー、未だ健在の結界は醜悪さ五割増、これに比べればキャスターは上品だったと嘯く。
・突然闇から白い髑髏の面が出現して三十以上ものダーク飛来、予期していたかのように苦もなく槍で弾くランサー。踏み込んだ槍の一閃で髑髏の面を弾き飛ばす。
・なお顔を隠し反撃の機を窺う真アサシンに、ランサー「止めとけ。生まれつきでな、目に見えている相手からの飛び道具なんざ通じねえんだよ。よっぽどの宝具じゃないかぎり、その距離からの投擲はきかねえぞ」と宣告。「!・・・ソウカ、流レ矢の加護、カ。」と得心した真アサシン、さすが名付きの英霊と感心するや、全力で逃走。
・真アサシンを追って湖上を走るランサーに、突如水中から黒くうすっぺらな何かが襲いかかる。咄嗟に飛びのくランサー、槍で全ルーンを刻み、宝具さえしのぎ得る結界を張ったものの、それさえ奇怪な妖手に侵蝕される。
・離れて見つめる真アサシン、未だ経験が足りないのでランサーを倒して足りない知能を補う、と片言で嘯く。
・一気に岸まで跳躍して逃れようとしたランサー、遠く離れた水面から真アサシンの宝具”妄想心音(ザパーニーヤ)”により心臓を破壊されつかみ出されて即死。それは最も純粋な魔術、最も単純化された呪いであり、人を呪う事に特化した中東魔術の"呪いの手"。ランサーの骸は黒い妖手に呑み込まれ、心臓は真アサシンが貪り喰う。

●2/6
[衛宮邸]
・藤ねえ曰く、学校で少なからぬ生徒が寝不足で怪我したため、部活はしばらく朝練中止とか。

[学校]
・屋上で凛と情報交換、キャスターは倒したはずなのに、何故か昏睡事件は継続、凛&アーチャーもキャスターらしき影を目撃したらしい。・・・?
・今回の聖杯戦争はきな臭い、裏で違う事が行われていると疑う凛、納得いくまで聖杯戦争のルールに従わず休戦すると宣言。士郎も同意して休戦成立。
・階段でバッタリ桜と遭遇。桜とのお弁当タイムをすっぽかす形になった士郎を、凛が気まずげにフォロー。・・・やっぱり凛も、桜を相当意識してるなぁ・・・
・放課後に商店街の中華飯店で待つよう、凛から指示。

[中華飯店]
・中華飯店泰山にて、地獄のように辛い麻婆豆腐を食す言峰綺礼と遭遇、実は凛を介して士郎を呼び出したらしい。
・言峰綺礼曰く、セイバーがキャスターを倒した夜、アサシンも柳洞寺に存在した。アサシンの特性である気配の遮断故、セイバーには感知できなかったはず。
・前回とは違うモノが動いている気がしてならん、と疑惑を口にした言峰綺礼、士郎に情報交換を要求。士郎、了承したものの、何故アサシンが居たと判るのか?と詰問。
・言峰綺礼「なに、単純な話だ。私のランサーが柳洞寺でアサシンに敗れた。ヤツが消滅する寸前の映像を、マスターである私が回収したにすぎん」とこともなげに言い放つ。驚愕する士郎に、ランサーが消滅し自分はマスターでなくなった、と韜晦する言峰綺礼。・・・またまたウソばっか。(-_-#
・士郎からの情報を聞いた言峰綺礼、「間洞臓硯・・・とうに老衰したかと思っていたが、いまだに現役とはな。人の血を啜る妖怪というのは本当だったか」と感心。
・言峰綺礼曰く、間洞の魔術は吸収であり、臓硯は6代前の魔術師で際立った虫使い。その魔術は必ず自らの肉体に成果が返る類のもの。臓硯は他人の血を吸って若さを保ち、肉体を変貌させ数百年を生き抜いたが、凛の父親の話では既に死に体とのことだった。ただし臓硯自身はマスターだったことはなく、間洞家の相談役的立場。
・聖杯は凛か士郎が取ればよいと言う言峰綺礼、自身に望みはなく、目的は本人が叶えても意味がない、と士郎を煙にまき、戸惑う士郎に「老婆心のつもりなのだがな。私とおまえは同じだ。明確な望みがない者同士、救いなど求めてはいない。故に・・・少しでも早く気がつけば、楽になれると思ったのだが」と告げる。よくわからないながら動揺する士郎。
・話を終えた言峰綺礼、問答無用で激辛麻婆豆腐×2追加・・・(^.^;

[Interlude:間洞邸地下]
・地下に誰かを引きずり込んだ慎二「新しい”本”を作ってくれよ。まだ二個、残ってるはずだろ」とぞんざいに命令し、アイツとはいずれ戦うしかない、我が侭言ってると自分でアイツと戦うしかなくなるぞとゴリ押し。
・召喚されたライダーに「・・・いま一度訊きましょう、シンジ。私を使役するのは、自らの身を守る為だけですね」と問いかけられ、頼りになる護衛が欲しいだけと嘘八百な慎二。

[商店街]
・考え込んでた士郎、後から着いてきたイリヤに気付かず。ようやく気付いて責められる。
・選択肢

なんとか大目に見てもらう

→士郎も結局切嗣と同じ、と最初の頃の冷たい殺気を取り戻すイリヤ、次は予定通り玩具にすると宣告。
→帰宅後、桜が寝てから夜の巡回へ。
→橋の辺りで、臓硯と対峙する凛&アーチャーと遭遇。
→アーチャーに切り捨てられた臓硯が倒れた直後、奇妙に立体感のない黒い影が突如出現、凛を庇った士郎が呑まれかけるも、影が退いて生還。
→私怨を優先できなくなったとボヤくアーチャー、守護者として常に対峙するモノと認識したらしい。
→通りすがりの女性を襲った臓硯、その身体を構成する蟲に女性を貪り喰わせ、その肉に潜り込んで新たな身体に。魂の腐敗故に常に腐り続ける肉体を替え続ける臓硯に、改めて忠節を誓う真アサシン。
→翌日の帰宅時、奇妙な音に侵蝕され異変を感じた士郎の手から令呪が消失。現れたイリヤがセイバーを始末したと宣言、これ以上あっちに取られる訳には、とか不出来な聖杯を恨め、などとコメント。
→イリヤ、士郎はあいつ用の切り札として心だけ人形に入れ替えると宣告してDead End
→タイガー道場:続・愛が足りないぜ!

謝罪を込めて言うコトを聞く
→お詫びとして1回だけ何でも言う事を聞くと誓約した士郎。

・イリヤの願いは「買物に連れて行って」。拍子抜けしつつも商店街へと誘う士郎、笑顔の絶えないイリヤの姿に、平凡な日常という夢が終わらないでという必死の願いを感じ取る。
・公園で夢の終わりを自ら宣告したイリヤ、「もうじき日が沈むから、そうしたらもとの関係に戻りましょう。わたしはシロウを殺しにきたマスターで、シロウは自分のためにわたしと戦うマスターなの。」と迷いのない笑顔で言い切る。
・束の間の雪の中、無邪気に舞い踊るイリヤ、「キリツグが住んでた土地にも、ちゃんと雪は降ってたのね」と述懐。士郎、アインツベルンを裏切り全てを捨てた切嗣と、切嗣に育てられた自分に、なぜイリヤが殺意を抱くかを悟る。

[衛宮邸]
・帰宅した士郎、居眠ってる桜に毛布をかけようとして、いつにない艶っぽさに動揺。

[橋]
・腐臭の中、臓硯と対峙する凛&アーチャーに遭遇。
・臓硯、蟲で使役するキャスターの骸を呼び出してセイバーに対峙させ、最高のサーヴァントたるセイバーも同様に使役してやると宣言。が駆け寄ったセイバーがキャスターの骸を一撃で地に返し、「終わりだ魔術師。過去からの経験でな、おまえのような妖物は早めに処理する事にしている」とアーチャーが臓硯を一刀両断。
・臓硯にとどめをさそうとした刹那、突如公園が異形の闇に覆われ、奇妙に立体感のない影が出現。士郎、何故か夢の中で大火災の紅蓮の空に幻視した黒い太陽を想起。
・突然黒い触手が伸びて凛に襲いかかり、咄嗟にかばった士郎が呑まれかける。影はそのまま消失、士郎は衰弱してるけど辛うじて無事。
・アーチャー、「まぁ本体に触れた訳でもなし、実体のあるモノなら瘧を移された程度だろう」と平然。町の人間から魔力を吸い上げているのは今の影、と指摘したアーチャー、どうやら私怨を優先できなくなったと呟き、「・・・ふん。サーヴァントとして召喚されたというのに、結局はアレの相手をさせられるというワケだ」とボヤき、戸惑うセイバーに「そうか。君はまだ守護者ではなかったな。ではあの手の類と対峙した事はなかろう。・・・まったく。何処にいようとやる事に変わりがないとはな」
・それ以上説明せず、凛を促し立ち去るアーチャー、「・・・いや、そう悲観したものではないか。・・・まだ事は起きていない。後始末に留まるか、その前にカタをつけるのか。今回は摘み取れる可能性が、まだ残されているのだから」と呟く。

[interlude:新都]
・飲み会帰りの通りすがりの女性、見慣れた夜の街に何故か訳もなく脅かされ、公園に追い込まれたところで蟲に襲われ惨殺される。その肉を食い散らした蟲達が乗っ取り、変貌して臓硯再生。
・とうに己の肉体を失った自分にとっては、どのみち借り物への寄生に過ぎない、と自嘲する臓硯。喰い殺した死体に寄生した蟲が擬態し、臓硯の肉体として機能させるらしい。
・「魔術師殿の”不死”への渇望がこの身を招いたのだ。故に、私が望むは永遠のみ。」と流暢に語る真アサシン、五百年も寄生して生き続ける臓硯は既に十分不死ではないか?と疑問を呈する。
・憤怒を堪えて答える臓硯曰く、老いる体を憂えて寄生体となった自分は永遠に人間として生き続けるつもりだった。ところが、借り物の肉体を形作るべき魂そのものが劣化し腐敗するため、肉体も生きながらに腐敗して定期的に交換が必要となり、当初は50年もったものが現在は数ヶ月しかもたない。そうして腐敗から逃れるため何千人を喰らってきた臓硯、「人として当然のように、正しい肉体を授かる人間が恨めしいのだ・・・!」と自業自得な逆恨み全開。(-_-;
・真アサシン、数百年も自身の肉体の腐敗という苦痛と恐怖に耐えてきた臓硯の精神は、既に常軌を逸し常道を逸脱していると推測しつつ、要は死にたくないのだと理解し、己がマスターにふさわしいと判断、「よかろう。人として扱われなかったモノ同士、共に永遠を目指すとしよう・・・」と忠誠を誓約。

●2/7
[衛宮邸]
・桜、昨夜衰弱した士郎を連れ帰ったセイバーを責めてしまったことを悔いて、セイバーと顔をあわせず早々に一人登校。
・ニュースによると、昨夜の黒い影の仕業と思しき昏睡事件被害者が約30名。黒い影はキャスターと異なり手加減なしに意識ごと人々の魔力を喰らっていたと思われる。
・士郎、聖杯戦争とは無関係ながら、無辜の人々に害をなす黒い影を優先して討つ決意をかため、セイバーを説得。渋々同意したセイバー、黒い影の正体は不明だがバーサーカー以上の難敵と警告し、「ただ、漠然と感じたのです。アレは良くない星そのものだと。それこそ関わったもの全てに破滅をもたらす、逃れようのない呪い(いばら)のような」と告げる。

[学校]
・藤ねえ、しばらく忙しくて衛宮邸にはいけそうもない、とのこと。
・凛も黒い影の討伐に同意して休戦延長、士郎は夜に巡回しつつ黒い影を偵察することに。当面は偵察に留めるよう士郎に忠告した凛、何かとキナ臭い臓硯をまずマークし間洞邸に直接乗り込むと宣言。凛の身を案じる士郎に、魔力のほとんどを体の維持にあてる臓硯は敵じゃないと断言する凛。

[Interlude:間洞邸]
・二百年前この町に移り住んできた間洞家に、遠坂家は協力者としてこの土地を譲り、互いに不可侵で無闇に関わらないとの盟約を交わした。間洞邸にやってきた凛、既に11年前に関わっている、と強気で間洞邸に正面から侵入したものの、「どうせ破るのなら、もっと早くに押しかければ良かったのに」と10年以上も我慢し続けた誰かに対する後悔から自嘲。
・霊体化して付き従うアーチャー、屋敷を一回りして設計図を思い描き、空白部分に隠された地下への階段を発見。凛、アーチャーが騎士と思えない程に物の設計や構造把握に特化していることを内心訝しむ。
・地下へ侵入した凛、腐った水気と立ち込める死臭と有象無象の蠢く蟲たちしかいない空間が間洞の後継者を「飼育」した部屋だと、戦慄と嘔吐と共に憤る。
・多くの困難を越え魔術協会から特待生として声をかけられた五大元素使い(アベレージ・ワン)たる若き天才、凛であれば、10年かけて未だ習得できない間洞の後継者と異なり、半年でより優れた術式を組み上げ蟲どもを統率可能。ただし臓硯の嗜好によるマキリの愚鈍な学習方法、術者を蟲どもの慰み者にし、後継者に終わりない責め苦を負わせる方式は凛には堪え難い。
・臓硯不在と見きった凛は地下室を後にし、隠れてた慎二に何故マスターになどなったかと詰問、答えない慎二に「単に魔術師の真似事をしたかっただけなのよ、アンタは。自分は落ちこぼれだから、魔術師にはなれないから、聖杯の力で魔術師になりたかった。」と糾弾。
・凛、もともとこの地に根を張った時から間洞の血は薄れていたので、慎二に魔術回路がないのも仕方ない、と言いつつ、見苦しく”自分に与えられるべきだった特権”に縋ったと慎二を告発、更にわざわざ衛宮士郎の名を挙げ、「彼が貴方より強いから。それに魔術師としての素質もある。間洞慎二にはないものを、衛宮士郎は持っている。・・・ええ。貴方と同じように、衛宮くんにも魔術師としての才能はないわ。けど、彼には魔術師としてやっていける絶対的な素質がある。それだけは他の誰にも負けない、彼が一番たり得るところよ。」と挑発。
・あくまで現実を見ない慎二に、衛宮くんにやられる前に教会にでも逃げ込め、と言い捨てた凛、「いいわ、最後に教えてあげる。自分以外の為に先を目指すもの。自己よりも他者を省みるもの。・・・そして、誰よりも自分を嫌いなもの。これが魔術師としての素質ってヤツよ。どんなに魔術回路があったところで、ソレがない者には到達できない所がある。・・・ふん。わたしだって、そんな条件を満たしているヤツがいるなんて思ってもみなかった。こればっかりは、生まれつき壊れてないと持てない矛盾だから。」と述懐。更に、慎二については他人を蔑む事で抱かなくてよい劣等感を抱いた典型と指摘、中身が空っぽの風船同然でまわりの風向き次第でくるくる変わる慎二には魔術師は務まらないしサーヴァントだって従わない、と断じる。
・打ちひしがれた慎二、「なんだ。そうか、そういうことか。・・・ようするにさ。あいつがいなくなればいいって言うんだろ、遠坂?」・・・イヤそんなこと言ってねーし。何故そーなるのだコイツは?f(-o-;

[衛宮邸]
・士郎、桜と過ごす穏やかな時間をかけがえのないものと痛感。

・選択肢

柳洞寺

→キャスターの様子もヘンだったし、この町で一番霊的に手を加えられた土地でもあるため、柳洞寺を再調査することに。

・セイバー、桜は自責の念が強すぎ、過ちを正すより悔いる事を重視して、汚名を返上するより刻み付けようとしてしまう、と懸念を洩らし、士郎といる時だけ桜は自責の念から解放されていると指摘。

[柳洞寺]
・探索中、いきなり士郎を突き飛ばし扉を封じてお堂に閉じ込めたセイバー、マスターにとって天敵たるアサシンがシロウだけを狙っているので、決着をつけるまでそこにいろ、と指示。
・嫌な予感を覚えた士郎、この山でセイバーを一人にしては取り返しのつかない事になると直感して焦燥、扉を破ろうと警策を強化。
・突然月光が闇に遮られ、腐臭と共に臓硯が出現して飛んで火にいる・・・と士郎を嘲笑。

[Interlude:柳洞寺]
・三間の間合いを保ち短剣を次々投擲する真アサシンだが、セイバーは風切り音と直感で軌道を読み完全に防ぎ切る。”理解していても防げない攻撃”こそを極め手とする英霊にとっては、”視認できない攻撃”程度では脅威たり得ず。
・短剣使い切って足を止めた真アサシンと対峙するセイバーだが、長く彼女が培い永く彼女を生かしてきた直感が、あの昏い闇に近づくなと最大限に警告し足を止める。剣で斬るには踏み込まざるを得ない四間の間合いで佇むセイバー、間合いの有無に囚われぬ一撃のみの秘剣を考慮、にわかに風が真アサシンの黒衣をはためかせる。
・ランサーに似た声で喋りはじめた真アサシン、見せないつもりの短剣が見えていたのか?と質問。「軌跡ならば読み取れる」とあっさり答えたセイバー、見えないものを恐れるなら不可視の剣は持たないと断言。
・英霊としての格の違いを見せつけられた真アサシン、所詮自分は英霊でなくマスターを殺すしか能のない英霊もどきと自嘲しつつ、自分の行動全てがセイバーのマスターを仕留める為だけのものであり、今頃士郎は己が主がもてなしている、と嘲笑。
・焦りに息を呑みつつ、風王結界を解除して黄金の剣の姿を垣間見せるセイバー。「風の呪いで刀身を隠していたか。なるほど、その風圧ならばその場からでも私を断てる。わざわざ死地に踏み込む事もないという訳か」と悟った真アサシン、踏み込んでの反撃を目論みつつ、何故か地に身を伏せる。
・風王結界解放による暴風の一撃を解き放ったセイバーに、「神は偉大なり!」と突進する真アサシン、避けられないはずの暴風を回避してセイバーの背後に回り「二つほど運がなかったな」と勝ち誇る。曰く、一つは砂漠の住人たる真アサシンが唯一知る魔術が風避けの御名であったこと。もう一つは相手が真アサシンだけでなく二つだったことで、真アサシンはただセイバーの注意を削ぐだけで事足りた。
・隙を突かれ例の黒い影に足下を侵蝕されたセイバーに、真アサシン「サーヴァントはその真夜(アルヤル)に抗えん。おまえがまっとうな英霊ならば尚更だ。比較的近い私でさえ、触れれば魔力を奪われる。純正であるおまえでは、触れられただけで正気を失おう。」と告げ、それは惜しいのでおまえの心臓をもらうと宣告。
・真アサシン、棒のような異形の右腕を解き放ち、折り畳まれ包帯で縛められた異様に長い呪腕をセイバーの心臓めがけて繰り出す。セイバー、影からの離脱のため貯めていた魔力をもって迎撃の斬撃を放ち呪腕を切り落とすも、腰まで伸びた黒い影に呑まれて「すまない・・・シロ、ウ」と言い残し昏い泥中に沈む・・・(;_;)

[柳洞寺本堂]
・両断された身体を復元した臓硯と対峙する士郎、お堂の周囲はすべて臓硯の蟲に覆い尽くされたと知り戦慄。

・選択肢


臓硯に斬りかかる・・・!
→臓硯は断ったものの、警策が腐り朽ちて武器を失った士郎、必死で外へ。
→踏みつぶした蟲の体液に足を溶かされて歩けない士郎、腕で這いずりながら蟲に喰われてDEAD END。
→タイガー道場

令呪を使う

→令呪を使ってセイバー召喚を試みた士郎、令呪が色を失い薄れていくのに気付き愕然。

・セイバーは死んだと勝ち誇る臓硯に、やけくそで切り掛かる士郎だが、戻ってきた真アサシンに阻まれ、短剣を放たれて絶体絶命。そこへ突然割って入った黒衣のサーヴァント、ライダーが弾き落として何故か士郎を救う。
・無言のライダー、以前セイバーに一撃で退けられた際とは段違いのスピードで真アサシンの投擲を悉く回避、短剣を真アサシンに突き立てるや、鎖で身体ごと振り回した挙げ句に山門の向こうまで放擲。・・・こんな乱暴者だったのか、このヒト。(^.^;
・臓硯は捨て台詞残して撤退。
・単独行動は危険と士郎を戒めるライダー、何故助けたとの問いに、士郎を死なせてはならないという主の名に従ったのみと回答。
・風王結界の暴風で抉られた廊下で小さな血痕を見つけた士郎、セイバーがここで消滅したことを痛感、マスターを守ることばかりで自身を守ることを口にしなかったセイバーにしばし思いを馳せた後、何もかも無くしてなおやるべき事をやり通す決意。同時に令呪が完全に消滅して、士郎のマスターとしての資格は消滅。
・夜道は危険だから送っていくと提案するライダー、主命でなく個人的感情だとか。敵の世話にはならないとつっぱねた士郎だが、助けてくれたことの礼を告げ、驚いた顔を見せた素直なライダーを意外に思う。

[衛宮邸]
・玄関で待ってたらしい桜が出迎えてお茶に。治癒の奇跡も失った士郎に桜が手当。
・心の痛みを隠して、セイバーは帰ったのでもう来ない、と桜に告げた士郎。桜、セイバーがいないなら夜歩きもしなくてすむ、と微笑んだものの、当面夜歩きは続けると言う士郎に、一転浮かない顔に。

[Interlude:桜寝室]
・寝室に戻った桜、発熱で不調ながら、傷ついた士郎を思い、大切な存在を傷つけたモノへの憎しみに煩悶。帰ってこないセイバー、奪い返した事実、様々な嘘から、暗い感情に導かれる桜、士郎を思って何とかそれを押さえ込む。
・桜を気遣い遠ざける事で守ろうとする士郎が、傷つきながらまだ戦うことに思い悩む桜、「あ・・・なんだ。外に、出さなければいいんだ」と天啓に顔を綻ばせ、「うん。歩けなくなるぐらいの怪我をしちゃえば、もう危ない目に遭うことないですよね、先輩・・・」・・・怖すぎ。orz

[Interlude:言峰綺礼自室]
・協会への報告書作成中の言峰綺礼に、突然現れた金アーチャー、ギルガメッシュが茶々入れ、昏睡事件が更に拡大すれば街が無人になると面白そうに警告。素人ではあるまいし際限は知るだろうと答えた言峰綺礼に、「そうかな。あの蟲使いはそうでもなさそうだが。あの手の輩は早めに潰さねば祟るぞ?我とて、おめおめと街の人間を殺されるのは性にあわぬ」と告げるギルガメッシュ。
・自分以外の者が人を殺める事を良しとしないと言うギルガメッシュだが、現代は無意味で無価値な者ばかりだから一掃するのが正義と言い放つ。
・言峰綺礼、聖杯で望みをかなえるよう促し、自身には願いなどなく明確な快楽を欲する己のみがある、と断言。ギルガメッシュ「よいぞ。我はおぞましいから殺し、おまえは楽しいから殺す。理由は違えど聖杯に求めるものは同じ、なればこそ我をここまで繋ぎとめたという訳だな!」と哄笑、好きにさせてもらうと言い置いて消える。
・「酔っているように見えても芯は正気のままか。あの泥も、アレの魂までは汚染できなかったと見える」と呟いた言峰綺礼、英雄王ギルガメッシュは現時点で最強の存在と認識しつつ、「無価値な物はあるが、無意味な物などない。・・・注意するのだな英雄王。おまえに敗北を与えるモノがあるとすれば、それはその一点のみだろう」と独白。

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Fate/StayNight[RealtaNua]桜ルート(1)

またまた間が空いたけど、10月からはFate/Zeroのアニメも始まることだし、レアルタ・ヌアの3周目(桜ルートの予定)を開始。シナリオ的には、あんまし楽しくなさそうな・・・(-_-;
メモは差分&気分で。

●1/31
[学校]
・選択肢

生徒会の手伝い

[衛宮邸]
・選択肢

桜を送っていく

→慎二に見つかるとまた喧嘩に・・・と躊躇う桜を押し切る士郎。説得された桜は満面の笑みで送られることに合意。

・坂の上の間洞邸近くで、桜が最近見慣れないモデルのような金髪外人を見かけると言い出す。・・・そういや金アーチャーがウロついてたんだっけか。
・桜を見送った後、どこからかキイキイという虫の鳴き声を聞く士郎。屋敷には明かりが3つ、桜と慎二と、もう一つは・・・?と不吉な予感。(-_-;

●2/1
[衛宮邸]
・選択肢

桜も来るし、もう一品加えよう

→成り行きで桜と共に二人分のお弁当まで作る士郎。

・士郎の左手の甲に奇妙な痣を見つけて動揺した桜、何故か気まずそうに俯き蒼白に・・・

[学校]
・一成から長物による辻斬り一家惨殺事件のお知らせ。・・・アレ、これ誰の仕業?セイバーとアーチャーは除外するとして、やりそうなのはライダー、キャスターだけど、どちらも短剣しか持ってないし。アサシンは山門動けないはずだし。バーサーカーなら原型とどめないだろうし。葛木先生なら素手だろうし、間洞兄妹やイリヤが自分で手を下すとも思えないし・・・言峰か金アーチャーの仕業?ランサーも嫌がりそうだしなぁ・・・でも命じられたらヤツはやるか?

・選択肢

桜が気にかかる

→士郎、教室で一人佇む桜を発見、不調なのに帰宅を拒む桜を説得し、お茶持ってきて一休み。

・四年前のこと覚えてる?と言い出した桜、真っ赤な夕焼けの放課後に独り黙々と走り高跳びにチャンレジしてた少年(=養父を亡くした頃の士郎)のことを述懐。当時いろいろあって八つ当たり気味に少年の挫折を見たかったと告白する桜だが、3時間も愚直に粘ってようやく自分には飛べないと納得した士郎に、「その人はきっと、すごく頼りがいのある人なんです。けどそこが不安で、寂しかった」と何やら感動したらしい。
・更に桜、「わたしたち、おなじものを見てたんです」と士郎には意味不明の一言。・・・あぁ、凛も同じシーンを回想してたっけか。つくづく因果な姉妹だこと・・・f(-_-;

[新都]
・バイト帰りにビル屋上の凛を目撃。

[間洞邸]
・桜を案じて寄ってみると、屋敷の外で桜の祖父と称する間洞臓硯に遭遇、異様な迫力にビビりつつ名乗る士郎。
・唐突に「アインツベルンの娘は壮健かね?」と問う臓硯、彼女が衛宮を訪ねるは道理、此度の座の出来はどうか、等と聞いてきたものの、本当に士郎が知らないと悟って失望したらしい。

●2/2
[衛宮邸]
・桜、明日の夜まで手伝いにこられないので、それまで家に籠っているよう懇願。士郎は何の気なしに了承。

[学校]
・結界の違和感を感じ不審に思う士郎。
・放課後、慎二の難癖で弓道場の片付けを押し付けられた士郎、快諾して夜まで一人居残り。
・不振な金属音を聞きつけた士郎、斬り結ぶランサーとアーチャーを目撃して驚愕。ランサーに気付かれて死にものぐるいで逃走したものの、あっさり追いつかれてあえなく瞬殺。ランサー、口封じは気に喰わないとボヤきつつ、アーチャーは確認したので一度撤退、と嘯く。
・続いてやってきた凛、ランサーをアーチャーに追わせ、自身は士郎の致命傷を確認。「こんなの、成功したら時計塔に一発合格ってレベルじゃない・・・」とボヤきつつ士郎の治療に着手。

[衛宮邸]
・凛に助けられたとは気付かぬまま、意識取り戻してどうにか帰宅した士郎、ランサーの追撃を受けてドつき回され、命からがら土蔵へ。そして遂にセイバー降臨、必殺のゲイ・ボルクさえかわしてランサー撃退。
・続けて敷地外の凛&アーチャーに襲いかかるセイバー。選択肢なしでアーチャーは速攻撃退、続けて凛に切り掛かるセイバーを、追いついた士郎が制止。とりあえず令呪ぬきで剣を収めたセイバー、凛の口車に乗せられて共に邸内へ。
・凛から聖杯戦争のレクチャー受けた士郎、凛に連れられて監督役の言峰教会へ。

[教会]
・言峰綺礼から説明を受け選択を迫られる士郎。
・選択肢

戦う

[坂道]
・待ち構えてたイリヤ&バーサーカーに襲撃され、単純なパワーとスピードに圧倒されるセイバー。
・選択肢

セイバーを助ける

→飛び込んだ士郎まっぷたつ、興ざめしたイリヤは引き上げ。

[Interlude:間洞邸地下]
・血脈の執念の果てに腐敗した闇の中、「・・・七人、揃ったようだな」と嘯く臓硯、蟲を全身にたからせ体内に取り込みつつ、「万全でなければ静観に徹するべきなのだが」と今回の聖杯戦争を思案。
・前回から10年たらずで開く孔、監督役の神父が秘匿する2体のサーヴァント、柳洞寺のサーヴァントが自ら召喚したサーヴァント等、今回の万全でない戦いで満ちる杯は不完全であり、門は開けても中にあるモノまでは手が届くまい・・・と黙考する臓硯だが、「困った事に持ち駒だけは適しておる」と呟き、胎盤として貰い受けたものがあれほどの出来になるとは、と感慨。
・聖杯の中身を植え付け、10年間で神経の至るところまで聖杯の欠片に侵蝕させた細胞具は、優れた魔術回路を持つ胎盤であったが故に強固な精神防壁を持ち、優れた駒でありながら己の意思で戦いを拒む。反撃する刃を持たぬだけの、この世で最も堅固な要塞であるため、壊れるのなら内側からのみ、即ち自身の昏い感情こそが変貌の鍵となる、と企みをめぐらす臓硯。
・闇へ訪れてきた持ち駒に、マスターは全員殺さなければならないのか?と問われた臓硯、一見にこやかに持ち駒の不戦の意思を了承して傍観を許可しつつ、「今回の依り代の中では、遠坂の娘は中々に良く出来ておる。勝者が出るとすれば、おそらくはあやつであろう」と嘯く。呼び起こされた僅かな負の感情が、持ち駒本人さえ気付かない隙間を開けて・・・ホント因果な姉妹だこと。orz
・桜ルートバージョンのOPムービー入って、いよいよHevensFeel突入。

●2/3
[衛宮邸]
・士郎、切嗣ご臨終の夢を見て覚醒、凛から状況確認。共闘提案されたものの、イリヤとの敵対を何故か避けたいと感じたため即答保留。次に会う時は敵だと言い残して立ち去る凛。
・道場に居たセイバーからサーヴァントや宝具の説明を受ける士郎。アインツベルンを知りたいなら教会へ赴くべきと提案するセイバー、言峰綺礼は苦手だと告白し、前回の聖杯戦争でも自分は切嗣のサーヴァントであり、最後まで勝ち残ったこと、切嗣が言峰綺礼を最大の敵と捉えていたことを告げる。

[教会]
・セイバーを外で待たせて教会に入った士郎、金髪美青年に「・・・ほう。よくないモノに魅入られているな、おまえ」と声をかけられる。ただ近寄られただけで何故か死を覚悟した士郎。・・・早速金アーチャー徘徊してるし。よくないモノってマキリ?(-_-;
・奥から出てきた言峰綺礼に、なぜ切嗣が前回マスターだったことを隠したのか?と問いつめる士郎だが、言峰綺礼はのらくら韜晦した挙げ句「聖杯は、聖杯を否定した衛宮切嗣の息子に贖罪を求めているのやもしれん」と、切嗣が前回の聖杯を破壊した事を明かす。
・争いの原因たる聖杯を破壊したのだから切嗣は何も裏切ってない、と強弁する士郎に、「そうだな、おまえはそれ以前の切嗣を知らないのだったな。・・・いいだろう。無駄な話しだが、衛宮切嗣の正体を教えてやる」と愉しそうに笑む言峰綺礼。
・過去3度に渡る聖杯戦争の経験から、元来戦闘向きでないアインツベルンは戦闘能力に特化したマスターを求め、協会に属さず聖杯戦争とも無縁だった切嗣を破格の待遇で迎え入れ、アインツベルンとの血の交わりで戦闘向きの後継者さえ生み出した。自身の力では叶わず人間の力では実現できない理想、子供じみたユメを捨てきれなかった切嗣もまた、「願望機」たる聖杯に望みを賭けた。・・・あれ、士郎「後継者」を聞き流しちゃってる?考えりゃわかりそうなもんだけど・・・(-_-;
・聖杯戦争の原因とも言える魔術師の血族アインツベルンの破格の扱いに応えた切嗣は、的確であり、周到であり、蛮勇であり、無情に全てを利用し、機械のように敵を殺した。
・多くのマスターを倒した切嗣と戦って生き延びたのは自分一人、と告げる言峰綺礼、「非情だという事が悪になるのなら、前回の戦いで最も判りやすい悪は、あの男をおいて他にはなかったのだから」と糾弾。それでいて魔術による自己暗示でなく自分の意志だけで私情を切り捨てたことが、結局は切嗣にすべてを裏切らせたのだ・・・と嘲笑。
・困惑しつつも言峰綺礼の切嗣に対する怒りを感じ取り指摘する士郎に、言峰綺礼「当然だ。ヤツと私は両極に位置していた。私とあの男は生まれついての仇敵だ。マキリやアインツベルンには同類として映ったらしいが、私たちは共に、互いを天敵だと認識していた」と首肯。
・更に言峰綺礼、切嗣を度し難いほどの聖人と評し、十の命を生かすために必要な一の犠牲を速やかに自ら成したと告げ、「・・・その矛盾。破綻した理想は私と同じくするものであり、だが、致命的に同朋ではなかったのだ」
・むしろ人間的には士郎こそ切嗣に似ていると指摘する言峰綺礼、幼いままの願望を持ち、実在しえない綺麗事を信じて汚れ役を引き受け、自らを強大な悪として有象無象の小さな悪を打ち消すものとして「おまえや切嗣は、反英雄と呼ばれる”救い手”の在り方だ」と明かす。
・言峰綺礼曰く、反英雄とは存在そのものが悪とされながら、その悪行が人間にとって善行となるものであり、人柱や生贄のように周囲の人間が勝手に救い手として祭り上げたもの。被害者でありながら究極的な加害者であり、人が生み出したモノでありながら決して人の手が混ざらず成長するモノ、その矛盾こそがあらゆる抑止の圧力を免除される”世界の敵”。叶うことのない綺麗事であり、原罪を否定するための生贄、人間の生み出した一つの理想。
・言峰綺礼、自分と切嗣は両極であり絶対に相容れない、話したこともなく、一度殺しあっただけ、と告げる。切嗣の理想は”争いのない世界”であり、人の手に余るその奇跡を求めて追い詰められた切嗣には、もはや聖杯という”あり得ないもの”しか手段がなかった。一方の言峰綺礼は、人が幸福と感じるものに喜びを覚えないため、そもそも基準が異なった。
・続いてアインツベルンについて説明する言峰綺礼。魔術儀式としての聖杯戦争を仕組んだアインツベルン、マキリ、遠坂の3つの家系が、二百年前に秘術を提供しあい、この地の霊脈の歪みを利用して聖杯を起動させる陣を作り上げた。三家は各々、聖杯を作り上げ、英霊を酷使する令呪を考案し、土地を提供して世界に孔をうがつ秘術を提供した。
・唯一土着の遠坂は、時の翁シュバインオーグを大師父と仰ぐ血筋。
・マキリも五百年執着したが、アインツベルンに至っては千年もの間ただ聖杯の成就だけを追い求めた。マキリと遠坂の協力を容れながら一参加者に堕す屈辱に耐え、外部から招き入れた切嗣に裏切られたアインツベルンとの因縁の重さに戦慄する士郎だが、切嗣は一千年の怨霊さえ向こうに回して己が願いの成就に賭けた、と言峰綺礼にたき付けられ(同じように、自分の信じる道を行かなくては・・・)と決意。・・・イヤ、それ絶対ノせられてるから。(-_-;
・士郎が治癒魔術を使えないと聞いた言峰綺礼、負傷者がいたら連れてこいと指示。「本来は管轄外だが、覚えた。昔、目の前で死病つきに死なれてな。それを機に手を染めてみたのだが、思いの外相性が良かったようだ」・・・そういやこいつの起源って傷を開くとかだっけか。でも死病つきって誰だっけ?亡くなった奥さんとか?
・教会の外に出た士郎、その身を案じるセイバーと改めて握手を交わし、互いのため協力しあうことを誓う。

[衛宮邸]
・セイバー曰く、士郎からの魔力供給がないセイバーの魔力回復量を一日あたり8として、肉体維持に6必要なので余剰2を貯金、一方最低限の通常戦闘では10、負傷したランサー戦では50、苦戦して腹を裂かれたバーサーカー戦では200消費。セイバーの魔力は大半を守りに固定しているので、肉体治癒より鎧の修復に魔力を消費する。ただし現時点での保有魔力は1000程度と聞いて、存外余裕があると安心する士郎。セイバー、莫大な魔力を要する宝具は使えない、と釘を刺すも、士郎は実感なし。
・夕飯にきた藤ねえ&桜に、切嗣を訪ねてきたセイバーをしばらく下宿させる、と強弁する士郎。
・キッチンの配置が変わっていることから、遠坂凛に昨夜たまたま傷の手当をしてもらったと口にした士郎。桜「ここにいるのはわたしで、先輩とあの人はぜんぜん関係ないのに、どうして」と烈しく嘆き、士郎おどろいて沈黙。・・・士郎口軽すぎ。(-_-#

・選択肢

足場を固める

→深山町を巡回中、新都方面から女の悲鳴とともに不吉な魔力を感知。動揺した士郎だが、”戦いを止める”覚悟をもって脆弱な心を鎧う決意。

[公園]
・黒装束の女サーヴァントが被害者女性の精神や記憶等を吸い上げ貪る現場に駆けつけた士郎、手に奇妙な本を持った間洞慎二が立ち会っているのを見て愕然。
・慎二、サーヴァント同士を戦わせたいから士郎にも判りやすく演出してやったと嘲笑、サーヴァントの餌は人間だと言い放つ。なし崩しにライダーvsセイバー戦闘開始。
・ライダーがスピードで圧倒していると見て勝ち誇る慎二、「爺さんの言いつけは守ったんだ、衛宮のサーヴァントを始末するぐらい不可抗力さ!」と決着を命令。ところが不動のセイバーが繰り出した一撃でライダーに致命傷を与えて形勢逆転。
・動揺する慎二、命令違反だのどうせ生きてない死人だの僕の方が弱いみたいじゃないかだのと愚劣な戯言口走ってライダーを罵倒。見かねたセイバー、いかな英霊でも主に恵まれなければ真価を発揮できないと言い切り、士郎の意を受けて慎二に令呪の破棄による降伏を要求。
・瀕死のライダーをなお口汚く罵倒し楯にしようと足掻く慎二に、「そこまでだ。どうやらおまえでは宝の持ち腐れだったようじゃな、慎二」と突然現れた臓硯が声をかけ、慎二の手にした本が炎上、ライダーは消滅。
・孫可愛さで目をかけたがこの醜態では見きらざるを得ないと嘯く臓硯、勝利などでなく、無力でありながらも挑む我らの誇りを求めたのに・・・と嘆き、「間洞(マキリ)の名に泥を塗りおって。まったく、親子共々一門の面汚しよな」と慎二を糾弾、間洞の血はお前で終わりと断言。・・・何が誇りだか。(-_-;
・セイバーに歩み寄る臓硯、血縁故この身に代えても慎二を救うと嘯き、契約の書を失いマスターでなくなった慎二に逃走を指示。
・これは人ではないと警告するセイバーの制止をおさえ、臓硯に説明を求める士郎。
・臓硯曰く、間洞家は遠坂家と共にこの地に根を張ったものの、既に血族は廃れている。自身は隠居の身故に孫にマスターを譲った。かつてはマキリと名乗り、聖杯戦争に初期より携わりこの国に根を下ろしたが、二百年で血が薄れてしまった。
・では桜は?!と問いつめる士郎に、魔術師の家系は一子相伝が基本であり、魔術回路がない桜であれば魔術も教えようがなく、また養子にも出せない、と言い切る臓硯。そもそも桜は間洞の家が魔道である事も知らないとか。・・・ウソばっかし。(o_o#
・手を引くと言う臓硯を信じて手控えるセイバー。臓硯はいかなる隠形か闇に溶け、後には腐臭が。・・・ってゆーか、バラけただけでは?f(-_-;

[教会]
・被害者女性を教会へ連れて行き、言峰綺礼に治療を依頼。何とか持ちこたえそうと聞いて安堵した士郎に、その内心の迷いを見抜いた言峰綺礼が忠告。曰く、願いを叶えるために努力と蓄積を積み重ねる徒労を人生と呼び、聖杯によりそれをシンプルにしたものが聖杯戦争という殺し合い、故に他者の願いを自己の願いで塗りつぶしていく営みとして変わりないので、気負う事なく勝ち抜けば良い。
・士郎、誰かを守る事、正義の味方になるコトが自身の目標と自覚し、戦う決意を新たに。セイバー「貴方が私の主として相応しい限り、この身は貴方の剣となる。」と改めて誓約。

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Fate/StayNight[RealtaNua]凛ルート(4)

二週目凛ルートのラスト。

●2/13
[森]
・「今のうちに言っておくけど。士郎が返してくれたペンダントね、アレ、一つしかないものなの」と士郎に明かす凛、「士郎が私の部屋で見つけたペンダントって、アーチャーに返してもらった物なんだ。士郎がランサーに刺されたあの日にね。私はてっきり、あいつが拾ってきてくれたものだと思ってたけど」とだけ告げ、士郎が持ち帰ったペンダントと二つ同じ物が存在する矛盾は双方追求せず。

[教会前]
・教会前で待ち構えるアーチャー、裏切りに憤るランサーに英雄の誇りか?と揶揄、キャスターでさえそうしたものを持っているが理解できん、と言い放ち、ランサーと殺気のぶつかり合いに。
・ランサー、アーチャーは殺さず凛に謝らせてやる、と約束して、凛と士郎は教会内へ。

[教会]
・士郎が葛木を引きつけてる間に、凛は追い詰められても必ずキャスターの裏をかくと約束。士郎が丁寧に干将&莫耶を投影、頭痛を覚えて投影魔術が確実に身体を侵していると自覚。それを見る凛は辛そうに俯く・・・
・地下聖堂で対峙する凛&士郎v.s.キャスター&葛木。凛とキャスターの舌戦を皮切りに、それぞれ格上の相手に挑みかかる凛と士郎。

[interlude]
・ランサーとアーチャー遂に激突。ランサーはマスター(声で綺礼まるわかりだけど ^^; )の令呪により、初見の相手は倒さず倒されず、全員と戦闘して情報収集することを義務づけられてたので、二度目の対決となる今回は”最速の英霊"の実力を遺憾なく発揮。
・鷹の目を持ってしても本気出したランサーの槍を見切れないアーチャーだが、初回対戦の情報に基づく行動予測と培った戦闘経験による『心眼』でどうにか対処。アーチャーの『心眼』はセイバーの『直感』のような先天的なものでなく、凡人が愚直なまでの修練を重ねて得た技術。
・ランサー、凛との約束故に必殺の宝具を繰り出さない己を自嘲しつつ、「貴様、これだけの腕を持っていながらキャスターについたのか。貴様と凛ならば、キャスターになぞ遅れはとるまい」と不審を表明。己が裏切りに悔いのないアーチャーは鼻で笑い、ランサー「それは王道ではない。貴様の剣には、決定的に誇りが欠けている」と弾劾。アーチャーはもとより誇りなどない身と歯牙にもかけず、英雄の名の汚れなど成果で洗い流せると嘲笑、「そんな余分なプライドはな、そこいらの狗にでも食わせてしまえ」と挑発。
・激怒したランサー、殺気で大気を凍り付かせ「狗と言ったな、アーチャー」と言うや、一瞬で100mも後退したかと思うと50mを一息で助走、大きく跳躍して「・・・突き穿つ死翔の槍(ゲイボルク)・・・!!!!!」と怒号、狙えば必ず心臓を穿ち、躱す事も防ぐ事も出来ない魔槍が投擲される!
・双剣を捨て最速で自己の裡に埋没したアーチャー、目蓋を閉じて「・・・I am the bone of my sword.(体は剣で出来ている)」と詠唱、「"熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)"・・・!」と真名を展開し、何処からか出現した7枚の花弁が魔弾に対抗!
・アーチャーが投影したのはトロイア戦争で大英雄の投擲を防いだアイアスの楯、投擲武具には無敵とされる結界宝具。その鉄壁の守りをさえ必殺の魔槍は次々貫通、最後の1枚にアーチャーが裂帛の気合いで全魔力を注ぎ込んでようやく防ぎきる。満身創痍ながら健在のアーチャー、苦痛を堪えて「・・・驚いたな。アイアスを貫通しうる槍がこの世にあろうとは。君のそれは、オリジナルの"大神宣言(グングニル)"を上回っている。」と賞賛。
・最強の一撃を防がれ憤怒するランサー、弓兵でありながら双剣を操り最強の一撃を防ぐ盾さえ持つアーチャーに「貴様・・・何者だ」と問いつめるものの、アーチャーは「ただの弓兵だが」と韜晦、「・・・全く、私が持ち得る最強の守りだったのだがな、今のは」と軽口を叩き、「キャスターめ、存外に苦戦していると見える。こちらに向けられていた監視が止まった」と指摘。
・「テメェ、もとからそういうハラか」と罵るランサーに、アーチャー「無論だ。言っただろう。勝率の高い手段だけをとる、と」と答え、役割終えたと悟ったランサーは気に食わねえと言い捨てつつ、もう少し様子を見ようと残留。

[教会]
・徹底して双剣を攻める葛木に圧倒される士郎、砕かれては再投影で徐々に精度が下がり、遂には5mほど飛ばされてしばし体が動かず。とどめ刺しに迫る葛木に、投影魔術で対抗しようとする士郎だが・・・

[interlude]
・劣勢を自覚しつつ健闘する凛、10年以上魔力を溜め込んできた10個の宝石を使い切る覚悟で、呪文詠唱を必要としないキャスターと対峙。聖堂全体を覆うキャスターの魔術から士郎も守るため、キャスターの一撃毎に宝石1個使い切る消耗戦を強いられる。
・「Funf, Drei, Vier(五番、三番、四番)・・・!Der Riese und brennt das ein Ende・・・!(終局、炎の剣、相乗)」と虎の子の四番で禁呪たる相乗も重ね、自身の限界も超える力押しで畳み掛ける凛だが、その切り札さえ容易く衣の内に呑み尽くすキャスター。折しも背後で士郎が葛木に弾き飛ばされ、絶望にくずおれる凛、勝ち誇るキャスター。
・勝利を確信してとどめの一撃を放とうするキャスターの油断につけこみ、凛「stark(二番)・・・Groβ zwei(強化)」と密かに呟き宝石解放・・・

[教会]
・キャスターのとどめの一撃を強化した拳で相殺する凛、そのまま懐に飛び込みキャスターに寸勁の一撃!「・・・魔術師のクセに、殴り合いなんて・・・!」と息絶え絶えで憤るキャスターに、「おあいにくさま・・・!今時の魔術師ってのは、護身術も必修科目よ・・!」と言い返す凛、足下への旋脚、肘、正拳と畳み掛けてキャスターを壁に弾き飛ばす。
・勝利を確信した士郎だが、距離を詰めてとどめ刺そうとする凛の前に、瞬間移動したかのように葛木が立ちはだかり愕然。葛木、顔面への一撃で凛を反対側の壁まで弾き飛ばし、「勝利を逃がしたな。四度打ち込んで殺せなかったおまえの未熟だ」と宣告。士郎、葛木の足止めという役割を果たせなかった己の未熟こそが敗因、と自責。
・葛木、甘く見ていい相手ではない、とキャスターを戒めてセイバー使役を指示し、キャスター「的確な判断ですわ、マスター」と賛同。直後、士郎の頭上で「・・・ああ。それが、あと数秒ほど早ければな」と呟きが聞こえ、いつの間にか葛木の頭上に無数の剣が浮遊!
・身を以て葛木をかばおうとするキャスター、アーチャーの「・・・投影、開始(トレース・オン)」の呟きとともに、無数の剣に貫かれて頽れる。血まみれの指で葛木の頬をなぞるキャスター、葛木の無事を喜び、望みは代わりに果たしてやると朴訥に誓う葛木に「それは駄目でしょうね。だって、私の望みは・・・さっきまで、叶っていたんですから。」と儚く笑って消滅。
・士郎、同じモノなどない筈の自分の呪文/自己暗示をアーチャーが使った事に呆然。
・アーチャー、初めから獅子身中の虫を狙っていたなと葛木に指摘され、「ああ。だが、どちらかと言えばトロイの木馬だろう。倒すべきがギリシャの英傑であったのだからな。喩え話としては、そちらの方が相応しい」と揶揄。
・あくまで戦い続ける構えの葛木、士郎に制止されても、自分が始めた事だから途中で止めるわけにはいかない、と聞く耳持たず。

選択肢:

止められるものなら、止めてはいけないのか

→割って入った士郎をかわして葛木がアーチャーに仕掛け、その拳を避けずに受けたアーチャーが葛木を一撃で殺害。

・キャスターの呪縛から解放されたセイバーに駆け寄る士郎、突然セイバーに突き飛ばされ、背後から無数の剣で狙ったアーチャーの必殺の一撃を辛うじて回避。士郎、アーチャー相手に互いを嫌悪し相容れないと対立してきた理由を薄々悟って納得。
・アーチャー、凛に詰問されて「私は私の目的の為だけに行動する」と宣言、大剣の群れを円形に落として凛を閉じ込め、凛による令呪の呪縛を無効にする為だけにキャスターについたと明かして、「・・・そう、自らの手で衛宮士郎を殺す。それだけが守護者と成り果てた俺の、唯一つの願望だ」と告げる。
・消耗しきった身で士郎を庇って立ちはだかるセイバーに、アーチャー「いつか言っていたな、セイバー。俺には英雄としての誇りがないのか、と。無論だ。そんなものが有るはずがない。この身を埋めているのは後悔だけだよ。・・・オレはね、セイバー。英雄になど、ならなければ良かったんだ」
・セイバー、理由を察して戦意を失いつつも、剣となるとの誓い故に剣を引かず、アーチャーと数合切り結んで力尽き倒れる。振り下ろされるとどめの一撃に、絶叫しつつ飛び込んだ士郎、投影した双剣で辛うじて阻止。
・アーチャーと対峙する士郎、借り物の双剣と借り物の剣筋では本物を超えられないと自覚しつつ、不可能を可能とする力を得て多くの人間を救い英霊となったアーチャーを、誰かを救う為に強くなろうとした衛宮士郎の理想の果てと認識。
・遂に双剣が砕かれた士郎にとどめの一撃が振り下ろされる刹那、剣の檻に閉じ込められた凛が「・・・告げる!汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に!聖杯のよるべに従い、この意、この理に従うのなら・・・我に従え!ならばこの命運、汝が剣に預けよう・・・!」とセイバーに手を差し伸べ、応えて駆け寄ったセイバー「セイバーの名に懸け誓いを受ける・・・!あなたを我が主として認めよう、凛・・・!」と新たな契約成立、凛の供給する膨大な魔力に満たされて最強の剣の英霊セイバー完全復活!
・手順が狂ったとボヤくアーチャー、不利を意に介さずセイバーに突進するも、圧倒的な魔力と剣技の前に防戦一方、遂に片膝つかされ鍔迫り合いに。
・もう終わりと諭すセイバーに、アーチャーの単独行動スキルで2日もあれば士郎を殺せると言い返すアーチャー。そんなことをしても救われない、と言いかけたセイバーに、「・・・ふん。間違えている、か。それはこちらの台詞だセイバー。君こそ、いつまで間違った望みを抱いている」と昏い眼で告げ、一瞬の動揺をついて体勢立て直し。
・「やはり剣技では及ばぬか」とボヤいて双剣を捨てたアーチャーに、やっと諦めてくれたかと気を抜くセイバー。だがアーチャーは「オレはアーチャーだぞ?もとより、剣で戦う者ではない」と諌め
"I am bone of my sword(体は剣で出来ている)"
と詠唱開始。止めようとするセイバーに「セイバー。いつか、おまえを解き放つ者が現れる。それは今回ではないようだが・・・おそらくは次も、おまえと関わるのは私なのだろうよ」と告げ、
"Unknown to Death. Nor Known to Life(ただの一度も敗走はなく、ただの一度も理解されない。)"
と詠唱続行。
・アーチャー「だが、それはあくまで次の話。今のオレの目的は、衛宮士郎を殺す事だけだ。それを阻むのならば・・・この世界は、おまえが相手でも容赦はせん」と宣告、
"・・・unlimited blade works.(その体はきっと剣で出来ていた。)"
と言霊を結び、地を走る炎が聖堂を塗りつぶして異界とすり替える!
・現れた異界は一言で言うなら製鉄場、燃え盛る炎と空間に回る歯車、そして一面の荒野に延々と突き立つ無数の名剣。その中心に君臨する赤い騎士にセイバー呆然、凛は淡々と「・・・固有結界。心象世界を具現化して、現実を浸食する大禁呪。つまり、アンタは剣士でもなければ弓兵でもなくて」と指摘。「そう。生前、英霊となる前は魔術師だったという事だ」と静かに応えるアーチャー。
・自分は聖剣も魔剣も持っていなかったと言うアーチャー、「宝具が英霊のシンボルだと言うのなら、この固有結界こそがオレの宝具。武器であるのならば、オリジナルを見るだけで複製し、貯蔵する。それがオレの、英霊としての能力だ」と宣言し、セイバーが聖剣を使えば複製して対抗せざるを得ないと嘯き、聖剣同士の衝突で凛や士郎がただでは済まないと恫喝。
・アーチャーが左腕を挙げるとともに無数の剣が浮遊してセイバーと背後の士郎を照準、決死の覚悟で迎え撃つセイバーは一歩も引かず。
・士郎「・・・投影、開始(トレース・オン)」と限界間近の魔術回路を酷使しつつセイバーの横に駆け込み、飛び交う18の剣を必死で凝視して解析、魔術回路に撃鉄が落ちる感覚と共に「ふざけ・・・てんじゃねえ、テメェ・・・!!!」と剣の雨を投影して迎え撃つ!
・砕け散った剣と共に固有結界も消失、限界超えて頽れる士郎。忌々しげなアーチャーは凛を捕らえて人質にとり、邪魔の入らないところで決着つけると離脱。士郎、吐き気を堪えて「オレに文句があるんだろう。いいぜ、聞いてやる。言いたい事があるのは、こっちだって同じなんだ」とアインツベルン城で雌雄を決すると宣告。

[教会前]
・見届けるため待ってたランサーにセイバー警戒、士郎達に力を貸してくれたと聞いて「何か企みがあるのですか」と問いかける。ランサー「あ?なんだ、バカだろおまえ。んなものあるに決まってんじゃねえか。裏で企んでなきゃ他所の手助けなんてするか」と呆れて言い放ち、思わず士郎失笑、セイバー呆然。
・アーチャーが凛を人質に士郎を殺そうとしてると聞いたランサー、茶化す様子から一変して「つまりアレか。あのヤロウ、一度ならず二度までお嬢ちゃんを裏切ったってワケか」と殺気立ち、気が変わったから手伝わせろと同行を強要。

[interlude]
・拉致された凛、夢で触れたアーチャーの記憶を思い起こし、他人の為に戦い続けた男が手に入れた無人の荒野に憤りつつ、(あらゆる時代に、あらゆる時代から呼び出される守護者は、未来からさえ召還可能なため、自身が生きていた時代に呼び出される事もありえる。その時どちらも、変わり果てた自身の在り方に胸を痛めて救われない。)と、士郎とアーチャーの鉢合わせを解釈。
・凛(誰かの為になろうとする大バカの結末を、私はもう知っている。)と独白、より多くを救えると信じて英霊となったそいつが、人の業ゆえの地獄にのみ召還され更に多数を殺すよう強いられたことを想い、(泣いている誰かを見たくないだけだ、と語った少年は。永遠に、人間の泣き顔しか、見る事が出来なくなった。)と慨嘆。
・そいつに与えられた唯一の呪文

・・・体は剣で出来ている。

血潮は鉄で 心は硝子。

幾たびの戦場を越えて不敗。

ただの一度も敗走はなく、ただの一度も理解されない。

彼の者は常に一人 剣の丘で勝利に酔う。

故に、生涯に意味はなく。

その体は、きっと剣で出来ていた。

の虚しさに憤る凛、かつての自分の生き方を呪うそいつを放っておけず、マスターとして自分の信じた道を貫き通す姿を見せつけることで(それは意味のない事だったかもしれないけど、せめて。過去を見失ってしまったアーチャーが、自身の人生は誇れるものだったんだって気づける時が来るように・・・)と願った。
・目覚めた凛、廃墟の屋内に拘束され、抗魔術が施された手錠と足枷のため魔術回路も機能せず。
・アーチャー、凛と正面から向き合う事なく、冷徹な「掃除屋」の顔で「事が済むまで、目障りな邪魔者にはここでおとなしくしていてもらう」と凛に言い渡す。
・あくまで士郎を殺すというアーチャーに、凛(これを口にしたら終わる。それを言ったら、私のアーチャーは二度と帰ってはこない。)と決別さえ覚悟しつつ、怒りに任せて「それでも私は、あいつの甘いところが愛しいって思う。」と断言、「けどアンタはどうなの。そこまでやっておいて、身勝手な理想論を振りかざすのは間違ってるって思ったわけ?何度も何度も他人の為に戦って、何度も何度も裏切られて、何度も何度もつまらない後始末をさせられて・・・!それで、それで人間ってモノに愛想が尽きたって言うの、アーチャー・・・!」と悲痛に糾弾。

[衛宮邸]
・士郎、「・・・全ての人間を救う事はできない」と言った切嗣の諦念に反発しつつも、凛が歪だと指摘した通り、誰も傷つかない世界は存在し得ない理想郷でしかなく、己の憧れた正義の味方は偽善でしかない、と自覚。
・「・・・人助けの果てには何もない。」「・・・他人も自分も救えない、偽りのような人生だ。」というアーチャーの言葉に、士郎(たとえそうだとしても、おまえにだけは、その台詞は言わせない。)と全否定し、(同じところから始まって、いずれ自分もああなるとしても・・・・いや、だからこそ否定する。あいつがかつての衛宮士郎を認めないように。俺はここにいる以上、あいつのカタチを認めない。・・・たとえ、このユメが歪なものであろうと。それを信じてきて、これからも信じていくと決めたのなら、決して、自分にだけは・・・)と独白。

・目覚めた士郎、半日の休息で肉体的には回復、魔術回路にも損傷はなし。
・アーチャーは自分が抑えると言うセイバーに、「アーチャーとは俺がやる。」と士郎断言。「・・・それは駄目だ、シロウ。アーチャーは、あなたの・・・」と言いよどむセイバーに、「判ってる」と答えた士郎、自分の過ちを見せられたからこそ最初から反発してきたと回想しつつ、「アイツとだけは、俺が決着をつけなくちゃいけないんだ」と断言し、手を出さないでくれとセイバーに頼む。セイバーも覚悟を決め「その行く末を、最後まで見届けます。」と約束。
・外で待ってたランサー合流、凛に恩を売っておきたいと強引に同行。

●2/14
[interlude]
・単独行動スキルで辛うじて存在し続けるアーチャーだが、既に残された力は1割程度。
・守護者としての永遠に続く一瞬の繰り返しの中、召喚により過去の自分と遭遇する0に近い確率を唯一の希望として待ちわびたアーチャー。召喚の記憶は英霊の本体には残らず、ただ召喚された知識のみが過去も未来も無関係に永遠=一瞬として蓄積されるため、アーチャーには今回掴んだ奇蹟がどの程度の確率なのかも不明。
・突如侵入してきた慎二とギルガメッシュが、凛を渡せと迫る。悠然と対峙するアーチャー、士郎を殺すまで待てと交渉、「それまで、アレは私の物だ。それが聞けぬとあれば仕方がない。・・・不本意だが、ここで死ぬ事になるぞギルガメッシュ」と静かに恫喝。
・交渉に応じた慎二、どうせ自分のものになるから凛に何してもいいだろ?と威圧。アーチャーは動じず、傷つけないと士郎と約束した夜明けを過ぎたら好きにしろ、と言い放つ。出て行くアーチャーに、すれ違い様「・・・偽物(フェイカー)」と侮蔑を投げつけるギルガメッシュ。

[アインツベルン城]
・廃墟となった大広間で、遂にアーチャーこと英霊エミヤと対峙する士郎。互いの持つ赤い宝石は唯一無二の凛の父親の形見、衛宮士郎が生涯持ち続けたその宝石が触媒となり、未熟な士郎の能力を完成させ理想を叶えた存在として英霊エミヤが未来から凛に召喚された。
・凛を慎二に引き渡したと言い放つアーチャーに、士郎激昂するものの、ランサーに宥められる。凛を死なせないようマスターに命じられたと明かすランサー、珍しく気に入った仕事だと軽口たたきつつ、凛救出のため奥へ。
・セイバーは苦悩の末、凛救出をランサーに任せ、士郎の戦いを見届けるため大広間に残留。手を出さない代わりに何故士郎を殺すのか教えてくれ、と呼びかけるセイバーに、互いに認められない相異なる存在だから、と言い切るアーチャー。
・「貴方はシロウだ。シロウがずっと思い描いて、その努力が叶った姿が貴方のはずだ。なのに、どうして・・・」と悲痛に呼びかけるセイバーだが、アーチャーは無言。
・人間を守る守護者になったのだろうに、と言い募るセイバーに、アーチャー「違うよセイバー。守護者は人間を守る者ではない。アレは、ただの掃除屋だ。オレが望んでいた英雄などでは断じてない」と憎悪と嘲笑をこめて吐き捨てる。英雄となり、正義の味方となり、世界の危機さえ救うに至ったエミヤだが、多数を救う為に少数を殺し、それを重ねて数えきれない程に殺し尽くし、誰かを犠牲にして理想を貫いてきた、と自嘲。
・理想に裏切られ道を見失っただけではないのか、と悲痛に問いかけるセイバーに、アーチャーは憎悪の哄笑と共に「ああ、そうだったよセイバー。確かにオレは何度も裏切られ欺かれた。救った筈の男に罪を被せられた事もある。死ぬ思いで争いを収めてみれば、争いの張本人だと押し付けられて最後には絞首台だ。」と自嘲、そんな事はどうでもよかったが自分が求めた誰もが幸福という結果は生前も死後も得られなかった、と告げる。
・守護者とは"霊長の存命"のみを優先する無色の力で、死後に守護者となった者はその奴隷となり、輪廻の枠から外れて無と同意となる。それでも誰かを救い人間の滅亡を食い止める一端となれるなら・・・と願ったアーチャー、「・・・だが実際は違う。守護者は人など救わない。守護者がする事はただの掃除だ。既に起きてしまった事、作られてしまった人間の業を、その力で無にするだけの存在だったソレは人を救うのではなく、世界に害を与えるであろう人々を、善悪の区別なく無くすだけ。絶望に嘆く人々を救うのではなく、絶望と無関係に生を謳歌する部外者を救う為に、絶望する人々を排除するだけの殺戮者。・・・馬鹿げた話だ。それが、今までの自分と何が違う」と激白。
・「オレが望んだモノはそんな事ではなかった。オレはそんなモノの為に、守護者になどなったのではない・・・!!!!」と激情を吐露するアーチャー。結果、エミヤという英雄は、救いたかった筈の人間の醜さを永遠に見せ続けられ、摩耗しきった残骸と化して、守護者となった自身の消滅を可能とするかもしれない唯一の可能性、英雄となる前の自分を自身の手で殺すことに賭けた。
・既に守護者として存在してしまった以上、過去を改変してもエミヤは消滅し得ない、と指摘するセイバーに、歪みが大きければ消滅するかもしれない、と言い返したアーチャー、更に「それにな、セイバー。オレはこの時だけを待って守護者を続けてきたのだ。今更結果など求めていない。・・・これはただの八つ当たりだ。くだらぬ理想の果てに道化となり果てる、衛宮士郎という小僧へのな」と言い放つ。
・「アーチャー。おまえ、後悔してるのか」と問いかける士郎に、「無論だ」と即答するアーチャー。覚悟の決まった士郎、それじゃあ俺達は別人だと断言、「俺は後悔なんてしないぞ。どんな事になったって後悔だけはしない。だから・・・絶対に、おまえの事も認めない。おまえが俺の理想だって言うんなら、そんな間違った理想は、俺自身の手でたたき出す」と啖呵を切って歩き出す。
・徒手空拳のまま間近まで迫った士郎に、アーチャー「解っているようだな。俺と戦うという事は、剣製を競い合うという事だと」と告げて干将&莫耶を構え、士郎も「・・・投影、開始」と双剣を手に。アーチャー「オレの剣製に付いてこれるか。僅かでも精度を落とせば、それがおまえの死に際になろう・・・!」と両者激突!

[interlude]
・かつて影の国と呼ばれる魔城で"貫く物(ゲイボルク)"と共に18の原初の呪刻(ルーン)を学んだランサー、ベルカナのルーンを刻んだ小石で凛を探索。
・拘束された凛を発見したランサー、気に入りの凛に暴行加えたらしい慎二を裏拳で張り飛ばし、凛を解放しようとしたところで思わぬ来訪者、言峰綺礼神父が出現、「協力しろとは言ったが、深入りしろとは言わなかったぞ。」とマスターとしてランサーを制する。
・綺礼、慎二とは聖杯入手の為の協力関係と嘯き、大切な駒として十年欺き続けた弟子に簡単にリタイヤされてはつまらないと言い放ち、更に前回の聖杯戦争から師である凛の父を裏切っていたことを仄めかす。
・綺礼こそ敬愛した父の仇敵と悟った凛、口をきわめて綺礼を罵倒。綺礼は意に介さず「彼女には、ここで聖杯になってもらわねばならないからな」と宣告、「器に心臓は要らん」とランサーに始末を命令。
・死を覚悟した凛、"・・・ごめん衛宮君。私、先にリタイヤする"と内心で謝罪。
・綺礼の命令に真っ向から背いたランサーに、綺礼「では命じよう。・・・自害しろ、ランサー」と令呪発動、自らの槍で心臓を破壊し倒れ伏すランサー。
・凛にこだわり食い下がる慎二を目線だけで黙らせた綺礼、凛の心臓を素手で抉りとろうとした瞬間、倒れたランサーの"貫くモノ"に背後から心臓を貫かれて絶命。生き汚さ故に粘ったランサーも消滅間近。
・綺礼もランサーも倒れて有頂天の慎二、死にたくなければすぐ逃げろ、と警告した凛を無視して近づき、再びランサーの鉄拳炸裂。慎二はギルガメッシュを呼ぶものの何故か姿を現さず、ランサーの槍で右肩を貫かれ、怯えて逃げさる。
・凛の戒めを両断して力尽きたランサー、「まあ気にするな。こういうのには慣れてる。英雄ってのはな、いつだって理不尽な命令で死ぬものなんだからよ」と軽口たたき、昔からいい女とは縁がないと自嘲、「・・・おまえは、おまえの相棒のところに戻らないと」と凛を促し、火(アンサス)のルーンで綺礼の死体諸共部屋を焼き尽くす。凛「・・・さよならランサー。短い間だったけど、私も貴方みたいな人は好きよ」と言い置いて離脱。

[大広間]
・双剣を容易く砕かれた士郎に、アーチャー「おまえはまだまだ基本骨子の想定が甘い。いかにイメージ通りの外見、材質を保とうが、構造に理がなければ崩れるのは当然だ。イメージと言えど、筋が通ってなければ瓦解する」と叱咤。
・更なる投影で致命傷をなんとか避け続ける士郎、アーチャーと打ち合うたびに赤い頭痛に苛まれ、未だアーチャーから何かを引き出していると直感。
・アーチャー、士郎の投影による魔力切れが近いと指摘し、「・・・わざわざアレを見せてやったというのに、未だそんな勘違いをしているとはな」と失望混じりの嘲笑、「ともあれ、至ったところで不可能ではあるか。今の衛宮士郎が生成できる魔力では足りない。そう、どちらにせよ・・・貴様に、勝算など一分たりともなかったという事だ!」と再度双剣を砕く。
・赤い頭痛と共にアーチャーの記憶が流入する士郎、英雄エミヤが変わり果てた経緯を追体験して(・・・体は、剣で出来ている。)と共感、(見ろ、これが貴様の結末だ。)と自身を追い詰め、折れそうになる心を必死で支える。
・アーチャーの一角剣を咄嗟に複製して凌いだ士郎に、アーチャー「オレと打ち合う度に、おまえの技術は鍛えられていくようだな」と告げ、自身の記憶も共有したと察し、それは全て真実だ、と追い打ちかけ、士郎の一角剣を撃砕。
・アーチャー、続けて覇者の剣と称される絶世の名剣(デュランダル)を投影、士郎も急造で投影したものの一撃で砕かれ、遂に倒れ伏す。「・・・そこまでだ。敵わないと知ってなおここに現れる愚かさ。生涯下らぬ理想に囚われ、自らの意志を持たなかった紛い物。それが自身の正体だと理解したか」とアーチャー最後通告、「・・・ただ救いたいから救うなど、そもそも感情として間違えている。人間として故障したおまえは、初めから、あってはならない偽物だった」と士郎の存在自体を糾弾。
・諦めない士郎、なけなしの魔力を振り絞り、再び双剣同士で激突。アーチャーは息も乱さず一歩も引かず、屈しない士郎の正義の味方へのこだわりについて「そう、絶対にならなければならない。何故ならそれは、衛宮士郎にとって唯一つの感情だからだ。逆らう事も否定する事も出来ない感情。・・・例えそれが、自身のうちから、現れたものでないとしても」と弾劾。
・アーチャー、もはや士郎としての記憶など残っていない自分さえ、炎の中で士郎を救った切嗣の安堵の顔を記憶していると明かし、「おまえは唯一人助けられた事で、助けられなかった人々に後ろめたさを感じていた訳じゃない。ただ衛宮切嗣に憧れただけだ。あの男の、おまえを助けた顔があまりにも幸せそうだったから、自分もそうなりたいと思っただけ。」と糾弾。
・続けてアーチャー、士郎の理想は借り物に過ぎず、切嗣が信じたモノを真似ているだけと糾弾、「そんな男が他人の助けになるなどと、思い上がりも甚だしい・・・!」と語気荒げて猛攻。
・激しい一撃ごとに士郎=過去の自分を否定するアーチャー、莫耶を砕き干将を曲げて士郎を弾き飛ばす。「その理想は破綻している」「そんな夢を抱いてしか生きられないのであれば、抱いたまま溺死しろ」と吐き捨てるアーチャー。
・それでも何故か体が倒れる事を拒み無理に立ち続ける士郎、最初から己の過ちを認めた心こそが負けていた、と自覚、(・・・この体は、おまえには負けないと訴えていた。)と独白し「ふざけんな、こんちくしょう・・・!!!!」と限界を超えて魔力回路を更に酷使、自らを表す呪文と自らを律する韻を不可視の絆から受け取り「・・・I am the bone of my sword.(体は剣で出来ている)」と呟く。叶わない夢、あり得ない理想だからこそ切嗣は追い続けた、走り続ければいつか近づく、と独白した士郎、「・・・おまえには負けない。誰かに負けるのはいい。けど、自分には負けられない・・・!」と絶叫して猛反撃開始。
・契約が切れてなお聖剣の鞘が士郎を守護していると気づいたアーチャー、満身創痍の士郎の凡庸な反撃が異常な重さと速さを伴うことに驚愕。もはや死に体の士郎、自分の理想が偽物と知ってなお美しいと感じ、そう生きられたらと憧れる一念だけで、ぼろぼろの肉体を動かし続け、切嗣が残した言葉に籠められた願いを信じて攻め続ける。
・瀕死の士郎が一心に目前の障害へと立ち向かう姿を初めて己が瞳で直視したアーチャー、信じる物を貫き通すため阻む者を斬り伏せようと勝算なく挑み続けるかつての己自身の姿を見せつけられ、過ちと憎んだはずのその姿に心を打たれる。
・自身が偽物でもその願いは本当と信じ抜く士郎、「・・・間違い、なんかじゃない・・・!決して、間違いなんかじゃないんだから・・・!」と絶叫して渾身の一撃を繰り出し、防げた筈のアーチャーは士郎のまっすぐな視線故か一撃を尾捌けず、干将は遂にアーチャーの胸を貫く。
・「俺の勝ちだ、アーチャー」と宣言する士郎に、「・・・ああ。そして、私の敗北だ」と言い聞かせるように呟くアーチャー。
・駆け込んできた凛に毒気を抜かれ一息つく士郎、決着はついたと退散しようとしたアーチャー。そこへ突如無数の剣が2Fから降り注ぎ、咄嗟に士郎を突き飛ばして救ったアーチャーが無惨にも串刺しに!
・「偽者同士、実にくだらない戦いだった」と嘲笑しつつ姿を現したギルガメッシュ、セイバーと再会の挨拶も束の間、「偽物が作り上げた贋作など見るのも汚らわしい。・・クズめ。貴様らの裡には何一つ真作が存在せぬ。他人の真似事だけで出来上がった偽物は、疾くゴミになるがいい」と三十弱の宝具を放ってとどめの連撃。(→こいつ、アーチャーが怖くて隠れてやがったな・・・=_=#)
・士郎を突き飛ばしたアーチャー、「・・・おまえが倒せ」と目で語り、ギルガメッシュは俺達=衛宮士郎の敵ではないと目線だけで確信を伝え、暗黙のうちに衛宮士郎こそが黄金のサーバントの天敵と伝えて瓦礫の中に消える。(→・・・最後まで漢の背中がカッコ良かったデス。(T^T)o)
・アーチャーを失った怒りに任せて凛が魔術攻撃を放つも、無数の光弾を受けて傷一つないギルガメッシュ。反撃をセイバーが迎え撃ち、何故10年前の前回聖杯戦争で召喚されたギルガメッシュが現界しているのかと問いつめる。ギルガメッシュ、いろいろ韜晦しつつ、聖杯の中身を浴びて10年前に受肉した後ずっと現界し続けていると明かす。
・聖杯の中身を浴びた際にその本質を理解したというギルガメッシュ、己の目的のためだけに聖杯を使うと決めたと宣言、「最大の障害であった召喚者も先ほど消えた」と告げ、凛を使えば完全な聖杯が出来るかも、と睨めつけつつ、聖杯戦争の真相を暴露。
・そもそも冬木の聖杯は聖杯戦争開始時に降霊されており、サーヴァントは空の聖杯に最高純度の魔力を満たす生け贄にすぎず、マスターはサーヴァントを呼ぶための回路にすぎない。6人のサーヴァントをくべれば十分な魔力故に聖杯は万能の釜と化す。
・聖杯に7人の英霊を組み込めば間違いなく原初に到達すると言うギルガメッシュ、最初に仕組みを敷いた者を神域の天才と賞賛しつつ、そんなものに興味はないと言い捨て、殺人に特化した兵器、56億もの呪いを解き放つ地獄の門、言峰言うところの「この世全ての悪(アンリマユ)」こそ適切な使い道だと断言。
・凡百の雑種が生を謳歌するなど王に対する冒涜と言い放つギルガメッシュ、自らの罪で滅び去るなら支配する価値もない、地獄を生き延びた者には支配される価値がある、10年前の火災で死に絶えた者達は脆弱すぎて落第、と傲岸に宣告。
・今回は前回のように雑種(ゴミ)がいない代わり、もっと質の悪い偽物(クズ)が混ざっている、と士郎に複数の宝具を照準するギルガメッシュだが、2Fの火の手から肩に煤が舞い落ちて、いきなりやる気なくし仕切り直し宣言。呆れる士郎やセイバーをよそに、今回の聖杯は急造だから急がないと中身が溢れるぞと脅し、燃える城からさっさと撤退。(→イリヤのことか、急造って?)

[interlude]
・右肩負傷して無様に逃走する慎二、途中でギルガメッシュと出会って罵倒、イリヤの心臓を凛の魔術回路に繋げないと聖杯が手に入らないはずだろう?!と詰る。
・ギルガメッシュはこともなげに「依り代になるマスターなら、ここにもう一人いるじゃないか」と言って、無造作に慎二の身体に腕を突き立て心臓を植え付ける。
・増殖と死滅を繰り返す醜悪な肉塊と化して痙攣する慎二の成れの果てを天の鎖で拘束し、ギルガメッシュ「ゲテモノの方が味はよい。なにより・・・オマエならば相応しい泥を吐き出すだろう、シンジ?」と哄笑。

[衛宮邸]
・凛はアーチャーの敵を討つとギルガメッシュ討伐宣言、セイバーも求め続けた聖杯が悪しき存在と認識して苦渋の決断。士郎もまた、アーチャーに勝利し後事を託された自分が手を引く訳にはいかない、と共闘宣言、腕を振るって最後の晩餐に。
・凛、ギルガメッシュの本拠は柳洞寺と推測、イリヤスフィールの心臓を残ったもう一人の魔術師である慎二の魔術回路につないで不完全な聖杯を起動させるはずと予測。
・凛、山門からセイバーが突入してギルガメッシュを牽制し、裏から凛と士郎が侵入して聖杯を破壊する策を提案。
・士郎、セイバーが英霊である限りギルガメッシュに勝算なしと断言、剣士としての能力はセイバーが遥かに上だが、個人としての強さでは戦争そのものには対抗し得ないと示唆。
・凛、「戦争って言うのは戦力をどれだけ調えたかで勝敗が決まる物でしょ。いかに上手に兵器を扱えるかじゃなくて、どれだけ相手と同じ戦力、を・・・」と言いかけて口ごもり、「・・・そっか。だから目の仇にしてたんだ。そうよね、自分の宝具を持たない英霊なら、原典になる武器さえ存在しない。あ・・・待てよ。それって、つまり」と更に口ごもりつつ何故か赤面、考え事と言って独り後退。
・セイバー、凛の魔力次第で風王結界に隠された聖剣も使用可能と示唆。魔力の余力をたずねられた凛、またもや妙に動揺して「ま、魔力量って、なんで私の考えてるコトわかるのよアンタ・・・!?」と口走った後、2回が上限なので聖杯破壊に1回、ギルガメッシュに1回と回答。
・ここまでの選択肢による好感度は凛7、セイバー1。分岐のこと忘れてた・・・orz

選択肢:

遠坂と作戦を練る

→凛の部屋を訪ねると、何故かバタバタ騒いだ後にようやく入室、何故か施錠する凛。

・アーチャーの相手は俺が、と言い出す士郎に、凛「・・・なんだ、やっぱり気づいてたんだ。ギルガメッシュの宝具の天敵は、アーチャーの魔術なんだって」と答え、宝具の数故に最強のギルガメッシュに同数の宝具なら拮抗可能と示唆、「アイツはあなた達の事を偽物だって言ってたけど、それは敵として脅威を感じたからでしょうね。アイツは、英霊エミヤに対してだけは互角の戦いをせざるを得ないんだから」と指摘。
・投影が追いつかないと躊躇う士郎に、固有結界さえ使いこなせれば対抗できると答える凛。更に「"強化"も"投影"も、貴方の固有結界から漏れた物に過ぎない。必要な魔力さえあれば、驚くぐらい簡単に歯車が噛み合うと思う」と激励し、士郎に足りない魔力は凛とパスを繋いで補充すればよいと提案。
・パスを繋ぐ方法として、魔術回路の移植があるが、士郎の魔術回路を減らしては固有結界展開に支障を来すので無意味、凛が施術しながら自身の魔術回路を移植するのもリスクが高いので却下。
・結局、魔術回路の移植は困難なので、遠坂家の魔術刻印を移植すると宣言する凛。遠坂家が代を重ねてきた秘識の結実を削る決断なのに、凛は晴れやかな笑顔で鮮やかに断言。その強い心と華々しく鮮やかな生き様に感じ入った士郎、「そういう遠坂だから、俺は好きになったんだなって」と何気なく告白。
・突然の告白に動揺しながらまんざらでもなさそうな凛、超天然の士郎の巡りの悪さに肩すかしくらいつつ、儀式に着手。(^^;
・凛、上半身脱いだ士郎に魔術刻印のある左手を差し伸べ、「比翼、招来。刻印制御、第一、第十六、停止。盟約を刻む。一つ、二つ、三つ、四つ、五つ、六つ、数えなく。小さく、大きく。大きく、小さく、比翼、発祥。」と詠唱。
・刻印移植と共に幻視に翻弄される士郎、凛の心の奥にある原風景に触れる中、夕暮れの校庭でひたすら棒高跳びに打ち込む誰かを見つめる凛を垣間みる。
・移植は無事成功したものの、心を除き見られた凛はお冠。更に士郎が校庭で見てたのは何?とか超おバカなこと聞いて凛激発、枕が炸裂して士郎は外へ。(→前から見てたのか、凛?^^; )
・士郎の最大魔力量が30程度、投影1回5程度としたら、凛の魔力量は常時500、八分目でも400程度。

●2/15
[衛宮邸]
・庭にたたずむセイバー、思い出を心に焼き付けておきたいと穏やかに語り、二人を必ず守ると誓約。士郎も応えて必ず凛と二人で生きて戻ると誓う。

[柳洞寺裏]
・柳洞寺は異質な生命力に満たされて内臓の如き異界に。
・凛は士郎とセイバーの双方に魔力を供給するため、セイバーの聖剣使用は1回限り、2回目を放てばセイバー消滅は必至。

[interlude]
・30分待ってから山門に突入するよう指示されたセイバーだが、凛と士郎を生還させるためリスクは全て自分が負う覚悟を固め、30分きっかりに最速で突入開始、凛の思惑より早期に聖剣の一撃でギルガメッシュを倒す覚悟。
・「・・・待っていたぞ。よくぞ間に合ってくれた、セイバー」と山門でセイバーを迎えたのはギルガメッシュならず、キャスターと共に消滅したはずのアサシン。驚愕するセイバーに、キャスターは自身でなく山門を依り代としてアサシンを召喚し、二十日分の魔力を与えたと説明するアサシン、その期限を過ぎてなおセイバーとの決着のためだけに現界し続けている、と透け始めた右腕を曝す。
・キャスターが倒れた今戦う意味はないと説くセイバーに、「もとより、私に戦う意味などない」と答えるアサシン、そもそも自分は名もない一剣士に過ぎず、佐々木小次郎という架空の武芸者を殻として、秘剣故に召喚された亡霊に過ぎない、と自嘲。
・アサシン、自分に意味があるとすればそれは今、と最高の剣士との立ち会いで散る充足を語り、「なに、もとより花と散るこの身。その最期をそなたで迎えられるのであらば、これ以上の幕はあるまい・・・!」と宣言。覚悟を決めたセイバーに長刀が奔る!

[柳洞寺裏]
・やっとたどり着いた柳洞寺裏の池では、膨張し続けるおぞましい肉塊が黒い泥のように視覚化された死の呪いを際限なく吐き出し続け、その奥には慎二らしき人影がかろうじて原型を保つ。
・慎二を聖杯から切り離そうとした士郎達の前に、突如「これは驚いた。まさか、三度もその不出来な顔を見るとはな、雑種」とギルガメッシュ出現、繭が孵るまで傍観するなら生かしておいてやると傲然と嘯く。
・慎二を切り離すと宣言した凛、士郎にギルガメッシュの足止めを指示。ギルガメッシュが狂ったように笑い、サーヴァントさえ耐えられない呪いの渦を人間ごときが踏破できるかと嘲笑。凛「・・・フン。私の底を甘く見ないで。」ときっぱり言い返し、半霊体でなく生身だからしのいで見せると宣言。
・凛に飛ばしたギルガメッシュの宝具を、士郎「・・・投影・・・完了・・・っ!(トレース・オフ)」と瞬時に投影した干将で弾き、「おまえの相手は俺だ。遠坂に手を出したかったら、まず俺を倒しやがれ」と挑発。
・ギルガメッシュ、「・・・薄汚い贋作者。その身をもって、真偽の違いを知るがいい・・・!」と無数の宝具を展開。

[山門]
・アサシンの一撃必殺の長物故に踏み込めないセイバー、士郎と凛の身を思って焦り、猪突猛進。その剣を受け流さず敢えて受けたアサシン、刀を曲げながらも鍔迫り合いに持ち込みつつ、セイバーと自身の足場を水平に誘導、離れた瞬間に必殺の秘剣・燕返しを放つ体勢に。
・退くも押すも燕返しの餌食と悟り動けないセイバーに、アサシン「果たし合いの最中に、後の事など考えるな」と涼やかに諭し、更に境内でわき起こる無数の剣が砕け散る音に「ふむ。どうやら宴もたけなわというところだな。こんなところで門前払いを受けている場合ではないぞ、セイバー」と揶揄。
・焦るセイバーにアサシン「何を迷う。お互い、やるべき事はひとつだろう。」と透明な声で告げ、「もとより、我らは役割を果たす為だけに呼び出された。私がこの門を守るように、おまえにも守る物がある。ならば迷う隙などあるまい。」と諭す。
・死力を尽くした結果だけを純粋に求めるアサシンに、セイバーも「・・・失礼をした。確かにお互い時間はない」と覚悟を決め、漲る魔力でアサシンを弾いて燕返しの間合いに身を晒しつつ、風王結界を解除して迷いなく全力で対峙。

[柳洞寺裏]
・腐肉の海をかき分けて進む凛、虎の子の宝石2個を飲み込んで魔力の防御膜を張りながら、呪いの圧倒的な規模に押し切られて防げず、"他者への悪意"の具現に侵されて朦朧。自分の自分に対する強さだけを支えに強引に押し通り、ようやく肉塊へとよじ上る。
・凛、肉塊が聖杯から溢れて魔力により受肉した、サーヴァントと同様の存在と思い当たりつつ、その奥に慎二を発見。

[境内]
・ギルガメッシュ、面白がって嬲るように順次宝具を放ち、士郎は投影した複製で辛うじて相殺しつつ、魔術回路の酷使に疲弊して吐血。
・「どうした。歯ごたえがあるのは口先だけかフェイカー」と嘲るギルガメッシュ、視認できた17の宝具を必至で解析し投影待機する士郎に「ほう。今度は多いな。十、十五、十七・・・そうか、目に見える我の宝具を全て複製した訳か」と数えてみせ、自分の体内で働く投影魔術が視ただけで把握されたと士郎愕然。
・17の宝具を放つギルガメッシュ、必至で連続投影する士郎を嘲笑しつつ、慎二を殺せばすむものを救おうとする偽善こそ雑種の具現と罵倒。そしておもむろにギルガメッシュが取り出したのは、回転する石柱の如き奇怪な剣。投影準備した設計図3つを破棄して全力で解析する士郎だが、その奇怪な剣は
構造さえ読み取れず。
・そしてギルガメッシュの乖離剣エアから大気の断層が放たれる・・・!

[山門]
・「・・・いざ」と放たれるアサシンの秘剣、逃れ得ない三つの斬撃が同時にセイバーを襲う!
・セイバー、人の身で神仏に挑む修羅の技と戦慄しつつ、脳裏の微かな閃きに全てをかけ全力で突進、アサシンの左腕下、腰と二の腕の間の僅かな隙間をすり抜ける。足場の高低差故に不完全ながら一度目にした燕返しに、卓越した直感が唯一の死角を探り当て、閃きを信じて全てをかけた決意の強さが秘剣を打破!
・すれ違う形となったセイバー、アサシンの最速の切り返しを上回る速度で必殺の斬撃を繰り出し、アサシンを袈裟がけに両断!遂に勝利したセイバー、アサシンの長刀が曲がっていなければ秘剣は生涯無敵だったろうと黙考。
・瀕死のアサシンに「・・・行け」と促され、セイバーは全力で守るべき者のもとへ疾駆。アサシン「ふ・・・美しい小鳥だと思ったのだがな。その実、獅子の類であった」と慨嘆、女を見る目も修行不足と自嘲して、跡形もなく消滅・・・

[境内]
・士郎、咄嗟に宝具6つを投影して防ごうとしたものの、乖離剣の一撃で粉砕され直撃、数十メートル吹き飛ばされて魔力回路断線。
・「そこまでか。やはり偽物は偽物だったな。お前では何も救えない」と嘲るギルガメッシュ、同じ贋作者でもアーチャーの方がマシだったと嘆き、借り物の理念で思い上がった士郎は誰も傷つかない世界というあり得ない理想で現実の醜さを隠そうとしただけ、と糾弾。
・倒れ伏し朦朧とする士郎、キレイだから憧れ真似た借り物の理想と自覚しつつ、(だが、それでも美しいと感じたんだ。)と独白、(偽物でもいい。叶えられない理想でも叶えるだけ。もとより届かないユメ、はや辿り着けぬ理想郷。・・・なら、衛宮士郎が偽物だとしても。そこにある物だけは、紛れもない本物だろう。)と確信。
・正義などなく人は無価値に死に続けるという諦念を全霊で否定する士郎、多くを救うために傷つけ、それでも更に誰も傷つかない幸福を求め続けたアーチャーを思い、(おまえが信じるもの。おまえが信じたもの。その正体が偽善だと男(ヤツ)は言った。それでも、そう言った男こそが、最期までその偽善を貫き通したのだ。)と更に確信を深める。
・心象の剣の丘で、自分に見えるだけでも救うために戦おうと決意する士郎、(こんなこと、考えるまでもなかったんだ。狭窄な自分の世界。もとより自分が生み出せるのは、この小さな"世界"だけなんだから・・・そう。この体は、硬い剣で出来ている。)と独白し、摩耗しきる長い年月の先に求めたものが何一つないとしても「・・・何だ、それだけの事じゃないか!」と言い捨てて立ち上がる!
・「直前に楯を敷いたのか・・・?出し惜しんだとはいえ、致命傷だったはずだが。・・存外にしぶといな、小僧」と舌打ちしたギルガメッシュ、覇者にのみ許された乖離剣エアと打ち合う権利を持つ者はセイバーのみと嘯き、格下の宝具を無数に召喚。
・士郎、致命傷を避けられた理由は不明ながら気にしないと割り切り、アーチャーに託されたギルガメッシュ打倒の方策を内心確信しつつ、宝具をしのいで詠唱時間を稼ぐ手段を模索。
・ギルガメッシュが放った無数の宝具を青い突風が蹴散らし、ようやくセイバーが士郎に合流!士郎に後退を促すセイバーだが、士郎「いや。ギルガメッシュは俺一人でなんとかできる。離れるのはそっちだ、セイバー」と言い放ち、セイバー、ギルガメッシュとも驚愕。
・戸惑うセイバーに「信じろ。俺は、きっとあいつに勝てる」と言葉を継ぐ士郎、凛のもとへ向かい聖杯を壊せと指示。一瞬躊躇ったセイバーだが「ご武運を。・・・凛は、私が必ず」と誓い身を翻す。
・「・・・おまえを救う事が、オレには出来なかった」と声をかけた士郎、アーチャーの想いも代弁するように「あの聖杯はおまえが望んでいる物じゃないと思う。・・・だからよく見極めておくんだ。次は、決して間違えないように」と諭し、セイバーの本当の望みを見つけてやる事さえできなかったと自省。「シロウは、わたしのマスターだ」と断言したセイバー、伝えたい事は後で、と颯爽と駆け去る。
・唯一の勝機を逃がしたと哄笑するギルガメッシュ、「・・・たわけめ、自らを犠牲にする行為など全て偽りに過ぎぬ」と士郎を糾弾、30弱の宝具を展開。
・「・・・贋作、偽善者か。ああ、別にそういうのも悪くない。確かにオレは偽物(フェイカー)だからな」と言い放つ士郎、「・・・勘違いしてた。俺の剣製って言うのは、剣を作る事じゃないんだ。そもそも俺には、そんな器用な真似なんて出来っこない」「・・・そうだ。俺に出来る事は唯一つ。自分の心を、形にする事だけだった」と語り、「体は剣で出来ている(I am the bone of my sword.)」と呪文詠唱開始!
・ギルガメッシュの放つ宝具を片目で視認した士郎、剣の丘からアイアスの楯を引きずり出して展開、7枚羽の楯を穿たれつつ、その隙に呪文詠唱継続。「血潮は鉄で 心は硝子(Steel is my body. and fire is my blood.)幾たびの戦場を越えて不敗」「ただの一度の敗走もなく、ただの一度の勝利もなし(I have created over a thousand blades. Unaware of loss.Nor aware of gain.)」
・詠唱を続ける士郎、それだけに特化した一の回路に満ちた十の魔力は基盤を壊し、眠れる百の回路をもって千の魔力を引き入れる。「担い手はここに独り。剣の丘で鉄を鍛つ(With stood pain to create many weapons. waiting for one's arrival)」「ならば、我が生涯に意味は要らず(・・・I hava no regrets. This is the only path)」「この体は、無限の剣で出来ていた(My whole life was unlimited blade works)」
・真名を口にした瞬間、炎が走って世界が一変、無数の剣が乱立する剣の丘に塗り替える!「・・・そうだ。剣を作るんじゃない。俺は、無限に剣を内包した世界を作る。それだけが、衛宮士郎に許された魔術だった」と述懐する士郎。
・術者の心象世界を具現化する最大の禁呪・固有結界こそが英霊エミヤの宝具"無限の剣製(アンリミテッド・ブレイドワークス)"、生涯を剣として生きたモノが手に入れた、唯一つの確かな答え・・・(T^T)
・「・・・固有結界。それが貴様の能力か・・・!」と驚愕するギルガメッシュに、宝具の複製を手に取りながら士郎「驚く事はない。これは全て偽物だ。おまえの言う、とるに足らない存在だ」と嘯きつつ、「だがな、偽物が本物にかなわない、なんて道理はない。おまえが本物だというなら、悉くを凌駕して、その存在を叩き堕とそう」と宣告、「行くぞ英雄王・・・・武器の貯蔵は十分か」と挑発。(→この士郎カッコ良すぎ(*´Д`*)
・「は・・・思い上がったな、雑種・・・!」と怒号するギルガメッシュも"門"を開けて無数の宝具を展開し、荒野に無数の剣が激突する!

[柳洞寺裏]
・呪いを放ち続けるおぞましい肉塊を発見したセイバー、自身と同じサーヴァントの類と直感して慄然、半霊体の己は決して黒い呪いに触れてはならないと予感しつつ凛を捜索。
・慎二を肉塊から無理矢理引きはがした凛だが、肉塊の触手に退路を塞がれ、固有結界展開した士郎のため魔力も使い果たして絶体絶命。それでも駆けつけたセイバーに念を飛ばして強がり、無茶な突入を試みるセイバーを令呪で制止、あくまで聖剣による聖杯破壊を命じる。
・力尽きかけ観念した凛に、"いいから走れ。そのような泣き言、聞く耳もたん。"と語りかけたのはアーチャーの思念!アーチャーの性格を熟知した凛、必死で走らないと間に合わないコトをしでかしたと悟り、死力を尽くして奔走。そして上空から豪雨の如く降り注ぐ無数の矢が、肉塊の触手も壁も大地も粉砕、黒い泥も蹴散らして退路を作り上げる!
・凛の離脱を確認したセイバー、振り上げた黄金の剣で肉塊を両断、光の奔流で黒い池ごと跡形もなく焼き尽くす!彼女を救うはずだった聖杯を自ら砕いたセイバー、「・・・これで終わり。私の戦いは、ここまでです」
・士郎とアーチャーを思うセイバー、長い年月、永い理想の果てにねじ曲がってなお英雄は少年のままで、決して折れないモノを抱え、最期には誰にも冒されぬ答えに辿り着いた、と感慨。自分もまた自分の意志で前に進む事を決意。「・・・契約は完了した。貴方達の勝利だ、凛」と呟くセイバー、士郎と凛の行く末を今少し見守りたいと願いつつ、士郎には凛が居るから、と潔く諦めて一陣の風のように消え去る。(;_;)

[境内]
・士郎、何も考えずひたすら前へと突き進み、ギルガメッシュの背後に現れる宝具を見た瞬間同じモノをたぐり寄せて撃ちかかる。ギルガメッシュ「馬鹿な・・・押されているのか、この我が、このような贋作に・・・!?」と愕然。
・英霊の頂点として千を越える宝具を持つギルガメッシュだが、あくまで"持ち主"であり、極限まで宝具を使いこなす"担い手"ではない。故に同じ能力を持ち同じく"持ち主"である士郎が、既に固有結界内に剣を用意している故に一歩先んじて肉薄可能。もし相手が他のサーヴァントなら、無限の剣をもってしても究極の一撃には抗し得ず。
・劣勢に業を煮やしたギルガメッシュ、「おのれ・・・おのれ、おのれおのれおのれおのれおのれおのれ・・・!!!貴様風情に、よもや我の剣を使う事になろうとは・・・!」と乖離剣エアを背後に召喚。「させるか・・・!」と迫る士郎、干将・莫耶で阻止し、更に踏み込んで渾身の一撃!
・飛び退いて危うく躱したギルガメッシュだが、「く・・・今はお前が強い・・・!」とこの場での敗北を認めて離脱を試みる。逃がさじと追いすがる士郎。そこへ聖剣の閃光が飛来して固有結界消滅、更にギルガメッシュの身体に黒い孔が出現し、内に呑まれるようにギルガメッシュ消滅!
・呆然と立ち尽くす士郎がこれで終わりかと気を抜いた瞬間、小さくなっていく黒い孔から鎖が飛来、士郎の腕を絡めとる!
・鎖を掴んで孔から顔を出したギルガメッシュ、「く・・・あの出来損ないめ、同じサーヴァントでは核にならんとさえ判らぬか・・・!」とボヤき、所々溶かされながらも自分が抜け出すまで士郎に踏みとどまれと王様発言。
・選択肢

こうなったら、せめて道連れに・・・!
→孔の奥の黒い太陽に呑まれてDEAD END。
→タイガー道場

冗談、簡単に諦められるか・・・!

→「こんなコトで道連れになんてされてたまるか・・・!」と往生際悪く抗う士郎。

・"・・・ふん。おまえの勝手だが、その前に右に避けろ"と思念が響き、咄嗟に振り向いた士郎とすれ違う一撃がギルガメッシュの額を射抜く!「貴様・・・アー、チャー」と意外な者を見た顔で孔の中へ消えるギルガメッシュ、そして孔も消滅。
・士郎、夜明けを背に立つ赤い外套の騎士を見て「あい、つ・・・格好、つけやがって」と呟き、凛がアーチャーに駆け寄るのを眺めつつ、自分の理想を目に焼き付けて目蓋を閉じる。

・外套が裂け鎧も砕けた見る影もない姿でなお尊大に立つアーチャー、既に身体が薄れ始めていながら「残念だったな。そういう訳だ、今回の聖杯は諦めろ凛」と軽口。主を失い英雄王の一撃を受けてなお最後の瞬間のため現世に踏みとどまり見守り続けたアーチャーに、凛は一瞬言葉に詰まり、「アーチャー。もう一度私と契約して」と未練の言葉を口にする。
・アーチャー「私の戦いは、ここで終わりだ」と迷いなく答え、その晴れ晴れとした表情に「・・・けど!けど、それじゃ。アンタは、いつまでたっても・・・」と言葉を飲み込む凛。
・泣きそうな凛に「・・・まいったな」と呟くアーチャー、いつだって前向きで現実主義者でとことん甘かった凛に励まされてきた、と黙考しつつ、「私を頼む。知っての通り頼りないヤツだからな。・・・君が、支えてやってくれ」と他人事のように別れを告げる。凛が士郎の側にいたらエミヤという英雄は生まれないかも、という希望を込めて・・・
・凛、もしそうなったとしても少年が夢見た幻想として既に存在してしまっているアーチャーは永遠に守護者として救われることがない、と悲痛に想い、せめてその信頼に応えるべく満面の笑みで「うん、わかってる。わたし、頑張るから。アンタみたいに捻くれたヤツにならないよう頑張るから。きっと、あいつが自分を好きになれるように頑張るから・・・!だから、アンタも・・・」と自分を許してあげるよう念じる。
・アーチャー、「答えは得た。大丈夫だよ遠坂。オレも、これから頑張っていくから」とかつての少年の如き極上の笑みを浮かべて消滅。(;_;)

[epilogue]
・1ヶ月が過ぎ聖杯戦争の事後処理も終わった冬木、士郎は凛に弟子入りして魔術修行。
・夕暮れの教室で凛、魔術教会の総本山にして最高学府たる時計塔(ロンドン)に留学予定と士郎に明かす。慌てふためく士郎をからかった凛、一人ぐらいは弟子を連れて行けるとことわった上で「ね。士郎はどうするの?」(^^;
・惚れた弱みで狼狽する士郎、赤面しつつ「・・・ばか。そんな判りきったコト、訊くな」と答える。凛は士郎を真人間にして思いっきりハッピーにする野望を表明、二人でラブコメモード全開。(*^-^*)
・士郎(・・・遠く響く剣の音。それを頼りにして、いつか、あの場所にたどり着く。)と剣の荒野を想う。

Walking with the wind blowing on your face.
Walking towards the future.
Busy days with no compass to guide you.
After travelling to distant exotic countries...
You will return to where you belong, one sunny day.

[answer]
・士郎との死闘の中で(・・・悪い夢だ。古い鏡を、見せられている。)と辟易したアーチャーだが、死に体でなお止まらず信じた理想を貫き通すため無様に戦い続ける士郎に、かつて信じたモノの美しさ、かつて自分の力だったモノを思い知らされ、(・・・まっすぐなその視線。過ちも偽りも、胸を穿つ全てを振り切って、立ち止まる事なく走り続けた、その・・・)と過去の自分を重ね合わせた。
・アーチャーが得た小さな答えはこの召喚だけのもので、次に呼び出された時には忘れ去ってしまう意味のないもの。けれどそれは既に築かれたモノ、少年が一生をかけて積み上げていくモノ、それ故惜しむことはない。この結末を未来永劫呪い続けるだろうエミヤだが「それでも・・・俺は、間違えてなどいなかった・・・」と呟く。道は遥かに。遠い残響を頼りに、少年は荒野を目指す。Fin
(→やっぱりアーチャーが最高カッコ良いデス。T^T )
・Final route "Heaven's Feel"解放。・・・気が重いっつーか、いつやろうかね・・・あんまり楽しくなさそうな。(-_-;

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Fate/StayNight[RealtaNua]凛ルート(3)

二週目凛ルートの九日目から。

●2/8
[遠坂邸]
・夢に見るのは、英雄の座に祭り上げられた男の記憶。自分の為でなく誰かの為だけに生きたそいつは、利用されて裏切られ、救った誰かの手で殺された。(頑張って頑張って、凡人のくせに努力して、血を流しながら成し得た奇跡があった。その報酬が裏切られて死んだ、なんて笑い話にもならない事だったのに、そいつは満足して死んだのだ。他人の人生に口をはさむ気はないけど。わたし、その一点だけは絶対に認められない。)と夢の中で独白する凛。(→士郎の夢じゃなかったのか。^^; )
・続く夢は、地獄のような事故現場に立つそいつが「契約しよう。我が死後を預ける。その報酬を、ここに貰い受けたい」と英霊契約、様変わりして救えるはずのない人々を救う様子。百人に満たない少数であれ、本来死ぬべき定めにある命を救ったことで人間を越えた英雄の資格を得たそいつは、代償として死後英霊となり、同じ事を繰り返す。
・英霊は人間から輩出された優れた霊格、人類の守護精霊だが、自由意志など持たず、人の世を守るため『世界を滅ぼす要因』が発生した場合に呼び出され、これを消滅させる殲滅兵器。そうした守護者はあらゆる時代に呼び出され、人間にとって破滅的な現象を排除した後、この世から消滅する。
・そいつは死後も英霊の力で生前より多くの命を救い、あらゆる悲劇を打破できると信じて契約したものの、人間は自らの業によって滅びる生き物であるため、英霊が出現するのは世界が人の手により滅びる地獄の光景のみ。故にそいつは、人間のあらゆる醜さを見せつけられつつ、全人類を救う為その場にいる人間全て殺し尽くす義務を無限に果たし続ける。いろいろなものに裏切られて来たそいつは、結局最後に、唯一信じた理想にさえ裏切られた・・・(T^T)
・自室で目覚めた凛、夢で垣間みたアーチャーの悲劇の記憶を無理矢理笑い飛ばす。そこへ現れたアーチャー、士郎をパートナーとして不適と断じ、むしろキャスターと組む方がまだしもましと主張。外道とは組めないと言い張る凛と平行線。非合理な判断と責められた凛、士郎への複雑な想いを押し隠し、「私は衛宮士郎ほど甘くはないけど、それでも譲れないものがある。」と強攻に主張して押し切る。

[衛宮邸]
・目覚めた士郎、最近夢に見る剣のイメージ、特に頻繁に現れるアーチャーの双剣を想起。

[学校]
・士郎、生徒会室で一成から、葛木先生も柳洞寺に居候してること、見慣れない女とやらは葛木先生の許嫁であることを聞いて愕然。
・凛に相談すると、学校に手を回して葛木先生を夜勤にした上、下校時に仕掛けてマスターかどうか確認すると決断。凛の身を案じる士郎が止めても聞く耳持たず。(^^;

[衛宮邸]
・士郎、セイバーに状況説明し、夜の襲撃に備つつ、アーチャーの夫婦剣をイメージして手元にあれば、とないものねだり。

[交差点]
・待ち合わせた凛は、今キャスターとアーチャーを会わせたくない、とアーチャー同伴せず。やがて下校する葛木先生が現れる。

選択肢:

今はそれしかない

→手加減して放ったガンドは、あたる直前で宙から出現したローブに阻止され、見る見るうちにキャスターの姿へ。

・葛木とキャスターの前に歩み出た士郎、キャスターの非道な魂集めを葛木に明かして問いつめたものの、葛木は「他人が何人死のうが私には関わりのない事だ。」と言い放ち、自分はただの殺人鬼で聖杯戦争に興味はない、己を阻むものは殺すだけと言い捨て、キャスターの背後へ。
・愕然とする士郎達の背後から、セイバーが疾風の如く詰め寄り、迎え撃つキャスターの呪言と激突!瞬く間に放たれた5発の光弾を睨むだけで無効化したセイバー、無防備な葛木に必殺の一撃!

[Interlude]
・まっ二つにされたかと思われた葛木、なんと肘と膝でセイバーの斬撃を白刃取り、魔力強化された拳で鬼神の如き連撃を放ちセイバーを圧倒。(@_@;
・想像を絶する未知の武術に戸惑いつつ、直感で致命打だけは躱し続けるセイバーに、葛木「・・・なるほど。眼がいいのではなく、勘がいいという事か」と看破して拳技を変化させ、千変万化の拳はセイバーの左肩を破砕、首を握り潰し、相打ち覚悟の反撃さえ放擲して躱し、遂にセイバーを地に這わせる。

[交差点]
・士郎と凛、サーヴァントを肉弾戦で圧倒する葛木の武術に呆然。キャスターは何か企んでセイバーに自らとどめをさそうと近づき、葛木は飛び道具を警戒しつつ凛と士郎へ。

選択肢:

セイバーの助けに入る

→葛木の脇をすり抜けようとした士郎、一撃で足を止められ、次の瞬間には凛が懐に飛び込まれて顔を潰され即死、続けて士郎も胸を打ち抜かれて即死。

→タイガー道場;飛頭蛮RIN、セイバー優先したシロウ殺しに飛び去ったり。(^^;



遠坂を守りきる

→凛を守ろうと決意した士郎だが、割って入る間もなく葛木の一撃で凛は呼吸を阻害され無力化。遅れて割り込んだ士郎の木刀は、鋼並みに強化されているにも関わらず葛木の一撃で砕かれ、とどめの一撃が士郎に迫る!

・間近に迫る死を直感した士郎、自分では太刀打ちできないと悟り、(こいつに壊されない武器、木刀なんて急造のものじゃなく鍛え上げられた強い武器がいる。それも極上、俺には不相応の剣、そうだ、あいつが持っていた武器でなら、きっと・・・)と瞬時に想いを巡らせ、「・・・投影、開始(トレース、オン)」と魔術回路起動。(*^-^*)
・背後の遠坂を守るため、身体を損なってでもやり遂げる覚悟で強引に投影魔術開始した士郎、五感に異常を生じながらも陽剣干将&陰剣莫耶を手にし、凛「え、うそ・・・!?」と呆然。ただし不完全な投影のため士郎がイメージ維持しきれず、葛木の拳を30合あまり受けたところで双剣は自壊。
・葛木が投影された双剣を警戒して躊躇する間にセイバー復活。また葛木がセイバーを倒せばよいと言い張るキャスターだが、引け時と見切った葛木が「二度通じる相手ではない。侮ったのは私の方だったな。あと一芸、手をこらすべきだった」と自嘲、キャスターの空間転移で撤退。
・セイバー、柳洞寺はサーヴァントにとって鬼門と指摘、凛も同意して強硬策は断念、仕切り直し。
・強化しか出来ないと言ってた士郎の投影にお冠の凛、士郎を問いつめる。そもそも士郎は最初、投影しかできず、しかも中身のない外形のみの役立たずだったため、切嗣の指導により少しでも役立ちそうな強化に路線変更。凛、それなのにアーチャーの剣を長時間複製できた?と訝しみ、「・・・属性が限られているのかな。汎用性はないけど、ある事柄に関してのみ優れた魔術師ってのもいるし・・・」と独語して解散。

[衛宮邸]
・聴覚異常と手足の麻痺が残る士郎、やせ我慢して就寝するも、夜半に無理な魔術の代償である体内からの激痛に苦悶。

[Interlude]
・間洞邸地下の虫蔵でアーチャーに話しかける慎二、言峰神父から黙認の約束を取り付けたと上機嫌。金アーチャー「言峰は随分とオマエを買っているようだな」とコメント、わかってない慎二は言峰のヨイショを真に受けて増長し、金アーチャーの肩に手をかけて士郎ら討伐を促す。
・金アーチャー「シンジ。おまえは聖杯というものを理解していない」と忠告、生け贄に過ぎない他のマスターなど放置し、押さえておくべきモノがあると指導。
・前回の聖杯戦争から留まり続ける第8のサーヴァント、不老不死でこの世のあらゆる財宝を得た最強の英雄王である金アーチャーに、聖杯に何を望むか問う慎二。金アーチャー、昔10人の奴隷の内余分なモノを殺そうとしたら一人もいなかった、と答え、今は人間が増え過ぎて余分なモノだらけと仄めかし、「簡単な話だ。多いという事は、それだけで気色が悪い」(-_-;;

●2/9
[衛宮邸]
・目覚めた士郎、左半身は動くものの感覚麻痺状態。やせ我慢して登校し、帰宅して昼食準備。
・定時連絡サボった!と怒り心頭の凛が衛宮邸急襲、そのまま作戦会議に。
・柳洞寺の対霊体の強力な結界のため、セイバーは正門からしか入れない。単独行動スキル有するアーチャーなら多少無理は利くはずだが、不利は否めず。
・士郎の麻痺は治らず、薄々察したらしい凛が夕食の片付けを買って出る。

選択肢:

いや、遠坂と話をつけないと

→土蔵を勝手に覗いてた凛を発見。

・土蔵に散乱する『中身のない複製品』即ち士郎の投影の練習結果を確認した凛、士郎が強化の基礎として手順や略式もなく行う投影がいかに常軌を逸してるか力説、ただし手順を変えればあっさり使いモノになるかもと示唆。アーチャーの剣をさえ複製し得た投影なら即戦力と持ち上げる凛に、偶然だから再現できないと言い返す士郎。凛、士郎の魔術は全て内界から生じてるので、生きてる限り再現できないはずはないと反論。
・凛、柳洞寺攻略はあっさり諦め、罠でキャスターおびき寄せると方針宣言、方法は心当たりあると凛に一任。
・衛宮邸の結界に人の情を感じると評した凛、「この屋敷はすごく自然なのよ。魔術師の工房のくせに開けてる。」と言って、切嗣の遺した「魔術師じゃなくて魔術使い」との言葉は血脈と秘識を守ることに縛られない自由を指すのでは、と示唆。遠坂家の血脈の重みを案ずる士郎に、学校も魔術師も聖杯戦争も楽しいからやっていると笑う凛。
・魔術修行は楽しかったでしょ?と問われた士郎、魔術は自身を脅かす試練でしかなく楽しかった事はない、と自覚し回答。「俺は切嗣のような正義の味方になりたかった。その為に魔術を習ってきた。」と明かし、誰かのためになれれば自分が嬉しいから、と言う士郎に、凛「ああもう、似てる似てるって思ってたけど、まさかここまで一緒とは思わなかった!」と激昂、「明日、アンタに参ったって言わせてやるから」と宣言。
・凛、藤ねえをあっさり丸め込み独断で宿泊決定、「泊まるコトにしたから、アーチャーに言って宿泊道具一式を持ってこさせたの。」(→結局パシリか、アーチャー?^^; )

・深夜、土蔵で独り「・・・同調、開始(トレース・オン)」と魔術鍛錬に励む士郎、アーチャーの双剣、剣技、息遣いさえ真似る事で強化の魔術も容易に行えている自身を意識し、「・・・偽物だ。」と自己嫌悪しつつも、「・・・強化と似て非なるもの。始まりと終わりを入れて、ちょうど八節に分ければいいんだよな・・・」と双剣の投影が可能である事を確信。ただし左半身麻痺がその代償だとすれば、次こそ自滅するかも、と自嘲する士郎。
・鍛錬を終えた士郎、静かに訪れたセイバーと穏やかに会話し、時に子供のようだった切嗣との楽しかった5年間を振り返る。「私にも魔術師(メイガス)はいたが、そいつも子供のような人物だった」と共感してマーリンとの思い出を語るセイバーだが、静かに士郎の左半身麻痺を指摘。
・突然「・・・体の大部分が麻痺したままか。当然と言えば当然だな」と声をかけ現れたアーチャー、殺気立つセイバーを意に介さず土蔵に踏み込み、「・・・ふん。投影をしたと凛から聞いていたが、やはりそうか。半身の感覚がなく、動作が中よりに7センチほどずれているのだろう?」と正確に指摘。息を呑んだ士郎、力になると言われて背中をアーチャーに預け、警戒するセイバーを制止。
・士郎の身体を確認したアーチャー、「・・・運のいい男だ。壊死していると思ったが、閉じていたモノを開いただけか。これならば数日もすれば回復しよう」と呟き、士郎の勘違いを指摘。曰く、魔術回路は毎回作るものでなく、一度作ってしまえば後は必要な時に表すものであり、その勘違い故に本来使われるはずの回路が放棄され眠っていた。麻痺はそこに全開で魔力を通したための一時的なもので、治れば少しはまともに魔術が使えるはず。
・アーチャー「お前の師や凛には考えられない盲点だろうよ。真っ当な魔術師ならば、通常の神経そのものが回路になっている異端など知りもしまい」とコメントし、士郎の左半身に処置して痛覚復活、「俺の刀を作るなど初めにしては欲張り過ぎだ」と揶揄しつつ、明日一日は魔術を使うなと警告。
・「理想を抱いて溺死しろ」との言葉の真意を問う士郎に、アーチャーは言葉通りの意味と言い切って取り合わず。士郎が業を煮やしてアーチャーの戦う意義を問いつめると、「・・・知れた事。私の戦う意義は、ただ己の為のみだ。」と断言、更に「おまえの欲望が”誰も傷つけない”という理想であるのなら好きにするがいい。そんなに他人を救いたければ救えば良かろう。ただし・・・それが、本当におまえ自身の欲望ならばな」と指摘、「自分の意志で戦うのならば、その罪も罰も全て自分が生み出したもの。背負う事すら理想のうちだ。だがそれが借り物の意思であるなら、おまえの唱える理想は空想に堕ちるだろう」と士郎を糾弾。
・反論の言葉もない士郎に、「理想の為に戦うのなら、救えるのは理想だけだ。そこに、人を助ける道はない」と重い言葉を突きつけるアーチャー、他人による救いなど無意味と説き、「だから無意味なんだ、おまえの理想は。確かに”誰かを救う”などというおまえの望みは達成できるだろう。だがそこにはおまえ自身を救う、という望みがない。おまえは、おまえのものではない理想を抱いて、おそらくは死ぬまで繰り返す。・・・私が言いたかった事はそれだけだ。人助けの果てには何もない。結局、他人も自分も救えない、偽りのような人生だ」と言い置いて立ち去る。士郎とセイバー共に一言もなく立ち尽くすのみ。

●2/10
[衛宮邸]
・夢の中で(・・・何の為に、何を求めたのか)と自問する士郎、かつて大火の中、多くの人を見捨てて独り歩き、全てを失って生きたいという願いさえ折れかけた時、養父切嗣に救われた自身を想う。(何もなかったから、それしかなかった。自分には出来なかったから、痛烈に憧れた。)と独白する士郎、借り物の理想と報われない末路を突きつけられ、("正義の味方になりたかった”そういい残したのは俺ではなく、たしか・・・)

・代金300円残して食パン消失。(^^;

選択肢:

パンがないのは今朝は和風で。というか犯人をとっちめに行く

→中の様子を見る

→思いがけず凛の寝顔を目撃、焦って退散する士郎。(→青春だねぇ・・・^^; )

[新都]
・凛に強引にデートに連れ出され、戸惑いながらもセイバーと共に新都でショッピングやお茶。
・もう少し背が伸びないと困ると言う士郎に、うっかり「だから心配ないってば。まだまだ大きくなるもの、あなた」と口を滑らせた凛、慌てて誤摩化す。(→あぁ、もう気づいてるんだ?アーチャーの真名。流石は遠坂のご当主。)
・凛のペースで引き回されていつの間にか緊張が解け楽しんでいた士郎だが、ふと分不相応と感じる自分自身に気づく。
・川辺で凛の手作りサンドイッチのお弁当。士郎、強引に泊まったりデートに連れ出したりした凛が、士郎を気遣っていたと思い当たり、ストレートに感謝を告げる。
・帰り際、楽しかったかと聞く凛、士郎が楽しむことに無意識にブレーキかけてると看破し、「前に何があったか知らないけど。そんなに辛い事だったら、いっそ忘れた方が楽じゃないの」と鋭い洞察。

[衛宮邸]
・帰宅すると衛宮邸の結界消失、愕然とする士郎達。
・侵入したキャスター、意識のない藤ねえを抱えて人質にとり、士郎に配下に下るよう再度要求、「貴方は面白いわ坊や。聖杯戦争は今回で五回目。そのいずれも貴方のようなケースはなかったでしょう。殺してしまうのは簡単。けれどせっかくの貴重なサンプルだもの、出来れば殺さずに手に入れたい。」
・勝手な言い草を責める凛に、「私が欲しいのは完成した万能ではなく、不完全な特異能力だけ。」と言い放つキャスター、士郎なら魔術師として未熟なので御しやすいと勝ち誇る。
・街中から魂を吸い上げ無尽蔵の魔力を得られる自分にはセイバーでさえ敵し得ないと言い放つキャスター。藤ねえはじめ無関係な人間を犠牲にして勝ち誇るキャスターに、かつての大火の惨状がフラッシュバックし激怒する士郎、降伏勧告無視して藤ねえ解放を要求。
・聖杯を手中にするのは自分だけと言い募るキャスターに、聖杯など関係ないとつっぱねる士郎。キャスター嘲笑し、「知ってるわよ、衛宮士郎。前回の戦いは十年前だったんですって?そのときに貴方は全てを失った。炎の中に一人取り残され、死を待つだけだった貴方は衛宮切嗣に拾われた。」と暴露、凛は愕然、セイバーは辛そうに眼を伏せる。(→セイバー当事者だしネ。-_-; )
・復讐の資格があるから士郎が気に入ったと傲岸に言い放つキャスター、最後のサーヴァントが倒れるまで聖杯は現れないと抗弁するセイバーに、キャスターの魔術に加えてセイバーの膨大な魔力出力があれば今すぐにでも聖杯召還可能と断言、聖杯の共用を提案。

選択肢:

従う

→士郎、協力の代償として凛を無傷で立ち去らせるよう要求、キャスター嘲笑して了承。

→キャスターの手で意識を奪われた士郎、標本として闇に閉ざされ朦朧

→やがて現れた凛、残された唯一の救いである死を・・・

→タイガー道場・・・は藤ねえ誘拐中のためお休み。(^^;

断る

→士郎、キャスターの言い分に利を認めつつも「人を無差別に襲っている魔女には協力しない。」ときっぱり拒絶。

・キャスター、人質を楯に、士郎の令呪を皮膚ごとはぎ取り渡すよう要求。業を煮やした凛とセイバーの制止を振り切った士郎、左手の令呪をさらして無防備にキャスターへと歩み寄る。
・耐えかねて割って入ったセイバーがキャスターの奇怪な短剣を弾いたところで、藤ねえを救いたい一心の士郎が「止めてくれセイバー・・・!!!!」と左手をあげて願い、結果として令呪発動、セイバー呪縛により制止。その瞬間、無防備なセイバーの胸にキャスターの短剣が突き立てられる!(→やっぱし士郎の馬鹿さ加減、すごくムカつく・・・凸(-_-# )
・キャスター「これが私の宝具よセイバー。何の殺傷能力もない、儀礼用の鍵に過ぎない。けれど・・・これはね、あらゆる契約を覆す裏切りの刃。貴方もこれで私と同じ。主を裏切り、その剣を私に預けなさい」と勝利宣言、禍々しい魔力の奔流がセイバーを律する法式を破壊し尽くし、キャスターの腕に3つの令呪が出現。
・キャスター「これが私の宝具、”破戒すべき全ての符”(ルールブレイカー)。この世界にかけられたあらゆる魔術を無効化する、裏切りと否定の剣」と明かし、自身がセイバーのマスターとなった以上、バーサーカー含めて恐れるものはないと勝ち誇り、令呪でセイバーに凛の排除を命令。
・なす術無く凛に切り掛かるセイバーに、士郎が捨て身で割って入り肩で斬撃を受け止める。そのまま士郎もろとも凛を殺すよう命じるキャスターだが、セイバー渾身の抵抗で剣を止め、「・・・げ、て。・・・逃げて、シロウ・・・・・・!!!!」(T^T)
・出血で朦朧とする士郎を凛が促し、藤ねえ抱えたまま遠坂邸まで逃走。

[遠坂邸]
・凛、応急手当てした士郎を休ませ、もう戦わなくてよいと宣告。

[interlude]
・凛、キャスターにセイバーが奪われたことをアーチャーに告げ、敢えて感情を殺した反応に「貴方、セイバーに肩入れしてたんじゃないの?」と突っ込み。理由として初回の手合わせで手を抜いたこと、ライダーが死んだ際に挑発と見せてセイバーを叱責していたことを挙げる凛に、図星らしく黙り込むアーチャー。
・凛、アーチャーの正体について「セイバーと関係があるなら、セイバーに近い時代の英雄なんでしょ?」とかまかけ発言。未だ自身の正体を思い出せないと答えたアーチャー、セイバーには覚えがあるが深い関係ではなかったらしいとコメント。凛はとって付けたような返答でスルー。(→やっぱし凛、既に気づいてるらしい・・・)
・士郎は戦線離脱したので仲間扱いも解除、と主張するアーチャーだが、士郎自身がギブアップ認めるまでは継続と言い張る凛。
・キャスターの魔術で眠らされてる藤ねえの安否を気遣ったアーチャー、速攻を提案。セイバー完全支配の前にキャスターを捕捉して倒すべく、凛とアーチャーの主従出陣。

[遠坂邸]
・目覚めた士郎、激痛に呻きながら無理矢理起き上がり、朦朧として化粧台ひっくり返す。そこから転がり出た巨大な赤い宝石に見覚えある士郎、学校でランサーに殺された自分を蘇らせたのが凛とようやく気づく。

[新都]
・朦朧としながら凛を探す士郎、何故か迷わず、かつて凛を見た高層ビル屋上へ。
・屋上で凛&アーチャーと再会。凛、セイバーを失いマスターでなくなった士郎には戦う必要がないので教会で保護してもらえと告げる。セイバーをあのままにできないと言い張る士郎に、凛は冷徹に「今の貴方じゃ、セイバーを助ける事なんて出来ない」と断言、(これ以上関わると死ぬわよ)と目線だけで告げ、アーチャーお供に屋上から飛び降りて去る。

[interlude]
・柳洞寺参道はバーサーカー、ランサー、ライダー、セイバー、アーチャーの襲撃を悉く撃退した魔人故、未だ静謐を保つ。凛の放った紫水晶の梟を一刀両断したアサシン、減らず口でキャスターを揶揄し、懲罰としてキャスターの植えた腫瘍が爆裂。(-_-;
・「女と小人は手におえんというが、おまえは些か行き過ぎだ」とボヤきつつ立ち上がるアサシン、懲りずに「わかっている、おまえのマスターには全て内密に行うのだろう。セイバーを捕らえた事も、私という門番がいる事も隠し通す。良い美談ではないか。主人を思うその心意気、あの男に通じるといいのだが」と重ねて揶揄。(^.^;
・セイバーを得て攻勢に転じるキャスター、柳洞寺死守をアサシンに命じ、自身は聖杯入手と陣地替えを兼ねて打って出る決意を示し、そこまで揃えば消極的な葛木も動くだろう、と哄笑。

[衛宮邸]
・どうにか帰り着き休息する士郎、他者には負けても自分には負けられない、と10年前の惨事と養父の言葉を思い返し、(・・・自分が初めから間違いであったとしても、この道に間違いはない。あの出来事をただの悲しい過去にしない為に、正義の味方になろうと思った。)と振り返り、正しいと信じた道を最後まで信じ抜く決意を固める。

●2/11
[interlude]
・教会を襲ったキャスター、言峰綺礼を倒して地下聖堂を奪ったものの、目当ての聖杯の”器”は手に入らず。セイバーも未だ令呪の支配に抗い続け、魔術で拘束されたまま苦悶。
・突如現れた葛木にキャスター驚愕、問われて状況説明、独断で事を運んだのは葛木を勝利させるためと告げるも、葛木は無言。
・聖杯の"器"が見つかるまで教会に留まると宣言した葛木、危険だからと柳洞寺に戻るよう説くキャスターに、「正論だ。だが、それでは私の目的が果たせなくなる」と謎のコメント。

[衛宮邸]
・一晩休んでどうにか容態持ち直した士郎、木刀持って外へ。

選択肢:

教会へ相談に行く
→何とかたどり着いた教会でキャスターと遭遇
→抗う術無く翻弄され、キャスター「安心なさい、殺しはしないわ。貴方には希少価値があるもの。適当に刈り込んで、投影用の魔杖として使ってあげる」
→タイガー道場魔法少女版f(^^;

遠坂と合流する
→序盤で命を救われてた借りを返す為にも、遠坂との合流を決意する士郎。

[新都]
・新都を彷徨う士郎だが凛は見つけられず、最後の手段として自分を囮に他のマスターを引き寄せることさえ叶わず。
・アーチャーの存在を感じ取ってるらしい士郎、往生際悪く新都を彷徨。

[interlude]
・無数の剣が突き立つ荒野はアーチャーの心象風景と気づいていた凛、正しい在り方で英霊になった正英霊の他に、逆しまの運命によって英霊の座におち、人を恨み恨まれながら英雄に祭り上げられた黒い念の反英雄(アヴェンジャー)さえ人間達は守護者として使役する、と自嘲。裏切られて終わりながら人を恨まなかったアーチャーはどっちつかず、と考えつつ、(・・・けど、それも摩耗した。そう、きっと摩耗したんだ。)と確信。
・英霊の中でも『守護者』に位置づけられる霊長の抑止力は、世界の抑止力が解決すべき自然あるいは外的要因による破滅でなく、人間の手による破滅に対してのみ召還される。故に、人間を救うため世界と取引して英雄となったそいつは、人間の欲望による不始末の処理を押し付けられ続け、いつしかそれを虚しいと思い、遂には人の世を侮蔑せずにいられなくなるはず・・・
・凛、(そいつは、結局。死んだ後さえ、守った筈の理想に裏切られ続けたんだ・・・)と独白。
・ふと気づくと立ったまま居眠ってた凛、教会を占拠したキャスターを捕捉し、墓地でアーチャーと張り込み中。
・物騒な寝言を言ってたとアーチャーに揶揄された凛、突入直前に、「ねえアーチャー。自分のやって来た事を、後悔した事ってある?」と質問、自分は出来れば最後まで歯を食いしばって意地を張り続けたいが難しいだろう、とかまかけ。アーチャー、出来る者も出来ない者も居るが凛は間違いなく前者と私見を披露。僅かに緊張しつつ、アーチャーは?と重ねて問う凛に、「最後まで、という質問が無意味だ。忘れたのかマスター。・・・私の最期は、とうの昔に終わっている」と乾いた声でアーチャー返答。(→なんて緊張感のある主従だか・・・-_-; )

[新都]
・凛を探す士郎、藁にすがる想いで教会の言峰綺礼神父を頼る決意。

[教会]
・士郎、教会に近づくと強い直感に由来する頭痛を覚え、凛がここにいることを確信。
・礼拝堂には大量出血した誰かがそとへ逃走した形跡。(→言峰綺礼かな?キャスターが取り逃がしたと言ってたような・・・)
・気配を殺して地下聖堂に降りた士郎、キャスター&葛木と対峙する凛&アーチャー発見。

選択肢:

いける。今ならキャスターに隙を作れる

→これで3対3だから、と葛木がキャスターにセイバー投入命令。キャスターは渋々ながら令呪2個目を消費してセイバー戦線投入、聖杯を永久にしようという自身の算段はご破算と嘆く。

→アーチャー、士郎の愚かさを罵りつつ、凛を守りきれないと悟ってなお凛を守って立ちはだかる

→タイガー道場:初期段階では「キャスターハイパー化でロリっ娘に」なんて落書きがあったらしい(^^;


まだだ。そんな安易な真似はできない

→アーチャーの双剣を投影したい衝動に駆られつつ、身の丈を越えた魔術は己を破滅させるだけ、と自重して機会をうかがう士郎。

・言峰綺礼を殺したと言うキャスターに、死体を確認してないなら綺礼のことだから生きのびただろう、と不満げに舌打ちする凛。葛木の相手をアーチャーに命じ、自らはキャスターを倒してセイバーを解放すると言う凛に、キャスターを倒すのは困難と警告するアーチャー、「逃げるだけならば彼女は当代一だ。何しろ逃亡の為に、実の弟すら八つ裂きにする女だからな」
・当惑する凛をよそに、気色ばむキャスターと対峙するアーチャー、「竜の歯を依り代とした人型はコルキス王の魔術と聞く。その娘、王女メディアは稀代の魔女と謳われたそうだが?」と暴露。正体見抜かれ激怒したキャスター、抵抗は無駄と嘯いて凛と舌戦。
・アーチャー、キャスターをここで斬っても影なので本体健在と指摘、その後キャスターに加えて不完全なマスターの制約から解き放たれた最強サーヴァントたるセイバーをも敵に回すので勝算無し、とあっさり断言。そのままキャスターの側に歩み寄り、「・・・恨むなよ小僧。こうなっては、こうする以外に道はなかろう?」と士郎が潜む方を見て冷笑し、キャスターへの寝返り宣言。(-_-;
・キャスターはアーチャーの言動を警戒して逡巡したものの、結局アーチャーの思惑に乗ってやると宣言、ルールブレイカー使って凛とアーチャーとの契約破棄。信じたサーヴァントに離反される痛みを堪えて事態を冷徹に見守る凛、最後まで令呪は使わず静観。
・隠れて見守る士郎が逃走の可能性さえない絶対の死地に惑う内に、突如無言で離脱を試みる凛、その背後に瞬時に詰め寄る葛木!

選択肢:

助ける

→階段から5mを飛んで凛の背後に着地した士郎、強化した木刀を初撃で粉砕され、(防ぐ手段などない)と次の攻撃での絶命確信。

・絶体絶命の士郎、(・・・却下。手段ならば初めから持っている。防ぐ手段などそれこそ無数に用意できる。この体が魔術師ならば。戦うのは体ではなく、魔術によって創り出したモノに他ならない・・・!)と思念を迸らせて「・・・投影、開始(トレース、オン)」
・基本骨子からの復元ではなく、概念や起源そのものから読み込んで真物より落ちる同一の影を投影する士郎、体が保たない危険を脳裏にスパークさせつつも、創造における理念、基本となる骨子、構成する材質、製作の為の技術、憑依された経験、蓄積した年月、その手順を一息に省略して干将莫耶を投影!
・規格外の魔術行使に死を確信する士郎だが、剣の荒野のイメージと共に内から沸き上がる確信により(・・・剣製を行えば死ぬ?まさか。この体は、その点においてのみ特化した魔術回路。剣に助けられ、剣と融合(とも)に生きてきた。故に・・・他の人間ならいざ知らず、こと剣製で、衛宮士郎が自滅する事などあり得ない・・・!)と独白、干将莫耶で葛木と数合打ち合いしのぎきる。
・一旦間合いを取って葛木と対峙する士郎&凛だが、たった数合で士郎の負傷は悪化、勝算はなし。そこへアーチャーが突然、裏切ってすぐマスター殺しは寝覚めが悪いと嘯き、寝返りの条件として士郎達をこの場は見逃すよう、キャスターに要求。実害なしと踏んだかキャスター同意し、士郎と凛は撤退へ。
・凛、最後にアーチャーを凝視。「優劣が明確ならば、私は強い方をとる」と言い放つアーチャーに、凛「いい、キャスターを倒してあんたを取り戻す。その時になって謝っても許さないんだから」と宣言して撤退。

[外人墓地]
・なかなか弱音吐けない凛だが、重傷の士郎と外人墓地で休憩し、後悔したくないが失敗した、と珍しく弱音。
・凛は失敗しても道を間違ってないので問題なし、とアーチャー同様の論法で力づける士郎、なぜ助けたと聞かれて化粧台から出てきたペンダントを見せ、死にかけた時に同じ物を拾った、と告げる。すると「・・・そっちにも、同じ物がある・・・?」と息を呑む凛。
・士郎、どさくさまぎれに憧れてたし好きだ、と告げて凛ドギマギ。

[衛宮邸]
・凛が士郎の傷を手当して夕食。
・士郎「俺は正義の味方が好きなんだ。だから、みんなを守らないと。」と身も蓋もなく決意表明。食べながら生返事の凛だが、士郎がツッこむと「聞いてるわよ。士郎は一人でも戦うのよね。死ぬような目に遭うより、死ぬような目に遭ってしまう人がいるって言う事実が耐えられない。だから、どんなに自分が弱くても戦う事に決めたんでしょ」と、士郎自身も知らない部分を見抜くようなコメント。(→その成れの果てを知ってなお言うところが流石。^^; )
・凛、照れながら「嫌いじゃない」と認め、改めて共闘成立。
・食後に凛の魔術講義、投影魔術の産物は現実とイメージのギャップを埋められなくなった時、術者自身により消去される。士郎が投影は設計図以前に発端となった意思から、とか、所詮自分の投影は役に立ったためしがない、とか言うと、いちいち凛がヘンな顔に。(^^;
・作戦会議で現状の打開策を模索。

選択肢:

俺たちだけでは無理だ。他のマスターと協力する

→凛、イリヤは士郎しか見てなかったので無茶な要求されるかも、と警告しつつ、他に手がないと同意。アーチャーの見立てではバーサーカーの正体がヘラクレスなので、アルゴー船つながりでキャスターには優位かも。

・明日のイリヤ接触に備えて就眠する士郎、これまで否定しつつも認めざるを得なかったアーチャーの言葉を想い、今日の裏切りだけは絶対に認められないと意識、「・・・だから。おまえには、負けられない」と呟いて眠りに。

●2/12
[interlude]
・教会のキャスター、結局聖杯は発見できず。復讐のため英霊となったキャスターは、不利な立場を覆すため、信条に反して禁忌の術さえ行使。聖杯の正体と聖杯戦争の仕組みにさえ気づいているキャスターにとって、聖杯のために戦うとは自己欺瞞でしかない。
・かつて神に選ばれた英雄イアソンのため心を壊された幼い王女は、知りもしない男を愛するよう呪いをかけられ、父と国を裏切らされて異国へ漂着、その男からも魔女として捨てられた。何ら咎を持たない彼女に悪と迷信を押し付けるため不当に"魔女"として祭り上げ、全ての咎を押し付けた人々に対して、復讐することだけが彼女の存在理由となった。
・キャスターとして召還されてなお不当に扱われたキャスターは、マスターに媚びて安心させ、令呪を使い切らせて即殺害。魔力が尽きかけて消滅寸前のまま雨の中を彷徨うキャスターが、たまたま葛木宗一郎と出会い、倒れたところを柳洞寺に運び込まれた。万事を誠実に受け入れる葛木と出会えた偶然こそが、キャスターにとって最高の奇蹟だったが、望みらしい望みを持たない葛木とはかみ合わず、戦いが終われば関係も終わってしまうと苦悩するキャスター。
・突然現れたアーチャーが悩むキャスターを揶揄、自分はキャスター優位だから寝返ったのでなく凛との契約を切りたかっただけ、とほのめかし、凛は召還者として完璧だったが少し狂いが生じたと評価。続けてアーチャー、あらゆるサーヴァントが自分と同じと思うなとキャスターに忠告、セイバーやバーサーカーのような正しい英雄は正しい人間にしか使役できないと指摘。
・キャスター、ライダーや自身のような英霊に敵対するモノは本来召還されないが、3度目の聖杯戦争からおかしくなった、と告げる。

[衛宮邸]
・夢の中の士郎、惨劇の中で全てを無くし、ただ何もかもを救えたら・・・と願って正義の味方を志した。道を間違え続けても、諦めようとする自分にだけは負けず走り続けた士郎、(たとえ、俺自身が間違っていたとしても。それを信じた事に、後悔だけはしないように。)と独白。
・士郎、珍しく眼鏡の凛に動揺しつつ、イリヤと交渉するためアインツベルンの別荘目指す。

[森]
・タクシーで1時間ほど移動して森に到着。アインツベルンの結界は士郎にはやんわり、凛には強烈に反応し、伝わってたきたイリヤの笑い声に凛激怒。(^^;
・アインツベルンがまるごと移築した城を発見。近づいて異常を察した凛と共に上階の窓から侵入、激しい剣戟の音を聞いて広間へ。凛、何があっても手は出さず最悪自分だけでも逃げろ、と士郎に忠告。(→そもそも士郎にそれが出来るなら、藤ねえ人質にされた時にセイバー奪われずに済んだはずだけど。-_-; )
・正面ロビー吹き抜けテラスから覗き見た士郎と凛、リタイヤしたはずの慎二を見つけて驚愕。鬼気迫る勢いで戦うバーサーカーの背後には、泣き叫ぶ一歩手前まで追い詰められたイリヤスフィールが目前の絶望を必死で否定しつつ、誰か助けて、と声にならない呟き。
・瓦礫の玉座に君臨する8人目のサーヴァント、黒服の金アーチャーは、背後から無数の剣を呼び出して乱舞させ、バーサーカーの前進を阻みつつ既に8回殺害。士郎、無数の宝具があらゆる宝具の原典、伝説になる前の最初の一と看破。
・勝機の無いことを自覚してなお愚直に前進し続けるバーサーカーに、金アーチャー「・・・フ。所詮は暗愚の輩、戦うだけのモノであったか。同じ半神として期待していたが、よもやそこまで阿呆とはな!」と嘲笑、引導を渡そうと魔弾斉射!ところが無数の致命傷を負ってなおバーサーカーは歩みを止めず、金アーチャーの驚きの声を他所に10度目の死を越えてなお前進、遂に金アーチャーに肉薄!
・その身に振り下ろされた斧剣の一閃に、金アーチャー、「・・・天の鎖よ・・・!」とエルキドゥを放ち、無数の鎖が空間ごとバーサーカーを拘束!そのまま縊り殺そうとするも果たせず、金アーチャー「・・・ち、これでも死なぬか。かつて天の雄牛すら束縛した鎖だが、おまえを仕留めるには至らぬらしい」と舌打ち。
・令呪で強制退去を命じたイリヤ、効かない事に愕然。金アーチャー「無駄だ人形。この鎖に繋がれた物は、たとえ神であろうと逃れる事は出来ん。否、神性が高ければ高いほど餌食となる。元より神を律する為だけに作られたもの。令呪による空間転移など、この我が許すものか」と勝ち誇り、とどめとばかり22回の宝具直撃、ついに原型とどめないバーサーカー沈黙。
・英霊には生前苦手とした因縁があるため、英雄殺しの全ての宝具を所有するモノには勝てない、と士郎黙考。
・悲鳴をあげてバーサーカーに駆け寄ったイリヤ、金アーチャーに両目を断ち割られ、肺を貫かれ、血を吐いて倒れ伏す。怒りの咆哮とともに天の鎖を断ち切ったバーサーカーだが、ゲイボルクの原型たる槍に心臓を貫かれて即死。剣を捨てた金アーチャーは、素手でイリヤにとどめをさしに・・・

選択肢:

自分を押し留める

→心臓だか抉りだされてイリヤ惨殺。

→金アーチャーに気づかれた士郎、命乞い要求した慎二に「断る」と即答。

→慎二にガンド撃ち照準した凛が割って入り、慎二を人質に金アーチャーと交渉。

→金アーチャー「彼女ならば器としては文句無しだ」と憤る慎二を制止し、抉りとった心臓が腐ってしまう、と時間切れ宣言して撤退。

→2/13、無策のまま教会に向かった士郎と凛、教会前でアーチャーと対峙。

→士郎が捨て石としてアーチャー足止め、凛は教会へ突入。

→士郎がアーチャーに倒されてDEAD END

→タイガー道場:第2部タイガー道場は番外のぞいてこれで最後。イリヤは第3部出番増えるのでタイガー道場離脱。


男を止める・・・!

→死を確信しつつ(俺には、あの子を放っておけない。)と飛び降りた士郎、決死の覚悟で金アーチャーに制止の絶叫。

[interlude]
・冬に閉ざされた山間の城で聖杯探求に打ち込んだアインツベルンは、聖杯の器の錬鉄に成功したものの、更に中身を神秘で満たすため外部と協力した結果、他の魔術師達同様の"提供者"に成り下がった。
・千年前に聖杯をつかみかけて以来狂気に憑かれたアインツベルンは、二度目の聖杯戦争でルールの綻びを発見、三度目に呼んではならぬモノを呼び、四度目には最強のカードと操り手を得て勝利を確信しながら、切嗣の裏切りにより聖杯は破壊、切嗣の娘が城に残された。
・聖杯戦争の2ヶ月前にルール違反で召還されたバーサーカーは、イリヤの全身に刻まれた令呪とイリヤ自身の魔力のみで支えられ、バーサーカーの一挙手一投足に負荷で悲鳴を上げつつイリヤは過酷な特訓を生き延びた。聖杯出現前後、苦しみを憤りにすり替えたイリヤはバーサーカーを憎んで狂化し理性剥奪。
・いつしか唯一の味方であるバーサーカーとの絆を育んでいたイリヤ、冬の森で獣に囲まれた際、まずバーサーカーに襲いかかった獣達を迎え撃つよう命令、負荷で自身の肉体が弾ける苦痛に耐えて二人で生き延び、「・・・バーサーカーは強いね」(;_;)
・そして聖杯戦争、金アーチャーに襲撃された城で、イリヤは両目を奪われ肺を貫かれ、血を吐きながらなお、動かぬバーサーカーに這って近づく。死力を尽くして鎖を断ち切ったバーサーカーに魔槍でとどめの一撃、バーサーカー即死。
・全ての力を失い現界不能となったバーサーカーだが、光を無くしてなお這い寄るイリヤのため、意思の力だけで肉体の消滅を阻止、イリヤの言葉を思い起こしながら世を去る意識・・・
・バーサーカーの躯にたどりついたイリヤ、その鋼の肉体に触れて「こうしていてくれれば、わたしはあんしんできるから・・・」と呟き、力つきて意識を失う。(T^T)

[アインツベルン城]
・「止めろ、テメェ・・・!」と制止の絶叫を振り絞ったのも束の間、躊躇なく腕を振るった金アーチャーはイリヤの心臓を素手で抉り出し、あまりの怒りに士郎絶句。
・士郎、命乞いするよう要求する慎二に「断る」と即答。金アーチャーの剣が振り下ろされる直前、慎二にガンド撃ち照準した凛が割って入り、慎二を人質に金アーチャーと交渉。
・「君がいればキャスター達にも負けないモノが作れるよ」と凛に共闘持ちかけた慎二、誰かに利用されてるだけと凛に糾弾されて共闘拒絶され、激高して「やれギルガメッシュ、衛宮も遠坂も皆殺しだ・・・!」(→馬鹿かコイツ?いきなり真名バラしてどーする?^^; )
・ギルガメッシュは動かず、抉りとった心臓が腐ってしまう、と時間切れ宣言。慎二「もう仲間にしてやらないからな・・・!」と捨て台詞吐き、ギルガメッシュ「だそうだ。よい友人を持ったな」と皮肉残して撤退。
・イリヤの亡骸に涙する士郎、どうして出て行ったと凛に問いただされ、助けたいと思ったからと即答。凛「・・・そう。前から異常だと思ってたけど、今ので確信したわ。士郎。貴方の生き方は、ひどく歪よ」と泣きそうな目で静かに糾弾、あたかもその行く末が報われないと知っているかのような懸命さで、10年前に何があったのか問いただす。
・10年前の災厄の中で全てを無くした士郎、心も無くして空っぽの状態で何か尊いものに憧れた、と自覚。助けてくれる者がいるという奇蹟に触れて憧れ、それ以外の感情を作り得なかった士郎、「その時に思ったんだ。・・・この次があるのなら。助けられなかった人の代わりに、全ての人を助けなくちゃいけないんだって」と凛に答え、「確かに俺は何か間違えている。けどいいんだ。だって、誰かのためになりたいって言う思いが、間違えのはずがないんだからな」と感謝を籠めて告げる。
・凛、そんな顔されたら何も言えない、と文句言いつつ、「・・・ま、仕方ないか。こうなったらもう、わたしがなんとかしてあげるわよ」と愚痴。
・士郎と凛、バーサーカーが風化した名残と共にイリヤを埋葬し、ロビーに戻って作戦会議。
・ギルガメッシュ自身はバーサーカーやセイバーより強くないものの、あらゆる宝具の原典を所蔵する"蔵"を自身の宝具とするため、あらゆる英霊の弱点を突ける優位を持つ反則野郎、と分析した士郎と凛、"担い手"として武器を究極まで使いこなしていないところに勝機があると推定。
・ギルガメッシュを「金ピカ」と評した凛、高価そうな宝具を大量に持ってたからと恥ずかしげに説明、"お金持ちっぽい"でギルガメッシュの強さの本質を見抜いた凛に士郎慄然。f(^^;
・なんとか二人だけで・・・と話してる士郎と凛に、突如現れたランサー「そんなの通用するワケねえだろ、間抜け」(→うわアニキ、美味しいトコ持ってくなぁ。(^^; )
・互いをかばい合う士郎と凛、ランサーそっちのけで言い争う事数分、ニヤニヤ見てたランサー「・・・お、もう終わりか?別に急がねえから最後まですましちまいな。」と揶揄し、見るに見かねて手助けに来てやったと言い放つ。
・キャスター一党に対抗する共同戦線をマスターに指示された、と説明するランサーに、「それならわたしたちよりもっと頼りがいのあるヤツがいるでしょう」と凛がかまをかけると、ランサー「いや、ありゃあ駄目だ。とてもじゃないが性に合わん。戦力的には申し分ないが、いちいち背中の心配をするのも面倒だろう」と即答。ただしその選択はマスターの指示でなく、美人で強情で肝が据わっている凛が気に入ったからランサー自身の意思で選んでやった、とあっけらかんと言い放つ。(^^;
・凛は共同戦線に同意して士郎に判断を促し、器を試されてるぞ、とからかうランサー。

選択肢:

構わないが、一つ条件がある

→信用して協力するが凛にちょっかい出すな、と条件付けた士郎に、マスターが誰かよりそっちが重要か!?と面白がるランサー、照れて激昂する凛。

[森]
・教会に向けて移動する士郎達、役割分担を確認。士郎と凛がキャスターとそのマスターを倒す間、ランサーはアーチャーとセイバーを抑える、と恐れ気なく明言。それを聞いた士郎、卓越した敏捷性と豊富な戦闘経験故に守りに徹すれば鉄壁、とセイバーがランサーを評していたことを思い出し、(飄々としたこの男は、幾度の死地を豹のように駆け抜け、生き延び続けた英霊なのだ。)と独白。
・アサシンも相手どることになるかも、と警告する士郎に、アサシンは苦手で一対一でもやりあいたくないが教会には現れないはず、とランサー断言、キャスターがマスターに無断であの土地自体に召還したので教会に呼び寄せないはずだし柳洞寺から動かせもしないはず、と説明。ついでに、今回5回目の聖杯戦争において、聖杯召還の特異点は4カ所あり、3回目は教会、4回目はどこぞの平地、残り2カ所は柳洞寺と教会、と明かすランサー。

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Fate/StayNight[RealtaNua]凛ルート(2)

二周目凛ルートの五日目から。

●2/4

[衛宮邸]
・士郎、5年前の切嗣との最後の会話を回想。かつて士郎を救った時の切嗣の「これ以上ないという笑顔」、Fate/Zero読み終えた直後だと思わず泣ける・・・(T^T)

選択肢:

セイバーの様子を見に行こう

→道場でセイバーと会話。表裏のない藤ねえに好意的なセイバーだが、桜には未だ警戒されていると困惑気味。・・・そら警戒するわな、二重の意味で。(^^;

・未だ自覚のない士郎、迂闊にもセイバーを置いて独りで登校。校門くぐると結界の違和感を感知。
・生徒会室で一成と葛木先生の会話から、美綴綾子が昨日慎二と口論の後行方不明と知る士郎。放課後無思慮に独り残って聞き込みするも成果無し。
・無人の校舎の階段で凛と遭遇、「呆れた。サーヴァントを連れずに学校に来るなんて、正気?」と呆れた凛、左腕の魔術刻印起動。魔術刻印は魔力を通す事で形成されるもう一つの魔術回路で、刻まれた魔術を詠唱なしに起動可能。凛「アーチャーは帰らせたわ。貴方ぐらい、この刻印に刻まれた”ガンド撃ち(呪い)”で十分だもの。」と冷徹に言い放ち、問答無用で戦闘開始。

選択肢:

階段に飛び込む
→安易な逃げ道を予測した凛のガンド撃ちで即効呪詛の高熱を発し動けない士郎。凛が「・・・さよなら。貴方は知らなかっただろうけど。私、けっこう前から貴方のコト知ってたんだ」と告げて、士郎意識喪失。
→いつもの変わらない朝食風景。何か忘れてるような、といぶかる藤ねえに、桜「何も忘れてませんし、誰も忘れていないでしょう?」
→通学中目が合った凛、すでに士郎の記憶になく、行く先も戻る先もわからぬ不安に苛まれる士郎・・・
→タイガー道場

廊下に飛び退く

→士郎、北欧のルーン魔術に属する体調悪化程度の呪いを、即効性のガンド撃ちにしてしまう凛の濃密な魔力に唖然。

・逃げ惑った挙げ句、飛び込んだ教室で防音結界に包まれ、「Fixierung, EileSalve(狙え、一斉射撃)・・・!」と凛のガンド機関銃炸裂。焦った士郎、あらゆる工程をすっ飛ばして楯にした机に魔力を流し込み、間一髪強化してガンドの嵐を防ぎきるも、次がきたら魔力がもたないと判断、なけなしの魔力で椅子の足を強化して廊下に戻り、凛と改めて対峙。
・全面降伏して令呪を差し出すよう求める凛に、セイバーを裏切れないと言い返す士郎。

選択肢:


遠坂に負けを認めていいのか・・・?

→突如1階から女子の悲鳴が聞こえてなし崩しに仕切り直し。

・1階に駆けつけ倒れている1年女子を発見、生気を奪われ死にかけてると判断した凛が手持ちの宝石の魔力で応急手当。
・非常口から何か飛来するのを感じて「遠坂、危ない」と右手で凛をかばった士郎、釘に似た短剣で右手を貫かれながら、静かな怒りに燃えて黒い魔力を単独追跡。
・裏の雑木林で慎二と遭遇、ライダーの短剣を辛くもかわした士郎。令呪でセイバーを召還するか迷ったものの、自責と自負から思いとどまる。
・令呪を使わない士郎を揶揄したライダー、「・・・そう。私のマスターと違って勇敢なのですね、貴方は」と言って、優しく殺してあげると宣告。
・何とか林から脱出する決意を固める士郎の脳裏に、アーチャーの双剣のイメージがかすめる。
・奇跡のごとく数回の攻撃を防ぎきった士郎だが、後一歩のところで、右手の短剣の縛鎖で宙づりにされて絶体絶命。

選択肢:

令呪を使う

→必死でセイバーを呼んだところで左腕を断たれて絶叫する士郎、失血でブラックアウト。

→タイガー道場



残った左手で応戦する

→奮戦空しく士郎の眼に迫るライダーの短剣を、駆けつけた凛の光弾が弾き、ライダー撤退。

・凛は白けたし借りが出来たと言って士郎と休戦、手当のため遠坂邸へ。士郎、慎二を見かけた事は凛に話さず。
・士郎の傷は例の自然治癒で既にふさがりかけ。生徒達を贄にしようとしている3人目のマスターを先に倒すため、凛と士郎は休戦して共闘することに。
・凛、切嗣が魔術に全くこだわりを持たなかったことを士郎から聞いて激怒、魔術を鍛え伝え継ぐ魔術師の血脈の覚悟と誇りを口にして、その覚悟を持たない士郎に灸を据えたかったと告白。
・アーチャーに送り届けられた士郎、アーチャーといがみあい、互いに相容れぬものと認識し合う。
・聖杯への望みを問われたアーチャー、「興味は無いな。私の望みは、そんな物では叶えられまい」と言い捨て、英霊は自由意志など無く召還されると明かし、「何かこちらで不都合があった場合のみ呼び出され、その後始末をして消えるだけの存在。在るが無い物。人の世の危機を救おうが、誰にも認識されないもの。それが英霊・・・守護者と呼ばれる都合のいい存在だ。なってしまったが最後、意思を剥奪され、永遠に人間のために働き続ける掃除屋に過ぎん」と自嘲。
・サーヴァントという殻に召還された英霊は人間性とともにかつての執念と無念をも取り戻し、それ故に聖杯を求めて戦う、よくできたシステムだと冷笑するアーチャー、「私は望みを叶えて死に、英霊となった。故に叶えたい望みなどないし、人としてここに留まる事にも興味は無い。」と断言。士郎がセイバーには目的があると言い返すと、アーチャー「・・・私の、目的?」と呆然と呟き、何故か悪寒を覚える士郎。アーチャー「セイバーの目的は聖杯でありながら、決して聖杯を自分のためには使わない。そういった意味であれは典型的な守護者、文字通り”奴隷”なのだ」と吐き捨てて霊体化。

[衛宮邸]
・藤ねえから美綴が外傷無く保護されたと確認。
・慎二をライダーのマスターと疑った士郎、巻き込まないため桜にしばらく泊まるよう提案。

選択肢:

断言はできない

→士郎自身が辛くなるだけなのであとで悔やまないよう忠告するセイバー。

●2/5
・士郎の夢は、魔術回路で細々とつながった誰かの遠い過去。泣いている人、傷ついている人、死に行く人に我慢がならず、目に見える全ての人を助けようと不器用な戦いを繰り返して死線を越え、挙げ句自分だけは救えなかったそいつは、未曾有の災害に直面して「契約しよう。我が死後を預ける。その報酬を、ここに貰い受けたい」と世界と契約、英雄となって衆生を救った。結果、契約通り報われない最期を迎え、仲間も恋人も失い追い求めた理想に追い詰められて、担い手のいない錆びた剣の丘で終局を迎え、悔いることなど無いと満足げに笑って独り倒れた・・・(→って、まさかアーチャー?)
・懲りずにセイバー留守番させて一人登校する士郎。・・・馬鹿かコイツ?(-_-;
・教室で会った慎二、暴行受けたと思われる美綴の様子を自分で見て来たように楽しそうに言いふらし、士郎激怒するも手は出せず。
・放課後、士郎と凛が協力して結界の呪刻を探し出し解除。士郎は魔力感知できないくせに場所の異常には過敏なため、全ての呪刻を解除できたはず。(→これも固有結界の賜物ね・・・)
・凛曰く、マスターが破格の使い魔たるサーヴァントを従えた魔術師である以上、魔力漏出から識別可能、ただし士郎程度の魔力では識別できず。あるいは世界と摩擦を生じるサーヴァントを使っていないマスターなら識別できないかも。それを聞いた士郎は、凛が気づかない以上、慎二はマスターではない、と内心判断。早計と責めるべきか・・・まぁ特例だし仕方ないか?
・凛、アーチャーを捻くれてるけどいいヤツだし意外と子供っぽい、と評して先に帰宅。
・よせばいいのに弓道場に足を運んだ士郎、待ち伏せた慎二から呪刻潰しを揶揄されてマスターと確信、認めようとしなかった自分の不覚悟を自覚。・・・だから遅いってば。-_-#
・魔術師でもないのにマスターとなることを強制されたという慎二、昨日女生徒を襲ったのはライダーの独断だと言い訳し、誰とも戦いたくないと嘯いて、共闘を提案。士郎に桜のことを聞かれて「間桐の秘技を継いだのは僕だけだ」と回答。
・共闘提案を蹴って相互不干渉だけ約束した士郎に、慎二は結界発動をちらつかせ、桜を間桐邸から出さないこと、慎二がマスターであることを口外しないことを更に約束させる。

[衛宮邸]
・帰宅すると桜は電話で呼び返された後。

選択肢:

日が沈んで夕飯になる前に、桜の様子を見てこよう。

→間桐邸で桜と会話。慎二は不在、桜は「お爺さまが待ってるから家に帰りなさい」と言われただけ。・・・まだ生きてるのか、アレ。(-_-;
→しばらく外出を控えるよう言われたので衛宮邸には行けない、と桜に聞いて安心する士郎。

[衛宮邸]
・藤ねえのかに玉丼ならぬお好み焼き丼にご立腹のセイバー、道場で士郎に地獄のしごき。(^^;

[柳洞寺]
・夜、就寝中に「おいで・・・さあ、ここまでいらっしゃい、坊や」との呼びかけに操られ、柳洞寺まで夢うつつのまま連れ出された士郎、境内でキャスターと対峙。遥か格下とはいえ士郎の魔術回路の抗魔力をものともせず、数km隔てて魔術による肉体乗っ取りを完成させたキャスターの魔力に、士郎戦慄。
・士郎の抗魔力が街の一般人と大差ないと嘲笑うキャスター、サーヴァントに鬼門であるこの地に、街から吸い上げた千余の魂の欠片で魔力を満たし、神殿として陣地作成。セイバーは消すに惜しいので士郎の令呪を奪ってバーサーカーに当たらせる、と冷笑しながら迫るキャスター・・・!

[Interlude]
・異常に気づいたセイバー、結界をすり抜けて士郎の部屋にまで伸びた魔力の糸をたどり、主を守るため柳洞寺に馳せつける。
・山門でセイバーを待ち構えたのは異様な長刀・物干竿を操るアサシン佐々木小次郎。セイバーの直感が、サーヴァントとしての格はともかく、剣の勝負では決して勝てないと悟らせる。危地にある士郎の身を案じて焦るセイバー、アサシンと打ち合うも不利を否めず・・・

[柳洞寺境内]
・抗いようも無く今まさに令呪を奪われようとする士郎の前に、突如13本の矢がまとめて降り注ぎ、危うくキャスター回避。「ふん。とうに命はないと思ったが、存外にしぶといのだな」と現れたアーチャー、通りすがりと嘯きつつ士郎への呪縛を解き、アサシンが不甲斐ないと八つ当たるキャスターを余裕で揶揄。・・・カッコよすぎ。(*^.^*)
・キャスターとアサシンのマスター共闘説を確信を持って語るアーチャーに、キャスター「そもそもあの狗にマスターなど存在しないのですからね・・・!」と的外れを嘲笑、自身のマスターを道具と化して自らアサシンのサーヴァントを召還した事実を明かす。
・「バーサーカーやセイバーならいざ知らず、貴方程度では掠り傷さえ負わせられないでしょう」と挑発するキャスターに、では一撃だけ、と冷笑してアーチャー突進、両手の双剣でキャスター瞬殺。その呆気なさに不審気なアーチャーを尻目に、双剣に見惚れる士郎。名剣や魔剣に必須の戦意や我欲など創造理念とは無縁に、虚栄なく無心で作り上げられた無骨な剣の在りよう自体に魅せられる。
・突如上から飛来した魔力の矢をかろうじて防ぐアーチャー、いつの間にか上空に現れたキャスターを認め、「空間転移か固有時制御か。どちらにせよこの境内ならば魔法の真似事さえ可能ということか」と感心。一方キャスターは、役に立つか試したけどアサシンにも劣る、とアーチャーに不満を漏らし、必殺の光弾を無数に生んで撃ちおろす。
・士郎、キャスターが呪文詠唱もなく瞬時に繰り出した攻撃が、本来なら簡易的な魔法陣と瞬間契約(テンカウント)を必要とする大魔術と見て取り呆然。離脱を試みるアーチャー、動けない士郎を見かねて駆け寄り、抱えて走りつつ馬鹿とか罵倒し合い。(^^;
・突然士郎を蹴り飛ばして動かなくなったアーチャーに、上空のキャスター「いかに三騎士と言えど、空間そのものを固定化されていては動けないのではなくて?」と勝ち誇り、とどめの光弾準備。そこへ「・・・たわけ、躱せと言ったのだキャスター!」と苛立ち叫ぶアーチャー、空間の固定化を力づくで砕き、予め投擲されていたアーチャーの双剣がキャスターの左右に迫る。更に「・・・I am the bone of my sword.(我が骨子は捩じれ歪む。)」と必殺の魔剣を番えて弓を構えるアーチャー、焦ったキャスターの詠唱に構わず「・・・"偽・螺旋剣(カラド・ボルグ)"」発射!
・空間さえねじ切りながら放たれた一撃は、大きく外して虚空を穿ちながら、余波のみでキャスターの防御を易々と砕き肉体をズタズタに引き裂いて地に落とす。必死で再生するキャスターに、「試すのは一撃だけと言っただろう」と嘯くアーチャー、士郎救出が目的なので戦うつもりはなく、つい挑発にのっただけだ、と言い放つ。更に「剣を執る時は必勝の好機であり、必殺を誓った時のみだ。意味のない殺生は苦手でな」と言うアーチャーに、士郎と似た者同士とキャスターが揶揄、士郎とアーチャー異口同音に異議を唱える。(^^;
・キャスター「貴方達は力も、その在り方も稀少よ。」と共闘提案。士郎は即刻拒絶、アーチャーは一瞬黙考したものの、未だ条件不足と拒絶。ただし独断で居合わせただけなのでこの場は痛み分けにしよう、とアーチャー提案、他のマスターを潰してくれると助かると嘯いてキャスターの転移を見逃す。
・一般人の犠牲を気にかけずキャスターを利用しようとするアーチャーに納得いかない士郎、言い合った挙げ句、自分の筋を通すことに固執してキャスターを追い寺へ向かう。そこへ突然、アーチャーの双剣が閃き、危うく躱したものの致命傷を負って山門へ必死に逃げる士郎。「最期だ。戦う意義のない衛宮士郎はここで死ね」と言い放つアーチャー、士郎が求めるのは勝利でなく平和であり、そんなものはこの世のどこにもないと宣告、「・・・さらばだ。理想を抱いて溺死しろ」と憎しみを籠めて翻る陰剣莫耶!
・死中に活を求め山門から飛び出して転げ落ちる士郎、アサシンと対峙していたセイバーと合流。いずれ決着をつけることを条件にこの場を見逃そうと言うアサシン、追いすがって来たアーチャーを阻んで対峙。舌戦の後に真っ向打ち合う両者の剣戟を見つめる士郎、理解を超えたアサシンの太刀筋に、鉄の意思で鍛え上げた技量のみで鬩ぎあうアーチャーの強さを理解し、(きっと・・・あいつには何もなかった。だから限られた物だけを、自分が持っているわずかな物だけを、あの領域まで、一心に鍛え上げた・・・)と独白。

[衛宮邸]
・道場でセイバーに経緯を説明する士郎、セイバーと共にあると謎の治癒能力も活性化。
・非道なキャスターを利用しようというアーチャーの魂胆に憤る士郎を見て、セイバー何故か微笑み、「彼の剣技は清流でした。心に邪な物がないのでしょう。舞うような剣戟は、彼の人格を物語っていると思う」とアーチャーを評する。それが面白くない士郎はアーチャーの剣技を不意打ちで士郎一人殺せない程度、と無理矢理けなし、セイバーに剣の指導を依頼。

●2/6
[衛宮邸]
・士郎、無限の荒野に突き立つ無数の剣に囲まれ、自らの右腕が無数の剣と化している悪夢に驚愕してとびおきる。
・士郎、登校前に道場でセイバーと朝稽古、昨夜のアーチャーの太刀筋をイメージ。結果、適した剣筋で型に無駄がなくなり、別人のように技量向上。ただしアーチャーやバーサーカーには遠く及ばないと釘を刺すセイバー。

[学校]
・慎二、イラつきながら上から目線の不審な言動。・・・ウザ。(-_-;
・教室前で乙女チックな不審行動中の凛を発見。

選択肢:

あいつの狙いは俺だ。大人しく出て行こう

→屋上で一緒に昼食、昨夜のアーチャーの攻撃を謝罪した凛は、共闘する限り士郎への攻撃を令呪で禁止したと報告。アーチャーは士郎が足手まとい&セイバーが後で厄介だから始末しようとした、と説明したらしい。・・・嘘つきぃ。(^^;

・授業さぼって魔術談義継続する士郎と凛。魔術師の家系では、激痛を伴う魔術刻印の移植を生まれた直後から少しずつ行い、並行して耐性高める肉体改造も行うとか。切嗣がなれなかった正義の味方になるため鍛錬を重ねた士郎、辛いと感じたことはなし。
・士郎が使える魔術は強化のみ。凛の魔術は転換を基本として有名どころは一通り、更に宝石に魔力を蓄積可能。ただし魔力放出で宝石は壊れるため、遠坂家はいつも金欠、後継者はまず自力で金を稼ぐところから苦労。(^^;
・慎二がマスターであることを明かし共闘提案してきたけど断った、と笑って話す凛に、学校の結界は慎二のサーヴァントによるものと士郎が指摘。凛が己の迂闊さに息をのんだ瞬間、ブラッドフォート起動して深紅に染まる学校。

選択肢:

令呪を使用してセイバーを呼ぶ

→「・・・頼む。来い、セイバー・・・!!!!」

・令呪により空間歪めて召還されたセイバー、4Fにサーヴァントの気配を感知。一方、凛は結果の基点を1Fに感知。結界のため令呪なしでアーチャーは呼べず、士郎の提案によりセイバーは4Fのサーヴァントへ、士郎と凛は1Fの結界基点へ向かうことに。
・士郎、椅子の脚を2本折りとって強化、即席二刀流でわいて来た骨ゴーレムを薙ぎ払い、その暴れっぷりに凛ちょっと呆然。士郎が稼いだ時間でトパーズ用意した凛、魔術で骨ゴーレム一掃し、士郎に「助かったわ」と感謝。やっぱ魔術師には前衛居ないとねぇ・・・
・1F教室の結界基点に飛び込んで慎二と対峙、ところが慎二は「殺したのは僕じゃない・・・!!!」と意味不明に叫び、床には万力で首を潰し切られたかのようなライダーの死体、やがてライダー消滅して結界も消失。
・凛、ライダーを殺したサーヴァントが誰か慎二を問いつめたものの、慎二は腹立ちまぎれに回答拒否して逃走。多くの生徒を巻き込んだことに内心激しく同様してる凛、士郎の落ち着いた問いかけで我に返り、教会の綺礼に後始末を依頼。士郎、一人前の魔術師でありながら年齢相応の少女でもある凛の心をかいま見て感慨。
・裏の林でセイバーと合流、4Fにいたサーヴァントは骨ゴーレム操ってたキャスターの影、撃退したけど本体は無傷。ライダーはおそらく罠にはめられ、抵抗を封じられて一撃で倒された。
・遅れてやってきたアーチャー、英霊たる者せめて相打ちに持ち込むべき、とライダーを非力な腑抜け呼ばわり。マスターを守って倒れたライダーを貶める言葉にセイバー静かに激怒、アーチャーと険悪に睨み合うものの、凛が割って入って仲裁。
・要塞化された柳洞寺から出て毎日学校に来てるらしいキャスターのマスターについて、凛たちがマスターと気づいてないんじゃないか、と凛が推測。アーチャーが水を差し、キャスターが自分のマスターを傀儡として操ってる可能性を指摘、マスターであることを忘れさせられてるかもと推測。

[衛宮邸]
・凛から連絡、血の結界の被害は、結界基点に居た生徒を除いておおむね貧血程度で済みそう。
・キャスターの遠隔催眠警戒して、セイバーは士郎の隣の小部屋で寝ることに。

●2/7
[衛宮邸]
・士郎の夢は、流れ込む誰かの記憶。冷徹で口数も少ないそいつは、手の届く限り人を救い続け、その理由は誰にも理解されず、故に警戒され裏切られ続けた。誰かを助けること自体がそいつにとっての見返りで、それは英雄と呼ばれても誰にも知られることなく、いつか本人さえ忘れてしまった。(・・・だから、不覚にも泪したのだ。スタートからゴールまで、長い長い道のりの中。・・・もう何が正しいのかさえ定かではないというのに、ただの一度も、原初の心を踏み外さなかった、その奇跡に。)と夢の中で士郎独白。
・そうして多くの敵に殺されてしまったそいつの果てが、夢の中の剣の荒野であり、死の際に見た幻、絶えず胸の裡にあった唯一の誇り。担い手のいない錆びた鋼の丘で、そいつは独り、悔いることなど何もないと笑って崩れ落ちた。自分でなく誰かのために走り続けたそいつの目的はとうに叶っており、残された無念などない。

[学校]
・凛、柳洞寺の跡取りである一成が怪しいと強硬に主張、なだめた士郎が確かめることに。
・士郎、生徒会室で強引に一成を脱がせて令呪がないことを確認し一安心。変わったことがないか一成に質問すると、寺に見慣れない女がいるとのこと。

選択肢:

一応、話を聞いてみる

→突如一成が豹変、追求する者を排除と機械的につぶやき、ナイフで士郎の腹を裂き致命傷を与えると、続けて自分も腹切り自殺。

→タイガー道場:イリヤ曰く、柳洞寺の住人はキャスターに疑似令呪組み込まれ、条件満たすと命令通り動きだすキャスターの道具と化している。士郎も捕まったら魔術補佐の限定礼装にされかねないとか。


無駄だろうし、止めておこう

→慎二と桜が登校してないと聞かされ、愕然とする士郎。

[interlude]
・脱落者として教会に逃げ込み保護を求めた慎二、祖父に言われた通りしたのに、負けたのはライダーのせいと口汚く罵る。綺礼、慇懃な笑みを浮かべ「君は運がいい。ちょうど一人、手の空いているサーヴァントがいてね」・・・こいつコワいよ・・・orz

[学校]

選択肢:

桜が気にかかる。間桐邱に行ってみよう

→間桐邱前で私服姿の凛を発見。

[間桐邸前]
・不審な行動をとる凛、実は間桐邸を30分も見つづけてる金髪の少年を監視中。
・士郎、何気なく立ち去る金髪少年に、肉体持ってる生身の人間と直感しつつ、後を追ったら命がないと不吉な違和感。
・桜をよく知ってるっぽい凛、他所に養子にやられた子供の気持ちは・・・?とか士郎に質問。

[衛宮邸]
・セイバー、藤ねえの昔話から、士郎がなぜ正義の味方に憧れたか質問。士郎、切嗣との最後の会話故と自覚し、(その安らぎが、彼にずっと続くようにと。・・・けれどそれは。本当に、正しい理由だったのか。)と自問、不安と吐き気に教われ自室へ退散。
・自室で思い悩む士郎、「爺さんの夢は、俺が」という切嗣への最後の言葉を脳裏に浮かべ、誰も傷つけず全てを守るという美しい理想を引き継ごうと正義の味方に憧れる己を自覚。だが「そんなものは、この世の何処にも有りはしない」「理想を抱いて溺死しろ」とのアーチャーの言葉がよみがえり、衛宮士郎という人間の不吉な結末を見透かされたように感じて煩悶。

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Fate/StayNight[RealtaNua]凛ルート(1)

ずいぶん間が空いたけど、ちょうどFate/Zero読み終えて気分がノってるので、レアルタ・ヌアの2周目(凛ルートの予定)を開始。
メモは差分のみ。

●プロローグおさらい
・第2要素が魂、第3要素が精神で、いずれもサーヴァントの糧となり得る。
・凛が父の形見の宝石で士郎を蘇らせたから、赤アーチャー召還の触媒になった訳だ・・・

●1/31
・プロローグ:
I am the bone of my sword.
Steel is my body. and fire is my blood.
I have created over a thousand blades.
Unknown to Death.
Nor known to Life.
Have withstood pain to create many weapons.
Yet, those hands will never hold anything.
So as I pray, unlimited blade works.
・・・ってセイバーの想い?士郎?それとも赤アーチャー?

[衛宮邸]
・選択肢:

桜の手伝いをしに行こう。

[学校]
・選択肢:
生徒会の手伝いをしよう。

・帰宅途中、イリヤと遭遇。そういや切嗣さんに引き取られたんなら義兄にあたるのか?
・選択肢:
大人しく休む

・魔術鍛錬、養父の教えがまた病んだ歪みを助長したんだなぁ・・・しかし周囲のガラクタが「投影」の産物とは読み落としてた。(^^;

●2/2
[衛宮邸]
・選択肢:

止める

→凛ルート分岐。アーチャー背後の遠坂凛を視認した士郎、慌てて制止し令呪1回目消費、セイバーのアーチャーへの斬撃を強制停止。

・凛の口車にのせられ、一時休戦して衛宮邸内で事情説明に。強化しか使えない素人で半端者の士郎に意中のセイバーが召還されたことを憤る凛。・・・でも触媒なくても、内面の類似性でやっぱりセイバー召還しちゃったんじゃなかろうか、士郎。(-_-;

[教会]
・凛につれられて言峰綺礼に会いに教会へ。衛宮士郎の名を聞いて静かに笑む綺礼に、士郎悪寒。

[坂道]
・イリヤとバーサーカー登場、バーサーカーの圧倒的なスペックを察した凛の提案で、アーチャーは後退して狙撃に徹し、セイバーが前衛に。
・突進するバーサーカーにアーチャーの正確無比にして岩盤さえ穿ちかねない8連撃がことごとく命中、でも全然ダメージなし。戦車砲並みのこめかみへの一矢も効かず、額への三矢でも止められず、バーサーカーの力任せの一撃に膝をつくセイバー。更に凛の魔術とアーチャーの援護射撃も意に介さず突進するバーサーカーに、桁違いの魔力で編まれた「法則」による不死身性と理解する士郎。
・選択肢

遠坂の言葉に従う
→独り衛宮邸へ逃げ帰った士郎、令呪の輝き消失でセイバーが倒されたことを悟り、焦って外へ出たところで、ランサーに心臓を貫かれて即死。
→タイガー道場:凛ルートはアーチャー健在なんだから強気に!とか。イリヤは厳密には魔術師でなく、生来魔術を知る存在。

後を追う

→外人墓地に戦場を移したセイバーとバーサーカー、周囲の障害物によるわずかな影響から一転セイバー優位に。援護も出来ないなら逃げろ、と怒る凛、セイバーは計算づくでここに戦場を移したと分析。

[墓地]
・数百m背後で弓を構えたアーチャーを何故か認識する士郎、矢とは比べ物にならない強烈な何かを番えていると悟って悪寒を覚え・・・

選択肢:


セイバーを連れ戻す

→セイバーに駆け寄り強引に連れ戻す士郎、アーチャーの放った一矢の炸裂を地面に伏せてやり過ごす。

・墓地にクレーターを穿った一撃にさえ、バーサーカーは健在。セイバー「ランクAに該当する宝具を受けて、なお無傷なんて・・・」と呆然。士郎、アーチャーが矢として放った、豪華な束と螺旋状の刀身を持つ剣が消えていくのに気づき、何故か心を奪われる。更に士郎、数百m隔てたアーチャーの歪んだ笑みを感知、セイバーもろとも狙ったと悟る。・・・アーチャーかっこ良すぎ。(´ε`*)
・アーチャーに興味がわいたから、と見逃し宣言してイリヤ&バーサーカー撤退。士郎が背中に負った重傷は何故か見る見る治癒、セイバーは士郎の魔術と誤解。力つきた士郎はホワイトアウト。
・OPムービー凛ルートバージョン。UBWカッコい〜(*^-^*)

●2/3
[衛宮邸]
・覚醒前の士郎の心象は炎の空の下、大地に突き立つ無数の剣。
・気絶した士郎を家まで運んだ凛、これからは敵同士と宣言して去る。
・道場のセイバー、昨夜の指示は的確だったがもっと巧く立ち回れと士郎に忠告。
・セイバー、士郎にサーヴァント7クラスを説明、剣の英霊たる自分は剣にかけては誰にも負けないと自負。ただしそれ故、キャスターやアサシンの搦め手に要注意。正体知れると不利なので、心読まれかねない未熟な魔術師の士郎にはセイバーの真名を明かさず。
・士郎「・・・その、切嗣の受け売りなんだけどな、正義の味方になるんだったらエゴイストになれって。誰にも彼にも味方なんてしてたら意味がないんだから、自分が信用できる、自分が好きな相手だけの味方をしなくちゃ駄目だって」と言って、戦いの調停とセイバーのために聖杯を目指すと宣言。セイバー、それではきっと後悔することになる、と直感で忠告。
・藤ねえから電話で弁当要求され、学校に向かう士郎、護衛に無理矢理付いていくセイバー。

[学校]
・強い魔力の残り香に険しい顔のセイバー、おそらく凛の工房のものと判断。結界に気づかないのは、凛が一旦解除したからかな?
・弓道場で弁当渡して一段落。桜の気持ちに士郎はまるで気づかず。桜、セイバーに不安げなまなざしを向ける。サーヴァント識別できるだろうからなぁ・・・f(-_-;

選択肢:

セイバーに学校案内をする

→裏の林だの校庭だの無意味に案内。教室案内して、凛以外の魔力が見当たらないとセイバー少し安心。

[衛宮邸]
・士郎、藤ねぇと桜にセイバーを切嗣の知人と偽り、しばらく下宿させると宣言。藤ねぇ、交換条件として自分と桜も泊まり込む。
・夜、土蔵で弓道における中貫久の教えを口にする士郎、「同調、開始(トレース、オン)」といつもの魔術鍛錬。

[interlude]
・新都のどこぞの屋内で50人もの被害者を確認した凛、奪われた精気の流れから柳洞寺に潜むキャスターの仕業と断定。
・アーチャー、昨夜はバーサーカーもセイバーもしとめられず手の内をさらした、と皮肉げに自嘲。凛、アーチャーの宝具の正体までは見抜けないながら、最強の幻想である宝具を単に魔力の詰まった爆弾として使い捨てた「壊れた幻想(ブロークン・ファンタズム)」と原理は看破、アーチャーの真意に沈思黙考。
・無関係な市民を非道に巻き込むキャスターに怒りを燃やす凛、追撃を主張。セイバーと士郎を放置することを皮肉るアーチャーに、自覚もないままのこのこ士郎が出て来たら殺す、と凛はきっぱり宣言。

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Fate/StayNight[RealtaNua]セイバールート(4)

初回セイバールートのラスト。

●2/13
[夢]
・元々、子供の王に仕える事を潔しとしなかった騎士達は、国内が安定して王への反感を露に。一を捨てて十をとる王のやり方は正しくとも認められず。
・カリバーンを抜こうとするアルトリア、無惨な末路を幻視させ警告するマーリンに「・・・多くの人が笑っていました。それはきっと、間違いではないと思います」と答え翻意せず。マーリン「奇跡には代償が必要だ。君は、その一番大切な物を引き換えにするだろう」
・簒奪者との内戦であるカムランの戦いで、騎士達は全滅、王も全てを失い、ただ荒れ果てた国の姿を無念に。

[凛の部屋]
・凛、セイバーの目的は自分のためでなく他人のためと推定。
・凛が以前アーチャーに聖杯への願いを聞くと「恒久的な世界平和というのはどうだ?」爆笑した凛にアーチャー「まあ他人の手による救いなど意味はない。今のは笑い話にしておこう」といじけたとか。
・凛、聖剣の鞘による不死性がセイバーにはないことを指摘、伝説では敵に盗まれたことになっている。

[衛宮邸]
・イリヤ、通例サーヴァントは2度目の生が目的で聖杯戦争に参加するものと発言。
・英霊は人間の守護者で、死後も人の世の滅亡を水面下で防ぐ。そのため生前に、死後は英霊となる契約を必要とする。通常の英霊は、生前の契約で世界の支援を得て英雄となり、その代償を死後払う形。
・セイバーは英雄となるのに世界の支援が不要だったが、死の直前に聖杯を求めてやまず、聖杯が手に入るなら死後は守護者になっても良い、と契約した。未だ契約が果たされないため、アーサー王の時間は死の瞬間で止まり、いつか果たされる契約によりあらゆる時代から英霊として召喚を受ける。死者でないため霊体にもなれない。
・通常の英霊はどこかの本体から時間軸に関わりなく召喚され、本体に戻る事なく消滅するので、本体に影響無し。セイバーは召喚後、死の直前の自身に戻り、再び召喚を待つので、記憶など引き継がれている。
・聖杯にかけるセイバーの望みは、過去の改変による王の選定のやり直し。岩の剣の選定が誤ったのでは、との疑いを捨てきれないセイバー、王に選定されながら国を守れなかった自分の代わりに、再選定で正しく国を守れる王を、と願う。
・士郎、セイバーの望みが成就したとしても、独りで死んだ孤独な王は更に英霊となり戦う機械として永劫に使役されるので、あまりに救いがないと激怒、呆然。何より戦い抜いたアルトリアの十年間を嘘にするのが許せない士郎、「セイバーはあんなにも戦ってきた。裏切られても怖がられても負けなかった。あの丘で、最期まで剣から手を離さなかった。だっていうのに、なんで・・・死んじまった後もおまえだけが、そんな誓いを守らなくちゃいけないんだ・・・!」と激昂して口を滑らす。
・気まずい沈黙に突然屋敷の結界による警告、サーヴァントの侵入。イリヤ曰く、キャスターが竜の歯で造ったゴーレム引き連れてきたとか。

・選択肢

キャスターはセイバーに任せ・・・
→凛、増え続ける竜牙兵に危機感。イリヤ、竜の化身たるセイバーに対して模造品の竜牙兵ごとき相手にならないと楽観。
→士郎の令呪が突然消失。キャスターの気配が消え、戻ってきたセイバー、苦しげな様子。駆け寄った士郎、セイバーに斬殺され、セイバーの剣による傷には例の治癒効果も働かず即死。
→タイガー道場

セイバーと二人で打って出る
→士郎は木刀で身を守りつつ、数の多さに業を煮やしてエクスカリバー使いかけたセイバーを制止。

・選択肢

セイバーにキャスターを任せる
→居間に戻った士郎の腕から令呪消失、戻ったセイバーに斬殺され即死。
→タイガー道場

遠坂を信じる
→居間の守りを遠坂に任せて庭へ突貫。

・影に包まれた黒いローブ姿のキャスターと対面。自分に相応しくないマスターに消えてもらった、自分達は魂喰いなので魔力補充など雑作もないと嘲笑、「今も昔も、誰かの手足になるのはこりごりなの。」
・嫌な予感を覚えた士郎が制止するが、セイバーかまわず突進。キャスター、一言で大魔術を発動させセイバーをゼラチン状の空間に捕縛、「侮ったようねセイバー。貴女の時代の魔術師がどれほどだったかは知らないけど、この指は神代に生きたもの。こんな末世の魔術師達から見れば、私の業は魔法のそれでしょう」と嘲笑。
・答えてセイバー「・・・なんだ。本当にこの程度ですか、魔術師(キャスター)」と言うが速いか対魔力で捕縛の魔術をキャンセルして再突進。

・選択肢

・・・あの間合い、取った・・・!
→自ら足を止めたセイバー、キャスターの短剣に胸を突かれながら傷は負わず、それでも何故か膝をつく。
→キャスター「そう。これが私の宝具よセイバー。サーヴァントはおろか人間一人殺せない、何も生み出せない最弱の武器。けれどある事柄に対しては全てを許された神代の免罪符。」
→士郎の腕から令呪消失。キャスター、予定通りと嘯き、「後は中にいる魔術師と器を回収すれば、私の勝利は揺るがない。」
→セイバーにとどめの斬撃くらって即死。
→タイガー道場

だめだ、セイバー・・・!
→制止して駆け寄る士郎。自ら危険を予感して足を止めるセイバー、避けようとしたところに地中から竜牙兵が足止め。
→振り下ろされた歪な短剣を、飛び込んだ士郎が背中で受け、脊髄抉られながらセイバーと共に後退。また不器用な・・・(-_-;

・キャスター「貴女が直感した通り、在る事柄に関してのみ万能とされる魔法の札よ。」としたり顔、仕掛けてくるなら動けない士郎を殺すと恫喝。セイバー、士郎を殺したら消える前に全力で焼き尽くしてやると恫喝返し、交渉開始。
・キャスター、手を組んで残るランサーを倒す事を提案。アサシンは倒されたのか?とセイバーが問うと「さあ?もういないのだから倒されたのでしょう。主も守れないサーヴァントは消えて当然よ」
・セイバーごと宝具をもらうと主張するキャスターに、キレた士郎が傷を押して立ち上がる。そこへ突如空から降り注ぐ無数の矢、瞬時に砕け散る竜牙兵、そして塀の上に立つ黄金の騎士!
・キャスターごとき眼中にない黄金の騎士、キャスターに名を問われて「雑種に名乗る謂れはない。失せるがいい、道化」と冷たく宣告。指を鳴らすと無数の武具が空から降り注ぎ、キャスターが素早く張った「盾」の概念を易々と打ち砕いて次々串刺し、原型をとどめぬまでに破壊。ところが「・・・無礼者。我が失せろと言ったのだ。疾く自害するが礼であろう!」と吠えて更に追い打ち、実は無傷で隠れてたキャスターに今度こそ無数の魔剣・魔槍が突き刺さる!宝具並みの武具に次々串刺しされてキャスター惑乱しながら瞬殺。
・黄金の騎士、十年前の先の聖杯戦争でセイバーと因縁があった様子。出てきたイリヤを「雑種」呼ばわりし、自らを英霊の一人と名乗る。イリヤ「わたしが知らないサーヴァントなんて、存在しちゃいけないんだから・・・!」と夢中で魔力放出。出現した盾があっさり弾き返し、イリヤ直撃寸前で危うく凛が受け止めた。
・黄金の騎士、イリヤを見つめて「なるほど、今回はまた変わり種だな。前回の轍を踏まぬよう、少しは工夫したということか」とつぶやき、せっかくの5人目なのだから早く開け、と言うとなぜか気を失うイリヤ。
・セイバー「なぜ・・・貴方が現界しているのです、アーチャー」と詰問。黄金のアーチャー、自分の聖杯を取りにきただけと答え、興が削がれたと踵を返して撤退。

[衛宮邸]
・士郎の治癒能力は吸血鬼並みと呆れる凛、セイバーの回復能力が士郎に流れてるのでは、と示唆。セイバー、自分にそこまでの治癒能力はない、と言いかけて何か思い当たったらしく「・・・まさか、そんな筈は」と口ごもる。失くした鞘のこと思い出したカナ?
・金アーチャーは10年前の聖杯戦争の勝者、おそらく聖杯の恩恵でこの世界にとどまり続けた。最後の日に大火の中で戦ったセイバーは金アーチャーに勝てず、シンボルとなる宝具を特定できないため正体さえわからなかった。
・凛と士郎が先のキャスター戦で見た金アーチャーの無数の宝具を形状から推定すると、ダインスレフ、ハルペー、中華っぽいヤツ、お不動さんのアレ、セイバーの聖剣に似たもの、デュランダル、ヴァジュラ、カラドボルグ、ゲイボルクなどなど。士郎は詳しい訳じゃなく、単に頭に浮かぶらしい。UBWの効能?(^^;
・理不尽な事実に、あれらは全部偽物だったと結論付けようとする凛とセイバー。士郎、何気に否定して「だからアレは本物だって。むしろ他のが偽物っぽい」キャリバーンを「投影」した経験からか、表面だけ真似たものと、完全なカタチを備えたものと、今の士郎には直感で見分けがつく様子。ただし理由をまともに説明できず。
・凛が引き上げたあと、士郎がセイバーに「聖杯で自分を救え」と蒸し返し、平行線たどってセイバー完全拒絶。更にセイバー、前回の聖杯戦争で金アーチャーが聖杯を手に入れた筈はない、と言い出し「あの日。町が炎に包まれた時、聖杯は破壊されたのです・・・私を裏切ったマスター、衛宮切嗣によって」と衝撃発言。
・10年前のあの日、切嗣&セイバーは聖杯を手にして金アーチャー&マスターとの最終決戦を前にしながら、切嗣が聖杯を捨て、最後の令呪でセイバーに聖杯を破壊させた。その結果街は火に包まれ、セイバーは死の瞬間に復帰。
・セイバーのマスターだった頃の切嗣は、セイバーが士郎の記憶で見た立派な人物ではなかった。典型的な魔術師で、人間的な感情など見当たらなかった。セイバーが切嗣に話しかけられたのは令呪による3回の命令だけ。切嗣は自分自身さえ道具として扱い、あらゆる感情を殺し、あらゆる敵を殺した。
・マスターとして高い適性を持つ切嗣は、歴史ある魔術師の家系に雇われて聖杯戦争に参加、正規の手順でセイバーを召喚した。召喚の触媒はコーンウォールから発掘されたアーサー王の遺品だったらしい。
・士郎、綺礼から情報を聞き出すため、皆が寝静まってから独り教会へ。

[教会]
・切嗣に引き取られなければ、士郎は他の孤児達と一緒に教会で養子縁組されてたはず。
・前回聖杯戦争でセイバーが聖杯を破壊したことを告げて綺礼を詰問。英霊は死後記憶を持たない筈、と考え込む綺礼に、セイバーの特殊事情を説明する士郎。
・元々サーヴァントシステムは魂の永続の秘法を真似て造られたが詳細不明。
・"結果として聖杯を手に入れる"からこそセイバーはサーヴァントとして召喚されているので、士郎の前に彼女が現れた時点で人間に戻す手段などあり得ない。意志を持たない道具として召喚される通常の英霊と異なり、サーヴァントは英霊本体を聖杯が呼び出しているもの。聖杯のサポートなしでも存在を維持できるだけの魔力を魂喰いで補充すれば、人として世界にとどまることは可能。
・魂喰いを拒絶した士郎に、綺礼「おまえが真実セイバーを人として生かしたいのなら、聖杯をセイバーに飲ませればいい」と告げる。聖杯に満ちた水を飲むことでサーヴァントは現世で二度目の生を授けられ、マスター存命の間はこの世界に留まれるそうな。
・切嗣に破壊されて聖杯が既にないなら戦う理由が無い、と言う士郎に、綺礼「何を今更。・・・もとより、君に理由などない」と答え、トラウマ抉られた動揺から吐き気に襲われ絶句する士郎。綺礼「・・・まあよかろう。今は衛宮士郎の傷を切開する時ではない」とツッコミ自制。ならゆーなよおっさん・・・(-_-;
・聖杯は神の血を受けた杯に非ず、古より伝わる魔法の釜が原型。アインツベルン、マキリ、遠坂の三家が、ギリシア語で"たどり着けない場所"こと理想郷(ユートピア)の願いを叶える"万能の釜"を再現しようとした。200年前に完成したその試みが、聖杯の器に"万能の釜"を降霊させて一度目の聖杯戦争となった。
・アインツベルンはラインの黄金の伝承に長け、聖杯の模造品を造る技術は神業だった。更に遠坂とマキリが相応しい土地と強力な呪縛を提供。当時魔術協会は教会と係争中だったため、教会の目が届きにくい極東のこの地が選ばれた。遠坂は一帯の霊地を所有する上に降霊術の大家。マキリは使い魔に関して優れた技法を持ち、サーヴァントを縛る令呪を作り上げた。
・前回切嗣に裏切られたアインツベルンは最強の切り札としてイリヤを投入、おそらく彼女が聖杯を持っている、と綺礼。士郎、そんな荷物は持ってなかったはず・・・といぶかしむ。
・8人目のサーヴァントがいることを士郎が告げると、綺礼ひどく驚愕した後、前回セイバーと最後に対峙したサーヴァントが誰かに匿われ魂を補充しながら生き延びたのだろうと推測。マキリのご老体はとうに隠居しているとか独語し、監督役として調べることを約束。・・・マキリて誰かと思ったら、間桐かよ・・・(-_-;
・別れ際に綺礼、聖杯を手に入れればセイバーは死ぬと忠告、魂を与え続けるか聖杯を飲ませるかして士郎自身の望みをかなえろとそそのかす。
・帰途、綺礼の言葉に心惑う士郎、月光の下で召喚した時からセイバーに魅かれていたことを自覚、「俺、あいつが好きだ」と独り言。青春だねぇ・・・(^.^;

[衛宮邸]
・出迎えた凛に、セイバーはサーヴァントにならなければよかったと士郎。凛、アーチャーも同じことを言っていた、と告げて、アーチャーの正体はアーサー王に縁の騎士だったんじゃないかと推測。

●2/14
[新都]
・強引にセイバーをデートに連れ出した士郎、昼食後の紅茶を自然体で楽しむセイバーを見て、超絶の剣技にも関わらず本来彼女の本質は戦場にはない、と痛感。

[橋]
・帰途、川の中の瓦礫の山を見たセイバー、前回聖杯戦争でエクスカリバーに巻き込んでしまった船の残骸だと述懐。
・自分のためにって話を蒸し返した士郎、頑に拒むセイバーに、犠牲の出る戦いを本当は嫌ってると指摘。セイバーは王の誓いの一点張り。士郎は過去の改変など許されないと主張、セイバーは士郎の自分より他人を優先する歪みを指摘して、結局喧嘩別れ。セイバー「シロウなら、解ってくれると思っていた・・・」と心情吐露。
・夜、帰ってこないセイバーを迎えに再び橋へ。行き場などなく独り佇むセイバーと何となく心を通わせた直後、「勝手に人の物を持っていくな、小僧」と金アーチャー襲来!
・初撃だけは防ぐから離脱してくれ、とセイバー。士郎、全ての英霊はヤツを超えられないと直感し、自ら突撃してキャリバーン投影を試みるも、鉄槌一撃で倒れ伏す。
・金アーチャー、聖杯入手までセイバーを存続させるのに手がかからない方法だからマスターを生かしておいてやる、と言い放ちつつ士郎を雑種呼ばわり。アレ、こいつの言う"雑種"って神の血脈引いてる人間じゃなかったっけか?
・動けない士郎をヨソに金アーチャー、セイバーを傲岸に口説き「そう、守護者になどなる事もなく、死に逝く運命に戻ることもない。もう一度だけ言うぞセイバー。このまま我の物になれ。この世界で、共に二度目の生を謳歌しようではないか」
・金アーチャー、セイバーに拒絶されるのも楽しいらしく、力づくで聖杯の中身をその身にぶちまけマスター等不要にしてやると嬉々として宣言。目的を問うセイバーに「さあ、なんだったか。生憎この世の財は全て手に入れた身でな。望むモノなどとうにない」と金アーチャー。聖杯を求めないのか?とセイバーが更に問うと「聖杯?ああ、不老不死か。ふん、そんなものは蛇にくれてやった」と応えてセイバー驚愕。「・・・よいぞ、刃向かう事を許す、セイバー」と王のお許しが出て戦闘開始。
・最初は鎧任せで防戦一方の金アーチャー、「我の鎧が軋みをあげるなど、そうあり得る事ではないのだが・・・」と余裕の台詞で、"手のひらに収まる程度の、鍵のような短剣"を手にし、更に赤黒い復讐の呪詛の宝具でセイバーの斬撃を弾く。
・斬り込んだセイバーに金アーチャー「・・・"王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)"」と宝具発動、見えない刃、氷の刃、死神の鎌と立て続けに宝具攻撃、背後に浮かぶ無数の宝具の束にセイバー愕然。
・士郎、全て宝具のオリジナル=原型と直感、金アーチャーの正体に気づく。その正体とは、世界が一つだった最古の時代、全ての財を収集して完璧な宝物庫に無数の武器を収蔵した人類最古の英雄王ギルガメッシュ。
・ひるまず敢然と挑むセイバー、風王結界解除してエクスカリバーを露に。士郎、何をしても勝てないという直感に突き動かされ、動かない体を無理矢理動かす。応えてギルガメッシュが手にしたのは自身のもう一つの宝具、士郎の直感をもってしても正体の掴めない異質な剣。銘などないのでエアとだけ呼んでいる、とギルガメッシュ。
・「"約束された勝利の剣"・・・!」「"天地乖離す、開闢の星(エヌマ・エリシュ)・・・"」と宝具の真っ向勝負、結果はセイバーの一方的な敗北。ボロボロで倒れたセイバーを尻目に哄笑するギルガメッシュ、「く、人類最強の聖剣とやらもその程度か!人間の幻想など所詮子供だましよな!」と大喜びし、女子供相手には手加減してやるべきだったかとご満悦。
・この期に及んで士郎を逃がそうとするセイバーに、令呪を使ってでも止めるべきだったと自身に憤る士郎。魔術回路の撃鉄たたいて肉体に魔力を無理矢理流し込み、辛うじて立ち上がると「・・・投影、開始(トレース・オン)」と2度目のカリバーン剣製。剣に宿る意思と経験も複製されているため、辛うじて猛攻をしのぐ士郎。
・苛立つギルガメッシュ「薄汚い偽物め。それほどソレが気に入ったのならば、本物を見せてやろう」と一振りの剣を持ち出し、キャリバーンと同じ本質を読み取り息を呑む士郎に「おまえが持つ"王を選定する岩に刺さった剣"は、北欧に伝わる"支配を与える樹に刺さった剣"が流れた物だが・・・これはその原型、王を選定するという"聖権"の大本だ」と宣告。魔剣グラムの更に大本といわれてたじろぐ士郎。
・ギルガメッシュ、転輪により劣化する複製は原型に勝てないと断言して必殺の斬撃。カリバーンが主を守るため奔るも、原罪(メロダック)という名の剣に跡形もなく砕かれ、士郎は肩口から腰までバッサリ。(X_X)

・選択肢

立ち上がらない

→折れた心と共に庇護の魔力消失して死亡。
→タイガー道場


立ち上がる

→気力だけで無理に立ち上がろうとする士郎に、敗北した自分などに助けはいらない、と制止するセイバー。「俺には、セイバー以上に欲しいものなんて、ない」と言いきった士郎、ようやく自身の歪みを自覚しつつ、一番大事なものとして自分の命の代わりにセイバーを見つけたことを感謝。剣を手に振り返らず生涯を駆け抜けたアルトリアの鮮やかな生き様に憧れた士郎、彼女が死の際で己の人生を誇って眠れることをただ願い、「ごめんな。俺、セイバーが一番好きだ。だから、あんなヤツにおまえは渡さない」と宣言。

・どうにか立ち上がった士郎に、剣を投影する暇さえ与えず迫るギルガメッシュの光の刃。瞬間、セイバーへの「抜き身の剣のような」という想いから現れた何かによって、寄り添ったセイバーがグラムの一撃を弾き返しギルガメッシュに手傷。激怒しながら無言で立ち去るギルガメッシュ。
・瀕死の士郎、致命的な自身の傷口に、無数の刀身が幾重にも折り重なって傷口を塞いでいく様を幻視、一瞬後には消えて異常な治癒で傷が塞がっていく。士郎を抱きしめたセイバー「・・・やっと気づいた。士郎は、私の鞘だったのですね」

[夢]
・孤立した王の留守を狙い謀反を起こした若き騎士モードレッドは、王を妬む王姉モルガンの息子であり、王の分身でもあった。急ぎ取って返した王は自国に攻め入り、騎士達を切り伏せ、最後にモードレッドを打ち倒しながら自身も致命傷を負った。

[衛宮邸]
・目覚めた士郎、例によって傷は完治。眠れない士郎、襖越しにセイバーに「・・・もういい。いいから、おまえは自分のために、笑わないと」と声をかけ、もう十分頑張ったんだから一人の少女アルトリアとして幸せになるべきだと、と再度主張。セイバーは王の誓いをたてに拒むも、思い合う心までは否定しきれず、髪を降ろしてプラトニックに士郎と同衾、「この戦いを終わらせる為に、戦うと決めたのだから。」と今は目前の戦いに集中する決意。

●2/15
[教会]
・未だ眠るセイバーを置いて、ギルガメッシュ対策の相談に単身教会を訪れた士郎。また迂闊なコトを・・・(-_-;
・無人の教会へ踏み込み、得体の知れない悪寒と危機感に苛まれる士郎、地下の闇へ続く階段を発見。

・選択肢

家へ戻る
→妙な不安に苛まれて逃げるように帰宅。
→ギルガメッシュ対策としてランサーとの共闘を検討。凛は準備などのため一度自宅へ。
→呼び鈴が鳴って訪れたのは言峰神父。情報を持ってきた、と言って入ってきた言峰に初対面のセイバー「・・・前回のマスターが何の用です。あなたは切嗣に撃ち殺された、と記憶していますが」と告げ、切嗣の最優先標的だったこの男には油断ならない、と殺気全開。
→セイバーを下げて中庭で改めて言峰と対峙。言峰が「忘れ物だ」と何かを投げると同時、侵入者探知の結界作動。イリヤを攫いに侵入したランサーらしい。一方で言峰が投げ捨てた、抜け殻のような無惨な子供の亡骸に、何故か見覚えがあり意識をそらせない士郎、突然後ろから心臓を貫かれて即死。
→タイガー道場

地下室に降りる
→地下の聖堂に踏み込んだ士郎が目にしたのは、頭と胴体だけで棺につながれ生きながら魂を搾取される無数の子供の生ける亡骸!

・突然後ろに立った言峰神父、そんなに奇怪か?彼等とお前は兄弟のようなものなのに、と告げ、かつての大火事を生き延びた子供たちの成れの果てであることを知らせる。「衛宮切嗣に引き取られていなければ、おまえも彼等の一員となっていた。解るか?おまえはまたも一人だけで助かったのだ。」
・十年間サーヴァントの餌にしていたとの言葉に憤る士郎、振り返った瞬間に後ろからランサーの一撃。

[衛宮邸]
・イリヤの容態が良くないと言う凛、「今はまだ辛うじて容量が空いてるから、余分な機能が働いている。」「けど、満ちてしまえば一番不要な"人間としての機能"を棄てるしかない。イリヤスフィールはね、聖杯戦争が進めば進むほど壊れていくように作られているのよ」と告げるが、セイバーには理解できず。要は「聖杯」としての容量がどんどん満たされていく訳だ・・・
・凛は魔術協会から派遣されたランサーのマスターのねぐらを発見、様子がおかしいので踏み込んだら、血痕と令呪を失った左腕が残されてた。以前の聖杯戦争のマスターが令呪とサーバントを残してマスターの権利を保持し、今回ランサーの令呪を奪って諜報専用に使っていた、と推測。
・セイバー、士郎の危機を教会方面から感じて急行。

[教会・地下聖堂]
・駆けつけたセイバー、瀕死の士郎を前にランサーと対峙。因果を逆転させるゲイボルクの呪いを受けた以上、よほどの幸運がない限り運命を変えられず死に至るのみ、とセイバーに告げて決着を求めるランサー。こいつは敵の手の内探る役ふられて、ずっとおあずけ食わされてたので、自分にふさわしい雄敵と真剣勝負がしたいらしい。

・激痛に呻く士郎、脳裏に伝わる生ける亡骸達の呼びかけになす術無い自身の無力に苦悶し、「正義の味方なんてものは、起きた出来事を効率よく片付けるだけの存在だ。」との言葉を反芻。セイバーがやってきたと告げる言峰、どのみち後一人サーヴァントが必要だと話し、士郎の頭を掴んで歩き出す。その接触により得体の知れない黒い汚濁を感知した士郎、言峰が自分同様に致命傷を何かで補って生存していると悟る。
・士郎を人質にした言峰、サーヴァントが二人残る不完全な状態の聖杯でも大抵の奇跡はかなうはず、と一時停戦を提案。聖杯に相応しい人間か判定すると言い放つ言峰、「その傷を切開する。さあ・・・懺悔の時だ、衛宮士郎」
・抉り出され曝されたのは地獄のような大火災の中、死にゆく人々の助けを求める声を無視して、その度にかつて自分だったものを削り取られ虚ろな心を抱えつつ、自分だけが生き延びるために歩き続けた士郎の記憶。そうして唯一人生き延びたが故に、誰かを救う正義の味方に憧れて切嗣の後を追い、ソレ以前の記憶を閉ざしていた。
・聖杯の奇跡で十年前の悲劇をなかったことにし、失われた全てを救い本来の自分に戻って自分自身を救え、と誘惑する言峰。しかし士郎は「・・・いらない。そんなことは、望めない」と断言。苦しみながら死んでいった人、誰かを助けるために命を賭した人、彼らの死を悼み、長い日々を越えてきた人を想い、残される思い出が今を変えていくと信じて、「その道が。今までの自分が、間違ってなかったって信じている。」「聖杯なんていらない。俺は・・・置き去りにしてきた物のためにも、自分を曲げることなんて、出来ない」と言いきる士郎。その言葉を耳にしたセイバー、士郎の過去を共有したが故に、それでもそう言いきる彼の心の強さを痛感。
・失望したらしい言峰、今度は矛先をセイバーに向け「おまえの目的は聖杯による世界の救罪だ。よもや英霊であるおまえまで、小僧のようにエゴはかざすまい?」と語り、代償として自らマスターの命を奪えと誘う。
・心を揺さぶられながらも士郎の言葉が耳から離れないセイバー、やり直したいと願うのは王となる前の一人の少女の迷いに他ならず、王であった自分を否定することは奪ってきた多くのモノを否定することに他ならない、と認識。王としての生き様に誇りを持つならたとえ滅びであれ結果を受け入れ、やり直しなど求めてはならないと決意、「聖杯は欲しい。けれど、シロウは殺せない」と応え、戸惑う言峰に「判らぬか、下郎。そのような物より、私は士郎が欲しいと言ったのだ」と挑戦。士郎の手を取ると例の治癒力が活性化、ゲイボルクの呪いさえ克服して治癒開始。
・言峰「おまえたちは、つまらない」と言い捨てる。セイバーに目的を問われ、言ってしまえば"娯楽"のため、そう関心はないが趣味にあっている、と言い放つ言峰。ランサーのマスターを殺したのは協会に聖杯の実態を知られたくないため。更にセイバーから聖杯の器のありかを尋ねられた言峰、知らずに匿っていたのか!?と驚愕した後、ギルガメッシュを呼び寄せる。
・普段着のギルガメッシュ、演出にもランサーの野卑な目つきにもご不満らしい。一方ランサーもギルガメッシュの存在を知らされておらず殺気立つ。
・十年前、言峰は切嗣とセイバーを分断するため不完全な聖杯に目眩ましを願い、結果大火災が発生。ギルガメッシュは破壊された聖杯の中身を浴びて血迷った。聖杯の中身は所詮血と闇と呪いでしかないので、いずれにしても大災害になったろうと放言する言峰、持ち主の願いを「破壊」という手段でしかかなえられない欠陥品だと暴露。更に、人を殺すためだけの聖杯を扱えることにご満悦の言峰。
・言峰がサーヴァント二人に始末を命じて立ち去り戦闘開始・・・と思いきや、突如ランサーがギルガメッシュに槍を向けて対峙。戸惑うセイバーにランサー「オレは、オレの信条に肩入れしてるだけなんだからよ」と軽く答える。聖杯を目前にして消えるか、と揶揄するギルガメッシュに、「テメェと一緒にするな」と答えるランサー、「オレたちはこの世に固執してるんじゃない。果たせなかった未練に固執するのみだ。まあ、テメェみてえに欲の皮が突っ張った怨霊には分からないだろうがな」と挑発。
・ギルガメッシュ、「死に際が鮮やかだった男は言うことが違う」と揶揄しながらゲート・オブ・バビロン開放。「武運を」と言い残して士郎を連れ立ち去るセイバー。ギルガメッシュ、セイバーは自分の物だから儀式を完成させるのにあと一人サーヴァントの犠牲が必要、とランサーに千の刃を向けて・・・
・地上に脱出したセイバー、士郎の傷口に手を突っ込み、鞘に魔力を補充して治癒力アップ。十年前、切嗣はセイバー召喚にエクスカリバーの鞘を用いた後、戦いを有利にするため秘匿していたが、瀕死の士郎を救うため鞘と同化させた。セイバーとの契約なしには宝具として機能しないため、最初にランサーに刺された時には治癒しなかった。
・切嗣は自分を裏切ってなどいなかったと悟ったセイバー、「あの聖杯もこの私も、有り得てはいけない夢だったのです」と決意を語る。「聖杯を壊そう」と二人で決意、決戦に備えて帰宅。

[衛宮邸]
・帰ってみれば居間で血まみれの凛。言峰がやってきてだまし討ちにし、イリヤを拉致したらしい。
・言峰の目的は聖杯の器たるイリヤ。彼女は魔術回路を人間にした存在で、サーヴァントが残り一人になると聖杯を降ろす器となる。言峰はおそらく柳洞寺に拠点を移すはず。更に、勝ち目はないけど挑むのか、と問われる。

・選択肢

それでもだ
→言峰綺礼は衛宮士郎の倒すべき敵だ、と言いきる士郎。

・凛、剣の形をした魔杖、アゾット剣を士郎に託し、死んでも勝て、と命令して睡眠。

・選択肢

セイバーとの時間
→道場でセイバーと軽く練習。
→濃いマナに包まれた柳洞寺に乗り込み、セイバーはギルガメッシュと対峙。奥へ進んだ士郎は、闇の孔に捧げられたイリヤを前に言峰と対峙。親子二代にわたって言峰の目的を勘違いしている、と言われながら、黒い泥流に全身溶かされ死亡・・・
→タイガー道場

切嗣に報告
→亡き養父に想いを告げて迷いを断ち切り出陣。
→結局、黒い泥流に全身溶かされ死亡
→タイガー道場

作戦会議
→土蔵で作戦会議。

・選択肢

武器を探す
→切嗣の魔力礼装を探すも見つからず。
→結局、黒い泥流に全身溶かされ死亡。
→タイガー道場

セイバー強化
→セイバーに強化の魔術を試みるも効果は判然とせず。
→結局、黒い泥流に全身溶かされ死亡
→タイガー道場

鞘を返す
→士郎の身を案じて躊躇うセイバーを説得。
→"投影"に似た工程で身中の鞘を構成する魔力を収束、セイバーが具現。後にも先にもない完璧な工程で、そのカタチを脳裏に刻む士郎。

[柳洞寺]
・士郎、参道を上りながらセイバーを失う痛みを思い、引き返す誘惑に駆られながらも、「・・・いこう。これが最後の戦いだ」このBGM、This Illusionバリエーション?OP違うのに・・・ってゆーかThis Illusionのがやっぱり好きだし。(^^;
・待ち構える黄金騎士ギルガメッシュ「この呪いこそが聖杯の中身。我らサーヴァントをこの世に留める第三要素。・・・十年前、おまえが我に浴びせたモノだ」と告げ、セイバーに目的を問われてセイバー以外興味無しと即答、ゲート・オブ・バビロン開放しつつ、セイバーに聖杯の中身を無理矢理呑ませ穢し尽くす喜びを滔々と語る。対するセイバー、凛然と受けて立ち激闘開始。

[本堂裏]
・中空に穿たれた孔の前に吊られたイリヤを前に、遂に言峰と対峙する士郎。
・士郎も切嗣も誤解していたが、孔から溢れる黒い泥は言峰の望みではなく、聖杯から溢れる本来万能である筈の"無色の力"。この聖杯にはあらゆる悪性、人の世を分け隔てなく呪うモノが詰まっており、開ければ際限なく溢れ出して災厄を巻き起こす。
・目的を問われて言峰、しいていうなら娯楽、と言い放つ。音楽も物語も楽しいのは人が作ったものだからだ、と説き、「剥き出しの人間こそが最高の娯楽となる」と断言、死の瞬間に走馬灯のごとく輝く瞬きこそが目的と明かす。十年前の大火災も悪くなかった、無念のまま朽ちる人の叫びもまた・・・と楽しげな言峰、「歪なカタチではあるが、私ほど人間を愛しているモノはいない」故にこの聖杯に最も相応しいと説く。
・士郎「・・・ああ、そういうコトか。・・・つまり、殺していいんだな、テメェ・・・!」とブチキレて突進するも、言峰の操る黒泥の触手に灼かれて飛び込めず。言峰、十年前に叶わなかった切嗣に引導を渡す望みをようやくかなえられる、と喜んで総攻撃開始。

[境内]
・セイバー、剣技で優位に立ちながら無数の宝具で仕切り直され、消耗を強いられる。聖杯には自分でも手を焼くのに士郎ごときの手におえる訳がない、配役を誤ったと指摘するギルガメッシュに、セイバー迷いなく「これが正しい選択だ。私は貴様になど負けぬし、シロウはあのような死者には負けない。」と断言。内心では勝利につながる秘策を練りつつ、勝利の確率があまりに薄いためいつもの"直感"さえ働かない状況に焦るセイバー。
・ギルガメッシュは剣士でなく、無数の宝具を展開し弾丸として射出する、最強の魔弾の射手故にアーチャー。次々打ち出される宝具の雨に押されるセイバー、その隙にギルガメッシュが乖離剣エアを構えたのを見てとり、慌ててエクスカリバー発動するも間に合わず、エヌマ・エリシュ発動!

[本堂裏]
・無数の触手から逃げ惑う士郎、頼みの綱の"投影"も一分程度の集中が必要なので発動できず、右足を泥に覆われて遂に足を止められる。
・士郎を切嗣の贋作呼ばわりする言峰、切嗣に対しては近親憎悪で、しかも冷酷な魔術師だった男が敵である自分を殺さず見逃したことが不快と表明。言峰の呪いを受けたことに気づかず、聖杯戦争を終わらせたと勘違いした切嗣が滑稽だと辱める言峰。逆上した士郎、動かない右足に魔力を流し込んで無理矢理動かし突進。言峰、背後の黒い滝に手をかざして「"この世、全ての悪(アンリ・マユ)"」と詠唱。

[境内]
・かろうじてエクスカリバーで相殺したものの、エヌマ・エリシュくらってセイバー動けず、一瞬境内を覆った闇に士郎の身を案じる。極大の呪いたるこの世の全てを呪うモノを聖杯の中から呼び出したのだろう、とギルガメッシュが指摘。更に聖杯の中身を浴びて果たしてセイバーは自我が保てるか、と示唆するギルガメッシュに、かつてそれを浴びたギルガメッシュは既に正気でない?と疑うセイバー。その疑念を察したギルガメッシュ「侮るな。あの程度の呪い、飲み干せなくて何が英雄か。この世全ての悪?は、我を染めたければその三倍はもってこい!よいかセイバー。英雄とはな、己が視界に入る全ての人間を背負うもの。・・・この世の全てなぞ、とうの昔に背負っている」と超オレ様宣言。セイバー、その傍若無人で無慈悲ながらも強大な自我に、他のいかなるサーヴァントも同じ真似は出来ないと感嘆しつつも、自分とは絶対に相容れない存在と確信。
・しつこく言いよるギルガメッシュに「私は既に国の物だ」とセイバーが拒絶すると、「アーサー王よ。そんなだから、おまえは国によって滅ぼされたのだ」とギルガメッシュ嘲弄、国など王の物にすぎないと言い放つ。応えてセイバー「ああ、その通りだ。・・・だが英雄王よ。そんなだから、貴様は自らの国を滅ぼしたのだ・・・!」と気合い一閃、ギルガメッシュの顔を蹴り飛ばして間合いを取る。ようやくセイバーを殺す気になったギルガメッシュ、エヌマ・エリシュ発動!

[本堂裏]
・襲いかかる無限の悪意と人の罪業に圧倒される士郎、切嗣を想い凛を想いセイバーを想うことで闇を振り払い、絶叫しつつ突進。

[境内]
・エヌマ・エリシュの暴威の中、捨て身で前進しエクスカリバーを放つセイバー。ギルガメッシュがとどめをさそうとエアの出力を臨界まで上げた時、セイバーの宝具が・・・!

[本堂裏]
・闇に呑まれなす術無い士郎の脳裏にセイバーの声が甦った瞬間、暗闇に光が灯り、撃鉄が落ちて悪魔的な速度でカタチを作り上げ「・・・投影、開始(トレース・オン)」あらゆる工程を省き一瞬で現れたのは、脳裏に刻んだ己が半身たる鞘、そして甦るセイバーの声「・・・貴方が、私の鞘だったのですね・・・」黄金の光が闇を駆逐し、彼女の鞘を握りしめる士郎。

[境内]
・セイバーの宝具"全て遠き理想郷(アヴァロン)"発動、外界の汚れを寄せ付けない妖精境の壁、五つの魔法すら寄せ付けない最強の守りによってこの世の全ての理から断絶されたセイバー。エヌマ・エリシュを遮断して突進、動けないギルガメッシュに必殺の斬撃を叩き込みつつ「"約束された勝利の剣(エクスカリバー)"!」

[本堂裏]
・「投影魔術・・・貴様、何者・・・!」と愕然とする言峰に、駆け寄った士郎がアゾット剣を突き立て、ありったけの魔力を籠めて「"läßt"・・・!」と剣に仕込まれた凛の魔力開放!

[境内]
・断末魔のギルガメッシュ、「手に入らぬからこそ、美しい物もある。ふん・・・ならばこそ、我がおまえに敗れるは必定だったか」とつぶやき、「ではな騎士王。・・・いや、中々に愉しかったぞ」と皮肉げに笑みながら消失。

[本堂裏]
・胸に突き立てられた短剣を唖然と見つめる言峰、何故この短剣を?と士郎に問う。凛から預かったとの答えに、「そうか。以前、気紛れでどこぞの娘にくれてやったことがあった。あれはたしか十年前か。・・・なるほど。私も、衰える筈だ」と呟いて倒れ伏す言峰。
・やってきたセイバー、聖杯の破壊には令呪による士郎の命が必要だと告げ、「・・・シロウ。貴方の声で聞かせてほしい」と請う。聖杯破壊で契約も無効化するためセイバーはサーヴァントでなくなり、王として生涯を終えることに。
・士郎、報われない最後と知りながら剣をとり王の誓いを守った少女の誇りを汚さぬため、溢れそうな想いを押さえつけて「・・・セイバー。その責務を、果たしてくれ」と静かに告げ令呪発動。
・全てが終わり、「では私達の契約もここまでですね。貴方の剣となり、敵を討ち、御身を守った。・・・この約束を、果たせてよかった」とセイバー。士郎「・・・そうだな。セイバーはよくやってくれた」と答えて言葉に詰まる。
・「最後に、一つだけ伝えないと」と振り向いたセイバー、「シロウ・・・貴方を、愛している」とまっすぐな瞳で告げた次の瞬間に消失。別れの潔さに士郎「ああ・・・本当に、おまえらしい」と述懐。

●4/7
[epilogue]
・イリヤは家に帰ることを拒否、藤村家が預かって藤ねえともども朝晩衛宮邸を襲撃。
・桜は兄の慎二が行方不明になってふさぎ込みがち、イリヤとつきあってて立ち直りつつある。
・道中で凛と出会って一緒に登校。凛に問われて未練はないと答えた士郎、「いつか記憶が薄れて、あいつの声もあいつの仕草も忘れていく。それでも・・・それでも・・・こんな事があったと、セイバーっていうヤツが好きだったって事だけは、ずっとずっと覚えてる」共有した想いを抱いて、見果てぬ夢にたゆまず前進し続ける決意の士郎。
・カムランの戦場で生き残ったのは騎士と白馬、そして敵を一騎打ちで破ったものの重傷を負ったアーサー王。孤立した若き王を信じ、近衛として忠誠を尽くした騎士ベディヴィエールは、王がその偉業にも関わらず一時たりとも安らぎを得られなかった事に憤る。辛うじて意識を取り戻した王は「夢を見ていた」とつぶやいた後、「この森を抜け、あの血塗られた丘を越えるのだ。その先には深い湖がある。そこに、我が剣を投げ入れよ」と命じる。仕えた王の終わりを意味する命令に、二度は背いた騎士ベディヴィエールも、三度目にはついに剣を湖へと投げ入れて戻り、「剣は湖の婦人の手に、確かに」と報告。
・「すまないな、ベディヴィエール。今度の眠りは、少し、永く・・・」と言い遺して目を閉じるアーサー王。安らいだその顔を目にしてベディヴィエールもようやく心を安んじ、「・・・見ているのですか、アーサー王。夢の、続きを・・・」(T^T)

FIN

あ〜、長かった・・・2周目の凛ルートはしばらくお休み。

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Fate/StayNight[RealtaNua]セイバールート(3)

初回セイバールートの九日目から。

●2/8

[衛宮邸・凛の部屋]
・選択肢

遠坂を呼びに行く

→土蔵で図らずも凛とセイバーの会話を盗み聞き。凛「何者よ、アイツ」と呆然、「気づいていたわね?」とセイバーに詰問。セイバー、土蔵に違和感があっただけで凛ほど把握できてないと回答。凛、士郎は魔術師なんかじゃないと断言、「魔術は等価交換に過ぎない」と言った上で、「・・・けどコレは違う。アイツは何処にもないモノを此処に持ってきてしまっている。此処には在ってはならないモノをカタチにしている。それは現実を浸食する想念に他ならない。アイツの魔術は、きっと、ある魔術が劣化しただけのモノなんだわ」
→聞くべきでないと判断した士郎、部屋に戻る。

[学校]
・慎二に電話で呼び出されて学校へ。突如吐き気に襲われた士郎、外を見ると発動した結界の赤一色、教室内は全員倒れて虫の息。現れた慎二、不完全でも結界は起動できるけど命を奪うのに時間がかかると嘯く。多数の犠牲に怒り狂う士郎、脳裏に浮かんだ撃鉄イメージで遂に魔力回路起動、全身に魔力充溢。

・選択肢

止まる必要などない・・・!

→3つの影の刃をすり抜け慎二に肉薄

・慎二に手をかける寸前、出現したライダーに阻まれる。
・選択肢

倒される前に倒す・・・!

→ライダーに背後から延髄一撃で瞬殺。更に首筋から直接吸血でとどめ。
→タイガー道場


戦いになどならない

→連撃を腕で受けてズタズタにされつつ必死で後退。脳天への一撃も辛くもそらし鎖骨の下へ、そこで何故か一際高い金属音と共にライダーの短剣が刃こぼれ。ライダー「驚いた。私の刃物では殺せない」と回し蹴りで窓の外へ士郎を放り出す。

・選択肢

令呪は消費できない

→校舎3Fから落とされ、辛うじて受け身をとったものの、着地時に内なる何かが暴走、自身の胸から無数の剣が生えて即死。・・・悲惨。orz
→タイガー道場


セイバーを召喚する・・・!

→凶行を止めるために「来い、セイバァァァアアア!!!!」

・校舎3Fへ逆襲。ライダーはセイバーに任せ、モップを強化して慎二に突進、影の刃をモップで破壊。捉えた慎二の腕をへし折り、ブラッドフォートを停止させる。
・ライダー、ブラッドフォート維持の魔力が不要になりパワーアップ、慎二を奪って自身の首を切り裂き、「我が宝具は他のサーヴァントに勝る」と鮮血の魔法陣から何かを召喚して逃走、その余波のみで廊下完全破壊。

[衛宮邸]
・士郎の記憶、大火災の中でただ一人生存者を救えて喜びに満ちる切嗣の姿。あの時の切嗣のように笑えるなら自分も救われるのか、と切嗣の後を追い続けた士郎。結局は自分の救いを求める手段としての人助けだけど、まぁ人間それで当たり前か・・・イチイチ偽善呼ばわりしてっと「善」なんて消息不明だし。f(^^;
・目覚めた士郎、傷は前回同様何故か勝手に治癒。学校の事後処理は綺礼の仕事、生徒達は入院多数ながら生命に別状無し。
・士郎、セイバーに「戦わせる信頼」を約束、ようやく聖杯戦争を共に戦うパートナーに。

●2/9
・士郎、まどろみの中で、死者こそ出なかったものの誰一人無傷で救えなかったことを自省。なかったことにできたら、と思った直後にそう思ったこと自体を冒涜と怒り、誰も傷つかないという理想を目指してつっ走る決意。
・ライダーの宝具の正体はセイバーにも確認できず。セイバーの鎧を通る神秘は"魔法"か神域に住む幻想種だけ。セイバーの見るところスペックはA+、魔法の一歩手前だと凛が驚愕。瞬間的な攻撃力ならサーヴァント中最高かも、と思案する凛に、セイバー「・・・ふん。まぁ、確かに攻守共に優れた宝具のようでしたが・・・それより私の宝具の方が・・・」と不満顔。(^^;

[新都]
・自らを囮にする覚悟も秘めつつ、まずは慎二の結界を探す士郎とセイバー。傷の癒えきらない士郎のため公園でしばらく休憩。
・士郎の夢、大火災の中で倒れる自身、胸には抉られた致命傷。だが救助された士郎に傷の跡などなかったはず・・・?
・目覚めた士郎に、セイバー「自分が犠牲者だったから犠牲を出したくないのか?」と質問。士郎、むしろ自分だけが救われた責任をとりたい、と答える。セイバー、士郎は自分自身を助ける気がないと指摘し、もっと自分を大切にすべきと忠告。
・姿の見えないライダーの殺気を感知、挑発と知りつつ追跡。ビルの屋上から飛び降りてきたライダーの強襲をセイバーが迎撃!
・選択肢

ここで待機する

→ビル屋上で閃光。慌てて駆けつけると既に決着、独り倒れ伏すセイバー。

→魔力を使い果たしたセイバーは遠からず消失。令呪で人を襲わせ魔力補充させるべきか悩む士郎。

→翌朝、悩みつつ公園散歩中、イリヤと遭遇。冷酷なマスターの顔になったイリヤ、魔眼で士郎を呪縛。

→意識を取り戻すと眼前にイリヤとメイドさん?「この子、イリヤの敵じゃないよ」とたしなめるリーゼリットに、イリヤ「10年間ずっと待ってたんだから」と抗弁。「素体の受け入れ準備完了、後は転移だけ」ともう一人のメイドさん。イリヤの令呪だけが視界に焼き付きブラックアウト・・・

→タイガー道場


セイバーを追わなければ!
→ビル屋上目指して駆け出す士郎。
→ビル壁面での攻防はライダー一方的に優位。屋上ではライダーの宝具による必殺の一撃が待つ事を予感しつつ、セイバーは愚直な士郎を守るため敢えて死地に飛び込む決意。

・屋上でセイバーに襲いかかったのは、ライダーが駆る神代の幻想種、純白の天馬!その圧倒的な魔力と機動力になす術無く翻弄されるセイバー。ライダー、自分は英雄達の敵だったモノ故、英雄達に駆逐されてきた可哀想な仔らを操る、と告げる。
・通常の天馬ならセイバーの風王結界だけで打倒可能だが、神代から生き続けた目前の天馬は既に幻想種の頂点たる「竜種」の域に近づきつつあり、セイバーを上回る対魔力を備えている。
・屋上についた士郎、天馬を見上げて驚愕。自分の無力を悟り慎二を探すも、声だけで所在つかめず。慎二、学校の生徒や桜まで犠牲にすることを示唆。
・ライダー、遂に宝具である黄金の縄を使用、「騎英の手綱(ペルレフォーン)」の真名により光の矢と化し突進する天馬。
・無力ながら必死でマスターの務めを果たそうとする士郎の姿に、覚悟を決めたセイバー、「風よ」と風王結界解除。露になった黄金の剣を振り上げ「約束された勝利の剣(エクスカリバー)!!!」"星の光を集めた最強の聖剣"がライダーごと天馬を両断、天の雲を2つに裂いて収束。士郎、あまりに有名なその黄金の剣の真名を隠すためにこそ風王結界があることを確信。
・慎二、手にした魔道書が燃えるのを見て「令呪が燃えちまう!」と悲鳴上げつつ逃走。

・選択肢

セイバーに駆け寄る

→倒れたセイバーを連れ帰る。凛、セイバーの魔力切れを指摘、令呪で人を襲わせ魂を食わせて魔力補充する以外ないと助言。

●2/10
・士郎の夢。島国の戦乱の時代、成人の儀でアルトリアの名を得た少女は、魔術師の予言を受け王の宿命を持って生まれながら、女子であったため一介の騎士に預けられた。"ブリテンの王たるべき者"を選定する岩に刺さった黄金の剣を手にして、魔術師マーリンの「それを手にしたらお前は人でなくなる」との警告にも動じず、王とは皆を守るため最も多く皆を殺すもの、と覚悟。剣の魔力で成長が止まり、選定の剣と共に常勝を誇る少女の立ち姿を見て、「昨日の剣と似ているが違う」と感じる士郎、何故あれほどの名剣を手放したのかといぶかしむ。
・目覚めた士郎、夢で見た黄金の剣に魅かれる自身を自覚。
・土蔵の前で矢をつがえず弓を引くアーチャー。本当にアーチャーだったんだ、と間抜けなこと言う士郎に、アーチャー「おまえたちの弓は己に当てる射であり、私のは敵に当てる矢だ。」
・「残心、という言葉があるな」とアーチャー、矢とは放つ前に既に的中しているもので、残心とは当たるかどうか見極めることでなく結果を受け入れるための心構え、と説き、セイバーがいずれ倒れるのはわかっていたことだろう、と指摘。更に、セイバーはそもそも宝具を使うつもりが無かったのに、士郎を守るために自分の存在と引き換えで宝具を使った、と指摘。ついでのように、士郎は当たると思う事で百発百中だろうとほのめかし。

[公園]
・他人を餌食として魔力補充するよう令呪でセイバーに強制すべきか悩む士郎の前に、イリヤ出現。魔眼で呪縛された士郎、ブラックアウト。

[アインツベルンの隠し城]
・五感を奪われたまま聖杯戦争における自身の無力に煩悶し、守りたい全てを守れない自分に憤る士郎、脳裏によみがえるアーチャーの忠告「衛宮士郎は格闘には向かない。おまえの戦いは精神の戦い、己との戦いであるべきだからだ」「ならば、せめてイメージしろ。現実で敵わない相手なら、想像の中で勝て。自身が勝てないのなら、勝てるモノを幻想しろ。」
・勝利のイメージを掴もうと苦闘する士郎、ふと夢に見た黄金の剣に強く憧れる。実在しないモノを夢の中だけでも再現しようと、「強化」の魔術を教わる以前に自身が考えた非効率な魔術工程を思い出そうとする士郎。
・部屋に入ってきたイリヤ、「うん、やっぱりシロウは特別。・・・ね、私のサーヴァントになってみない?」十年も待った、と選択を求めるイリヤ。

・選択肢

今は、頷くしかない

→了承した結果、契約により魂を呪縛された士郎、全てイリヤのなすがまま。

→イリヤ、手頃な人形に士郎の魂を移植しようと、メイドのセラとリーゼリットを呼んで転送(アポート)の準備開始。

→セラとリーゼリットはホムンクルスの失敗作らしい。五感を断たれる士郎、リンとセイバーが救出に来たらしいことを知ってブラックアウト・・・

→タイガー道場:乱入したリン、イリヤルートが没になったことを暴露。(^^;



それは、出来ない

→イリヤ「・・・そう。あなたまでわたしを裏切るのね、シロウ」

→先にリンとセイバーを殺してから士郎も殺す、とイリヤ。諌める士郎、イリヤが既に慎二を手にかけたと知って愕然、イリヤに善悪の観念がないことを痛感。

・独り残された士郎、魔眼の呪縛で脱出ままならず。
・優れた魔術師は眼を合わせただけで魔術的干渉を行う魔眼を行使可能、多くは"束縛"。視覚は魔術的干渉を受けやすいため、魔術師は通例、眼にプロテクトを張る。
・先天的な魔眼は眼を合わせずとも見るだけで特有の能力を発揮するが、極めて稀。
・「・・・同調開始(トレースオン)」と魔力回路起動、自身の魔力でイリヤの魔力を押し流し、口から吐血しつつ呪縛解除。そこへ誰かやってくる気配。

・選択肢

こうなったら戦うだけだ
→入ってきたのは士郎救助のため潜入してきたセイバー。凛とアーチャーも同行。
→アーチャー、意外と元気な士郎に「この手の男はな、回りに迷惑をかけるだけかけて自分だけは生き延びるのだ。」と呆れ、見捨てておけば良かったと示唆。
→悠長に口論した後、一同脱出開始。

・玄関ホールで突如バーサーカーを引き連れたイリヤ出現。
・凛、歯ぎしりしつつアーチャーに「・・・少しでいいわ。一人でアイツの足止めをして」
・誰とも知れないサーヴァントに勝ち目などないと嘲るイリヤを尻目に、アーチャー「時間を稼ぐのはいいが・・・別に、アレを倒してしまってもかまわんのだろう?」と背中で嘯く。(T^T)
・アーチャー「衛宮士郎。・・・いいか。おまえは戦う者ではなく、生み出す者にすぎん。余分な事など考えるな。おまえに出来る事は一つだけだろう。ならば、その一つを極めてみろ」干将、莫耶を手にして更に「・・・忘れるな。イメージするものは常に最強の自分だ。外敵など要らぬ。おまえにとって戦う相手とは、自身のイメージに他ならない」・・・カッコ良すぎ。(;_;)

[廃墟]
・力尽きかけたセイバーと士郎を連れて、アーチャーがあらかじめ見つけておいた廃墟に潜む凛。唯一の打開策として、士郎の魔術回路をセイバーに移植することを提案。霊的身体を損なう魔術師としては致命的なリスクを受け入れ、肯定する士郎。
・「Auftrag wird ersetzt(変革準備)」と凛が同調の術式開始。士郎の意識体、人間の魔術師とは異質なセイバーの魔術回路へと分け入り、その根源に休眠する竜を幻視。"・・・曰く。彼の王はブリテンを象徴する赤き竜。人の身でありながら幻想の血を宿す、貴き星の落とし子であると。"
・セイバーとの絆故に、生きながら貪り食われる苦痛を越え、魔術炉心起動、竜の覚醒。
・目覚めると既に夜明け。セイバー復活。士郎の魔術回路も失ったのは普段使っていない3割程度で「強化」には不自由なし。

[アインツベルンの隠し城]
・無惨に崩壊した大広間に佇むバーサーカーは、アーチャーを倒したものの満身創痍。「・・・信じられない。なんだったのよ、アイツ。」とイリヤ呆然。
・アーチャーの放った致命傷レベルの攻撃はいずれも異なる手段で6回、それだけ多彩な能力を持つ英霊なら正体特定可能なはずなのに、アーチャーは結局正体不明のまま。
・苛立つイリヤは即時追撃を命令、万全の態勢で臨むべきと直感し難色を示すバーサーカーを「・・・なによ、五つもあれば十分じゃない。あんなヤツら、ゴッドハンドなんかなくたって敵じゃないもの。」と押し切る。

[廃墟]
・臨時の作戦会議で、セイバー前衛、士郎後衛、隙を作って凛が奇襲と決定。セイバー、現在のコンディションでは宝具は使えないと判断。士郎、アーチャーの弓をイメージし、拾ってきた枝を素材にいびつながらも再現。これって「強化」でなく「投射」?凛、驚愕しながらも非常時のためスルー。

・選択肢

セイバーが気にかかる

→もし追いつめられても宝具は使わない、と約束。

・追いついてきたイリヤ&バーサーカーを森の開けた場所で迎撃。凛が隠れて奇襲に備え、イリヤの最後通牒を拒否して戦闘開始!
・バーサーカーに圧倒されながらも退かずに打ち合うセイバー。

・選択肢

弓で援護を!

→こめかみに命中した矢は弾かれただけで牽制にもならず。

・己の無力に歯噛みする士郎の脳裏によみがえるアーチャーの忠告。目前の巨人を倒すべきは、"鋭利で絢爛、刃こぼれなど知らず、ただ一撃で敵を断つ王の剣"とイメージし、夢で見た黄金の剣を連想。ズラリと並ぶ撃鉄のイメージが一斉に落ちて魔術回路起動。
・鎧を囮に踏み込んだセイバー、渾身の一撃。同期して頭上から仕掛けた凛、バーサーカーの片腕を氷付けにしたものの空中で掴みとられ万事休す・・・と思いきや、掴まれた状態から満を持して宝石×4で必殺の一撃!
・頭部を吹き飛ばされながらバーサーカー健在、焼けただれながらも頭部再生。驚愕する凛にイリヤが嬉々として「バーサーカーの宝具は不死の肉体、"十二の試練(ゴッド・ハンド)"」と説明。要は蘇生魔術の重ねがけで、あと五つの命が在ると告げる。
・凛を救おうと夢中で駆け寄る士郎、弓で殴りつけるも弾き飛ばされ片腕骨折、相手にされないまましつこく絡んで満身創痍。

・選択肢

それしか、ないのか

→セイバー、士郎を救うためエクスカリバー発動するも、魔力不足で不完全、バーサーカー殺しきれず。

→消滅しつつあるセイバーにバーサーカーがとどめの一撃。士郎も下半身粉砕されてイリヤお持ち帰り。

→タイガー道場



使うな!

→士郎、令呪を1個消費してエクスカリバー発動を強制停止。

・風王結界解除だけで消耗した様子のセイバーに、士郎(おまえがその剣を使えないのなら、俺が、使える剣を用意してやる・・・!)と独白、脳裏によみがえるアーチャーの声。更に(難しい筈はない。不可能な事でもない。もとよりこの身は、ただそれだけに特化した魔術回路・・・!)
・士郎の手に黄金の剣カリバーン出現、凛を捕らえたバーサーカーの腕を一刀両断!同時に砕け散る黄金の剣に、自身のイメージがオリジナルに及んでいないことを悟る士郎。
・出来かけの剣に任せて無意識にバーサーカーの斧剣をさばきつつイメージを研ぎすます士郎、「・・・投影、開始」魔術回路全開。
創造の理念を鑑定し、
基本となる骨子を想定し、
構成された材質を複製し、
制作に及ぶ技術を模倣し、
成長に至る経験に共感し、
蓄積された年月を再現し、
あらゆる工程を凌駕し尽くし・・・
ここに、幻想を結び剣となす・・・!
・遂に完全な黄金の剣を手にした士郎に襲いかかるバーサーカー。駆け寄ったセイバーが士郎と共に剣を握り、斧剣を砕きながらバーサーカーに致命の一撃、更に体内から灼く閃光!
・"狂化"が解けたのか話しかけてきたバーサーカーに、「これは"勝利すべき黄金の剣(カリバーン)"・・・王を選定する岩の剣。永遠に失われた私の剣。」と答えるセイバー。バーサーカー、所詮はまがい物と言いつつ「・・・その幻想も侮れぬ。よもやただの一撃で、この身を七度滅ぼすとはな」と言い遺して霧散。
・イリヤ「・・・うそ。バーサーカー、死んじゃったの・・・?」と呆然、失神。

●2/12
・士郎、カリバーンを佩き、平原を骸で埋めてなお誇り高く輝く王の夢。
・アーサー王ともアルトリアとも呼ばれた彼女は、自身が少女である事実を封印、強く統率力に優れた王の性別を気にする者は皆無。失われた騎馬形式(カラフラクティ)を再構成した軍は無敵。国を守るため民を犠牲にし、戦場で敵を殺戮し、罪人を公正に裁き、機械のように正確に政務をとる王に、やがて「人の情がわからない」と疑念を抱き始めた騎士達。そしてバドンの丘での大勝で、英雄を必要とする戦乱の世が終わり・・・

[衛宮邸]
・バーサーカー戦でセイバーの真名に気づいていた凛。士郎、伝説のアーサー王が自軍に裏切られ、湖の貴婦人への聖剣返却をベディヴィエール卿に託して倒れた事を思い出す。
・士郎がイリヤを連れてきた事をセイバー、凛がそろって非難。凛、アーチャーを殺されたことは帳消しに出来ないと主張。
・選択肢

イリヤを匿う

→匿わないと危険だから、とセイバーを説得。

・凛、サーヴァントを失っても令呪がある限りはぐれサーヴァントと契約可能、と危険を指摘。キャパシティが許す限り複数サーヴァントと同時契約も可能だが、能力低下は否めない。
・イリヤ「わたしはシロウに勝ってもらえればそれでいい。私が勝つのもセイバーがシロウを守ってくれるのも、どうせ最後は同じだもの」と謎の台詞。聞いた凛が考え込み、手のひらを返したようにイリヤを匿う事に同意。

[道場]
・選択肢

いいけど、なんで今日に限って・・・

→何やらセイバー挙動不審。

・士郎とセイバーとイリヤ、道場でお弁当。髪を汚しそうなイリヤをセイバーが世話して、さりげなく白髪の美しさを褒める。

[凛の部屋]
・凛、身体に異常ないか士郎に質問、健常と知ると、カリバーン投影の代償に腕一本壊死するぐらい当たり前と驚愕。
・凛、バーサーカー戦で士郎が使ったのは、イメージで物を複製する「投影」と教え、宝具を複製できる複製者(フェイカー)など例がない、と敵意を示し、「・・・ふん、どうってコトないわ。そんな事、アンタの蔵を見た時から薄々感づいてたんだから。今更、衛宮士郎に殺意を抱いても仕方ない」
・士郎、かつて切嗣に投影じみたことを見せたら「効率悪いから強化にしなさい」と指導されたことを思い出す。
・凛曰く、人のイメージは穴だらけなので投影した複製はオリジナルに遠く及ばない。
・桁外れに巨大な魔力を秘めたカリバーンが複製できたことをいぶかしむ士郎に、凛「きっと、士郎は"剣"と相性がいいのよ。」とあさっての方向いて言う。・・・怪しい。(-_-;
・凛の属性は「五大元素」、つまり全部あり。(^^;
・宝具の投影のように限界を越えた魔術は魔術師を廃人にする、と凛の忠告。

・選択肢

投影魔術を詳しく・・・
→存在しないモノの投影は世界を浸食する幻想なので、世界が潰しにかかる。
疑問点、いち
→バーサーカーに掴まれて生き延びたのは、腹部に防御の宝石を仕込んでたため。手持ちの宝石は使い切った。

[土蔵]
・士郎、深夜に土蔵で習慣になった鍛錬「投影、開始(トレース・オン)」。「創造理念、鑑定。基本骨子、想定。・・・仮定修了。是、即無也」と、やってきたセイバーに気づいて中断。
・セイバー、マスターとの繋がりを介して士郎の過去の大火事を見たと告白。自分と似ているから間違いも分かると言って「あの事故は貴方のせいでもないし、その責任は貴方が負うべき物でもない。・・・貴方には、償うべき物などないのです」と指摘。士郎の自己犠牲や献身ぶりは異常だと凛も言っていたと告げ、「貴方は単に・・・初めから自分の命が、勘定に入っていないのではないですか」
・「シロウには聖杯が必要だ。私が貴方に呼び出されたのは必然だったのです、マスター」と言ってセイバー退去。叶わない願いも不可能な望みもないぞ、と首をひねる士郎。

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Fate/StayNight[RealtaNua]セイバールート(2)

初回、セイバールートの5日目から。

●2/4
[学校]
・士郎、凛、桜の3人で登校。慎二に絡まれ凛がやり込めて撃退。
・選択肢

遠坂との待ち合わせ場所へ

→屋上で凛から学校の結界について知らされる。凛曰く、学校にもう一人魔術師がいるが、令呪もサーヴァントの気配もなかった。結界を張ったのはおそらくサーヴァント、凛が妨害してもあと8日程度で起動可能になりそう。
・凶悪な結界の主を倒す決意を固める士郎、綺礼の「君の願いは・・・」って台詞を思い出して逡巡。

[衛宮邸]
・選択肢

ランサーについて

→紅槍と全身のルーンの守り、生き延びる事に特化した能力からして、魔槍ゲイボルクを操るアイルランドの大英雄クーフーリンに相違ない。ゲイボルクは使えば必ず敵の心臓を穿ち、燃費も良いので聖杯戦争に適している。

アーチャーについて
→アーチャーはセイバーを見知っていたために驚愕し隙が出来たのではないかと推定。
バーサーカーについて
→バーサーカーの防御能力はランクAに満たない全ての攻撃を弾く概念武装と推定。宝具は対人、対軍、対城の3つに大別される。

・同じ家でセイバーを独りにしておくのは嫌だ、と士郎が強引に皆と引き合わせ。セイバー、切嗣から士郎を守るよう頼まれたと説明。納得しない藤ねえ、道場でセイバーと手合わせし、戦わずして完敗。凛、士郎の行為を「心の贅肉」と批判。

●2/5
[衛宮邸]
・頻発する謎の昏睡事件は別のマスターの仕業。学校の結界は3流のマスターの仕業だが、こっちは1流の大魔術師による生命力の"吸引"。

[学校]
・士郎は魔力感知下手だけど世界の異常には敏感。
・弓道場が結界の重要な基点と気づく士郎。慎二が現れ自分もマスターだと明かし、共闘しようと嘯いて校外へ連れ出す。

[間洞邸]
・慎二が引き合わせたサーヴァントは、英霊とは思えないほど冷たく暗い気配のライダー。
・間洞家も魔術師の家系だが既に慎二の代では魔術回路が失われている。魔術の知識は長男の慎二にしか与えられてない。と慎二は思ってる、と・・・(-_-;
・学校の結界はもう一人のマスターの仕業。凛は魔力感知でマスター探してるので、そもそも魔術回路を持たない慎二をマスターとして感知できない。
・慎二から共闘して凛を倒そうとのオファー、士郎はキッパリ断る。
・ライダーの判断では、山の柳洞寺には魔女が潜んでいるとか。
・選択肢

ライダーに話しかける

→寺の魔女は男性を知り尽くしているので危険。

[路上]
・偶然出会った一成、寺に訳ありの美人の客が居て皆浮ついてるとのこと。

[衛宮邸]
・マスターの召喚に応えるサーヴァントは似た気質を持つ。心に傷を負うマスターの召喚には同様に傷を負うサーヴァントが応え、英霊に近い怨霊を呼び出してしまうこともある。
・セイバー曰く、柳洞寺は落ちた霊脈、この地域の命脈が流れ落ちる場所なので、魂を集めるには絶好のポイント。遠坂家以外にもう一つ地脈の中心点があるのは変だが理由は不明。
・凛曰く、柳洞寺には実践派の法術師がいない。修行が浅くて神仏に届かない分を、自身の力で補い霊を成仏させるのが実践派の法術師で、日本では組織化されている。
・セイバー曰く、柳洞寺には自然霊以外を排除する法術が働き、サーヴァントを拒む。正門からのみ、サーヴァントの能力低下なしに侵入可能。
・セイバーは強硬に先制攻撃を主張。凛は勝算なしと傍観宣言。

・選択肢

戦う

→柳洞寺の山門に門番は不在。転移魔術にひっかかって士郎は内部に強制転移、助けようとしたセイバーは現れたライダーに邪魔され足止め。

→待ち受けてたキャスター、呪文一つで易々と士郎瞬殺、「馬鹿な子。そんな紙クズみたいな魔術抵抗で私の神殿にやってくるなんて、セイバーもマスターに恵まれなかったようね」バーサーカーを倒すためにセイバーを貰い受ける、と令呪を切り取ってDEAD END。

→タイガー道場


戦わない
→勝算がないから、と士郎がセイバーを説得、押し問答の末に柳洞寺襲撃は先延ばし。
→最強の剣の英霊としての誇り故、夜半セイバーが抜け駆け、単独で柳洞寺へ。

[柳洞寺]
・山道に至ったセイバー、柳洞寺が既に汚され死地となっていると認識。
・立ちはだかったアサシンからは、宝具も魔力も感知できず。にも関わらず必殺の手段がある、侮れない、と直感するセイバー。
・いかなるサーヴァントか、との問いに「アサシンのサーヴァント、佐々木小次郎」と素直に応える。名乗られたからには騎士の誇りにかけて名乗り返さねば、と力むセイバーに、アサシン「名乗れば名乗り返さねばならぬ相手であったか。いや、無粋な真似をしたのは私であった」と余裕カマして制止。
・「目が眩むほどの美しい剣気」と讃え、故にセイバーと看破したアサシン、「サーヴァント随一と言われるその剣技、しかと見せてもらわねばな」と戦闘開始。
・異常な長刀を自在に操り山道上段に居座るアサシンに、セイバー苦戦。「刀身3尺余り、幅は4寸の西洋剣」と風王結界の見えない刃を見切るアサシン、驚くセイバーに対して、邪剣使い故の大道芸と自嘲。
・未だ剣を鞘に納めたままか、と手加減を非難するアサシンに、セイバーは無言。ならば、とアサシンが先に秘剣・燕返しを披露。直感のみで階段を自ら転げ落ち危うく回避するセイバー。燕を斬ることを思いつき、複数の太刀筋でのほぼ同時の斬撃を編み出した、と語るアサシン。セイバー、「ほぼ」でなく完全に同時の二の太刀だったと独白、「・・・多重時限屈折現象(キシュア・ゼルレッチ)・・・なんの魔術も使わず、ただ剣技だけで、宝具の域に達したサーヴァント」と戦慄。アサシン、もう少し横に広ければ三の太刀も放てたのに、と更に余裕の発言。
・遂に本気を出すセイバー、風王結界を解放して烈風を吹き付ける。そこへ遅ればせながら駆けつけた士郎、烈風で近づけず・・・役に立たねぇ。orz と、木立に潜む第3者の気配、どうやらセイバーの秘剣の覗き見が目当て?興を削がれたアサシン退場、セイバーも魔力使い切って失神、第3者も手出しせず。

[衛宮邸]
・目覚めたセイバーと再び押し問答。この身は戦うためにある、とセイバー。士郎、女の子にだけ戦わせるのはイヤだから自分が戦う、と的外れなコト言いつつ、内心では「無力な自分を守って。その代わりに"誰か"が傷つくのは許せない。」と独白。ふ〜ん、女の子云々よりはそっちが問題な訳ね・・・結局、セイバーが剣で、凛が魔術で士郎を鍛えることに。

●2/6
・士郎の記憶。切嗣サン「世界が非情ならば・・・それ以上に非情になる事を武器にして、自分の理想を貫こうとしたんだよ。」現実解としては百を見捨てて九百を生かすのが理想なんだとぼやく切嗣、憤る当時の士郎に「そうだね士郎。結果は一番大事だ。けどそれとは別に、そうであろうとする心が・・・」

[衛宮邸]
・学校休んで道場で特訓。セイバー曰く、士郎は魔術師としては未熟だが戦士としては悲観したものでもない。
・選択肢

戦う理由

→セイバーが聖杯を求める理由は、生前に果たせなかった責務を果たすため。ただ、もしかするとやり直しがしたいだけなのかも・・・と呟くセイバー。

[公園]
・商店街で出会ったイリヤとお話。イリヤの父親が彼女の白髪を褒めていたらしい。代々聖杯戦争に関わって来た名家アインツベルンで、生まれも育ちも尋常でないことを感じ取る士郎。

[衛宮邸・凛の部屋]
・遠坂の魔術は力の流動と転換。凛は余力のあるときに自分の血を媒介して宝石に魔力を移している。遠坂の家系だけが宝石に魔力を流動させ永続的に蓄積可能、他の魔術師も自身の魔術刻印においてのみ同様の事をしている。
・歴史の浅い魔術師は、儀式や供物をもって大源(マナ)を引き出す昔ながらの魔術形式(フォーマルクラフト)を行う。血生臭いので士郎には向いてない。
・小源(オド)を扱う魔術師の家系は代を重ねて魔術回路を強化。更に、代々が極めた魔術を形にして伝え継ぐものが魔術刻印。魔術刻印が一子相伝なので、魔術師の家系で知識を継ぐのは一人だけ。
・凛の魔術刻印は左腕全体、使わなければ浮かび上がらない。間洞の家では刻印の継承も止まっている。

[衛宮邸・庭]
・士郎、アーチャーと初対面。決定的に相性悪いと互いに直感。
・アーチャー、セイバーを戦わせず自分が戦い、犠牲を出したくないと考える士郎を非難、「サーヴァントは戦う為だけの存在だ。それから戦いを奪う事こそ冒涜だが・・・まあ、おまえに言っても始まるまい」と嘲笑。アーチャーの「だが間違えるな。おまえが気取る正義の味方とは、ただの掃除屋だ。その方法で救えるものは、生き残った者だけと知れ」という言葉に、言い知れぬ重さを感じ打ちのめされる士郎。抗弁すると、「正義の味方なんてものは、起きた出来事を効率よく片付けるだけの存在だ。おまえは、おまえが救いたいと思う者をこそ、絶対に救えない」とアーチャー追い打ち。最後に「誰が何をしようと、救われぬ者というのは確固として存在する。おまえの理想で救えるものは、おまえの理想だけだ。人間に出来る事など余りにも少ない。それでも・・・」と言い残してアーチャー退散。
・何故かその台詞の後に「・・・それでも。一度も振り返らず、その理想を追っていけるか」と紡がれた気がする士郎。

●2/7
[衛宮邸]
・選択肢

サーヴァントになる前のセイバーが知りたい

→生前は普通の女の子だったんじゃないかと期待する士郎。・・・馬鹿かコイツ?何で英霊になったと思ってるんだか・・・(-o-;)

[路上]
・選択肢

衛宮邱にまっすぐ帰る

→昼食の美味さに衝撃のセイバー。(^^;

・選択肢

しばらく退避

→髪をおろした湯上がりのセイバーに「ただの女の子」を感じて衝撃の士郎。・・・呑気なヤツ。(-_-;


[衛宮邸・凛の部屋]
・魔術回路は一度作れば十分、後はスイッチのオンオフを学ぶだけ。凛、士郎が毎回生命の危険を冒して魔術回路を作り直していたのは師匠の誤った指導のせい、と切嗣を非難。士郎はスイッチが閉じてしまっているからと、宝石を士郎に呑ませて魔術回路を強制オン、後はオンオフに慣れるだけ。
・続けてランプの強化を試みるも30個ことごとく失敗。
・強化は物に備わった能力を伸ばす魔術。変化は物に備わる能力を変化させる魔術。投影は物を複製する魔術で、すぐ消えてしまう等効率が悪い。

[衛宮邸・庭]
・庭で涼んでるとアーチャー再訪、強化の魔術の指導に関しては凛も間違っている、元からある物に手を加える程おまえは器用じゃない、と指摘。天才には凡人の悩みはわからないから凛は士郎の師に向いてない、とも指摘。
・気色ばむ士郎に、アーチャー「衛宮士郎は格闘には向かない。おまえの戦いは精神の戦い、己との戦いであるべきだからだ」納得いかない士郎、戦うなら殴り合うしかない、と抗弁。
・業を煮やしたアーチャー、「一度しか言わんからよく聞け。いいか、戦いになれば衛宮士郎に勝ち目などない。おまえのスキルでは、何をやってもサーヴァントには通じない。ならば、せめてイメージしろ。現実で敵わない相手なら、想像の中で勝て。自身が勝てないのなら、勝てるモノを幻想しろ。・・・所詮。おまえに出来る事など、それぐらいしかないのだから」
・何故か決して忘れてならない助言と感じる士郎。アーチャー、殺すべき相手に助言など、と自嘲しつつ退散。

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Fate/StayNight[RealtaNua]セイバールート(1)

プロローグ終えて、本編開始。最初なので当然セイバールート。

・士郎の記憶、地獄のような大火災を奇跡的に生き延びて「魔法使い」と自称した衛宮切嗣の養子に。8年前に養父の弟子となり、以来養父は世界中を放浪。

●1/31
[衛宮邸]
・武家屋敷はじめ養父の遺産は、極道の親分の藤村の爺さんが管理。魔術師としての士郎の修練は5年間進歩なし。
・選択肢

いつもの日課・・・

→「僕の真似事をするんなら、まず身体を頑丈にしとかないと」との養父の言葉に従い鍛錬。武闘派らしい言い草だこと・・・
・1年半前、士郎が怪我をして以来、桜が食事を作りに来てる。不意に桜を異性として意識しつつ、気持ちにまるで気づかない超ニブ士郎。(-_-;
・TVニュースで大勢が意識不明となる事故の頻発を報道。桜、事故が気になる様子。

[学校]
・士郎の魔術師としての唯一の才能は、物体構造の視覚的な把握だが、魔術師としては無駄な才能。
・学校で間洞慎二と会話。慎二、士郎の弓術を妬んで弓道部を追い出したらしく、喧嘩売ってるようにしか聞こえないけど、士郎はどこ吹く風でまるで噛み合わず。やっぱし士郎、なんか異常だよ・・・f(-_-;
・選択肢

アルバイト・・・

→士郎、頼まれごとは出来る範囲で受ける性分。
・帰宅途中イリヤと遭遇、「早く呼び出さないと死んじゃうよ、お兄ちゃん」・・・怖っ。(-_-;

[衛宮邸]
・選択肢

桜を送って・・・

→慎二は桜が士郎と関わるのをよく思ってないので、結局藤ねぇが桜を送っていくことに。
・深夜は魔術鍛錬、「同調、開始(トレース、オン)」
・養父は、魔道の知識は士郎に必要ない、と言ったとか。
・魔術刻印は血の繋がりがないと移植できない。このため養父の魔術刻印を士郎は継げなかった。
・魔力は世界に満ちる大源(マナ)と生物が生む小源(オド)に大別される。世界からマナを汲み上げる魔術回路は天性の素質なので魔術師の家系は血を重ねる。士郎は擬似的に1本だけ魔術回路を通せるだけで、生粋の魔術師にはほど遠い。使える魔術は「強化」のみ。
・養父は士郎に、魔術は他人のためだけに使え、と言い遺した。士郎が目指すのは魔術師でなく、養父同様「正義の味方」。本気で言ってるところが異常だよね、士郎クン・・・(-_-;

●2/1
[衛宮邸]
・睡眠からの覚醒時、士郎がイメージするのは常に剣。
・魔術協会は神秘を隠匿し、魔術が公になることを許さない。冬木の地は霊的に優れているので、管理者(セカンドオーナー)として管理する魔術師の名門がいるが、養父の衛宮切嗣は無断で移り住んで来た。
・間洞慎二は妹の桜に暴力ふるう悪癖あり、以前それを知ってキレた士郎は慎二をボコり、以来慎二は逆恨み状態。でも士郎はそう認識できてなさそう。やっぱりどっかおかしいよ、士郎クン・・・(-_-;
・1年半前、バイト中の事故で左肩に火傷を負った士郎は、慎二に「射礼で見苦しい」と讒言されたこともあり、バイトが忙しいこともあって弓道部を退部。なのに士郎は被害者意識皆無・・・(-_-;
・登校途中、1軒の家の前にパトカーと人だかり。委細不明。後で一成から、長物による辻斬りめいた殺人事件と聞かされた。

[学校]
・美綴から慎二の悪行を知らされるものの、士郎は納得せず、美綴は呆れ顔。

[新都]
・新都の大火災跡地で養父の言葉を回想する士郎。養父曰く「誰かを救うという事は、誰かを助けないという事なんだ。」その当たり前の限界が我慢ならず憤る士郎。
・魔力で視力を水増しして、新都のビル屋上に遠坂凛を発見。なんだ、士郎だったのか・・・

●2/2
[衛宮邸]
・桜、個人的な用事で週末は手伝いに来れないとか。

[学校]
・士郎の左手に謎の痣と出血。学校に違和感、例の結界を感じてるらしい。
・夕方、慎二に弓道場の雑用を押し付けられて快諾。士郎、どう考えても異常・・・(-_-#
・お節介にも弓道場の掃除までしちゃう士郎、校庭からの物音に気づき、ランサーv.s.アーチャーの死闘に遭遇。ランサーが膨大な魔力を集めて必殺の一撃を放とうとするところで気づかれた士郎、校舎内に逃げ込んだものの易々と追いつかれ、ランサーの魔槍で心臓を一撃!死にかけたところを凛の魔術で蘇生されたものの、士郎は結局凛だと気づかず。

[衛宮邸]
・目覚めて後片付けし帰宅した士郎にランサーの追撃。屋敷に侵入者を感知する結界があるので気づいた士郎、藤ねぇが置いてったポスターに「同調、開始」と"強化"を施して、儚い抵抗開始。
・ドつき回されて土蔵に逃げ込んだ士郎に迫る必殺の魔槍を、突如現れ弾いた剣!そして「問おう。あなたが、私のマスターか。サーヴァント・セイバー、召喚に従い参上した。」
・「これより我が剣は貴方と共にあり、貴方の運命は私と共にある。ここに、契約は完了した」とセイバー、土蔵の外へランサー追撃、不可視の剣に膨大な魔力を籠めてランサーを圧倒。
・ランサー、様子見が目的なので今回はここまでに、と提案するも、セイバー拒否。そしてランサーの"刺し穿つ死棘の槍(ゲイボルク)"発動、足下を狙った魔槍が因果を逆転させセイバーの心臓を貫く!・・・はずが、セイバー全力で後退し、胸に傷を負いつつ致命傷回避。
・「躱したなセイバー。我が必殺の一撃(ゲイ・ボルク)を」と唸るランサーに、「御身はアイルランドの光の御子か!」とセイバー。・・・思いっきりバレバレですな。(^^;)臆病者のマスターの命とやらでランサーは渋々撤退、手負いのセイバーも追跡断念。
・塀を越えたセイバー、アーチャーを一撃で切り伏せ、凛の干渉魔術をあっさり無効化。そのままとどめを刺そうとするところに、追いついた士郎が制止、凛の口車もあって不承不承剣を引くセイバー。
・凛、居間の割れたガラスを「Minuten vor Schweißen」と容易く修復し、その程度の事も出来ない士郎に呆れ顔。
・手に浮かんだ聖痕にある3つの令呪がサーヴァントへの絶対命令権であり、何十年かに一度、聖杯に与えられたサーヴァントを駆使して7人のマスターが互いを殺し合う聖杯争奪戦が聖杯戦争。サーヴァントは使い魔として最強のゴーストライナー、精霊に近い受肉した過去の英雄。
・士郎に十分な魔力がないため、セイバーは霊体に戻る事も魔力の回復も困難。このセイバーがこの時代に呼び出されたのは一度ではない。

[教会]
・深夜の言峰教会訪問。魔術協会と「こちら側」の教会は表向き協力関係だが裏では敵対。神父の言峰綺礼は聖杯戦争の監督役であり、凛の父の教え子であるため凛にとっては兄弟子、また第2の師でもある。
・綺礼、一度マスターになったら戦い抜く意外選択肢はないと士郎に告げ、「その、目に見えぬ火傷の跡を消したいのならば、聖痕を受け入れるだけでいい」とトラウマえぐってくれたり。・・・ヤなやつ。(-_-#
・霊体である聖杯を手にするためには同じく霊体であるサーヴァント必須。ただし無敵に近いサーヴァントを倒す早道はマスター倒す事で、結局殺し合いに。
・令呪がある限りマスターはサーヴァントと契約可能。
・この教会は聖遺物を回収する特務局の末端、本来は正十字の調査・回収が目的だが、今は第726聖杯の査定が任務。
・聖杯戦争は200年ほど前からほぼ50年間隔で4回行われ、今回は最短の10年を経て5回目。欲望に駆られて無差別に殺し合うマスター達を、魔術の秘匿を旨とする魔術協会は見かね、3回目に派遣した監督役が綺礼の父親。聖杯のレプリカは教会で保存、管理しており、霊体の聖杯を降霊させると「願いを叶える杯」となる。
・前回、最後に相応しくないマスターが聖杯に触れた結果、死傷者500人の大火災を引き起こした。綺礼は前回マスターとして参加したものの、戦いを嫌った結果、空の聖杯を手にして脱落。綺礼を保護した父親は死亡、綺礼が監督役を引き継いだ。
・士郎、未だ大火災の記憶と共に吐き気と目眩。全然トラウマ克服できてないらしい・・・
・選択肢:

刻印を破棄

→綺礼の霊媒治療で令呪2つを摘出、セイバーに契約破棄を宣告するため令呪1つを使用。

→セイバー、現世にとどまるため士郎を殺して魔力回路を奪う、と脅しながらも、結局は士郎を解放。

→帰り道、イリヤ&バーサーカーに行く手を遮られ瞬殺、ぺちゃんこ&首だけ?にされつつ魔術で無理矢理生かされ、屋敷へお持ち帰り・・・

→タイガー道場


・・・凄くイヤかも。orz


戦う

→憧れ続けた養父・切嗣の後を追い正義の味方になると決めた士郎、10年前の惨劇を繰り返さぬため戦う決意。
・今回のマスターは正規の魔術師が少なく、綺礼が知るのは士郎含めて3人だけ。召喚順序は1番目がバーサーカー、2番目がキャスター。後は大差なく、最後はアーチャー、セイバー。
・帰り際に綺礼「喜べ少年。君の願いは、ようやく叶う」と士郎を呼び止め、「正義の味方には倒すべき悪が必要だ」と、士郎の最も崇高な願いが最も醜悪な望みと表裏一体であることを指摘。最後に、帰り道には気をつけたまえと不吉な忠告。・・・ホント、やなヤツ。(-_-#

[坂道]
・凛と別れ際、いきなり「ねぇ、お話は終わり?」とイリヤ&バーサーカー登場。怖ッ!(-_-;
・バーサーカーの真名はギリシア最大の英雄ヘラクレス。単純な力とスピードだけでセイバーを圧倒、凛の苦し紛れの魔術も単なる頑丈さ故に全く効かず。
・選択肢

遠坂を連れて逃げる

→迂闊に背中を見せた士郎を庇い、凛が瞬殺。その隙に逃走する士郎。

→追いついたバーサーカーに素手で吹っ飛ばされて士郎瀕死、背骨が砕けて動けず。

→イリヤ、まだ士郎が生きてることに驚愕しつつも喜び、「自分じゃ決して死ねない、醜い人形にしてあげる。お兄ちゃんは今日から、キリツグの代わりになるの」

→タイガー道場:武器辞典に「虎竹刀」追加。


・・・キリツグって・・・衛宮切嗣さんの何?(-_-;



セイバーを助ける

→バーサーカーのとどめの一撃からセイバーを突き飛ばそうとして間に合わず、辛うじて割って入った士郎、胸部でまっ二つに。(-_-;
→興醒めしたイリヤ、セイバーにとどめささず撤収、「リン。次に会ったら殺すから。」

●2/3
[衛宮邸]
・士郎の記憶。5年前、既に死期を悟っていたらしい切嗣と月見。「子供の頃、僕は正義の味方に憧れてた」とふとつぶやく切嗣、ヒーローは期間限定でオトナになると難しい、と漏らす。士郎、なら代わりに俺がなってやる、と安請け合い。「ああ・・・安心した」と言い遺して切嗣ご臨終。
・10年前の大火災、全身火傷で死にかけた少年をただ一人救ってくれた切嗣に憧れ、誰かを助けて誰も死なせない正義の味方になろうと決意した士郎。
・士郎覚醒、全身激痛&腹部に不快感あるも一応健常、「ヘンだ。なんだって生きてるんだ、俺」
・選択肢

まずは昨日の話

→バーサーカーが去った後、士郎の身体は勝手に再生開始して10分程度で復元。原因不明ながら、凛はセイバーの治癒能力が士郎に逆流してると推測。
・肉体面でもサーヴァントと共融して擬似的な"不死"を獲得し、サーヴァントが死なない限り死ななくなったマスターもいたらしい。
・サーヴァントの目的はそもそも聖杯。何らかの願いを持つからこそ英霊達はあり得ない召喚に応じてサーヴァントとなる。
・サーヴァントは自然から魔力を得る訳ではなく、自身に内在する魔力をマスターから補充することで活動。ただし能力に劣るマスターは、人の原感情や魂をサーヴァントに食わせて魔力を補充し強化することも珍しくない。
・士郎、専守防衛を宣言。凛、イリヤのバーサーカー相手に守るだけじゃ勝てないと断言、同盟提案。
・選択肢

分かった、手を組もう
→バーサーカー倒すまで凛と共闘。

・凛の父譲りのサーヴァント能力表をもらってステータス確認可能に。サーヴァントは聖杯が用意した7つのクラスに適合する英霊を憑依させた存在。聖杯戦争毎にクラスは多少変動するが今回は基本7クラス。セイヴァーは最も優れたサーヴァントとされる。
・英霊の基本能力は知名度によって決まる。宝具はトレードマークたる武装、英雄を崇拝する人々の、奇跡への想いの結晶たる「貴い幻想(ノウブル・ファンタズム)」。真名によって発動するため、所有者の真名も明らかとなる諸刃の剣。

[道場]
・セイバーに昨夜の愚行をとがめられた士郎、「女の子を助けるのに理由なんているもんか・・・!」この期に及んでソレかい。難儀なヤツ・・・orz
・選択肢

その服、どうしたのさ

・凛が荷物を持ち込んで再訪、屋敷に住み込むと決め込んで勝手に部屋探し。
・士郎の魔術抵抗が低いので、敵マスターに暴かれないようセイバーの真名はシロウにも秘匿。セイバー「私自身はそう高名な者ではありません」と謙遜。・・・ヘラクレスと円卓の騎士の主と、どっちが高名かって?ビミョー・・・(^^;
・本来繋がっているはずの霊脈が断線していて、士郎からセイバーへの魔力供給は0。魔力節約のためセイバーはなるべく眠っている事に。前回召還時も総戦闘数は7回に満たなかったし何とかなるだろう、とセイバー。
・アインツベルンは聖杯に手が届きかけた聖杯戦争の経験豊かな名門。バーサーカーは本来、理性の喪失を代償として弱い英霊を戦闘に特化させるもので、制御は困難。つまり、超一流であるヘラクレスをバーサーカーとして制御してるイリヤスフィールのマスターとしての能力は桁外れ。
・セイバー、自己を犠牲に他者を救おうとする者は心に欠落を抱えている、と士郎に指摘。士郎はあくまで認めず。問題を直視さえできない程歪んでるのか・・・そもそもお前(セイバー)が言うなって話しもあるケド。f(^^;

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